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第9話『王都への招待状と、貴族令嬢の罠』
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「……王都から、正式な招待状?」
リュミエールが差し出した巻物には、
金の封蝋が押されていた。
「人間界最高位の王都《ルクレール》。
王国宰相直轄の“特別研究会議”からの招聘よ」
「でも……どうして俺なんかに?」
「“女神の代行者”としての力と影響力は、既に王族にまで届いているということ」
ノアが俺の背中をつつく。
「でも~、王都ってすっごくキラキラしてそうですよね! たのしみっ!」
「街並みは美しいが、貴族社会の腹黒さは戦場以上だぞ」
アリアが鼻を鳴らす。
「リク、私がついていく。……誰にも、おまえを渡さない」
(いや、それはそれで別の意味でこわい)
---
王都ルクレールは、確かに美しかった。
白亜の塔、碧の宮殿、整然と敷かれた石畳。
街を行き交う人々もどこか上品で、地方都市ベルナールとは明らかに違う空気を感じた。
「リク・アークライト様。お迎えにあがりました」
待っていたのは、漆黒のドレスを纏った一人の女性だった。
「わたくし、エリザベート・フォン・クレール。
王都最大の魔導家系、フォン家の令嬢でございます」
長い銀髪と碧眼、美しいのにどこか冷たい微笑み。
「本日は、“個人的に”お話したく参上いたしました」
(この笑顔……なんか、めっちゃ裏あるやつだ)
---
エリザベートに案内され、王都の豪奢な別邸へ。
豪華な内装、丁寧すぎる給仕、
そして、なぜか誰もいない客間。
「……なあ、ノア。これ完全に“罠”じゃないか?」
「“おもてなし”という名の孤立作戦かと……」
「ふふ、警戒なさっているのですね。ですが――」
エリザベートが、俺の正面に座り、スカートを組み替える。
絶対領域が、視線を誘ってくる。
「私の目的はひとつ。“あなたを落とす”ことです」
「落とす、って……」
「政治的にも、魔力的にも、そして――性的にも」
「ちょっ……」
「私と契約すれば、王都のすべてが味方になります。
あなたの“後宮”に加わることも、やぶさかではありませんわ」
後宮……つまり、ハーレム許容型の強敵。
「断る選択肢は?」
「ありません。
リク・アークライト。あなたのような男を放っておくほど、王都は甘くない」
(くっそ……美人なのに腹黒い! これは新種だ!)
---
そこへ、扉が乱暴に開かれた。
「リクさま~~~っ! ご無事ですか!?」
「この匂い……やはり誘惑系魔法!?」
ノアとアリアが突入し、セリナが抜刀していた。
「貴様、リクに何をした!」
「ふふ……女同士の戦い、見せて差し上げますわ」
令嬢エリザベート、
その美貌の奥に隠された“王都最強の戦略魔導”が、牙を剥こうとしていた。
---
◆次回予告
第10話『貴族令嬢との知略対決!契約か、拒絶か?』
リュミエールが差し出した巻物には、
金の封蝋が押されていた。
「人間界最高位の王都《ルクレール》。
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「“女神の代行者”としての力と影響力は、既に王族にまで届いているということ」
ノアが俺の背中をつつく。
「でも~、王都ってすっごくキラキラしてそうですよね! たのしみっ!」
「街並みは美しいが、貴族社会の腹黒さは戦場以上だぞ」
アリアが鼻を鳴らす。
「リク、私がついていく。……誰にも、おまえを渡さない」
(いや、それはそれで別の意味でこわい)
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王都ルクレールは、確かに美しかった。
白亜の塔、碧の宮殿、整然と敷かれた石畳。
街を行き交う人々もどこか上品で、地方都市ベルナールとは明らかに違う空気を感じた。
「リク・アークライト様。お迎えにあがりました」
待っていたのは、漆黒のドレスを纏った一人の女性だった。
「わたくし、エリザベート・フォン・クレール。
王都最大の魔導家系、フォン家の令嬢でございます」
長い銀髪と碧眼、美しいのにどこか冷たい微笑み。
「本日は、“個人的に”お話したく参上いたしました」
(この笑顔……なんか、めっちゃ裏あるやつだ)
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エリザベートに案内され、王都の豪奢な別邸へ。
豪華な内装、丁寧すぎる給仕、
そして、なぜか誰もいない客間。
「……なあ、ノア。これ完全に“罠”じゃないか?」
「“おもてなし”という名の孤立作戦かと……」
「ふふ、警戒なさっているのですね。ですが――」
エリザベートが、俺の正面に座り、スカートを組み替える。
絶対領域が、視線を誘ってくる。
「私の目的はひとつ。“あなたを落とす”ことです」
「落とす、って……」
「政治的にも、魔力的にも、そして――性的にも」
「ちょっ……」
「私と契約すれば、王都のすべてが味方になります。
あなたの“後宮”に加わることも、やぶさかではありませんわ」
後宮……つまり、ハーレム許容型の強敵。
「断る選択肢は?」
「ありません。
リク・アークライト。あなたのような男を放っておくほど、王都は甘くない」
(くっそ……美人なのに腹黒い! これは新種だ!)
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そこへ、扉が乱暴に開かれた。
「リクさま~~~っ! ご無事ですか!?」
「この匂い……やはり誘惑系魔法!?」
ノアとアリアが突入し、セリナが抜刀していた。
「貴様、リクに何をした!」
「ふふ……女同士の戦い、見せて差し上げますわ」
令嬢エリザベート、
その美貌の奥に隠された“王都最強の戦略魔導”が、牙を剥こうとしていた。
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◆次回予告
第10話『貴族令嬢との知略対決!契約か、拒絶か?』
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