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二. ニーナの章
15. 料理人アッシュ
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この夜、私は人生初、食べ物を食べて涙を流すと言う稀な経験を味わった。
そう、味わったのだ。
心行くまで。
アッシュの作った料理はどれも絶品だった。
狭くもない食堂の、小さくもない長机の上に、所狭しと並べられた大皿料理はどれもこんもりとボリュームたっぷりで湯気が立ち上っていて、高いフルコースにあるような高級感など微塵もなく、ただの男くさい大衆料理ばかりだったのだが。
そのどれもがいちいち美味しくて、頬が落ちるどころか舌がまだないのか早く寄越せと言わんばかりに涎を流すものだから、私たちは休む事すら忘れてひたすら食べた。
アッシュは出来る限り大勢に食べてもらいたいと、テーブルに椅子は用意せず、我々は立ったまま空っぽになった皿を持ってウロウロしては食べ、また空っぽの皿に美味いものを乗せてウロウロと忙しなく動いた。
ここにいるだけで数十人。他の多くのメンバーは、何と酒場にいるらしい。
酒場の女将さんとどう話を付けたのか、今夜の酒場はカモメ団の貸し切りだった。
「厨房の釜土が足りなくてよ。レシピ教えるついでに、な」
と、ニコニコしているアッシュは今、私達とは別の料理を運んでいる。
酒場にもこれと全く同じ料理が、その量だけを大量に増やして団員達の腹を満たしているらしい。女将さんの心遣いもあるが、やはりこのアッシュという男は侮れない。
昨日今日と出会ったばかりの男に、たくさんの料理を作りたいから厨房を分けてくれと言われて、はいはいどうぞと一体全体なるだろうか。だが、実際にアッシュはそれを仕出かしている。なんの苦労もない顔で、私達が舌鼓を打つ様子を見て、心底嬉しそうに微笑んでいる。
「俺ぁ、料理人だからよ。今までも料理を作ってもてなす事はあったけど、他意が含まれてねえのは初めてだ」
そう言って、少しだけ目を伏せた仕草が妙に印象に残った。
その人懐っこさから何の修羅場も潜ってなさそうな平和な雰囲気なのに、料理の腕といい、魔法の威力といい、この男もそれなりに、災厄を生き延びてきた歴史があるのだなと感慨深く思った。
料理は、この港町ならではの、魚料理フルコースだった。
養殖業が途絶え、漁業も儘ならないのは事実だが、近郊の海にはすでに船を出すまでに復興は済んでいる。海の海流が変わって獲れる魚の旬なども変わったが、貿易都市や魔族たちから海が荒らされていないお陰で、それなりに大きな魚は日々港に揚がっているのである。
私たちは海の人間なので、肉を殆ど食べない。食うとなると、干し肉やソーセージといった加工食品ばかりで、生肉を焼いたものなどは贅沢の限りで数回しか食べた事は無い。
しかもその調達は、《中央》の市場を頼らざるを得ないのだ。
よって、魚は主食で在り、食い飽きた食材でもあったのだ。
その私達がいつも食べている魚で、アッシュは勝負を仕掛けてきた。
鮭のレモンバターホイル焼き、アジのソテー、ぶりの照り焼き煮、サンマのマリネサラダ、カツオのたたき漬け丼、カレイの黒酢南蛮漬け、メカジキのステーキ、ホタテのピザ、サザエのつぼ焼き…エトセトラエトセトラ。
珍しいメニューではない。むしろ、いつも食べている献立だ。
だが、味付けが明らかに違う。ほんわりとした魚の身も、少し濃い目のソースも、ピリリと舌に残る薬味も、どれも口触りが良く、なにより美味い。
私はその中でも鯛の姿煮がお気に入りで、魚独特の臭みすら利用した味付けに心底感動して、ついつい涙が出てしまったという訳である。
こんなに美味いものを、病気でベッドに噛りついているしかない娯楽の薄いテルマにも食べさせてやりたいと思った。
少し持って帰ろうかと思ったが、ほとんどの皿は舐めん勢いですっからかんだ。早々にお持ち帰りを諦めた。
「俺ん家は山でさ。川魚はいたけど海の魚は殆ど食った事がなかった。海の魚は大胆な料理が作れるから、食材としてかなり好きだね」
レシピの作り方を聴いてきた団の若い女の子達に囲まれて、アッシュは得意げに答えている。
女の子たちの目は、アッシュに興味津々だ。彼は爽やかではないが、野性味があって見てくれもいい。
いわゆる、格好いい部類に入るだろう。彼氏に飢えた女の子の関心を引くのも当然だ。
その女の子たちの中に唯一の男性、エーベルも黄色い悲鳴を上げているのだから目も当てられない。
団の男達とは言うと、女の子にきゃあきゃあ囲まれているアッシュを余所に、食い扶持がテーブルを離れた隙にと、先程からもぐもぐしっぱなしである。
実に賑やかしい食卓で在った。
