蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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二. ニーナの章

34. 哀しい使命

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「声の主は、グレフなのかしら…」

 グレフが人間の言葉を喋るなど聞いた事が無い。

 だが、死人はグレフに呼応したのだ。グレフの雄叫びに魂を失ったまま再びこの世に生を受け、生者を殺すだけの道具となって。

 この石に何らかのヒントがあるかもしれない。
 意を決して石を握りしめる。


【ころせ、ころせ】


 意思も無い死人は、この声に従ったのだ。
 あの晩、廃墟で私達を襲った時も。今夜、館で私達をおびき寄せたのも。


をさがせ さがせ】


「え!」


【あのおとこをさがせ まほうつかいをころせ まほうつかい…】


 魔法使い?
 これは、リュシアの事じゃないのか。
 汚れた…というのは良く分からないが。

 グレフを唯一殺せる力を持つ彼は、グレフにとっては天敵だろう。
 廃墟でも館でもグレフは大量の死人を動員したが、結局は取り逃がしてしまっている。
 グレフの筋書きを、悉く彼は打破しているのだ。

 彼に警戒するだろう。彼が邪魔であろう。

 本当ならば、この夜にこの町は全滅していたのだ。
 それすらも彼が土壇場で何とか引き留めている。

 グレフは数に任せて体当たりの、いわば力任せで襲ってきている。
 そのまま問答無用に押し切る予定だったのだろう。

 この町にたった四人の抵抗者。その誰一人として止める事すらできず、グレフは焦っているのだ。

 だからこうしてしつこく死人に命令している。
 魔法使いを殺せ、探せと。

 残念ながら抵抗者の一人はもうすぐ脱落する。
 あの中で一番の役立たずだ。ざまあみろだ。



 私はもうすぐ、死ぬ。

 なぜ私はまだ意思を保っているんだろう。
 ほんの爪の先っちょが食い込んだだけで、毒が回るのが遅かったから?
 徐々に侵食されて死人化するから、まだ人間の部分の方が多いのだろう。

 でも、分かる。
 身体中のマナが消えていく感覚を。

 何かに吸い込まれていくような、抗えない力も感じている。

 恐らくは自分の中のマナが全部失われた時に、ついに命も潰えてしまうのだろう。


「は、はは…」

 嘲笑う。
 なんて人生だったのかしら。

 私の最期が、結末がこれって、神様は意地が悪すぎる。
 ほんの少しだけ抗っているだけで、結局私自身は何も変わる事なく、ただ無能に死んでいくだけだ。


 20数年も偽りの妹を信じて、私は一体何を守りたかったんだろう。

 くまちゃんには悪い事をしたと思う。
 私が勝手に生み出したのに、あの子を受け止めてやることすらしなかった。
 一生懸命テルマを演じてくれたのに、労りすらもしなかったなんて。

 謝らなければならないと思う。
 でも、この身体じゃ、無理か。


 この町が好きで、同時に大嫌いだった。
 宿木をくれた団が大事で、同じくらい逃げたかった。

 何一つ私は自分の意思で行動せず、流されるまま生きてきて、結局なあんにも残らなかった。


【ころせころせ、にんげんをころせ】
【ころせころせ まほうつかいをさがしてころせ】


「うるさいうるさいうるさい!!!」

 せめて、せめて一つだけでも残したい。
 私の生きた証を、私が初めて、私の心で動いた証拠を。


 手元の石を眺める。
 透明な石はほんわりと発光している。

 この石は、いわば受信機のようなものだ。
 死人の動きは連動していた。
 グレフの命に従い、互いが互いを引っ張っているかのように同じ動きをしていた。

 これを逆に利用できるかもしれない。


 死人化していく私にマナの数は少ない。それに魔法も使ってしまった。
 だけど、どうせ死ぬのなら構わない。


 真霊晶石にマナを込めるように、その石に集中する。
 この石に私のマナを注ぎ込み、グレフの支配権をのだ。
 頭の声さえ聞こえなければ、死人は何もできないだろう。

 それに。

 私にグレフは殺せない。
 グレフを殺すのは、あの人の役目だ。


 私は、私に出来る事をする!
 死人ぐらいは私に任せてほしい。
 最期に、団のけじめとして、ニーナとしてやるんだ。

 このまま野垂れ死んで、あいつらにグレフに操られるなんてまっぴらごめんだ!


 あの人の助けになりたい。
 あの人はあの華奢な身体で、たった一人で色んなものを背負ってる。

 真っ暗な闇に、かすかな光を照らし続けている。
 夜は必ず明けて朝は来るが、その太陽を動かしているのはあの人だ。

 あの人の傍にいれば、私は変れるんじゃないかと思っていた。


 でも、その気さえあれば。
 人は誰しも、いつでもどんな時でも簡単に変われるのね。



 あれだけうるさかった声が、消えた。

 まだだ、まだ集中を保つんだ。
 私が死人の支配者となる。彼の者らを操り、グレフとの繋がりを断ち切るんだ。



 さあ、こっちにおいで!


