蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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三. セトの章

56. 地下の煉獄と悪魔の取引

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 悪い事をした人が、最期に行き着く場所を知っているかい?

【煉獄】という、全てが破滅した恐ろしい場所に逝くんだよ。

 悪魔と禁断の取引を交してしまったら、魂は救済されずに煉獄へと堕ちる。
 地獄よりももっとくらい底で煉瓦の炎に焼かれ、世の中の全てのものを憎みながら、一生そこから抜け出す事は叶わない。
 現世のありとあらゆる苦痛を味わいながら、永久の刻をそこで過ごす。そうする内に心が正気を保てなくなって、自らが悪魔へと成り果てる。二度と浮上できない輪廻の輪を渇望し、遅い後悔の念に絶望し、地べたを這いずり回って更なる恐怖を身に受けるのだ。

 もしかしたら僕は黒の行商人と、を交わしてしまったのかもしれない。
 10年の期限付きの、束の間の倖せ。
 魂を対価に得た倖せが、偽りであることを知らずに。

 黒の行商人達は、人間の生態を知らなかったからこそよく勉強した。貪欲に知識を吸収した。感心するほどに。
 彼らは人間の基本的行動原理が、聖書の教義に基づいている事をよく知っている。
 人が本能的に最も畏れているのが死であり、死後の世界である。
 どんな悪人も、死に逝く間際に女神に祈るのだという。魂の救済を願って、我が身が犯した罪を棚に上げて祈る。穏やかな死と、輪廻転生を切に願うのだ。

【悪魔】とは、創世期のイシュタリア神と相対する位置に据えられた、邪悪な超自然生命体の事である。
 女神が善ならば、悪魔はその字の如く悪。
 女神と同列に扱われ、畏怖すべき存在ではあるが、それは後世の人によって創作されたものだ。盲目に教義を信仰させる為だけに創られたものこそ悪魔という点が、女神とは全く違うと云える。

 大昔は教義こそが世界の法律だった。
 まだ文字が出来た頃、文明が栄え行く中で集団生活を送るには、それなりの秩序が必要である。
 そこで編み出されたのが女神信仰であり、イシュタリア教義だった。
 魔族と人間という、二つの種族が住むこの世界が存続する為には、互いを争わせてマナを循環させねばならない。互いがそう認識しなければ、この世界そのものが成り立たない。
 二つの種族の有識者達は、同じ宗教を広め、同じ神を崇めさせた。
 そして教義に懐疑を持たれてしまわないようにと、手っ取り早く悪魔という悪い存在を産み出した。
 こうして世の秩序と仕組みを保ったのである。

 女神を信仰し、教義の通りに慎ましくしていれば、必ずマナの循環により再び生を成す事が出来るのだと、昇華の瀬戸際の最大限の褒美として、輪廻転生を説いた。
 対してその戒めを破れば最悪の罰が与えられる。
 死んでも輪廻の輪の中に入れず、魑魅魍魎がはこびる昏い地下深くの煉獄で、永遠の苦痛を味わう羽目に陥るのはさっき言った通りである。

 悪魔とはその煉獄に住む神で、絶対悪の存在。
 世界に秩序をもたらす為に創り出された、架空の罪の象徴。

 彼らが悪魔の取引を僕の物語ストーリーに使ったのは、人でありながら人を裏切る罪の重さを自覚させるつもりだったのかな。彼らこそ悪の象徴なのに、皮肉な事だね。

 一つ、物語を詠んでもいいかな。
 ずっと暗闇の中にいて暇だから、少し付き合ってくれると嬉しいと思う。
「悪魔の取引」という物語を。

 ―――その昔、ある売れない音楽家の男が、悪魔と魂の取引をしたんだ。男は伸び悩む音楽家としてのセンスに絶望していてね、どんな望みも叶えてやると言った悪魔の甘い囁きに、男は音楽家としての成功を願ったんだ。

 次の日から男の才能は開花した。
 人の心を揺さぶる才能に満ち溢れた音を奏でるようになった男は、望み通り偉大なる音楽家として名を馳せた。
 綺麗な人と結婚して、お金もたくさん手に入って、大きな屋敷と使用人を得て、何不自由ない幸せな暮らしを満喫した。

 でもきっかり10年後。11年と1日目に、悪魔が魂の回収にやってきた。

 悪魔との取引は、己の命を代償に使う。悪魔は頂戴する魂の代わりに、10年という短い束の間の倖せをくれてあげる。男は悪魔にそう言われていた事を、10年経ってようやく思い出したんだ。
 男は抵抗した。悪魔祓いや魔法を使ってでも何とか阻止しようと頑張ったけれど、契約は絶対だった。
 既に悪魔に魂を売られてしまっていては、女神も手は出せない。
 何より人を騙して不正に名声を手に入れた罪の方が重かったんだ。

