19 / 56
2章『楽園へ行こう』
19 ジューゴ、崖を下る
しおりを挟む
マクファーレンの話をした僕らは馬車を追いかけている。直進すれば白の楽園、左に曲がればマクファーレンの元隊長のガゼルたちが走る奈落峠で、白の幌馬車はかなりの前を走っていた。
「やっぱ狭い!めっちゃ怖い!」
僕も一度通ったことがある。恐る恐るの一回めはすごく時間をかけて登った。だって下崖で、底が見えないんだ。
奈落峠はランクルの片方の車輪が出てしまいそうな幅で、それが自由都市から唯一東の地域と繋がる交通路だった。噴火の後のカルデラみたいな場所にある自由都市から東へは登り切る道は複数あるけれど楽園へは、この奈落峠しかない。
「やば、やばいって……追いつけないよ」
話しを聞いた後、ファナをマクファーレンとラーンスのところに置いていき、幌馬車を追いかけたが、道の細さに馬の方が早い……ような気がしてきた。
ランクルがハンドルを持つ僕に反するように左側の壁に寄り始め、ジューゴが戻そうとくん……と重くなり、四つ輪の縁が壁に当たった。
「壁を走るつもり?ランクル。あの子達を助けたいの?」
軽い振動が是と知らせてきて、僕は思い切りよくハンドルを切りながら、左のタイヤを壁に当てて重心を傾けながら加速しようとする。
「きゃ……っ」
「……きゃ?ファナ?」
僕が慌てて後ろを振り返ると、ファナが二列目のシートからおずおずと顔を出した。
「私……ジューゴ様とっ……」
斜めの車体をそのまま走らせつつ僕はファナに手を伸ばし、ファナが手を掴んだから手繰り寄せ片手で抱き上げると助手席に引き上げる。
「ファナ、どうして!」
フードがぴょこんと飛び上がり、
「ごめんなさいっ……でもっ、もう、離れたくないのです!」
と泣きそうになっていたのを見て、僕はファナの頭をぽんぽんと撫でた。
どうやらラーンスの目を盗んで、僕が騎士団支部長と話している隙にランクルに乗り込んだらしい。
ランクルが扉を開けてファナを入れたらしい。つまりランクルはファナを気に入っているようだ……が、ここではそれが裏目に出ていた。
「手荒くなるよ、捕まっていて!」
ファナが助手席で小さく丸くなると、一気にアクセルを噴かし、唸りを上げたランクルが二つ輪を壁につけ幌馬車と距離を縮める。そのまま平な道にバウンドしながら降りた。
もう少しで追い付くと思った時、幌馬車から先程出会った女の人が大人型リムを伴ってゆっくりと出てくる。ランクルの前に立ちはだかったから、僕はブレーキを踏む。馬車は先に行ってしまった。
「ちゃんと停まったな。ふつー止まるかよ。轢き殺すよな、甘ちゃんめ。よお、さっき会った伏し目男」
リムが光の矢を背後にまるで背光のように纏い、両手を広げている。手には小型のオートメカニカを持っていて、あれを使って光を出しているんだ。
「胸は隠したんだ、お姉さん」
「あたしの胸を見たんだ、命で購いな」
「見たくて見たんじゃありません」
距離を開けようとしたが、無理なようだ。リムが手を閉じれば光の矢は一気に降り注ぐって感じだろう。さすがのランクルでも耐えられないかもしれない。
「お前のリムを降ろしな」
盗賊といった風情の女の人が剣を抜くと、リムが両手を寄せ始めた。
「いやです」
「ファナ!」
ファナが僕の腕に抱きつき、必死に首を横に振る。僕は非戦闘員だ。何も出来やしない。
ファナの胸元が、また、輝き出した。
もう何度目だろう……胸のリムの刻印がチカチカと光り、主を求めるのは。
壊れたリムかもしれないが、ファナが求めるのは僕で、もう少し鍛えておけばよかったとか、『太陽の牙』の中で『牙』異名をもつダクラムが何でいないんだとか、色々と思う事があるが、今の僕には少しの飛び道具と、ランクルしかいない。
「ごめん……ファナ。死ぬかも……」
「はい、私はジューゴ様とどこまでも一緒です」
僕はアクセルを全開にして、直角の壁にランクルを寄せ登りながら女の人を交わす作戦に出る。
真横の壁をエンジン唸りを上げながら走り上がるランクルに驚く女の人とリムを尻目にした瞬間、上から降る異常な数の落石にランクルが奈落に転がり落ちた。
