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決断を受け入れられたようです。
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あれから心が決まった私は一心不乱に小型無線機を作り続け、とうとう段ボール一杯にあったブローチ全てを無線機にすることが出来た。何個あったのかは恐ろしくてカウントしていない。
完成したことと話をしたい旨をローラン伝いにミラー様に伝えてもらうと、翌日に時間を作ってくれることになった。
◇
「今日ミラー様に私の決意を話そうと思うの」
「はい、そうだと思っておりました」
「でもその決断はローランともお別れになるわ……今までありがとう。こんな私に仕えてくれてありがとう」
「……いえ、私はユリ様に仕えることが出来て侍女日和に尽きます。ユリ様は本当に予想つかなくて……とても充実した日々でした」
そう告げるローランの瞳に涙が浮かんでいるのに気づき、つい私も込み上げてしまう。
「ローランのおかげで王宮でも無事に過ごすことが出来たわ」
「私こそ……ただの侍女である私にもこんなに温かく接してくれる人に仕えたのは初めてでございます。今後ももしご縁があればまた私のことをお呼び下さい。ユリ様の元でしたらいつでも王宮を辞めて馳せ参じます」
「ローラン……ありがとう。その時は是非よろしくね」
実際にはそんな日は来ないだろうけど、その気持ちだけで嬉しく思う。ローランに感謝を告げるとノックの音がする。ミラー様達がやって来たようだ。その音を聞くとローランはすぐに切り替えきびきびとお茶の準備に入る。
◇
「すごいな。もっと時間が掛かると思っていたよ」
うん。私も思ったより早く出来てビックリしている。決断をした後は一心不乱に取り組んでいたのでかなり早く進んだのだ。
「残念でしたねミラー様」
「?? 何が問題ありましたか?」
遅ければ問題があるが、早い分には問題はないと思ったのだが何か不都合があっただろうか。
「あぁ。もう少し時間が掛かると踏んで、長期戦に持ち込もうとしていたのに大誤算だな。何だか分からないという顔をしているが、君を口説くことだよユリ殿」
そう言って私の髪を一房とりキスをするミラー様。何度やられてもこれには慣れない。
「君の顔を見れば分かる。もう答えを出してしまったんだろう? その決断を聞かせてくれるかい」
「はい……。申し訳ないですが、私はミラー様の婚約者にはなれません」
「理由を聞いても良いかな? 何せ初めて告白して、初めてフラれたんだ。理由を聞かなければ引くに引けない」
そう言われて申し訳なく思う。本来私なんかが断っていい相手じゃないはずだ。それなのに彼はこうして私の意思を尊重してくれている。
「前もお話ししたように、私にはこの国を背負っていくミラー様と一緒に立つということが出来ません。この国のマナーや常識、歴史も何も知りません。やはり国を代表するからには、ちゃんと昔から教育した令嬢にしか務まらないと思うのです」
「理由はそれだけではないだろう?」
やはりミラー様もお見通しらしい。私は話さないのも失礼だと思い、素直に全てを告げる。
「ミラー様の運命を救いたい思いももちろんあります。ですがそれは婚約者でなくとも出来ると思うのです。そしてミラー様にはマーク様のように心配してくれる人が側にいるけど、あの勇者の青年はたった1人で戦っているんです。私は彼の力になりたい、彼をそばで支えてあげたいと思いました。ですからミラー様の婚約者にはなれないのです」
「それが君の結論か……。そうなるとどこかで思っていたよ。あの勇者のことが好きなんだね」
「好き……? いや、そんなつもりでは」
ミラー様にそう問われてアワアワしてしまう。私は別にそういうつもりで勇者を支えようと思った訳ではない。純粋に1人で頑張っている彼を応援したいと思ったのだ。それに彼は推しのご先祖様。ただそれだけだ。
別に推し本人ではないし、彼に生きてもらわなければ困るが彼とどうのこうのなりたい訳ではないのだ。
「そうなのか? てっきり彼のことが好きだから、私とのことを断ったのだと思ったのだが」
「いや、彼のことは別に好きではありません。むしろ弟というか、なんか放っておけないというか」
そう、放っておけないのだ。あの危なっかしい青年のことが。これは恋ではない、むしろお節介なおばさんとかそういう立ち位置だ。
「だったら僕にもまだ可能性があるのかな? 別に君が勇者のことを助けるのは問題ないよ。その方がこの国にとっても有益だしね。でも彼のことを好きじゃないのなら、君が振り向いてくれるまで僕も諦めないことにするよ」
「えっ、私断りましたよね? 国を背負うのが無理だと」
「あぁ。でもそんな考えを覆すくらい僕のことを好きになってもらえば良いんだろう? この小型無線機も出来て君との連絡も取り放題だしね。まだ諦めないよ」
小型無線機をそういうことに使うの!? どうやらミラー様は結構粘着質みたいだ。ミラー様はやたらとスッキリした顔をしているが、マーク様は少し疲れた顔をしている。恐らく私もマーク様と同じ表情をしているのだろう。
