蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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二. ニーナの章

8. 廃墟の噂

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だってえ!!!!????」

 団長のよく通る濁声が、会議室に響き渡った。

 会議に参加した誰もが両手で耳を塞いでいる。可哀相に、素っ頓狂な報告をしたメンバーだけが、立ちすくんだまま団長の声をまともに浴びてしまった。

 キーンとしているのか、身体がフラフラしている。
 ああ、またここに一人、犠牲者が。

「ほうわ!!在り得ぬ、在り得ぬぞおお!!!俺がギルドの連中と仲良く飯を食ってるぐらい在り得ぬぞおおお!!!」

 なかなか分かり易い例えだった。
 それはかなり在り得ないだろう。団長のギルド嫌いは筋金入りだ。

 実は一年ほど前から、《中央》のギルドの使者が頻繁にやってきている。なんでも、この自警団を含む町の全てを、ギルドで管理したいと言っているらしい。

 そんなのお門違いもいい所だ。言語道断といつも団長がキレて追い返すのだが、ギルドも諦めていないのかしつこくやってきては大喧嘩して帰っていく。
 業を煮やした彼らは、しまいにはギルドと対等の立場でいいからと、かなり上から目線の条件を出してきた。

 これは自警団も腹が立つ。
 《中央》には換金や物資の調達などでお世話になっているところもあって手は切れない。この自警団が出来る前は、《中央》の援助により町は息を繋いでいた事もあって、完全に無下にするのは礼儀にも反するからこちらもそれなりの態度で接してきたのだ。

 だが、「対等」とはどういう事か。

 《中央》は、王都を守護する騎士団の駐屯地と軍官学校があるので、武装した精鋭部隊が軍を構えて怒れる神(グレフ)に対抗していたが、ここ最近軍部を解体し、町を4つのギルドに分けて管理して、各々の得意分野から《王都》を奪還しようという動きに変わっていた。

 《中央》に正式にギルドが立ち上がったのが今より2年前。
 そう、私たちの超新星カモメ団よりも、発足は後なのだ。
 先にギルドのような組織を立ち上げて、その役目をきっちり果たしていた私たちに、新参者が何を言うのだというのが本音だ。

 どうせ数に勝るものはない。こんなちっぽけな自警団など、所詮良いように扱われて、もしグレフと全面戦争するとなったら危険な前線に立たされるに違いない。

 団長も、《中央》に故郷があるから《中央》の姑息さを知っているのだと言う。
 これが気に食わないのだと、週に一度は訪れる使者をいつか殺してしまわないか心配になるほど激怒していた。

 だから、団長がギルドと和解することは絶対にない。

「なんだそりゃ、頭でも沸いてンのか」
「いえ、決してそうではありません!!」

 おっと、私がよそ見をしている間に話は進んでいた。
 咎めるように特攻隊長のアドリアンが言う。団長の声に鼓膜をやられた団員は声の強弱がおかしくなったまま、毅然と返している。

 いけない、集中しなければ。
 ただでさえ、こんな突拍子もない話に付き合わないといけないのだから。

 超新星カモメ団の、月に一度の幹部会議。
 館の一番広い部屋で、それは行われている。

 団長を初めとする幹部数名に、書記の私。
 その殆どが学校の旧生徒会メンバーである。
 団は実力主義なので、この8年で成果を上げた者達数名もいる。
 その中に、あの若き新人エーベルも入っていた。今日の彼は、全身ピンクのタイツに腰にはフサフサのベルト、金色のゴージャスな革の上着を羽織った筆舌に耐え難い恰好を、さぞ当たり前のような顔をして座っている。

「うむう!ふざけてるようではないな!」
「え…どっからどうみてもふざけてるでしょ…」

 元・漁師のギャバンがジトリとした目で言う。彼は天気や地図を読むのが得意な30過ぎの男だ。

「よい、話してみよ!!」
「チっ…きけよ」

 そう言って、ドカリと中央の椅子に座ったロルフに、ギャバンは諦めたように目を閉じた。



 海の廃墟都市・リンドグレン西側の探索エリアを解放してから約3か月。
 真夏の熱さは過ぎ、季節は残暑の厳しさ残る秋の変わり目に移っていた。この時期は台風が来るので自警団も対応に追われて忙しい。