幌馬車のずっと上のつづら折りの峠の上には、絵にして見せてくれたガゼルが落石指揮をしている。
奈落に突き落とされ体重のあるランクルが一気に落ちていくが急に扉が開き、車体を震えるように僕とファナを空中に振り上げた。
「ランクル!」
ランクルが扉を閉め暗黒に消えていくまでに時間はかからず、ぼくは気を失いかけていたファナを呼ぶ。ランクルが命懸けで守ろうとした命を、消すわけにはいかないでしょ。
ファナの胸のリムが四方に輝き、まるで宇宙にいるようだ。
「ファナ…お、きてっ!」
必死で手を伸ばすと下から突き上げるような風の中で朦朧としていたファナが、目を見張って泣きそうな表情をして手を伸ばす。その手を必死で掴み取り、全裸になってしまった小さな身体を抱き締めた。
「ーーっ!」
風に逆らい長い金髪を散らしたファナの真っ青な虹彩が涙で潤み、僕の頭に抱きつき反対から僕の口にキスをする。
驚いた僕の口の中でファナの小さな舌が揺れてちゅく……と吸われた。
ファーストキスは済ませて死ぬんだ……。
そんな風にぼんやり思いながら、光に包まれる。眩しくて目が開けられないほどの光。それが、僕と逆さまのファナをやんわりと包んだ。
「やっぱ狭い!めっちゃ怖い!」
僕も一度通ったことがある。恐る恐るの一回めはすごく時間をかけて登った。だって下崖で、底が見えないんだ。
奈落峠はランクルの片方の車輪が出てしまいそうな幅で、それが自由都市から唯一東の地域と繋がる交通路だった。噴火の後のカルデラみたいな場所にある自由都市から東へは登り切る道は複数あるけれど楽園へは、この奈落峠しかない。
「やば、やばいって……追いつけないよ」
話しを聞いた後、ファナをマクファーレンとラーンスのところに置いていき、幌馬車を追いかけたが、道の細さに馬の方が早い……ような気がしてきた。
ランクルがハンドルを持つ僕に反するように左側の壁に寄り始め、ジューゴが戻そうとくん……と重くなり、四つ輪の縁が壁に当たった。
「壁を走るつもり?ランクル。あの子達を助けたいの?」
軽い振動が是と知らせてきて、僕は思い切りよくハンドルを切りながら、左のタイヤを壁に当てて重心を傾けながら加速しようとする。
「きゃ……っ」
「……きゃ?ファナ?」
僕が慌てて後ろを振り返ると、ファナが二列目のシートからおずおずと顔を出した。
「私……ジューゴ様とっ……」
斜めの車体をそのまま走らせつつ僕はファナに手を伸ばし、ファナが手を掴んだから手繰り寄せ片手で抱き上げると助手席に引き上げる。
「ファナ、どうして!」
フードがぴょこんと飛び上がり、
「ごめんなさいっ……でもっ、もう、離れたくないのです!」
と泣きそうになっていたのを見て、僕はファナの頭をぽんぽんと撫でた。
どうやらラーンスの目を盗んで、僕が騎士団支部長と話している隙にランクルに乗り込んだらしい。
ランクルが扉を開けてファナを入れたらしい。つまりランクルはファナを気に入っているようだ……が、ここではそれが裏目に出ていた。
「手荒くなるよ、捕まっていて!」
ファナが助手席で小さく丸くなると、一気にアクセルを噴かし、唸りを上げたランクルが二つ輪を壁につけ幌馬車と距離を縮める。そのまま平な道にバウンドしながら降りた。
もう少しで追い付くと思った時、幌馬車から先程出会った女の人が大人型リムを伴ってゆっくりと出てくる。ランクルの前に立ちはだかったから、僕はブレーキを踏む。馬車は先に行ってしまった。
「ちゃんと停まったな。ふつー止まるかよ。轢き殺すよな、甘ちゃんめ。よお、さっき会った伏し目男」
リムが光の矢を背後にまるで背光のように纏い、両手を広げている。手には小型のオートメカニカを持っていて、あれを使って光を出しているんだ。
「胸は隠したんだ、お姉さん」
「あたしの胸を見たんだ、命で購いな」
「見たくて見たんじゃありません」
距離を開けようとしたが、無理なようだ。リムが手を閉じれば光の矢は一気に降り注ぐって感じだろう。さすがのランクルでも耐えられないかもしれない。
