『スキル0の俺が“女神の代行者”に指名されて、気づけば世界最強ハーレムでした』

春夜夢

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第12話『聖なる契約と、はじめての“口づけ”』

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「……ミシェル、少し落ち着いてくれないか」

「落ち着いております。契約の準備も、心の準備も万端です」

白銀の髪に透き通るような肌、
まるで聖女そのもののミシェルは、
王都の教会が定めた“予言の花嫁”。

……なのだが。

「だからって、部屋に勝手に泊まって、裸になるのはやめてくれ!」

「“魂を重ねる”には衣服は無用と……」

「その教義、現代では不適用だ!」


---

ノアたちに引きずり出されてからも、
ミシェルは何度も俺の元を訪れてきた。

「あなたの傍にいることが、“世界の均衡”に繋がるのです」

「……もうわかった。話だけは、ちゃんと聞くから」

「ありがとうございます。では、唇をください」

「聞いてねえええええ!」


---

そして、数日後。

リュミエールと聖教会の間で話がまとまり、
ミシェルとの“試験契約”が結ばれることになった。

神殿内に特設された祝福の台座で、
ふたりで向かい合う。

「リク様。わたくし、誓います。
 貴方の剣となり、盾となり、すべてを共に歩むと」

「……こっちこそ。予言とかじゃなくて、君自身がそう願ってくれるなら――
 その想いに応えたいと思ってる」

「では、“契約の証”を」

ミシェルがそっと目を閉じる。

リュミエールが小さく頷いた。

「代行者としての“キス”。
 それは、心と力を通わせる最も純粋な契約手段です」

「やっぱりキスすんのか……!」

でも、もう逃げるわけにはいかない。

俺は、静かにミシェルの頬に触れ、
その唇に、初めての“口づけ”を落とした。


---

【契約成立:聖女ミシェル】
【新スキル取得:聖域展開/浄化波動/奇跡再生】

「……これが、“契約”……」

ミシェルがうっとりと微笑んだその瞬間、
なぜか後方で“ギギギ……”という音が響いた。

振り返ると――

ノア、アリア、セリナ、アイリス、エリザベート、リュミエール。

全員が黙って俺を見つめていた。

「え、ちょ、今のは正式な儀式で……!」

「知ってますけど? でも、それはそれ。これはこれ」(ノア)
「貴様……この期に及んで順番を守らんとは……!」(アリア)
「私は最初に契約したのにまだキスしてません!!」(セリナ)

「……さあ、どう責任をとるつもりですか? 我が“王”」(エリザベート)

「リク。私もまだ“口づけ”の契約は……」(リュミエール)

「地獄のフルコース始まったあああああ!」


---

◆次回予告
第13話『女神の口づけと、決壊寸前のハーレム会議』
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