 西側の「探索」は思うように進んでいなかったが、金がないと生きてはいけないので、ちょことちょこと数人でこまめに少しずつ「探索」をしていたのだ。
 教会跡地からすぐ下の武器屋、そして人工谷の中腹部分の広大な敷地にぎっしりと敷き詰められた墓場が、現在の安全地帯として「探索」する場所だった。

 信心深い者は反発するので大きな声では言えないが、「墓」は最もオタカラの眠る確率の高い土地である。
 墓荒らしといえば聞こえは悪いが、要はそれだ。
 死人には申し訳ないが、所詮死人なのだ。死んでる者より、生きている者を優先するのは当然だ。
 亡くなった先人たちを慈しむ心はあるが、それとこれは別物である。

 墓には故人を偲び、彼らを想って様々なものが一緒に埋葬される。土に埋もれたそれは、食べ物だったら故人と共に土へ還るが、物品だった場合はいつまでも残る。
 私たちはそれを文字通り堀り起こし、これも片っ端から全て奪うのだ。
 価値があろうとなかろうと、そんなのは鑑定せねば分からない。

 物は必ず金になる。だから教会の下に「墓」があった時は、誰しも喜びを隠す事が出来ないくらい興奮したのだ。

 現在の「探索」は、もっぱら墓掘りである。

 力仕事だがあちこち動き回らない分少人数で済む。台風でてんやわんやの私達にとっても、「探索」に人員を割かずに済むので助かっていたのだ。
 報告は、その探索メンバーから上がったものだ。



「私は実際にこの目で見た訳ではありませんが、墓が動いている形跡があるのです」
「えええええええええ?」

 この悲鳴はエーベルだ。怖いよーと、参謀のアインにくっ付いている。
 そのアインは満更でもないようで、いやいや、エーベルは男なんだけど。少しも気にする素振りを見せず、メンバーの話をじっくり聞いている。

「我々が西側を解放したのをどこから聞きつけたのやら、ハイエナ連中が沸いているのはご存知でしょう?その者が実際に見たというのです」

 貿易都市の遺品が欲しいのは、なにも私達だけではない。
 都市の一番近くに拠点を持つ私達だからこそ頻繁に「探索」が出来るのであって、他の者達も生きるべく金になるものを漁りに、遠い町からわざわざやってくるのだ。

「彼奴らは教会跡地にテントを構え、一週間ほど滞在していたのだそうです。馬一頭しかいないので、持ち帰る物はかなり厳選していたとかで、その成果もあまり上がらなかったと言います」
「だろうな。オレたちが目ぼしいものだけ先に入手したからな」

 特攻隊長は二人いる。お調子者のアドリアンと、団の中ではかなりまともな部類に入るコルトだ。
 短い髪をツンツンと立たせたコルトが、横にいたアドリアンに「そうだろ?」と相槌を打っている。

「彼らの調査隊は全部で3人。しかし、夜にテントで寝てると、彼らの他に足音が多数聞こえるのだそうです」
「きゃああああ!!」

 これもエーベルだ。悲鳴が上がっているのに、顔は笑っている。完全に面白がってる様子だ。

「エーベル、少し黙りなさい」

 ついにアインに怒られてしまった。
 アインは生真面目そうな眼鏡をクイと上げて、メンバーの話の続きを促している。

「は、はい」
「ちぇ、怒られちゃった。今時お化けとか流行んないんだってば」

 ペロリと舌を出すエーベルは、実はこの中で一番根性が座っているのではないかと思ってしまう。
 彼より一回りも年上の、立場も経験も上の存在に、全く動じていない。
 最近の若い子は…と言い掛けそうになってぐっと堪えた。いけない、だから老害と言われてしまうのだ。
 まだ25歳だけれど。

「聞き間違いではないのか?エーベルの云う、オバケは存在しないぞお?」
「ええ、私もそう思って彼奴らに問うたんですが、彼らは足音を聞いただけではなく、実際にその姿を確認したとの事です」
「見たと言うのか?」
「はい。見た、だけではなく。実際に戦ったのだと」
「え?」
「は?」
「ええ!」

 戦うという言葉にメンバーたちは反応する。

「彼らも元・冒険者が故に戦闘経験もありますから、その目で確かめて魔物ならば切り捨ててやろうとテントを飛び出しました。すると、テントの周りを、夥しい数の死体がぞろぞろと蠢いていたそうです。まさにその姿は今墓から出てきましたと言わんばかりに土塗れだったのだそうです」