 母のように、その腕であなた達を抱こう。

 父のように、この瞳であなた達を導こう。

 兄のように、かの足であなた達の道となろう。

 姉のように、あなた達を全て受け入れよう。


 こうして広場は死人で埋め尽くされた。
 夥しい死人の数に、広場の住民達が食い入るように私達を二階から見つめている。

 その中心に私はいる。

 化け物の女王。
 今の私に似つかわしい渾名だ。

「やった!成功だ!」


 私はタダでは死なない。
 グレフの目論見を全て破壊してやる。

 眼中になかったであろう私の最期の悪あがきを呆けて見ていればいい。
 人間は、グレフの思い通りなんていかない。
 意地汚く、知恵を使って抗う生物なのだ。侮ってもらっては困る。


 ふと、広場から海の方を見下ろした。

「あ…」

 あの人だ。

 遠くからでもすぐに分かる、あの独特なサメのローブを身に纏い、残念ながらあの美しい顔はまたフードの中に隠されてしまっているが、その中身を一度は見れた事が嬉しかった。

 彼は海の前に立ち、両手を前に掲げている。
 海が、海の水が迫立っていた。

「すごい…」

 数百メートルはあろう水の壁が、海の上に直線に立っていたのだ。

 続々と廃墟の方から現れるグレフの大群が、その水の壁に阻まれている。
 水はただ立っているのではなく、水流も伴っているようだった。海の底から水を汲み上げているのか、近づけば水流の渦に巻き込まれて逃れられず、かといって空中を飛べるわけでもなくグレフ達は立ち往生している。

 海に結界を作ったのだろう。

 その規模の大きさに、彼の真髄を垣間見た気がした。
 しかも本気ではなさそうで、隣に控えるあの全身タイツのロンという男と何か呑気に会話している。

 ロンはアッシュの元へ行ったのではなかったのか。
 町中にグレフが溢れ、海から現れる危険をまずは伝えるべきだと判断したのかもしれない。


「ふふ」

 館で別れたきり、とても心配していた。
 無事に館を脱出できたようでほっとする。
 それに、私が私でいる間に、あの人を見れて良かった。

 その時、彼が何となく上を見上げた。
 ふと、目が合ったような気がした。

「!!」

 ほんとにもう…。

 彼は階段上の広場で死人の大群がうようよ集まっている様子を窺っただけで、私を見た訳じゃない。
 そう思いたいのに、ここに私がいるんだって知った上でこっちを見たのだと信じたかった。



