『スキル0の俺が“女神の代行者”に指名されて、気づけば世界最強ハーレムでした』

春夜夢

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第28話『神と魔の境界、代行者たちの決闘』

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黒翼城・最深層。
二人の“代行者”が、ついに真正面から相対した。

「ようやくこの時が来たな、リク・アークライト」
アレスの声は、静かで、しかし明らかに高揚していた。

「お前を壊すために、俺は選ばれなかった世界から来た。
 お前のような“選ばれし者”を否定するために!」

「選ばれた? 俺は違う。
 自分で選んだ。何度でも、自分の道を」

リクが拳を握る。

「そしてその選択の先に――仲間がいる。未来がある。
 お前には、絶対に譲れない」

「へえ……なら、その覚悟、見せてもらおうか」


---

アレスが指を鳴らすと、空間が反転する。

黒翼城の床が崩れ、異界の闇が広がっていく。

二人だけの“異空間”――因果律すら崩壊する、
完全な“代行者決闘領域”。

「【崩界展開:ノヴァ=ヴァーネル】」
「【神魔融合:創滅律式・全解放】」

互いのスキルが火花を散らし、
空間ごと戦場が蒸発していく。

「これが、力の差だ――!」

アレスが放つのは、破壊そのもの。
あらゆる物質と概念を否定する“崩滅波動”。

それを受け止めるのは、
女神と魔王の力を融合した、リクの“創滅融合陣”。

「負けるかあああああッ!!」

爆発と衝撃が世界を震わせる。


---

一方その頃、戦場では――

「リクさま、どうかご無事で……!」(ノア)

「お願い……戻ってきて。いつもの“笑顔”で」(ミシェル)

「このままじゃ、崩壊が広がる! 陣を張り直せ!」(セリナ)

「敵の残党は私が掃除します。リクの邪魔はさせません!」(アリア)

「……リク、お願い。あなたの“答え”を、ここに示して」(リュミエール)


---

そして、決闘の最終局面。

「なぜ、そこまで抗う!?」

「お前にはわからない。
 “誰かのために、生きたい”って思う気持ちが!」

リクの拳が、アレスの胸を打ち抜いた。

「っが……!」

崩れるアレスの姿が、淡い光に包まれ――
その奥に、かすかな“孤独な少年”の面影があった。

「……そんな顔、すんなよ……」

リクがそっと手を伸ばすと、
アレスは静かに、目を閉じた。


---

黒翼城が崩れ、空間が正常に戻っていく。

「……勝ったのか……?」

リクが膝をつく。

「リクさまぁぁぁ!!」

ノアが真っ先に抱きついた。
その後ろから、仲間たちが次々と駆け寄る。

「よく、帰ってきてくれたな」(アリア)

「最高でしたわ、私の旦那候補!」(エリザベート)

「戦闘記録、永久保存モードに切り替えます」(アイリス)

そして、リュミエールが静かに手を重ねる。

「これで、“扉の戦い”は終わった――
 でも、世界はまだ、“君を必要としている”」


---

◆次回予告
第29話『帰還と、ハーレム会議の再開』
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