蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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三. セトの章

54. 神の召喚 ①

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 これで黒の行商人が降伏し、占い師に逆らわずに全て白状していれば良かったのだ。

 どうせ男は僕を救わない。男の興味は占い師にあって、最初から僕なんて眼中に無い。

 誰も僕を必要としていない。
 僕抜きで進められる話に僕は不要の存在で、僕がここにいる理由は行商人をこの砂漠に物理的に繋ぎとめているだけの、ただの道具に過ぎない。

 男が喋れば、少なくとも僕に貫通した腕だけは解放されたはずである。
 余裕綽々の占い師は約束を守るだろう。憎らしいほど悠々とした顔は、やはり溜息が漏れるほど麗しい。

 占い師と出会って3日。良くも悪くもこの人は正直だった。自分の意のままに行動をしていた。
 協調性などまるでなかったけれど、嫌なものは嫌だ、やりたくない事はやりたくない、話したいから喋るんだと、ある意味分かり易い人だった。
 そんな彼女だからこそ、今更下手な小細工などするはずもない。
 自由になって、もっと万全の体制で占い師に再度闘いを挑んでも、きっと遅くはなかったのに。

 なのに黒の行商人は抗った。
 意思のないはずの男がこうまでして占い師を殺す事を優先させるのは、彼に与えられた指示のトップにこの事項が来るからに違いない。
 占い師―――いや、魔法使いのギルドマスターの抹殺は彼らにとっての悲願。最も注視せねばならない相手であり、何よりその死を願う対象物こそ、今僕らの目の前にいる美しい人。
 ことごとく彼らの【浄化】を邪魔していた魔法使いは、何を捨ててでも排除しなければならない人間だったのだ。

「わたしをあまくみてはいけません。ぶようじんに、まるごしであらわれると、おもっていましたか?」

 娯楽小説に登場する、悪巧みが暴かれた小童のようなニヒルな笑みを浮かべた黒の行商人は、これまた大袈裟にクツクツと肩を鳴らした。

「けがれにてわたしをかくりしても、どうほうをよべずとも、さいしょからしこんでいれば、なにもふつごうはないのです!」

 男は自由な方の腕を自分の胸に当て、ぶつぶつと何やら呪文のようなものを呟き出した。
 人では発言できない、初めて聴く言葉だった。


 ――Пеуать снята. Проснись――


 ゴゴゴゴゴォォォ…!!


「な、なんだぁ!?」
「きゃあ!!」

 静かだった砂漠に地響きが生まれる。
 砂丘は崩れ、流れた大量の砂が振動に合わせて小刻みに動き出す。

 足首まで砂に埋もれたアッシュらが、身動きを封じられて尻餅を付いた。地鳴りはどんどん砂を流して、腰の辺りまで侵していく。
 占い師は立ち上がり、砂を避けるように潰れた住居跡地の真ん中の方へと後退する。
 長いローブの裾を汚す砂を蹴飛ばして、面白く無さそうな表情をしていた。

「戦うのか…、つまらんな」
「そういっていられるのも、いまのうちですよ。すなにはいつくばり、ぞうもつをまきちらせながら、しになさい」
「ちょっ…何をするつもりなんだいっ!」
「セトはだまっていなさい。まほうつかいがしねば、こののろいもとけますが、くるしいのはわたしもいやなのです。もうすこしのしんぼうですよ、セト。あとすこしであなたもきちんと、ころしてさしあげますから」
「なっ…!」

 ババっと男は空に手を掲げた。
 僕の腹ごと持ち上げたものだから、皮膚が突っ張ってかなり痛かった。
 しかし痛がっている暇は無かった。


 ――Появись здесь и сейчас――


 男が空に向かって何やら叫ぶ。地鳴りが地震へと変化してまともに立っていられなくなる。
 僕は縋り付くように男にしがみ付く。口を開ければ舌を噛みそうだ。必死に歯を食いしばって、僕は振動に耐える。


 グゴゴゴゴゴゴ!!
 ザザザザッザザザザ!!!


