青い彼岸花

Nemo

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数日後・・

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 数日後ユキは毎日のように青い彼岸花が咲いていた場所に戻ろうとした。薬は飲ましても飲ましても戻りたいという意識が高まるだけであった。しかしこれを乗り越えなくては完治しない。しかしある日の事だった。
 「いやぁぁぁぁ!戻るの!」いつもの様に戻りたいと言い出した。しかしその時だった。ユキの近くに置いてあったペットボトルがいきなり破裂した。「まさか・・また実体化したのか?」たまたま近くを通り掛った医師が言った。「ユキさん?ユキさん?」医師がユキの肩に手を置いた瞬間だった。いきなりユキの周りから強い衝撃波が出た。医師と看護師は投げ飛ばされる様に後ろに飛ばされた。周囲の窓ガラスなどがバリバリと音を立て割れていった。部屋の中は物凄い風が吹いていた。風が強すぎて所々に穴が空いてきた。「ユキさん!落ち着ついて下さい!」「まずな、ユキさんの想像力や妄想力が実体化するという事は、変な言い方だがこれは人間の能力を超えるという事になる。つまり人間の能力を超えるという事は、今はその彼岸花の能力を使っているが恐らく本人に取ってはとんでもない疲労などが来る、つまり人体的にかなりやばい状況だと思う」ユキはこちらを睨んで言った。「私はあの場所に行くの!!」ユキは病院の壁を破壊し外へ飛び出した。「このままでは街が危険な事になります!」「あぁ、わかってる・・とりあえずユキさんの親に連絡する。」その時だった。街の遠くからドカーンと大きな音がした。「俺は車を出します。」医師は階段を降り車を出した。一方その頃ユキはあの青い彼岸花が咲いていた場所に着いていた。しかし彼岸花はすでに駆除されておりそこに彼岸花は無かった。「無い・・無い!無い!なんで?なんで?なんで?いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ユキは大声を上げて地面をパンチした。すると地面が盛り上がりひび割れが広範囲に起きた。「はぁ・・はぁ・・」するとその時一台の車が来た。「・・ユキ!」車から降りてきたのはユキの母親と医師だった。車を見ると所々へこんでいたり傷が付いていた。ユキは母親の方を見てニッコリと明るく笑った瞬間青白い光が見えユキの周りに現れユキはキラキラと輝く光と共に消えた。「遅かったか・・」悔やんでも悔やみきれない顔をした医師は言った「青い彼岸花の物質を吸いすぎた人は最後体から大量の胞子の様な物をだして消えてしまうのです。」「いいえ、娘はちゃんと生きています。花として」と母親は泣きながら言っていた。
その後あの青い彼岸花の目撃情報は数件ほど出たがそれ以降出ていない。あの青い彼岸花は悪魔の花だったのか、それとも人を自然に戻す花だったのか。

end
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