蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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二. ニーナの章

12. ピンクの牛と赤毛の男

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#____#



 刹那。

 まさに蛇の化け物が私達4人をまとめて呑み込もうとしていたその瞬間だった。

 私の後ろで、凄まじい高温を感じた。
 火傷する勢いの熱さだ。

 痛みすら感じる熱さに、思わず振り返る。


 ゴオオオオオオオオォォォォォ!!!!


 火の塊が、私たちの後ろにいた死人を焼いた。

「え?」

 目を見張る。
 グレフがそちらに注意を奪われる。

 その隙に、団長が私達を抱えて地面に押し倒す。


 途端に現れた炎に、その場が明るく照らされる。
 夥しい数の死人と、真ん中に大蛇のグレフ。
 炎の赤に照らされた奴らは、醜くて汚い。

「はやくこっちにこい!!」

 若い男の声が響いた。
 立ち上る炎の後ろ、火の隙間から見える二つの人影。

 轟炎に焼かれた死人たちは、無抵抗のまま敢え無くその身を焼かれている。
 凄まじい火力。
 火は肉や骨を焼き尽くし、死人は悲鳴さえ炎に呑まれていく。

 その様子をぼんやりと眺めていた私を、団長が掴む。
 いち早く状況を理解した団長は流石と言うべきか、突如現れた援軍にもう対応していて、呆けるばかりの私達三人を纏めて抱えて炎の壁を飛んだ。

 足元がジリリと焼けるが、それは一瞬だった。
 飛んだのはいいが、着地の時点でアインは手を離したので、私たちは慣性に則ってゴロゴロと転がってしまう。

 草塗れになってようやく這い上がった時には、私たちは炎の壁を中心に、グレフとその従者の死人達と睨み合う恰好になっていた。

「どこの誰かは知らんが、助かった!!!!」

 チャキと団長が剣を構える。仮にも剣術の教師だった人間だ。剣の腕は確かである。

「危っぶねえ!危機一髪だったな、おっさん」

 そう軽口を叩く若い男の手には、教会の印である輪違いの紋章が掲げられている。


 あれは、魔法。
 一瞬にして死人を焼いた。その凄まじい炎は、私達と敵を隔てる壁の役割も果たしている。
 上位の魔術だ。あんな軽薄な成りをして、凄い魔法の使い手だ。

 私と一緒に放り出されたアインに手を貸して、彼らに近づく。
 炎のお陰で良く見える。

 魔法を放って絶体絶命の私達を助けてくれた若い男と、その少し後ろに突っ立っている…あれは、なんだ?

「誰だ、あれ」

 見るとアインも同じ方向を見ている。

「ピンクの…うし?」

 私の頭がおかしくなってしまったのかと思った。

 子どものお遊戯会か何かか?一瞬、ここが平和で呑気な幼稚園かと勘違いしてしまうくらいだ。
 ピンクのダボついたローブに、白い斑点がいくつか。
 足元まで覆い隠すそれの後ろに、ぬいぐるみの尻尾が生えている。

 顔は…分からない。

 ピンクのローブはその顔をすっぽりと覆ってしまっていて、口元すら隠している。
 頭には黄色の角が二本。額の位置に、目と思わしきボタンが二つ。そのすぐ下に鼻があって、金の輪っかがくっついている。


 どこからどうみても、ピンクの牛。
 !?


 ピンクの牛の全身着ぐるみを着たもう一人が、松明を用意していた。
 せっせと布を巻き、紐で括りつけている。

 その輩の異様な恰好に呆気を取られて、アインと二人、これ以上は近づけないでいる。
 そんな中、いち早く状況を理解したのかギャバンがその変なローブの人物に潔く近づいていって、その作業を手伝い始めた。

 珍しいこともあるものだ。ギャバンの人見知りは病的である。
 初対面など、視線すら合わせないし、そもそもいない。
 だが、今は状況が状況だ。有事の際まで人見知りと言ってはいられないのだろう。

 炎を継続させる魔法の使い手の若い男と、炎の上から動く死人を攻撃するロルフ団長。
 せっせと無言で松明を作るピンク牛の着ぐるみと、無口なギャバン。

 なんという取り合わせだ。

 そしてついに人数分の松明が用意できたのか、ギャバンがニヤリとして未だ棒立ちの私達を手招きして呼んでいる。
 何か作戦があるようだ。

 ロルフ団長も呼ばれ、その着ぐるみの元に向かっている。その変な恰好に多少面食らったのか、一瞬だけ団長動きが固まる。
 が、エーベルとは違うイタさの正体不明の人物にも、ロルフ団長は礼を述べている。