「やべえ!砂が割れんぞ!!」

 砂が、舞う。
 静寂はぶち壊されて、砂が怒り狂い舞う。

 凄まじい上下の揺れに、その事態を引き起こした男自身も立てずに、膝を地面に付けた。

「―――割れる!?」

 僕らとアッシュ達の間、占い師が僕らを捕らえるのに出現させた水晶が、無残にも砂に呑み込まれていく。
 危険を感じてアッシュらは、更に僕らと距離を開けた。
 アッシュは右手の方へ。ニーナとテルマ嬢は左手側へ
 真正面の占い師は、消えつつある水晶をじっと見つめている。


 ゴゴゴゴゴゴゴ!!!


 砂漠に亀裂が走った。
 氷のようにビキビキと大地が割れ、砂が滝に落ちるが如く物凄い勢いで周囲のものを巻き込みながら、大地の中へ引き摺り込んでいく。

「うわぁああわあわあ!!」
「しっかりつかまってなさい。ここでわたしがのみこまれたら、いみがないじゃないですか!」
「そうなればただのギャグだよ!!ちょっと考え無さ過ぎじゃないの!?」

 アッシュとニーナは随分と遠くに逃げた。流砂に巻き込まれないようにしたのだろう。
 これだけ振動と砂流が凄いのに、占い師はケロリと平気で立っている。
 彼女の足下にある石塊自体がびくりともしていないのだ。
 仮にも昔は住居として使われていた石だ。思いの外、土台が深く地に座しているのかもしれない。

「ね、ねえ!占い師サンってば全然効いてないんだけど!?地震と地割れが君のとっておきの作戦なの!?」
「これからですよ、とくとごらんなさい!!」

 その時、地割れからブホっと霧と砂が噴射した。

「な、な、なんだ…!!」

 巻き上げられた砂が広範囲に降り注ぎ、僕ら全員をもれなく砂まみれにする。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


 また地鳴りが始まった。
 心臓を鷲掴みにする不穏な音は、この真下のギザギザに開いた地割れの穴からどんどん近付いてくる。

「地下から何か――来るわ!!」

 ニーナが叫んだ。

「足が取られて何もできやしない!上から見るわ、待ってて、おねえちゃん!!」

 テルマ嬢が飛んだ。
 白いふわふわ巻き毛にたくさんの砂を付けて。少女によく似合っていたフリルのドレスも砂埃を浴びて灰色に汚れていて、不憫で可哀想に思った。

 スピードを付けてびょんと飛んだ少女は、穴の全貌が見える高さのほんの手前で、急に止まった。

「へ…!!??あ、あ、な、に…これ……」

 少女の声が震えている。

「て、テルマァ!!」
「あ、あれはなんだ!?」

 僕とニーナが空を見上げて叫んだのはほぼ同時。アッシュは声さえ出ていない。
 ほくそ笑んだ黒の行商人と、それから占い師だけが黙り込んでいる。

 いつの間にそこに顕れていたのか、全く気付かなかった。
 空を飛んだテルマ嬢の上に、とてつもなく大きな影が、音もなく浮かんでいた。
 それの存在を誰しもが見止めた時、ようやくその影が具現化し、砂漠の地面に届く。

 夕陽に染まる赤紫の空は、その瞬間に黒く塗り潰された。


 ぶわり


 影が、羽ばたいた。
 空気を震撼させ、風圧が遥か下の地面まで襲い掛かってくる。
 地上の風と、空からの風がぶつかり合って、幾つもの小さな竜巻を作る。とぐろを巻いた風の渦に大地はまた削り取られ、砂を飛ばし、岩を砕いて僕らを無差別攻撃する。

「あたたっ!ちょ、なにこれ!」
「嬢ちゃん!チビ!大丈夫か!!」
「いたいですね。わたしがいるのを、わすれているのですか」

 穴からは砂の噴射。空からは砂の竜巻。
 大地は振動し、ボコボコと穴が開き、砂漠は酷い有様である。

 しかし、まだ終わりではなかった。
 これはただの序章に過ぎなかった。
 黒の行商人は、一切手を抜かなかった。有らん限りの手を出し尽くし、完膚なきまで叩き潰して魔法使いを殺す事だけを考えていた。その一点のみに集中し、渾身の力を僕らに見せつける。

「うわああああ!!!」

 最後にアッシュの悲鳴が聴こえた。

「ちょっ、ちょっと待て!ひ、ひぃ!や、た、たんま!マジでやべえって!!」

 だが彼の姿を追えない。
 空を覆い尽くす何者かが光さえも遮断してしまったから地面は暗く、尚且つ砂が撒き散らかされて視界が効かないのである。
 まして僕の目の前では、相変わらず砂の噴射が続いている。
 砂地獄にハマってしまったかのように、一面が砂に覆い尽くされて息すらできない状態だった。


 ガション、ガション!
 ガション、ガション、ガション、ガション!