「それで、君はいつこの城を出る予定なんだ?」
「明日にでも出ようかと思っています」
ここに滞在しないと決めたからには無駄に長くいる必要もないし、ただ飯を食べている身としては申し訳ないからね。
「分かった。その時はこの小型無線機を付けていくように。必ず普段から身につけておいてくれ。これを通して君への依頼や、何か新しい情報が入れば伝えさせてもらう」
「分かりました」
「あとは勇者の彼にも1つ渡しておいてくれ。何かあった時に連絡が取れないと不便だからな」
「はい、ありがとうございます」
お礼を告げると、マーク様から今回の報酬を受け取る。今回は作る量が多かったのと、私オリジナルの魔道具ということで報酬もかなり弾んでくれた。
「300万ルーンです。この国での平民の年収くらいですね。今後もこの無線機から依頼をしますから、それに応えてくれればその都度報酬をお渡しします」
「ありがとうございます。分かりました。今後もよろしくお願いします」
私がマーク様と談笑していると良い笑顔をしたミラー様が話に入ってくる。
「それより何故ユリ殿が私の運命を知っているのかなマーク?」
「「あっ」」
さっきうっかり運命を救いたいとか言ってしまった。ミラー様には内緒にするはずだったのに墓穴を掘ったようだ。
「マーク、後で覚えていろよ」
そう黒い笑顔で微笑むミラー様。ごめんマーク様どうにか無事で、そう心の中で合掌する。
「つまらない話を聞かせたようで悪かったね」
「いえ、私がミラー様の運命を変えて見せます。ユーリも死なせたりしません! 私の異世界チートを使って絶対にみんなの未来を守りますから!!」
そう告げると目を丸くするミラー様。
「くくっ。本当に君には何度も意表をつかれるよ。落界人として守ってあげなくてはと思っていたのに……本当のヒーローは君なのかも知れないな。少なくとも私にとってのヒーローだ。よろしく頼むよ」
そう言って握手を求めるミラー様の手を握り返すと、そのまま抱きしめられる。
「ごめん、少しだけこうさせて」
そう少し震えた声で伝えるミラー様を私も抱きしめ返す。ずっと死ぬ運命を抱えながら生きてきた彼の不安に触れた気がした。彼の不安が少しでも軽くなるように、そう願って彼の背中を撫ぜる。
「?? なんかしたかい? 急に心が軽くなった気がする」
……異世界チートを発揮してしまったのかも知れない。しかし私は笑って誤魔化す。
「……君を手放すのを惜しく感じてしまうな」
彼の呟きには気づかないフリをして体を離す。
「……ありがとう。君たちの健闘を祈るよ」
「はい。任せて下さい」
そうしてミラー様に別れを告げた。
完成したことと話をしたい旨をローラン伝いにミラー様に伝えてもらうと、翌日に時間を作ってくれることになった。
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「今日ミラー様に私の決意を話そうと思うの」
「はい、そうだと思っておりました」
「でもその決断はローランともお別れになるわ……今までありがとう。こんな私に仕えてくれてありがとう」
「……いえ、私はユリ様に仕えることが出来て侍女日和に尽きます。ユリ様は本当に予想つかなくて……とても充実した日々でした」
そう告げるローランの瞳に涙が浮かんでいるのに気づき、つい私も込み上げてしまう。
「ローランのおかげで王宮でも無事に過ごすことが出来たわ」
「私こそ……ただの侍女である私にもこんなに温かく接してくれる人に仕えたのは初めてでございます。今後ももしご縁があればまた私のことをお呼び下さい。ユリ様の元でしたらいつでも王宮を辞めて馳せ参じます」
「ローラン……ありがとう。その時は是非よろしくね」
実際にはそんな日は来ないだろうけど、その気持ちだけで嬉しく思う。ローランに感謝を告げるとノックの音がする。ミラー様達がやって来たようだ。その音を聞くとローランはすぐに切り替えきびきびとお茶の準備に入る。
◇
「すごいな。もっと時間が掛かると思っていたよ」
うん。私も思ったより早く出来てビックリしている。決断をした後は一心不乱に取り組んでいたのでかなり早く進んだのだ。
「残念でしたねミラー様」
「?? 何が問題ありましたか?」
遅ければ問題があるが、早い分には問題はないと思ったのだが何か不都合があっただろうか。
「あぁ。もう少し時間が掛かると踏んで、長期戦に持ち込もうとしていたのに大誤算だな。何だか分からないという顔をしているが、君を口説くことだよユリ殿」
そう言って私の髪を一房とりキスをするミラー様。何度やられてもこれには慣れない。
「君の顔を見れば分かる。もう答えを出してしまったんだろう? その決断を聞かせてくれるかい」
「はい……。申し訳ないですが、私はミラー様の婚約者にはなれません」
「理由を聞いても良いかな? 何せ初めて告白して、初めてフラれたんだ。理由を聞かなければ引くに引けない」
そう言われて申し訳なく思う。本来私なんかが断っていい相手じゃないはずだ。それなのに彼はこうして私の意思を尊重してくれている。