 男は死に、煉獄へ堕ちた。

 悪魔によって魅入られた音楽も、男が死んだ途端に人々の心から消えた。名声や多くの音楽も所詮は幻、男と共に潰える運命だった。
 男はたった10年間の偽りを対価に、永遠の地獄を味わう羽目となった。
 男を覚えている者は、誰もいない。女神ですら、もう忘れた―――。

 この愚かな音楽家は、野心を抱いた僕と同じ。
 災厄を無かった事にして、10年間、一切不自由のない豊かさを僕は得た。それが望みであり、対価として僕の魂を賭けた願いだった。

 果たして丸っと10年が過ぎた時、悪魔を模倣した彼らグレフが魂の回収に顕れる。

 幸せな生活を過ごしただけの、何も知らないヴァレリの民ら全員の魂を貰い受けに。
 蟲の襲来という最も残虐な方法で、僕らを殺しにきたのである。

 黒の行商人は、僕とは既に取引を完了したと言っていた。
 新たな取引を交わすつもりもないと言った。
 魂が回収された死人が賭けるものなど、一つも残ってやしない。死に逝くだけの僕に、人としての価値は喪われてしまっていたのだから、彼が取引を拒んだのも当然の事だったのだ。

 僕らは彼らに描かれた物語の登場人物に過ぎない。
 11年前のあの日。災厄が襲ったあの日。彼らが、天から堕ちてきた最初の日。
 《王都》に救済を求めようと砂漠に赴いた9歳の僕が彼らと出会った時から既に、この結末に向けて物語は進んでいたのである。

 どう足掻こうと、最終話の台本は決まっていた。そこにギルドの連中が関わろうが関係なかった。
 僕は黒の行商人の掌の上で踊っていた、愚かなピエロ。

 いつかなろうと思っていた王でもなく、魂を奪われて人間でもなくなった僕は、一体誰なのだろう。





 ところで僕は今、深淵の闇の中にいる。

 煉獄というところは、もっと赤くて熱くて、愚者と悪魔がそこらじゅうを這いずり回っているような、おどろおどろしい雰囲気のする場所だと思っていたけれど、でも実際は硬くて冷たくてシンと静まり返った、僕しかいない寂しい世界なのだと知る。

 空気が澱んでいて、カビ臭い以上にもっと変な臭いがして、やけにリアルな感覚を持つ場所なんだなと。

「こんな冷たい場所で永遠を過ごすのか…」

 つい声として出た言葉は、壁に反響して帰ってきた。

「壁…?」

 今の体勢で両手を広げる。すると腕は完全に伸びきっていないのに、すぐに無機質な壁に指が触れる。
 そういえば僕の身体は横になっている。背中に硬い地面を感じるからだ。
 よっこらせと、寝ていた身体を起こした。
 死んでいるのに生きていた頃の癖が抜けないのかな。思わずジジ臭い掛け声を出してしまった事に一人でほくそ笑みながら立ち上がろうとしたけれど、中腰になった時点で頭が天井にぶつかった。

「いたっ…狭いな…」

 頭をぶつけた拍子に、天井から何かが落ちてくる。パラパラと音を立てて降り注いでくるのは、砂のような細かい粒だった。
 それがまた臭いのなんのって。
 長年掃除されていない古臭さと、猛烈なカビ臭さ、鉄の乾いた臭いもするし、こびり付いて離れない糞尿の臭いも入り混じっている。

「酷い臭いだ、酷すぎる」

 立てない事が分かったので、今度は座った状態で足を伸ばす。
 地面に手を付いて足を開脚すると、やはりすぐに壁にぶち当たる。
 僕の足を全部伸ばせていないのに、靴の先がまた違う面の壁に触れるのだ。

 四方は壁、身体も満足に伸ばせない狭さ。真っ暗でとても臭く、上から砂が落ちてくる。
 そこで僕はこの状況を悟った。
 それってつまり、ここが棺の中なんじゃないかって事を。

 そう認識した途端、猛烈な息苦しさを感じた。
 余りの空気の薄さに、脳が肺が心臓が悲鳴を上げる。息をしようとするのに、空気が停滞して臭くてとても呼吸できる代物ではない。ずっと嗅いでいると意識が朦朧とする臭さだった。