普段から仲の良いカモメ団ではあるが、こうやって大勢が集まって食事する機会は人数が多すぎて中々できないでいる。食事だけでも団の結束は育まれるものだ。
このような機会を作ってくれたアッシュには、本当に頭が下がる思いである。
ちなみに、この食事代もアッシュの自腹だった。そうそう安い買い物ではなかったはず。しかし彼はお金を持っていても使う暇がないとかで、有り金全てをこの催しにつぎ込んだらしい。
その次の話がまたアッシュらしいのだが、食材も非常に安く手に入れたという。どんな口上を垂れたのか、その手腕を拝みたくもある。
そんな中、この喧騒の輪に加わらないのが約一名。
アッシュの上役である、ピンクの牛…もとい、今はサメの男だ。
彼は部屋の端っこでポツンと一人きり、夜の闇を窓から眺めつつ、ちまちまと皿の料理を口に運んでいた。
実は彼だけはメニューが違ったのだ。
先程アッシュが別に料理の皿を運んでいたが、それはこの無口な男の為だったらしい。
「旦那は魚が得意じゃないみてえで。こんなにうまいのに、勿体ねえの!材料買う金も無かったけど、旦那だけ腹空かしたままじゃ可哀相だし」
と、料理で使った端切れの野菜を薄い皮で巻いて揚げた春巻きを渡していた。
至れり尽くせりである。
男はそれを黙って受け取って、礼も云わずに外を眺めていた。そんな男の態度に慣れているのか、アッシュは気にせずに自ら喧騒の輪に飛び込んで、仲間内でわいわい騒いでいる。
物珍しく、男に近づく団員もいたが、無下に扱われて玉砕していくばかりだ。
そもそもあの異様な恰好がいけないのだ。近づくだけでもハードルが高い。空気の読めない団長ですら、必要以上に男に関わろうとしないのだ。よっぽどなのだろう。
かくいう私も、アッシュとは話せても彼とは全く口が利けてない。
しかし同じ無口同士で気が合うのか、男を馬の背に乗せたギャバンだけが彼に近づく事に成功していた。ギャバンはそもそも騒がしい場所が好きではない。冗談を言う性格でもないので、誰も近寄ってこない静かな男の傍が楽なのだろう。会話をしている様には見えなかったが、互いに窓の外を眺めながら黙々と料理を食べ続けていた。
そろそろ宴もたけなわだという頃、幹部以外の団員がちらほら帰宅または宿舎に帰りだした頃、廃墟の第2陣であるコルト達が戻ってきた。
全ての墓を暴いて燃やし終えたらしい。
ついでだからと各々皮袋に墓荒らしで手に入れた宝石類をジャリリと鳴らしている。
そしてコルト達の為に残しておいた料理を温めなおし、あらかた彼らが食い終わるまでしばし休憩の後、私たちは遅めの幹部会議を開くことになったのである。
そう、味わったのだ。
心行くまで。
アッシュの作った料理はどれも絶品だった。
狭くもない食堂の、小さくもない長机の上に、所狭しと並べられた大皿料理はどれもこんもりとボリュームたっぷりで湯気が立ち上っていて、高いフルコースにあるような高級感など微塵もなく、ただの男くさい大衆料理ばかりだったのだが。
そのどれもがいちいち美味しくて、頬が落ちるどころか舌がまだないのか早く寄越せと言わんばかりに涎を流すものだから、私たちは休む事すら忘れてひたすら食べた。
アッシュは出来る限り大勢に食べてもらいたいと、テーブルに椅子は用意せず、我々は立ったまま空っぽになった皿を持ってウロウロしては食べ、また空っぽの皿に美味いものを乗せてウロウロと忙しなく動いた。
ここにいるだけで数十人。他の多くのメンバーは、何と酒場にいるらしい。
酒場の女将さんとどう話を付けたのか、今夜の酒場はカモメ団の貸し切りだった。
「厨房の釜土が足りなくてよ。レシピ教えるついでに、な」
と、ニコニコしているアッシュは今、私達とは別の料理を運んでいる。
酒場にもこれと全く同じ料理が、その量だけを大量に増やして団員達の腹を満たしているらしい。女将さんの心遣いもあるが、やはりこのアッシュという男は侮れない。
昨日今日と出会ったばかりの男に、たくさんの料理を作りたいから厨房を分けてくれと言われて、はいはいどうぞと一体全体なるだろうか。だが、実際にアッシュはそれを仕出かしている。なんの苦労もない顔で、私達が舌鼓を打つ様子を見て、心底嬉しそうに微笑んでいる。
「俺ぁ、料理人だからよ。今までも料理を作ってもてなす事はあったけど、他意が含まれてねえのは初めてだ」
そう言って、少しだけ目を伏せた仕草が妙に印象に残った。
その人懐っこさから何の修羅場も潜ってなさそうな平和な雰囲気なのに、料理の腕といい、魔法の威力といい、この男もそれなりに、災厄を生き延びてきた歴史があるのだなと感慨深く思った。
料理は、この港町ならではの、魚料理フルコースだった。