 誰かの喉がゴクリと鳴った。

 怪談をするには少し季節が遅いのだが、その場面を想像して思わず背筋がゾクっとしてしまう。
 周りを見ると、メンバーの殆どが神妙な顔つきに変化している。

「彼らは狼狽え、やり過ごそうとしたらしいのですが。その死体が彼らの動く姿を確認した途端に襲ってきて、彼らは必死で応戦したそうです。それは切っても切っても倒れずに、永遠と歩き続けてはこちらを噛んでくるのだそうです。彼らはついに逃げ出しました。教会の崖を降り、安全な東エリアに逃れて西側を見張っていたそうです」
「噛む?」
「はい。噛むのだそうです」
「えええええ、痛そう…」

 会議室がざわざわとしてきた。
 ここは一体いつから怪談話を聞く場になったのだろう。

「死人は幸いにも東エリアには降りてこなかったそうです。そして朝日が昇る頃にその姿は一人、また一人と消えていき、何事もなかったかのように無人の廃墟に戻ったと」
「マジか…」
「新種の魔物か?」
「聞いた事がないですね」

 最後のは私の台詞だ。そう、聞いた事もない。死人の姿をした魔物なんて。
 そんなの、大昔に存在した伝説の魔物じゃあるまいし、まるでおとぎ話の世界だ。

「実はこれには続きがありまして」
「うわああ」

 団で一番元気で一番力のあるロロは、怖がりだったようだ。
 両手で顔を隠し、ブルブルと震えている。

「私が彼に会った時は、彼は一人でした。街の入り口で、繋いでいる馬を解いている時に声を掛けたのです。私は他のメンバーは何処に行ったのかと聞くと、彼は噛まれたのだと答えました」

 死人の集団に襲われた時に、メンバーの二人は噛まれたのだと言う。
 魔物はその身に毒を宿している輩も多い。早く手当しないと下手を打てば死んでしまう。

「二人は噛まれた場所から腐っていったそうです。生きながら腐っていって、最後は理性までも失いました。あの死人達に襲われた時のように彼にも襲い掛かってきたので、仕方なく西側エリアに誘導して放置したと。どうせ死なないだろうし、一人で複数相手するのも分が悪かったのでしょう」

 メンバーは顔を上げた。

「私が報告するのは、これが複数から上がってきているという事です。私達は夜に行動しません。その死人の集団は、夜に限って現れるのだそうです。彼らから逃れてきた者達は、口を揃えて言いました。あの死人達は、教会を何度も降りようと試みていたと」
「!!」
「まさか…」
「なるほど」

 唯一この中で顔色が変わっていないのはロルフ団長だけだ。
 彼はポンと手を叩き、誰もが思ったであろう言葉を口にしたのだ。

「その死人がいつか教会を降りる事が出来たならば、東エリアの安全地帯はそうではなくなり、陸地と繋がっている我が町にも、奴らがやってくる危険があるという事なのだな。これはかなりいかん話だな!!」

 東エリアを平定したのにかまけて、西エリアも魔物がいないものと思い込んでいた私たちが悪かった。
 魔物の中には夜行性もいる。死人というのはまだよく分からないが、私達が「探索」に至っていない所に実は潜んでいて、道が繋がるのを奴らも待っていたのかもしれない。

「団長、どうします?」
「団長!」

 その話が嘘か本当か、報告してきたメンバーは団の働きは真面目そのもので評価が高く、嘘をついているでも私達を揶揄っているわけでもなさそうだ。

 実際にこの目で見ないと何とも言えないが、もしそうだった場合、大量の魔物がこの町に流れ込んでしまう危険は、どうしても避けなければならない事だけは分かる。
 町は戦う力を持っていない。
 私達自警団だけが、日々の訓練や「探索」での魔物退治で戦う術を持っているのだ。

