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未来を変えるのは簡単じゃないそうです。
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何も返事をすることが出来ない私はミラー様を避けている。避けるというより今は無線通信機の作成に取り組んでいるので、関わる機会がないのたが。
「ねぇローラン、別にミラー様の婚約者にならずとも、ミラー様の近くにいて手助けすることは出来ると思わない?」
マーク様にも彼の婚約者になって欲しいと言われたけど、別に婚約者でなくても良いと思うのだ。彼の近くに居れば異世界チートできっと彼の運命を変えることが出来るはず。
「正直申し上げますと、それは難しいかと思います」
「それは何で?」
「やはり独身の男女が長い時間一緒に過ごすというのが、この国ではタブーなのです。平民は別ですが、貴族の、しかもそのトップのお方が1人の女性を贔屓して側に連れているのに婚約者でもないとなると、周りからどんな誹謗中傷があるか分かりません」
「うーーん……」
「ユリ様にあられもない噂が流れてしまうだろうし、ミラー様も適齢期を過ぎているのに婚約者でもない女性を連れているとなると、批判が出るでしょう」
「そっか、この世界ではそのように思われてしまうのね」
この世界と元の世界の常識は違うのだ。元の世界ではなんともなかったからと言って行動したらきっと痛い目を見るだろう。ローランが正直に伝えてくれて助かった。郷に入ったら郷に従えだ。
しかしそうなるとやはりミラー様を救うには婚約者となるしかないのか……。
◇
無線通信機の作成にひと段落着くとリア様を呼んでもらう。彼に一つプレゼントすることはミラー様にも許可を貰っているから、今日はそれを渡す予定だ。
「あなたはまた悩んでいるのですね。今度はミラー様の運命についてでしょうか」
やはりリア様は全てお見通しみたいだ。私の部屋に来て早々、まだ部屋の入り口でお互い立った状態なのだがズバリと私の胸中を当ててくる。久しぶりの挨拶などもなしに開口一番がこれだ。もう慣れたけど。
そんなリア様を無視してローランがテーブルにお茶の準備をしてくれ、席に着いてから話し始める。うん、ローランは今日も良い仕事をしてくれる。
「うん。彼は死ぬ運命なのでしょう?」
「はい、その死ぬ運命ともう一つが勇者の大切な人を守り切る使命があります」
「どういうこと?」
「万が一勇者が亡くなってしまった場合、彼の大切な人を代わりに一生涯かけて守るべしというのも書物にあるらしいのです。勇者はその大切な人の未来が保証されていることにより、魔王と思いっきり対峙することが出来ると」
だからミラー様がもし助かったとしても、ユーリが亡くなった場合、ミラー様には自由がないそうなのだ。
「何それ? そんなことを保証されたって彼が亡くなってしまったらその大切な人も悲しむでしょう? そんな約束したって意味ないのに……」
もしかしてゲームのミレー様もそういう事情があったの? あれはリリーのことを好きだったのじゃなくて、亡くなったユウの大切な人を守らなきゃいけなかったから……?
そんなの誰も幸せになれない。そんな未来悲しすぎるじゃないか。だからバッドエンド……? そういう裏話があのゲームにあったのだろうか。でも絶対そんなバッドエンドにはさせない!! 私は何がなんでもそんな悲しい未来は変えてやると決意する。
そしてミラー様の婚約者になろうかと思い始めた私は、リア様に未来視を頼んだ。私が婚約者となった時のミラー様の運命を見てもらう。
「今のままだとまだミラー様は死ぬ運命にあります」
「何で!? ミラー様の隣にいても結果は変わらないの? ミラー様を助けることは出来ないの!?」
私の異世界チートがあるなら彼の運命だって変えられると思ったのに。
「未来とは数ある選択肢の先にあるのです。あなたは今どうしようか迷ってますよね? 迷っていてとりあえずの決断をしようとしている」
リア様の澄んだ青い瞳に何もかも見透かされたような気分になる。確かに私はミラー様を救う為にとりあえず婚約者になろうかと思っていた。本気で婚約するのではなく、ミラー様が助かればその時は婚約解消するのも有りかなと。
「そんな中途半端な気持ちでは変わりません。そんな適当な気持ちでは未来は動かないのです。未来を変えたいのなら、あなたの行動を本気で変えるのです」
「だったら本気でミラー様の婚約者になる道を選べば未来は変わるんでしょう?」
「本気でその道を選んだのなら、あなたの行動も変わりますからそうです。しかしそれは今本当にあなたが願う道ですか?」
そう言って私の手を握るリア様。何故だか分からないが、リア様を見ていると心が揺さぶられる。きっと彼には私の心も考えも全て見透かされているのだろう。それを怖いとも思うが、その一方で全て分かってもらえていると思うと安心もするのだ。
「あなたが心からその選択肢を選ばない限り、あなたの行動は変わりません。迷っているのにその選択肢を選んでも、これで良かったのかと悩み続けるでしょう? それでは今と何ら変わらないのです。あなたが望む道を考え、その選択肢を選んで行動が変わって初めて未来も動き出すのです。周りに惑わされずあなたが本当にしたいことを選んで下さい」
「私が本当にしたいこと……」
ミラー様の運命を救いたいのも本当。だからと言って婚約者になりたいかと言われたらそうは思わない。それにミラー様の周りには助けてくれる人や心配してくれる人が沢山いる。だけどあの勇者はずっと1人で戦っているのだ。
私はあの1人で戦う勇者の側にいて応援してあげたい。私が助けてあげたい。そう強く思った。
「結論は出たようですね。きっと大丈夫ですよ。あなたの行動が変われば未来は良い方向に動き出します」
「それも未来視?」
「いや、これは私の勘です。ただ私の勘は外れないんですよ?」
「それは心強いわね。ありがとうリア様」
「はい、私としてはミラー様も珍しいスキルの持ち主です。こんなに珍しいスキルの方が同じ時代を生きているのにそう簡単に失くしたくないですからね。彼のことを救ってくれるのなら私もいくらでも協力しますよ」
ちょっとリア様のことを見直していたのにやっぱりリア様はリア様だ。それでも彼のおかげで私はどうしていくか決まった。彼には感謝している。
私は誰も悲しんで欲しくない。もちろんミラー様の運命も救ってみせるし、あの勇者の力にもなる。あの勇者が倒れてしまってはユウ様が生まれてこないから彼には絶対生き延びてもらわないと。それに私は一度ゲームで魔王と対峙しているのだ。その知識を使えば魔王を無事に封印できるはず!!
「それで今日は小型無線機をくれるんでしょう? 早くしてくださいよ。昨日から楽しみすぎて一睡もしていないんです。もったいぶらないで早く出して下さい」
「もう! せっかくリア様に感謝していたのに台無しですよ! ローラン、お茶をもう一杯頂けるかしら」
「かしこまりました」
「えっ!? 何でお茶? そうやって焦らすのですか!? 私のことをいじめるのですか!?」
感動した気持ちを返して欲しい。そう思った私はリア様に少し意地悪をしてその思いを発散させた。そのおかげかリア様が帰った時には久々にスッキリとした気持ちだった。
「ねぇローラン、別にミラー様の婚約者にならずとも、ミラー様の近くにいて手助けすることは出来ると思わない?」
マーク様にも彼の婚約者になって欲しいと言われたけど、別に婚約者でなくても良いと思うのだ。彼の近くに居れば異世界チートできっと彼の運命を変えることが出来るはず。
「正直申し上げますと、それは難しいかと思います」
「それは何で?」
「やはり独身の男女が長い時間一緒に過ごすというのが、この国ではタブーなのです。平民は別ですが、貴族の、しかもそのトップのお方が1人の女性を贔屓して側に連れているのに婚約者でもないとなると、周りからどんな誹謗中傷があるか分かりません」
「うーーん……」
「ユリ様にあられもない噂が流れてしまうだろうし、ミラー様も適齢期を過ぎているのに婚約者でもない女性を連れているとなると、批判が出るでしょう」
「そっか、この世界ではそのように思われてしまうのね」
この世界と元の世界の常識は違うのだ。元の世界ではなんともなかったからと言って行動したらきっと痛い目を見るだろう。ローランが正直に伝えてくれて助かった。郷に入ったら郷に従えだ。
しかしそうなるとやはりミラー様を救うには婚約者となるしかないのか……。
◇
無線通信機の作成にひと段落着くとリア様を呼んでもらう。彼に一つプレゼントすることはミラー様にも許可を貰っているから、今日はそれを渡す予定だ。
「あなたはまた悩んでいるのですね。今度はミラー様の運命についてでしょうか」
やはりリア様は全てお見通しみたいだ。私の部屋に来て早々、まだ部屋の入り口でお互い立った状態なのだがズバリと私の胸中を当ててくる。久しぶりの挨拶などもなしに開口一番がこれだ。もう慣れたけど。
そんなリア様を無視してローランがテーブルにお茶の準備をしてくれ、席に着いてから話し始める。うん、ローランは今日も良い仕事をしてくれる。
「うん。彼は死ぬ運命なのでしょう?」
「はい、その死ぬ運命ともう一つが勇者の大切な人を守り切る使命があります」
「どういうこと?」
「万が一勇者が亡くなってしまった場合、彼の大切な人を代わりに一生涯かけて守るべしというのも書物にあるらしいのです。勇者はその大切な人の未来が保証されていることにより、魔王と思いっきり対峙することが出来ると」
だからミラー様がもし助かったとしても、ユーリが亡くなった場合、ミラー様には自由がないそうなのだ。
「何それ? そんなことを保証されたって彼が亡くなってしまったらその大切な人も悲しむでしょう? そんな約束したって意味ないのに……」
もしかしてゲームのミレー様もそういう事情があったの? あれはリリーのことを好きだったのじゃなくて、亡くなったユウの大切な人を守らなきゃいけなかったから……?