「行くかね…」
「そうね。いつまでもここにいても仕方ないでしょ」

 そうして私はアインを引っ張りながら、怪しい着ぐるみの元へ向かったのであった。





 自力で歩けないアインに手を貸し、あの異様なピンクの着ぐるみの傍まで辿り着いたとほぼ同時に、炎の魔法を放った若い男と、剣で焼かれた死人にとどめを刺していたロルフ団長も合流する。

 炎はまだ上がっている。
 あんなに長い間炎を継続できるなんて、凄い魔法の使い手だ。

 改めて近くで若い男を見る。
 炎に照らされているからなのか、赤茶色の肩までの髪を後ろで一つに縛り、旅人にしてはやけに軽装で、デニム生地の前掛けを身に付けている。

 全体的にやせ型。その首には、教会の信者の印である輪違の紋章を掛けている。
 その紋章は今、淡い光を放ち続けている。彼の魔法の触媒なのだろう。

 目はややつり上がっているが、嫌味ではない。むしろ好感が持てる人懐っこさを彼には感じる。
 歳は私と同じくらいか若干下か。口調はお調子者のアドリアンと少し似ているが、こっちの方がすれていない。

 彼は炎を継続したまま、薄っすらと汗をその額に浮かべている。
 見ようによっては整っている顔だ。彼自身はそんなのお構いなしといった具合で、乱暴に額の汗を拭っている。

 隣のロルフ団長も汗だくだ。立ち上る炎の間近にいたのだから熱かったのだろう。


「もうすぐ切れちまうかも、もっかいいっとくか」

 彼は眼前のピンクの牛に話しかけているようだが、牛は黙ったままである。
 ギャバンの手伝いもあって出来上がった人数分の松明を、無言で手渡してくる。

 彼らは何者なのだ?
 こんな時間、こんな場所で。

 私も云えた義理ではないが、調査という名目がある。彼らは一人は軽装で、一人はふざけた格好だ。

 何をしにきたのだ?

 助けられたのは事実だ。まだピンチは去ったわけではない。
 炎の先には、まだ夥しい死人の大群がいて、その中央にあのグレフもいるのだ。

 一人は魔法を使えるとして、だが戦力はあまり変わるまい。グレフには攻撃が利かないのだから。
 こんな松明一つで何ができるというのだ。

 訝しげな視線に気づいたのか、松明も受け取らない私に、赤毛の男がにっかりと笑った。

「なあ、俺ら怪しいのは充分分かってっからさ、とりあえずここ、どうにかしねえ?」
「え?」

 いきなり核心をついてくるとは思わなかった。

「え、あの…」

 赤毛の男はニカニカ笑っている。こんな絶体絶命の状況でどうしてそんなに笑えるのだろう。
 ついさきほど覚悟したばかりの「死」を、彼は怖くないのか。

 するとギャバンが私に松明を差し出す。

「…分かんないけど、助けにはなるかも」
「そうかもしれないけど…」
「俺は動けないからねえ、もうロルフ団長決めちゃってくださいよ~」

 アインが団長を見た。
 彼は赤毛が差し出すまま素直に松明を受け取っており、次はどうするのだどうすればよいのだと興奮していた。

「死人は焼けばいいのだな!確かにそうだな、人は焼いたら灰になる。俺はこんな簡単な事をどうして気付かなかったんだあああ!!」

 と、うるさい。

「貴方がどうにかしてくれるの?そんな魔法で?」
「ニーナ!」

 何故か喧嘩腰の口調になってしまった。
 咎めるようにアインが私の名を呼ぶ。

 しかし赤毛の男はそんな私の嫌な態度も気にならないのか、笑顔を張り付かせたままクイと顎を上げる。
 それはこの変なピンクの牛を指している。

「俺じゃねえよ。何すっか俺にも良く分かんねえけど、ちょいと信じちゃくれねえかな、嬢ちゃん」

 言っている意味が分からない。
 この状況を、この変な牛がどうにかしてくれると言っているのか?
 たかが人間に、これがどうこうできるはずがない。

 グレフに遭うと死は免れないのだ。

「…はい、ニーナ」

 ギャバンが無理やり松明を持たせてくる。
 ロルフ団長もギャバンもアインも、この出会ったばかりの怪しい二人組の云う事に素直に従っている。

 助けてくれたのは事実。だが、味方とは限らない。返り討ちに遭ったらどうするのだ。


 その時だった。
 ピンクの牛の着ぐるみが、徐に動き出した。
 迷わない足取りで、ゆっくり前に進み出る。

 赤毛とロルフ団長も過ぎて、ピンクの牛の前には炎の壁しかない。

 すると、私以外の松明に、いきなり火が点いた。
 ゴウと音を立て、布を燃やす松明が6本。誰も松明に火は点けてない。赤毛の男も魔法は使ってない。
 私の分の松明は足元に転がっている。