 私はあなたに、一目惚れしてしまっていたのね。



 これで思い残す事は無くなった。

 グレフの憂いも彼が対処してくれたし、あとは町に闊歩するグレフを一匹ずつ殺していけば片は付くだろう。
 この死人達は、私が責任もってどうにかする。




 私に一つ、考えがあった。

 死人を引き連れ、そのまま坂道を上る。
 館へ向かって、私達は歩く。

 私の足は、もう付け根の方まで腐ってしまった。
 グレフの支配から逃れて痛みは無くなったけれど、否応にも腐った臭いが漂ってきて堪らない。

 私も死人の動きものろい。
 それでも確実に、一歩一歩館へ近づいている。


 カンカン カンカン カンカン


「みんな、逃げて!!」

 ゆっくりと歩みながら鐘を打ち鳴らす。
 二回は退避。避難場所は町の入り口だ。

 先程の待機とは違う鐘の音に、何事かと人々が窓から顔を出す。
 ずりずりと死人の行進を見てぎょっとする人達に、私は声を張り上げて退去を促すのだ。

 この辺は危ない。
 これから私がやろうとすることに、町の人たちを巻き込むわけにはいかないのだ。

「はやく、逃げて!この人たちには絶対に近づかないで、速やかに逃げて!!!」

 恐る恐るといった具合で町民たちが外に出てきて、私に促されて町の入り口の方へ駆けていく。

「明日になれば全部分かる!団長が、あなたたちを導くから!今はお願い、ここから逃げて!!」

 悲鳴を上げる者、泣き出す者、腰を抜かす者など様々だ。
 状況を聞きたがる者もいたが、今はそれどころではないと一蹴する。

 所詮彼らは私達の団に依存している人たちだ。
 どうせ碌に考えもせず、私の云う通り行動するはず。
 大きな荷物を持って一人、また一人と去って行く。

 その背を見つめながら、私は館への長い坂道を歩く。
 歩きながらもマナを石に込めるのは忘れない。
 その力に引き寄せられるように、たくさんの死人が集まってくる。

 こんなにいたのかと驚いてしまう。
 …こんなに死んでしまったのだ。


 あらかた避難し終えたかしら。
 人気が無くなった一帯に安堵して、私は裏路地の方へ入る。


 カンカン カンカン カンカン


 鐘を鳴らす。
 もうとっくに音は聞こえていたのだろう。殆どはすでに家にいない。
 私の家を通り過ぎる。ここを抜ければ館まではすぐそこだ。

 見慣れた白い壁。
 私の家族は最後まで、仲違いしたままであった。
 お母さんとお祖母ちゃんはもういないかな。

 ごめんね、お母さん。
 心の中で謝ってみても、何の意味も無い。
 それにその思いは当人に届くことは二度とないのだ。

 私を憎んだままでいればいい。その方が、悲しみに暮れるよりもずっとマシだ。
 母はテルマに次いで私も失う羽目になるけれど、どうせ冒険者になれば危険は付き物なのだ。
 私を冒険者としてあの日に送り出す準備は出来ていた。10年前にとっくに覚悟しているだろう。



 館の豪華な扉を開き、再び中へ。
 あのどこもかしこも血で穢れた館に、死人達をどんどん押し込める。

「こっちよ!こっち!」

 はあはあはあ

 足がもつれる。
 左足だけで坂を上るのは骨が折れる。それに足だけではない。身体も重いのだ。

 マナは耐えず石に力を注ぎ続けている。人の生きるエネルギーそのものを石に与えているのだ。
 身体が重くなるのも当然で、下手すれば死人になる前に死んでしまう。


 もうすぐ、もうすぐ終わる。
 せめて私の手で終わらせるんだ。


 死人は大人しくしてくれている。
 抵抗せずにきちんと列を成して着いてきてくれるのだから楽だった。

 どれもみな醜悪な面構えをしているが、何となく生きていた頃の面影も残っている。
 大人も子供も老人も、可哀相にたくさん死んだ。

 町長に頼まれて町の住民票を作っていたお陰か、彼らの名前もすぐに出てくる。念のため名前を呼んでみたけれど、やはり何の反応も得られず、生存時の記憶は失われているのだと分かる。

 死人全体を「ついてくる」「たいきする」といった簡単な命令に従わせることはできたが、個々の意識が無い所為か、もっと難解な指示、例えば「あなたは二階のどこどこの部屋に行きなさい」のような指示は理解できないようで、大量に連れてきた彼らが一斉に二階に上がってしまって、ついに床底が抜けてしまった。

 仕方が無いので「一階で待機していて」と指示を下すと、それこそ階段なんぞ使わずに吹き抜けの手摺からどんどん身を投げ出して落ちてくるのだ。
 ぐしゃりぐしゃりと大勢が一気に落ちてきて、一階の床も大変な事になってしまっている。

 これより少し前に私達が館へ出向いた際に死人が二階から落ちてきた理由が分かった。彼らはグレフに操られていたのは間違いない。
 今更そんな実験をしても意味はないのだけど、これから私が成す事を邪魔されないためにも知っておく必要があったのだ。
 彼らをずっとこの屋敷に、留めておくために。



 玄関ホールから入ってすぐ右の部屋に入る。
 ここが災厄前に貴族の別荘として使われていた時代の従業員部屋だった場所を少し改造して、今は書庫室になっている部屋を漁る。
 魔法書や兵書、料理のレシピや武器大全など様々な書籍を並べている棚に、目的の一冊を取り出す。
 それをしっかり脇に挟んで、私はロビーを抜け、長廊下を抜け、中庭を通り過ぎてプールのある建物に入る。

 館の一階だけだと死人は全て収納できない。長廊下や各空部屋にも何人か押し込めてきた。鍵もしっかり外側からかけるのを忘れない。

 溢れた残りの死人達をプールの建物に誘導し、中庭には一人も置かない。
 中庭はある意味外だ。万が一、高い壁を越えて外に出てしまうのもゼロではない。それに彼らの血肉を絶対に外にだすわけにはいかないのだ。



 はあはあはあはあ。


 息が切れる。

 喉がとても乾いている。
 水を欲するが、プールだというのに此処には一滴の水も無い。

 魔法で水を出してしまおうかと思ったが、貴重なマナを枯渇させ、死人の拘束が解けてしまうほうが本末転倒である。


 テルマが逃げていった二階の窓は割れたままだ。
 私達が逃げる前にあんなに死人がいたのに、そういえば誰も残っていなかった。

 彼が生み出した大きな氷の魔法の欠片も残っていない。
 テルマが投げた臓物も、綺麗さっぱりなくなっている。


 周囲を見回し、プールの中へ入る。半ばずり落ちる形ではあったが。
 プールからプールサイドまでは約2メートルほども高さがあるのだ。

 私のこの状態では、もう二度と上がれまい。
 手も震えていて力が入らないのだ。

 重い鐘はこの屋敷に入る前に捨てた。余りの重さに腕がもげそうだったからだ。
 それにもう必要ない。


 はあはあはあはあ…。


 私の成すべき事。
 この屋敷を爆破する。


 武器庫として保管してある爆薬を使って。


 一気に爆発させれば、弱点の頭もろとも木っ端微塵だ。



 そう、
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