「お前のリムを降ろしな」
盗賊といった風情の女の人が剣を抜くと、リムが両手を寄せ始めた。
「いやです」
「ファナ!」
ファナが僕の腕に抱きつき、必死に首を横に振る。僕は非戦闘員だ。何も出来やしない。
ファナの胸元が、また、輝き出した。
もう何度目だろう……胸のリムの刻印がチカチカと光り、主を求めるのは。
壊れたリムかもしれないが、ファナが求めるのは僕で、もう少し鍛えておけばよかったとか、『太陽の牙』の中で『牙』異名をもつダクラムが何でいないんだとか、色々と思う事があるが、今の僕には少しの飛び道具と、ランクルしかいない。
「ごめん……ファナ。死ぬかも……」
「はい、私はジューゴ様とどこまでも一緒です」
僕はアクセルを全開にして、直角の壁にランクルを寄せ登りながら女の人を交わす作戦に出る。
真横の壁をエンジン唸りを上げながら走り上がるランクルに驚く女の人とリムを尻目にした瞬間、上から降る異常な数の落石にランクルが奈落に転がり落ちた。
幌馬車のずっと上のつづら折りの峠の上には、絵にして見せてくれたガゼルが落石指揮をしている。
奈落に突き落とされ体重のあるランクルが一気に落ちていくが急に扉が開き、車体を震えるように僕とファナを空中に振り上げた。
「ランクル!」
ランクルが扉を閉め暗黒に消えていくまでに時間はかからず、ぼくは気を失いかけていたファナを呼ぶ。ランクルが命懸けで守ろうとした命を、消すわけにはいかないでしょ。
ファナの胸のリムが四方に輝き、まるで宇宙にいるようだ。
「ファナ…お、きてっ!」
必死で手を伸ばすと下から突き上げるような風の中で朦朧としていたファナが、目を見張って泣きそうな表情をして手を伸ばす。その手を必死で掴み取り、全裸になってしまった小さな身体を抱き締めた。
「ーーっ!」
風に逆らい長い金髪を散らしたファナの真っ青な虹彩が涙で潤み、僕の頭に抱きつき反対から僕の口にキスをする。
驚いた僕の口の中でファナの小さな舌が揺れてちゅく……と吸われた。
ファーストキスは済ませて死ぬんだ……。
そんな風にぼんやり思いながら、光に包まれる。眩しくて目が開けられないほどの光。それが、僕と逆さまのファナをやんわりと包んだ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
『王都の神童』と呼ばれた俺、職業選定でまさかの【遊び人】三連発で追放される。……が、実は「全職業のスキル」を合算して重ねがけできる唯一のバグ
よっしぃ
ファンタジー
王都で「神童」の名をほしいままにしていた少年、ディラン・アークライト(17歳)。
剣を握れば騎士団長を唸らせ、魔法を学べば賢者を凌駕する。誰もが彼を「次代の勇者」と信じて疑わなかった。
しかし、運命の職業選定で彼が得たのは――【遊び人】。
それも、三つの職業スロットすべてが【遊び人】で埋まるという、前代未聞の怪現象だった。
「期待外れだ」
「国の恥晒しめ」
掌を返した周囲によって、ディランは着の身着のままで街を追放される。 だが、かつて神童と呼ばれた彼の「分析力」は死んでいなかった。
『……Lv1なのに、ステータスが異常に高い? それに経験値が分散せず、すべて加算されている……?』
彼だけが気づいた真実。
それは【遊び人】という名に偽装された、この世界の管理者権限(Free-Hander)であり、全職業のスキルを制限なく使用・強化できるバグ技(デバッグモード)への入り口だったのだ。
これは、理不尽に捨てられた元・神童が、その頭脳とバグ能力で世界を「攻略」し、同じく不遇な扱いを受けていた美少女騎士(中身は脳筋)と共に、誰よりも自由に成り上がる物語。
【著者プロフィール】アルファポリスより『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』を出版、オリコンライトノベル部門18位を記録。本作は2月に2巻刊行予定。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる