蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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二. ニーナの章

51. Tertials

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 無事、小瓶にグレフの白濁を詰める。


「これだけあれば充分だろ。ご苦労だったな、本当に」
「どうするんです?それ…」

 リュシアの手には、小瓶と未だ水の刃に貫かれた状態のグレフの核がある。

 結局私は奴の精液に塗れたまま、どうすることもできずに最後の後始末をしている。
 着替えなんてないし、それにこの洞窟全体が奴の精液で汚染されているのだ。今更何処にも逃げ場はないし、腹を括るしかあるまい。

 テルマは頬を膨らまし、懸命にねばねばを取っている。


「こういうのが得意な奴がいるんだよ。前も核を分析してもらった。涎垂らして悦ぶだろうな」

 それは残る二つのギルドの片方、盗賊ギルドを名乗るギルドマスターであるという。

「この世界に於いて邪教と云われる『科学』を至高とする男だ。変わった人間だが悪い奴じゃない」
「そんな人がいるんですね…」

 彼の口調からあの騎士団長よりは付き合い易い人物だと思われたが、如何せん、曲者揃いのギルドマスターである。そういった意味でまともじゃないんだろう。

 リュシアも騎士団長も、普通の人とは言い難いのだから。




 マーリンは核を失った時点で掻き消えている。
 夥しい大量の白濁だけを残して、だ。

 あの時、マーリンが果てたあの瞬間の惨事の顛末を語ろうか。いや、喋らせてほしい。


 奴は達した時、思い切り反り返った。もう、これ以上ないってくらいにエビ反りに仰け反ったのだ。

 嘶いた時、奴の意識は達した達成感に打ちひしがれていた。ビクリと大きく痙攣した身体を、地面に踏ん張っていた魚の尾鰭が支えきれなかったのだろう。アンバランスな体躯がそれに拍車をかけ、奴はずっこけた。

 今まで自分が吐き出した先走りの液に滑ったのかもしれない。

 とにかく奴はずるりと滑って、身体を反転させ、なんと私達の方を向いたのである。

 リュシアは前もって白濁を被らないように自分だけ見えない壁を張っていたらしい。まさかそこで滑るとも思っていなかった。

 何もかも一瞬の出来事だった。

 結果、私とテルマはあいつの精液をモロに被った。バケツの水を引っ被ったような心地だ。

 気分は最悪。喜びよりも感動よりも先に嫌悪だ。

 こんな終わりってないじゃないか。
 どこまでカミサマは意地悪なのだ。



 リュシアが洞窟内に張り巡らせた結界を解く。

 一刻も早くこの汚くて臭い身体を洗いたかった私は、わき目も振らずに洞窟を駆け抜けたのである。





 洞窟を出てまず最初にした事は、深呼吸である。


 あの中は生臭くて空気が澱んでいて、生暖かくて気色悪くて最悪の場所だった。

 深く息を吸って吐く。胸いっぱいに空気を取り込んで、そこで霧が晴れている事に気付く。
 あれだけ濃かった霧は微かに足元に残っているだけで、それも風に飛ばされて徐々に消えていく。

 空高く私を照らす太陽を見て、ようやく終わったのだと心の底から感じた。


「うう~ん!空気がおいしい~」


 私の後ろでテルマが両手を伸ばしている。可哀相にふんわりしていたシルバーブロンドは濡れてぺしゃんこだ。かくいう私も同じ恰好をしているのだけれど。

 前髪から滴り落ちる粘り気が気持ち悪い。
 そう思ったら居てもたってもいられなくなって、目の前の浅瀬に飛び込もうとテルマの手を掴んで走り出した時に、洞窟外に追いやられていたアッシュ達が戻ってきた。

「霧が晴れたから終わったと思ってよ。上手くいったようだな、嬢ちゃ…って、ひでえ恰好だな」
「……ニーナ、何それ」
「ガキんちょもかよ。何があったんだ」

 何も知らない彼らが驚くのも無理はない。

「旦那はいないのか?何処行って――…あ、出てきた」

 何処となくアッシュはばつの悪そうな顔をしている。

 狭い洞窟の入り口を潜り抜けリュシアが現れる。私と同様に大きく息をして、空を見上げた。

 アッシュが彼の元へ歩く。足取りが重い。
 サラサラの赤毛を掻き、眉をへの字にして彼の前に立った。


「あの、旦那…さっきは悪かった。あんたはやるべき事をやってるだけなのに、あんな態度を取っちまって、その、わがまま言ってるつもりは無かったんだけど、その、すま―――!」
「ああ、そうだな。お前の所為でいまいち集中しきれなかった」

 彼に無下に扱われ、不機嫌な態度をあからさまに出していた無礼を詫びるアッシュの言葉を遮って、リュシアはむんずと彼の首根っこを掴んだ。

「だんっ…!」

 思い切り引っ張られ、抵抗もむなしくアッシュは岩場の裏手へ引きずられていく。

「ちょっと!」
「アッシュ!?」

 いきなり怒りを露わにしたリュシアに驚く。
 滅多な事で彼は喜怒哀楽を表に出さないと思っていたからだ。
 洞窟で戸惑いの表情をしていたが、やはりあの時アッシュの態度が気に障っていたのだろう。


 そしてパシン!と皮膚が叩かれる音が響いた。

 彼らの姿は岩場の影に隠れて見えないが、頬でも叩かれたか。やけに重い音に芯が冷える。


「…これはあの二人の問題だからね」

 そう言いつつもギャバンは心配そうな顔をしている。

 それから何か喋っている声が聴こえていたが、いくら待てども一向に二人は岩場から出てこないので、私はテルマを連れて汚れを落とす事を優先させた。

 幾ら不遜な態度をリュシアが許しても、限度というものがあるのだ。
 私にはよくわからないが、今回は許せなかったのだろう。



 海の中に頭まで潜り、必死に白濁を落とす。

 少し時間が経って乾いてくると、妙にこびりついて落としにくくなるのも知らなかった。

 海に飛び込む前にギャバンにそれは何かと聞かれたから素直に怒れる神の精液だと答えたら、ギャバンは私の前に腕を交差してこれ以上近づくなと云わんばかりに後退る。

 それを見たテルマが憤慨して氷の刃で一物を切り落とす場面を事細かに擬音語を含めて説明し。ギャバンの顔が真っ青に股間を押さえた事で溜飲が下がり、私は奴を倒して初めて笑った。



 服を着たまま、ぷかぷかと海に浮く。

 霧も雲もない晴天。

 ほんのつい先ほどまで死闘を繰り広げていたとは思えない。
 死闘というほど切羽詰まっていた訳ではなかったが。それに最後のオチは死にたくなるぐらい惨めだったけど。


「終わり良ければ総て良し?」
「そういうことにしておきましょ」


 そして私とテルマは抱き合った。

 海の中で浮いた状態で濡れた彼女を抱きしめるのは少々難があったけれど、そんな事どうだって良かった。


「ありがとね、テルマ。あなたがいれてくれて、あなたが生まれてきてくれて本当に良かった」
「うん。ありがとね、おねえちゃん。わたしを認めてくれて、わたしを呼び出してくれてありがとう」


 彼女の額の髪を掻き分け、広いおでこにキスをする。

 塩っ辛いのは海の潮。

 くすぐったそうにテルマは身を捩り、それでも私にぎゅうぎゅうと抱き着いてくる。



「わたしはおねえちゃんの『妹』でいてもいい?」



 私は妹が欲しかった。
 何の取り柄も無い、意固地で臆病で面倒くさい、こんな私を無条件で愛してくれる存在が欲しかった。

 だからその存在を得た時、私は『妹』ととても大事にしたのだ。


「もちろんよ。だって私はあなたの姉なんですもの。あなたとずっと一緒に、ずっと一緒に遊ぶの」


 そう、ずっと。永遠に。





 空は青。

 いつもと変わらない、いつもと同じ空。


 怒涛の三日間があっという間に過ぎて、目まぐるしく状況が変化して、一人の女の人生がまるっと変わった。

 奇跡的な出会いと、運命をたどり、私は本当の意味で「生きている」と自覚する。



 海から上がるとギャバンが自分の上着を投げて寄越した。

 びしょ濡れの私は上も下も透け透けで、身体の線もくっきりと破廉恥な恰好だ。だが仕方ない。着替えは無いし、身を隠せる騎士団のローブは石を運ぶのに割いて使ってしまった。

 もう夏は終わったが、こんなに天気が良いのだ。しばらく潮風に曝しておけば自然と乾くだろう。
 乾くと潮に髪がパサついて返って居心地が悪くなるのも知っているが、あの欲望の吐露を全身に浴びたままよりは遥かにマシである。


 有難くギャバンの上着を羽織った所で、岩陰で何やら不穏な雰囲気であったリュシアとアッシュが戻ってきた。

 アッシュの頬が赤い。やはり殴られたようだ。

 だがその顔は先刻とは打って変わって清々しい。心配そうに目を細めるギャバンに舌を出して頭をペコリと下げるアッシュはいつものくだけた態度に戻っている。

 リュシアが目に見えて「怒る」とは思わなくて、何時も彼は感情を押し隠して黙り込み、嫌味の一つや二つで終わらせるのだと思い込んでいたし、彼が感情を表に出した原因がこのアッシュが取った不貞腐れた態度であるというのもいまいち腑に落ちない。

 というより、そんな些末な事で普通怒りを露わにするものなのかとも思うが、怒りどころは人それぞれ違うものだし、そもそもが彼の心情を理解する方が無駄なのだ。


 彼は他の人間とは少し違う。
 いうならば、喜怒哀楽が定まらない――と評すれば正しいか。

 あの岩の影でアッシュと何をしていたかは分からぬが、今は戸惑いの顰め面を潜め、無表情で私達を平坦な瞳で見ているだけだ。


「悪い、もう大丈夫だから」

 ニカっと笑ったアッシュの頬は鮮烈に赤くて、やけにその色が目に染みた。




 グレフの親玉を倒して何か変化があってもよさそうだが、霧が晴れただけで特に何もない。

 そういうものなのだろう。
 そうやって、誰かが何かを成し得た事を、同じ空の下にいても気づかない人は沢山いる。

 誰も知らないところで、時間で、事情で、人が戦い、死に、滅され、亡ぼしても、それはただのこの世界に於ける事象の一つなのだ。
 人は自分に関係がないものは、徹底的に無関心である。

 少し前の自分も、そうだった。私達の町を蔭ながら見守っていた騎士団の存在に気付かず、のうのうと楽して暮らしていたように。


 でも今は事情が違う。
 人が無関心でいられる世界は失われているのだ。

 リュシアが―――《中央》のギルドが立ち上がったのは、その無関心な無責任と依存が世界を滅ぼす拍車を掛けている事実を人類に知らしめると同時に、共に手を取り合い協力し合い怒れる神の台頭を阻止し、人間として生きる世界を取り戻す事を目指したからだろう。




 私の答えはもう出ている。


「帰りましょう」


 笑顔で言う。テルマが私の腕にすり寄って来る。


「あなたの“塔”へ」


 私の純粋な気持ち。


 この人の傍で、この人に夢を見させる事。
 この人の夢は―――神が消えた後の未来だ。

 その時に、彼が私を選んでくれたら本望だけれど、それは欲張り過ぎだろう。


「……」


 太陽の光を一身に浴びる彼は、神秘的で美しかった。
 その能面から愁いを帯びた瞳が見え隠れしているのを私は見逃さない。

 長い睫毛が、いつもよりも早く瞬かれているのも知っている。

 彼は、今。
 どんな気持ちを抱いているのだろう。



「どうか私の残りの人生も、その名の通り“紡いで”下さい」



 未だ濡れた手を、彼に差し出す。
 海水に塗れ、砂だらけの汚い手。

 しかし彼はその手を、躊躇せずに掴んだ。


「ふふ。せいぜい、妹ともども、こき使ってやってください」


 互いに向き合い、手と手を繋ぐ。
 彼とは作戦の最中にずっと手を掴んでいたけれど、それとは違って優しい手つきだった。

 節くれているけれど、細い指先が私を握りしめる。

 彼は相変わらず黙りん坊。でもそれは、ただ異常なくらい不器用なだけなのね。

 散々自分の気持ちを隠して騙して押さえつけたから、彼自身すら分からなくなってきている。
 どう行動すべきか、どう人の気持ちに寄りそうか、どう配慮するかを決めかねて悩んだ悩みぬいた結果が、その無表情であり、冷静で平坦な態度なのだろう。

 周りの喧騒が気にならなくなる。
 彼との繋がりが、嬉しかった。



 ふいに彼が目を閉じた。


「一つだけ、条件がある」


 彼の手に力が入るのを感じる
 再び開いた彼の眼差しは、いつになく真剣だった。


「お前が望むならば、俺はいつでも、俺をくれてやる。身体は好きに使っていいし、利用すらもして構わん」

 だけど。


「俺の心だけは―――あげられない」


 心は明け渡さない。それだけが、彼に残された唯一無二のモノだから。


「それさえ理解してくれるなら、…ニーナを歓迎するよ」





 私はその話に乗った。

 彼を好き勝手に使うなんて、そんな大それた事は出来ないけれど、女はいざとなれば幾らでも大胆になれる生き物なのをあなたは知っているかしら。

 それに、人は変る。
 人の心だって、さもありなん。
 頑なな彼の心を崩して私のモノにするのを、今後の私の人生を一生かけてやり遂げるのも有りだ。


 だって私はカモメだもの。
 彼の途を切り開くの開拓者なのだから、切り開いた先の未来に私がいるのは当然でしょ。


 こんな私をここまで変えさせた責任は、とってもらう。

 恋をする女の子って、とっても強くて面倒くさくて、逞しいのよ。



「覚悟しておいてくださいね。



 最大の強がりであるのは、ほんの少し震える手でバレているかもしれないが。
 それでも満面の笑みでそう告げた私の顔をじっと見たリュシアは、何も言わずにコクリと一回だけ頷いた。



 その時の彼の顔は…。

 ふふ、私と隣にいたテルマだけの秘密ね。






 こうして私は、劇的な変化を得た。


 ギルドマスター・リュシアの庇護の元、“紡ぎの塔”の新メンバーとして迎えられたのである。
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