「うっそだろ?え、なに、俺を狙ってんのか?ちょっ、こっちくんなぁ!!」

 アッシュがいる辺りで、甲冑同士を打ち鳴らしたような、金属の激しい摩擦音が聴こえてきた。
 アッシュの悲鳴は断続的に聴こえている。その言葉から察するに、その金属の音を立てる何者かに執拗に追い回されているようだった。

 聴こえてくる言葉自体は軽いものだったが、声の中に必死さが滲み出ている。
 冗談ではなく、本気でアッシュはそれから逃げていた。

「こんな手を隠していたなんてね…」

 用意周到過ぎるというか、なんというか。
 此処に占い師――もとい魔法使いが来ることを想定していたわけでは無さそうだったのに。

「あまくみないでほしいと、わたしはいいました。このちはわれわれの【サンクチュアリ】ですよ」
聖域サンクチュアリ…?」
「このちをおかされるわけにはいかないのです。ここは、さかいめ、きょうかいせんです。だいじなようしょに、きょうりょくなガーティアンをはいびするのは、とうぜんでしょう。まさかここでまほうつかいをころせるとは、おもってもみませんでしたがね。とんでひにいるなつのむし、とはこのことです。みずからしちに、とびこんでくるのですから」

 男はまたブツブツと、聞き取れない呪文を詠唱し出した。

 アッシュは金属音を立てる何者かに、テルマ嬢は空の何者かに襲われて、ニーナはそれらに気が取られて行商人の行動を阻むものはいない。完全に男のターンだった。

「…って、占い師さんは!!??」

 部下の窮地に慌てふためく人には見えなかったけれど、それでも何らかの動きは見せるかと思っていた。

「……なんなんだ、この人は…」

 けれども占い師は相変わらず面白くなさそうな顔をしていて、長い睫毛を軽く伏せただけだった。
 石塊の上に仁王立ちしたまま、微動だにしない。
 吹き荒ぶ砂嵐に腰までの長いプラチナブロンドが煽られても、少しも気にした様子はなかった。

「まほうつかいよ、あなたがてのうちをみせないのは、しっています」
「……」
「あなたはまず、じょうきょうはんだんからはいります。てきにでおくれても、あなたはどうじません。ぎせいをいとわずに」

 僕の知らない時、知らない場所で、何年も前から人間と怒れる神グレフは戦ってきたのだ。
 “ギルド”がグレフの性質を見破ったように、彼らもまた“ギルド”の戦い方を学んでいた。特に、浄化計画を台無しにする魔法使いの特性を。

 占い師の戦い方は、後攻一挙逆転の手口が主なのだと男は言った。
 最初は様子見で、魔法使いは何もしてこない。グレフらは油断して、作戦通りの与えられた物語に沿って思う存分暴れるのだそうだ。そのうち、グレフの手の内を全て暴かれてしまう。そうなれば次に回ってきた占い師のターンで一気に総崩れとなり、作戦など跡形もなく消え失せ、ボロボロで退散を余儀なくされるか、放置するしかなかったのだそうだ。

 彼らが占い師―――魔法使いに勝てない理由はそこだと思い、彼らなりに作戦を練った。

 それこそが、先手必勝。

 占い師が行動を起こす前に、全て手の内を暴かれる前に、怒涛の総攻撃で一挙に叩き潰す。
 僕からすれば今までとあまり大差ない気がするけれど、数にものを言わせた人海戦術を執る事だったのだ。

 それも、訓練を受けた戦士を100人集めても簡単に薙ぎ払える力を持つ、巨大で強大なグレフを一気に投入する事で、より勝利を確実なものとする。

 簡単に云えば、「最初からクライマックス」で「エンカウントした瞬間にボスラッシュ」を対魔法使い用に編み出したという訳だ。


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