 なぜ、私だけ火が点いていないの。
 これから何が起こるの。私たちは、助かるの。
 何故、こんなに意地を張っているのか自分でも分からない。

 ぐるぐると色々な考えが頭を回って混乱しそうだ。


「旦那、ダメっすよ」

 赤毛がピンク牛の背に声を掛ける。とても神妙な声。少し咎めるような口調でもあった。



 旦那、と赤毛に呼ばれた牛は、その言葉に私を振り返った。

 見捨てる?なにを。
 私を――見捨てる?そんなまさか。

「嬢ちゃん、後生だから言う通りにしてくんねえかな。あとからちゃんと説明すっからよ。こう見えてもあの御仁、そんなに気が長い方じゃねえんだ。あんたがここで死にてえんだったら、もう止めやしねえけど」
「え?」

 着ぐるみは、黙ったまま私を見つめている。
 その顔は、ローブに隠されて分からない。
 だが、凄い威圧感だけは伝わってきた。

「ニーナ、ちゃんと説明してくれると言っているのだ!とりあえず、今はここから逃げ出すのが先決だろお?怪しいのは分かるし俺もこの状況がさっぱり意味が分かっとらんが、従うしかあるまい!」
「…ニーナ」
「ほら、松明」

 アインが松明を差し出した。
 私は意を決して、その松明を掴む。

「いいわ。ロルフ団長に従います。決してあなた方を信じたわけではないのだけは忘れないで」

 本当はその威圧感に押しつぶされそうだった。
 ローブの中があのグレフよりも危険な存在に思えて仕方が無かったのだ。

 本能で、恐怖をそのローブの人間に感じた。
 怖い気持ちを振り絞り、何とか強気の声を出す。

 するとピンクの牛が私から視線を外し、また前を向いた。
 外れた視線の呪縛から解き放たれ、心臓がバクついて仕方が無い。
 なんなんだ、あの視線は。


 明らかに感じた、殺意。

 恐ろしかった。


 ひと時の間の後、私の松明にも火が点された。この火は、あの着ぐるみが発生させているのは間違いない。
 武器も道具も所持していないので、恐らくは魔法。

 ローブの中に触媒を隠しているのだろう。詠唱は聞こえなかったが、腕が立つ高位の魔法使いは、呟く程度の声量でも魔法を使いこなせるらしい。奴もそうなのかもしれない。

 あんな成りをして、赤毛の男よりも立場は上のようだし、その仮説は恐らく当たっているはず。


「アッシュ、火を消せ」

 ピンクの牛の着ぐるみが、初めて声を発した。
 くぐもって聞き取りにくいが、男の声だった。

 アッシュと呼ばれた赤毛の男は、すぐさま触媒を操って、自らが生み出した魔法の炎を消した。
 轟炎がすぐに落ち着き、残されたのは黒焦げになった死人の成れの果てのみだ。

 私たちの間に、壁がなくなった。

 それを好機と思ったのか、いままでうねうねと私たちの様子を見ていた大蛇が、シャア!と口からねっとりとした緑の液体を吐いた。
 それは地面に落ち、シュウシュウと煙を立ち上らせている。

 グレフが行動を起こしたからか、遠巻きに炎から離れていた死人達が、その間合いを詰めてきた。

「一瞬だ。お前たちは松明を空に掲げてろ」

 端的な指示。その言い方はとても冷たい。
 初対面だと言うのに遠慮のない命令系。

 しかし不思議とローブの男の意に、周りは従ってしまう強さが込められている。
 私は両手で松明を持ち、思い切り空へ掲げた。

 ロルフ団長もアインもギャバンも。あの赤毛のアッシュという男も空を仰ぐ。
 私達の松明から出る煙が、闇よりも黒い狼煙となって上へ上へと昇っていく。

「なんだ、あれ!」
「うそだろおお!」

 空に消えていく煙を追っていた私たちは、そこでとんでもない物を見てしまった。

「なんだ、ありゃ」

 赤毛の男も驚いた様子だ。刮目し、口をパクパクさせている。

「…赤い」

 ギャバンが呟く。



 私たちの頭上に、ほんのすぐそこに、が在った。
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