「前もお話ししたように、私にはこの国を背負っていくミラー様と一緒に立つということが出来ません。この国のマナーや常識、歴史も何も知りません。やはり国を代表するからには、ちゃんと昔から教育した令嬢にしか務まらないと思うのです」
「理由はそれだけではないだろう?」
やはりミラー様もお見通しらしい。私は話さないのも失礼だと思い、素直に全てを告げる。
「ミラー様の運命を救いたい思いももちろんあります。ですがそれは婚約者でなくとも出来ると思うのです。そしてミラー様にはマーク様のように心配してくれる人が側にいるけど、あの勇者の青年はたった1人で戦っているんです。私は彼の力になりたい、彼をそばで支えてあげたいと思いました。ですからミラー様の婚約者にはなれないのです」
「それが君の結論か……。そうなるとどこかで思っていたよ。あの勇者のことが好きなんだね」
「好き……? いや、そんなつもりでは」
ミラー様にそう問われてアワアワしてしまう。私は別にそういうつもりで勇者を支えようと思った訳ではない。純粋に1人で頑張っている彼を応援したいと思ったのだ。それに彼は推しのご先祖様。ただそれだけだ。
別に推し本人ではないし、彼に生きてもらわなければ困るが彼とどうのこうのなりたい訳ではないのだ。
「そうなのか? てっきり彼のことが好きだから、私とのことを断ったのだと思ったのだが」
「いや、彼のことは別に好きではありません。むしろ弟というか、なんか放っておけないというか」
そう、放っておけないのだ。あの危なっかしい青年のことが。これは恋ではない、むしろお節介なおばさんとかそういう立ち位置だ。
「だったら僕にもまだ可能性があるのかな? 別に君が勇者のことを助けるのは問題ないよ。その方がこの国にとっても有益だしね。でも彼のことを好きじゃないのなら、君が振り向いてくれるまで僕も諦めないことにするよ」
「えっ、私断りましたよね? 国を背負うのが無理だと」
「あぁ。でもそんな考えを覆すくらい僕のことを好きになってもらえば良いんだろう? この小型無線機も出来て君との連絡も取り放題だしね。まだ諦めないよ」
小型無線機をそういうことに使うの!? どうやらミラー様は結構粘着質みたいだ。ミラー様はやたらとスッキリした顔をしているが、マーク様は少し疲れた顔をしている。恐らく私もマーク様と同じ表情をしているのだろう。
「それで、君はいつこの城を出る予定なんだ?」
「明日にでも出ようかと思っています」
ここに滞在しないと決めたからには無駄に長くいる必要もないし、ただ飯を食べている身としては申し訳ないからね。
「分かった。その時はこの小型無線機を付けていくように。必ず普段から身につけておいてくれ。これを通して君への依頼や、何か新しい情報が入れば伝えさせてもらう」
「分かりました」
「あとは勇者の彼にも1つ渡しておいてくれ。何かあった時に連絡が取れないと不便だからな」
「はい、ありがとうございます」
お礼を告げると、マーク様から今回の報酬を受け取る。今回は作る量が多かったのと、私オリジナルの魔道具ということで報酬もかなり弾んでくれた。
「300万ルーンです。この国での平民の年収くらいですね。今後もこの無線機から依頼をしますから、それに応えてくれればその都度報酬をお渡しします」
「ありがとうございます。分かりました。今後もよろしくお願いします」
私がマーク様と談笑していると良い笑顔をしたミラー様が話に入ってくる。
「それより何故ユリ殿が私の運命を知っているのかなマーク?」
「「あっ」」
さっきうっかり運命を救いたいとか言ってしまった。ミラー様には内緒にするはずだったのに墓穴を掘ったようだ。
「マーク、後で覚えていろよ」
そう黒い笑顔で微笑むミラー様。ごめんマーク様どうにか無事で、そう心の中で合掌する。
「つまらない話を聞かせたようで悪かったね」
「いえ、私がミラー様の運命を変えて見せます。ユーリも死なせたりしません! 私の異世界チートを使って絶対にみんなの未来を守りますから!!」
そう告げると目を丸くするミラー様。
「くくっ。本当に君には何度も意表をつかれるよ。落界人として守ってあげなくてはと思っていたのに……本当のヒーローは君なのかも知れないな。少なくとも私にとってのヒーローだ。よろしく頼むよ」
そう言って握手を求めるミラー様の手を握り返すと、そのまま抱きしめられる。
「ごめん、少しだけこうさせて」
そう少し震えた声で伝えるミラー様を私も抱きしめ返す。ずっと死ぬ運命を抱えながら生きてきた彼の不安に触れた気がした。彼の不安が少しでも軽くなるように、そう願って彼の背中を撫ぜる。
「?? なんかしたかい? 急に心が軽くなった気がする」
……異世界チートを発揮してしまったのかも知れない。しかし私は笑って誤魔化す。
「……君を手放すのを惜しく感じてしまうな」
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そうしてミラー様に別れを告げた。
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