 死人が呼吸を欲するなんて、そんなの有り得っこないのだとちゃんと理解している。
 煉獄では人は生前の姿を保ったまま永遠の苦しみを与えられると謂われるが、これがそうなのかと思うと目眩がしてくる。5分も経っていないのにギブアップ寸前なのだから。

 僕の最期は惨めだ。
 たった独りきりで、身体も碌に伸ばせない狭い空間で、呼吸もまともにできない環境で、永遠の時を過ごさねばならないなんて。
 これが人に仇してしまった僕の末路と思えば喜ぶ人はいるかもしれないけれど、それでもあんまりな仕打ちだと思った。

 僕はただのアドバイザーで、直接手を下した訳ではないのに。
 与えられる罰の重さが、罪と全然見合ってない。
 姦淫の罪だと言われれば、まあ、当てはまらない事もないけれどね。

 ガンっ!と思い切り壁を蹴飛ばしたら、凄い量の砂粒が落ちてきた。
 長年積もり積もった埃が重量を増して、遠慮なく頭の上に降り注ぐ。

「げほっ!ゲホっ!?」

 澱んだ空気は沈殿し、換気もクソもないからその場に留まる。手で払おうが無意味で、蔓延する砂埃に喘いで思い切り咳き込んだ。

「ゲホッゲホッ!!あ~…喉がヤバイ…ケホケホっ!ゲッホっ!」

 咳き込み過ぎて蹲り、なのに苦さがちっとも解消されずに涙が滲んできた時だった。

「―――10年近くも蓄積された塵だ。有毒なカビもあるかもしれん。あまり吸わない方がいいと思うぞ」
「……え…!?」
「人の健康被害がお前に当てはまるのかどうかは、知らんがな」
「そ、そ、その声は…っ!!」

 一切の光を拒む永久の闇の中、それでも暗闇に慣れた目が僅かに動く陰を見つける。
 一層深い闇の塊が、ジャリジャリと砂を踏みしめる音を立てながら近付いてくる。

 ホワリ―――と、淡い光が現れた。

「う…っ!」

 深淵の黒にその光は余りにも眩しすぎて、目くらましを食らった鳩のようにチカチカと瞼が星を描く。
 目を覆い、足音の方へ顔を向けるだけで精一杯だ。
 勢いよく振りかぶったものだから思った以上に腰を浮かしてしまっていて、頭を低い天井にしこたま打ち付けてしまった。

 ゴインと鈍い音と、さっき注意されたばかりなのに埃がドサドサ落ちてきて、とりあえず吸い込まなければいいだろうと腕で口を抑え、今度は注意深く硬い地面に這いつくばった。

「床も埃すっごいよ!げほっ!それに痛い!!」

 もれなく床にも積もった埃があって、僕の所為で余計に舞ってしまう。
 どうすればいいんだとあたふたしている僕は、何を一人で遊んでいるんだか。
 死してなお、の前でこんな体たらくを見せてしまうなんて情けなさ過ぎるじゃないか。


 じゃり。


 足音が止まった。
 ほんわりと瞬く光が、端麗な顔を映し出す。

「生きているからこそ痛みを感じる。死ななくて良かったな、セト」
「…占い師…さ、ん…?」

 初めて彼女にそう呼ばれた名前に、僕は僕が誰であるかを認識できなかった。
 僕の名前なのに、僕のではない気がした。彼女がまさか僕の名前を口にしてくれるなんて、思ってもみなかったから。

 彼女の唇に紡がれた、たった二文字の言葉が嬉しいはずなのに、驚きで口をパクパクさせるしか出来ないでいる僕は情けなくて、滲んだ涙を咳き込む事で誤魔化した。



 常闇の、臭くて煙たくて身動ぎすら叶わない狭い空間の向こう側。
 煉獄の狭間に、占い師が立っていた。

 心底つまらなさそうな顔をして、ちっとも嬉しそうではない声で、僕を見下ろしていたのである。



「ここは…ど――」
「俺が立っていた跡地の地下だ」

 光にも大分慣れて、湧き出てきた疑問を口にしている最中で遮られてしまう。

「僕は生き――」
「残念ながら生きている。死にたかったか?余計な真似して悪かったな」
「い、いや!そういう訳じゃ…!」

 彼女――占い師は少し苛ついた口調だった。

「君も砂に呑み込まれてしまったから、てっきり…。あの大きなミミズに魔法は効かないって…だからっ!」
「呑まれたさ。どうしても砂中のここに行きたかったからな」
「え?」

 光を頼りに辺りを見回す。
 僕は棺の中ではなく、とても狭い壊れた檻の中にいた。
 占い師は檻の外から僕を見下ろしている。天井が彼女の頭すれすれで、背の高い僕だと屈まねばならないほど低かった。僕のいる檻はさらに低くて狭い場所だったけれど。

「早くそこから出ろ。ここは空気が薄くて悪い。あまり長居をしたくないんでな」

 言われるがままに檻から這い出て、改めて彼女を見つめた。

「砂中にって…僕らが生きている事を行商人は――」
「知らんだろうな。俺の張った結界域がカモフラージュになって、マナを探れないはずだ。ここに地下が在る事も奴は知らん。今、地上で奴は最高に有頂天になっている頃だろうよ」

 檻はここだけではなかった。
 光が届かない場所までは見通せないが、目に見える範囲だけでも同じような小さな牢獄が幾つもあって異様な雰囲気だった。
 狭い地下室に、鉄格子を付けただけの簡素な牢獄。
 占い師は檻と檻を繋ぐ通路上に立っている。

 これは一体何なのだ。
 こんなにたくさんの、何を地下に収容していたというのだ。

「ちょ、ちょっと待って!!え、な、なに!?僕は生きて、君も生きて、わざと砂に潜った!?は?え、意味が分かんないんだけど!!」

 混乱した頭で彼女に縋り付いてようやく気付く。
 占い師はあの野暮ったい黒のローブを着ていなかった。
 華美なプラチナブロンドが背中に散っていて、あちこち砂埃で汚れてしまっている。せっかく綺麗なのに偲びないと下の方でこんがらがった髪を解いてあげたくてつい手を伸ばしてしまったら、その手を叩かれてしまった。

 軽い痛みを手に感じて彼女をまた見上げたら、蒼淵の瞳と重なり合う。
 冷たくて深い眼差しは、僕を拒絶していた。
 彼女は僕と馴れ合うつもりはないらしく、僕を放り出して奥の方へ歩いて行ってしまった。

「ま、待って!ごめん、訳が分からないんだ!」
「……」

 彼女の向かった方向、地下の奥まった場所でまた光が現れた。
 彼女が魔法で生み出した光の球は、ふわふわと浮いて淡い光を放ち続けている。

 彼女を追うと、そこもまた沢山の牢屋があった。
 みな壊れてしまっているけれど、剥き出しの鉄格子はかなり使い込まれた感があり、錆びた鉄の棒には摩擦によって擦り切れた箇所が幾つもあった。

 当然ながら、僕と占い師以外に人はいない。動物や虫もなく、その死骸すらもない。
 降り積もった埃と鉄格子の残骸と、辟易する酷い悪臭。
 地下にあるのはこれだけである。

「何を、してるの…?ここは、何、どうして檻があるの!?それにアッシュ達は無事なの?グレフ達に勝てる見込みがあるの?」
「……」

 身体のあちこちが痛む。
 砂流に呑まれてしまったのだ。砂は柔らかそうで実は硬い。石が砕けたものが砂なのだから、一つ一つは小さいものの、それが大量に押し寄せればそれだけ圧も来るし、身体も少なからずダメージを受ける。
 僕は砂に翻弄され、息が詰まって意識を失った。見えない所に怪我を負っている可能性もある。

「ねえ!黙ってないで答えてよ!何故僕を助けた!?君は何者なんだ!?これからどうなるの、僕は…どうすればいいんだ!!」

 占い師は僕に背を向けて、閉ざされた地下の扉の前に手を付いて目を瞑っている。
 彼女の翳した手先からマナの放出が見える。波打つマナの筋が、砂埃で可視化されていた。

「お願いだよ、お願いだから僕を無視しないで…。僕を一人にしないで、僕を嫌わないで…っ」


 ポタリ
 ポタリ


 涙が、出ていた。

 今日はどれだけ泣いただろうか。
 痛みと自嘲と恐怖の涙は散々流したけれど、今溢れるものはそのどれとも違う感情だ。

 安堵に近い寂しさ。
 母の温もりを乞う、赤ん坊の無垢なる甘えに近い。
 彼女に感じる無機質な包容力を求めて、僕は泣き崩れた。
 涙は硬い石の地盤に落ちて、埃を吸って消えて行く。

 お願いだからと繰り返すばかりの僕に、彼女が強めに息を吐いた。
 ようやく僕に振り向いて、同情の欠片もない眼差しで上から下まで僕を見て、鼻でふんと笑った。

 なのに、とても優しい言葉で語ってくれたんだ。

「…術が成すまでまだ少し時間が掛かる。それまでお前の疑問に答えてやるよ…全部な」

 そう言った彼女の顔は、やはりつまらなさそうに僕を見つめていた。


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