そんなの誰も幸せになれない。そんな未来悲しすぎるじゃないか。だからバッドエンド……? そういう裏話があのゲームにあったのだろうか。でも絶対そんなバッドエンドにはさせない!! 私は何がなんでもそんな悲しい未来は変えてやると決意する。
そしてミラー様の婚約者になろうかと思い始めた私は、リア様に未来視を頼んだ。私が婚約者となった時のミラー様の運命を見てもらう。
「今のままだとまだミラー様は死ぬ運命にあります」
「何で!? ミラー様の隣にいても結果は変わらないの? ミラー様を助けることは出来ないの!?」
私の異世界チートがあるなら彼の運命だって変えられると思ったのに。
「未来とは数ある選択肢の先にあるのです。あなたは今どうしようか迷ってますよね? 迷っていてとりあえずの決断をしようとしている」
リア様の澄んだ青い瞳に何もかも見透かされたような気分になる。確かに私はミラー様を救う為にとりあえず婚約者になろうかと思っていた。本気で婚約するのではなく、ミラー様が助かればその時は婚約解消するのも有りかなと。
「そんな中途半端な気持ちでは変わりません。そんな適当な気持ちでは未来は動かないのです。未来を変えたいのなら、あなたの行動を本気で変えるのです」
「だったら本気でミラー様の婚約者になる道を選べば未来は変わるんでしょう?」
「本気でその道を選んだのなら、あなたの行動も変わりますからそうです。しかしそれは今本当にあなたが願う道ですか?」
そう言って私の手を握るリア様。何故だか分からないが、リア様を見ていると心が揺さぶられる。きっと彼には私の心も考えも全て見透かされているのだろう。それを怖いとも思うが、その一方で全て分かってもらえていると思うと安心もするのだ。
「あなたが心からその選択肢を選ばない限り、あなたの行動は変わりません。迷っているのにその選択肢を選んでも、これで良かったのかと悩み続けるでしょう? それでは今と何ら変わらないのです。あなたが望む道を考え、その選択肢を選んで行動が変わって初めて未来も動き出すのです。周りに惑わされずあなたが本当にしたいことを選んで下さい」
「私が本当にしたいこと……」
ミラー様の運命を救いたいのも本当。だからと言って婚約者になりたいかと言われたらそうは思わない。それにミラー様の周りには助けてくれる人や心配してくれる人が沢山いる。だけどあの勇者はずっと1人で戦っているのだ。
私はあの1人で戦う勇者の側にいて応援してあげたい。私が助けてあげたい。そう強く思った。
「結論は出たようですね。きっと大丈夫ですよ。あなたの行動が変われば未来は良い方向に動き出します」
「それも未来視?」
「いや、これは私の勘です。ただ私の勘は外れないんですよ?」
「それは心強いわね。ありがとうリア様」
「はい、私としてはミラー様も珍しいスキルの持ち主です。こんなに珍しいスキルの方が同じ時代を生きているのにそう簡単に失くしたくないですからね。彼のことを救ってくれるのなら私もいくらでも協力しますよ」
ちょっとリア様のことを見直していたのにやっぱりリア様はリア様だ。それでも彼のおかげで私はどうしていくか決まった。彼には感謝している。
私は誰も悲しんで欲しくない。もちろんミラー様の運命も救ってみせるし、あの勇者の力にもなる。あの勇者が倒れてしまってはユウ様が生まれてこないから彼には絶対生き延びてもらわないと。それに私は一度ゲームで魔王と対峙しているのだ。その知識を使えば魔王を無事に封印できるはず!!
「それで今日は小型無線機をくれるんでしょう? 早くしてくださいよ。昨日から楽しみすぎて一睡もしていないんです。もったいぶらないで早く出して下さい」
「もう! せっかくリア様に感謝していたのに台無しですよ! ローラン、お茶をもう一杯頂けるかしら」
「かしこまりました」
「えっ!? 何でお茶? そうやって焦らすのですか!? 私のことをいじめるのですか!?」
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