養殖業が途絶え、漁業も儘ならないのは事実だが、近郊の海にはすでに船を出すまでに復興は済んでいる。海の海流が変わって獲れる魚の旬なども変わったが、貿易都市や魔族たちから海が荒らされていないお陰で、それなりに大きな魚は日々港に揚がっているのである。
私たちは海の人間なので、肉を殆ど食べない。食うとなると、干し肉やソーセージといった加工食品ばかりで、生肉を焼いたものなどは贅沢の限りで数回しか食べた事は無い。
しかもその調達は、《中央》の市場を頼らざるを得ないのだ。
よって、魚は主食で在り、食い飽きた食材でもあったのだ。
その私達がいつも食べている魚で、アッシュは勝負を仕掛けてきた。
鮭のレモンバターホイル焼き、アジのソテー、ぶりの照り焼き煮、サンマのマリネサラダ、カツオのたたき漬け丼、カレイの黒酢南蛮漬け、メカジキのステーキ、ホタテのピザ、サザエのつぼ焼き…エトセトラエトセトラ。
珍しいメニューではない。むしろ、いつも食べている献立だ。
だが、味付けが明らかに違う。ほんわりとした魚の身も、少し濃い目のソースも、ピリリと舌に残る薬味も、どれも口触りが良く、なにより美味い。
私はその中でも鯛の姿煮がお気に入りで、魚独特の臭みすら利用した味付けに心底感動して、ついつい涙が出てしまったという訳である。
こんなに美味いものを、病気でベッドに噛りついているしかない娯楽の薄いテルマにも食べさせてやりたいと思った。
少し持って帰ろうかと思ったが、ほとんどの皿は舐めん勢いですっからかんだ。早々にお持ち帰りを諦めた。
「俺ん家は山でさ。川魚はいたけど海の魚は殆ど食った事がなかった。海の魚は大胆な料理が作れるから、食材としてかなり好きだね」
レシピの作り方を聴いてきた団の若い女の子達に囲まれて、アッシュは得意げに答えている。
女の子たちの目は、アッシュに興味津々だ。彼は爽やかではないが、野性味があって見てくれもいい。
いわゆる、格好いい部類に入るだろう。彼氏に飢えた女の子の関心を引くのも当然だ。
その女の子たちの中に唯一の男性、エーベルも黄色い悲鳴を上げているのだから目も当てられない。
団の男達とは言うと、女の子にきゃあきゃあ囲まれているアッシュを余所に、食い扶持がテーブルを離れた隙にと、先程からもぐもぐしっぱなしである。
実に賑やかしい食卓で在った。
普段から仲の良いカモメ団ではあるが、こうやって大勢が集まって食事する機会は人数が多すぎて中々できないでいる。食事だけでも団の結束は育まれるものだ。
このような機会を作ってくれたアッシュには、本当に頭が下がる思いである。
ちなみに、この食事代もアッシュの自腹だった。そうそう安い買い物ではなかったはず。しかし彼はお金を持っていても使う暇がないとかで、有り金全てをこの催しにつぎ込んだらしい。
その次の話がまたアッシュらしいのだが、食材も非常に安く手に入れたという。どんな口上を垂れたのか、その手腕を拝みたくもある。
そんな中、この喧騒の輪に加わらないのが約一名。
アッシュの上役である、ピンクの牛…もとい、今はサメの男だ。
彼は部屋の端っこでポツンと一人きり、夜の闇を窓から眺めつつ、ちまちまと皿の料理を口に運んでいた。
実は彼だけはメニューが違ったのだ。
先程アッシュが別に料理の皿を運んでいたが、それはこの無口な男の為だったらしい。
「旦那は魚が得意じゃないみてえで。こんなにうまいのに、勿体ねえの!材料買う金も無かったけど、旦那だけ腹空かしたままじゃ可哀相だし」
と、料理で使った端切れの野菜を薄い皮で巻いて揚げた春巻きを渡していた。
至れり尽くせりである。
男はそれを黙って受け取って、礼も云わずに外を眺めていた。そんな男の態度に慣れているのか、アッシュは気にせずに自ら喧騒の輪に飛び込んで、仲間内でわいわい騒いでいる。
物珍しく、男に近づく団員もいたが、無下に扱われて玉砕していくばかりだ。
そもそもあの異様な恰好がいけないのだ。近づくだけでもハードルが高い。空気の読めない団長ですら、必要以上に男に関わろうとしないのだ。よっぽどなのだろう。
かくいう私も、アッシュとは話せても彼とは全く口が利けてない。
しかし同じ無口同士で気が合うのか、男を馬の背に乗せたギャバンだけが彼に近づく事に成功していた。ギャバンはそもそも騒がしい場所が好きではない。冗談を言う性格でもないので、誰も近寄ってこない静かな男の傍が楽なのだろう。会話をしている様には見えなかったが、互いに窓の外を眺めながら黙々と料理を食べ続けていた。
そろそろ宴もたけなわだという頃、幹部以外の団員がちらほら帰宅または宿舎に帰りだした頃、廃墟の第2陣であるコルト達が戻ってきた。
全ての墓を暴いて燃やし終えたらしい。
ついでだからと各々皮袋に墓荒らしで手に入れた宝石類をジャリリと鳴らしている。
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