「《中央》にも報告した方がいいんじゃないですかねえ」

 ねっとりとした口調でアインが言う。
 別に皮肉を言っているのではなく、彼の喋り方の癖のようなものだ。

 それを聞いた途端、ロルフ団長が憤慨した。

「それはだめだああああ!!!!《中央》の、それもギルドの力を借りるなんて、あっちゃならん事だ!!俺達カモメ団の恥そのものであるぞ!!!」

 今にも暴れ出しそうなロルフ団長を、特攻隊長の二人がどうどうと抑えている。

「でもこれがマジなら、俺達だけで対処できる問題でもないっしょ」
「うむ。戦闘も、ギルドの方が歴戦練磨と聞く。彼らの力に頼るのはオレも本意ではないが、団のメンバーに被害が出るのも本意ではない」
「でもこれをきっかけに、でっかい顔をしてくるんだよねえ、たぶん」
「そうなのだ!!だからギルドは好かん!!!」
「じゃあ、俺達だけで戦えって事っすか」
「ぐう、それは!!」
「まあ、これを機にギルドに恩を売るって事にもできちゃうかもしんないよお」
「そうなのか!!」

 でもでもだってと、幹部がそれぞれ好き勝手に喋っていて、話は一向にまとまらない。
 私は聞こえるように溜息をついても、ロルフ団長たちは気付かない。

 いつまでかかるんだろう。
 私は机に突っ伏すように顔を伏せた。どうせ、私の事なんて誰も気にしていないのだ。

 もし死人の魔物が本当に存在して、集団で人を襲うのだとしたら、それはかなり危険な存在なのに間違いはない。
 それもグレフのように何度も切りつけても死なないとすれば、私達には手は出せない。
 幾ら私たちが戦えると言っても、それは所詮付け焼刃。素人に毛が生えた程度なのだ。
 《中央》で本格的に訓練を受けた軍人の足元にも及ばないかもしれない。

 ロルフ団長が嫌うので、私たちもギルドがどういう組織でどんな活動をしているのか、はっきりとは分からない。軍を解体して分けたというぐらいだ。戦える者は多いのだろう。

 リンドグレンの廃墟は、災厄時から放置されている。どこの組織が管理しているとか、そんな取り決めは無い。
 ただ私たちの町が一番近いから、その物資を勝手に頂戴しているのであって、何の許可も得ていないのだ。


 《王都》はグレフに占領されている。その次に実権を持つのは、軍を抱く《中央》だ。
 あの水の都(アムルマハ)に誰が君臨しているかなど、そういえばちっとも気にした事がなかった。

 しかし《中央》は、私たちの行動に異を唱えた事は一度もない。廃墟を攫うのも黙認しているのか、《中央》から廃墟へ派遣してくる者など、誰一人としていなかった。


 私は思う。
 《中央》は、私達を使っているのではないかと。

 彼らが動く代わりに、私たちが危険を冒して「探索」した宝物を、あくまで私たちが自主的に行動していると思い込ませているだけで、その実、利用しているだけではないのかと。
 ロルフ団長の云う姑息さは、こういう事なのではないかと思ったのだ。

 だから、この件は《中央》にとっても、無関係な話ではないのだ。

 私たちがその正体不明な魔物にやられてしまえば、安全な場所でぬくぬくと待っているだけで得られた宝物を手に入れる事が出来なくなってしまうからだ。無関係とは言わせない。

「ニーナはどう思う?」
「え?」
「先程から真っ青な顔をして考えているだろう。ニーナには良い考えがあるのか?」

 ロルフ団長だ。
 私は顔を上げ、周りを見回す。

 彼らの喧騒はまだキャンキャンと続いていたが、私は口を開いた。

「私は…まずは本当にそんな魔物が存在するのか確かめたく思います」
「ほう!」
「ギルドに援軍を依頼するにせよ、団だけで対処するにせよ、不明瞭ではどちらもその先を考える事が出来ません」
「…たしかに」
「そうだな」
「戦うのは後回しです。魔物の実態を知って、まずは作戦を立てるのが先決かと」
「全くその通りである!!!!」


 団長の一喝で、それはようやく終結した。

 これにより、私たちは夜の廃墟へ、初めて足を踏み入れる事となったのだ。

 正体不明の気味の悪い魔物を探るために。






 そしてこの行動こそが、私の今後の人生を丸まる変えてしまうきっかけとなる事を、当時の私は知る由も無かった。

 劇的な変化は、この時すでに始まっていたのである。

 それに気づくまでに、私は多大な時を無駄に過ごす事になるのだけど、あの時の奇跡的な出会いは、確実に私の運命を変えた。




 私が本当の意味で「」と自覚するまで、後、数日――――。
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