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四. ルーベンスの章
3. 救援
しおりを挟む謁見室を兼ねた私の仕事部屋に赴いた私は、その空間の真ん中に平伏する2人の同志の姿をじっくりと観察して、姿勢を戻させる事なく上座に着いた。
畳張りに額を擦りつけ、1人は若干震えている。まだ年端もいかない青年だ。災厄前は南の土地に居を構えて漁業か貿易に勤しんでいたのだろうか。立派だったであろう背びれを失くした青年の、費やしてきた過去を想像する。
もう1人も青年と姿恰好はよく似ていて、ただ違うのは随分と歳を食っている事ぐらいだ。血の繋がった親族かもしれない。
私が座すと、歳を食った方が先に顔を上げた。
苦労が滲み出た皺だらけの顔。深く刻まれたそれは、この過酷な世界を生き抜いた証でもある。
魚人と竜人を比べるならば、全てに於いて竜人に軍配が上がる。魚人は水を得れば怖いもの知らずだが、水から引きずり出せば無力と化す。
魔族は孤高を愛する種族だ。本来は一族のみでしか群れないので、よく多種間の縄張り争いで小競り合いが起こる。
彼らと争うつもりはないが、万が一という事もある。常にあらゆる事象を想定しなければ、後手に回ると後々面倒な事にも繋がる為、警戒は緩めない。
特に彼らは集落に属していない半端者だから、注意しておくに越したことはない。
強さの誇示はやれる時に見せつけておくのが魔族同士の交渉の基本である。
いずれにせよ魚は竜には勝てぬし、立場も権力も私とかけ離れているのだ。彼らが私に攻撃を仕掛けてくることはあるまい。
「この度はお日柄も良く、貴公様におかれましては―――」
「挨拶は不要だ、魚の。こちらも遠路はるばると言わなくて済む」
「も、申し訳ありませ…」
「また話を聴かせてもらうぞ。例の件を」
「は、はい!そのつもりで参りました!ありがとうございます!!」
魔族は平等ではない。生まれついた『格』というものがある。獣を模して創られた我らは、自然界の弱肉強食に沿って順列を定めている。
不平等だと思われがちであるが、強き者は弱きを護り、危険要所に真っ先に就かねばならず、弱者が健やかに眠っている間に強者は人知れず働いているのだ。むしろ貧乏くじを引かされているのは強者の方である。
弱者は強者の庇護の元で生きる。少しばかり強者が威張っても、罰は当たらないのだ。
「都合が良いと言われるでしょう。しかし、もう私どもの集落はおしまいです」
「ルーベンス様、また…とは?」
この座には私と、此度新たに成人の儀を迎えた警護見習いの青年たちがいる。
彼らを同席させたのは、我が魔族の地を護る上で問題になっている、とある事象を知る必要があるからだ。
この事実は余計な混乱を防ぐ為に、まだ一般人には知らされていない。
魔族の長と私を含めた各区画総括長、それから警邏任務にあたっている一部のみである。
これ以上、魔族をいたずらに怖がらせるなんて非情な真似は出来ぬ。
我が大地に、恐ろしい事が起きている事実をだ。
「魚の、仔細を話せ。この者らが分かるように、最初からな」
「は、はい…」
魚特有のギョロギョロ目玉が泳ぐ。こんな新人に聴かせてどうなるのだと言いたげな瞳であったが、彼らも後がない事を知っている。
暫く若い方とこそこそ話していたが、直ぐに姿勢を正して語り出した。
「私どもは、偉大なるユートピアに属さない“郊外者”です。ここが最も安全だと理解しておりますが、どうしても長年の住み慣れた土地を離れられない無精者でございます」
「南は魚介が採れます。それから屑鉄も。潮の流れが変わって多くはありませんが暮らしていくには充分です。ボクらは無法者ですが、魚や廃材を卸す事で、このユートピアの皆様方から守って頂いています」
千人が住まう“アアル集合体”―――通称ユートピアは、その名の如く、魔族の最期の理想郷としてこの地に築かれた。
たった千人しかいないのだ。もはや協力し合わなければ生きていけない。
それぞれが役目を持ち、それぞれが仕事を持ち、魔族の血を少しでも未来で繋いでいくのを目的としている。
だが、魔族は元々群れない生物だ。団体行動を望まない者も多い。仲間に誘っても頑なに拒み、災厄前と同じ生活をしたがる自分勝手な輩が現れるのは、魔族の性質を考えればどうしても仕方がない事でもある。
自由に生きたい者を、無理やりユートピアに入れるつもりはない。それが反乱分子となって、理想郷が壊れる方が恐ろしいからだ。
そのような無法者は各々勝手に集落を作り、勝手気ままに生きている。
この魚人族のようにユートピアに属さない者達を、我々は侮称の意味も込めて“郊外者”と呼んでいる。
何人いるかは把握していない。どちらも不干渉が鉄則であるからだ。
「私どもは細々と暮らしております。決して幸せではありませんが、不幸でもありませんでした。災厄を超える不幸など、存在しませんからね」
「でも不幸は襲ってきました。実はある時から、ボク達や他の郊外者集落から人がいなくなる事件が起きているのです」
「それは10年ほど前から始まりました。魔王様のご加護を喪ってただ死んでいく者も多かったものですから、人がいなくなるのは別に不思議な事ではありませんでした。ですから気付くのが遅かったのです」
「ルーベンス様、これは…」
「何の前触れもなく、人が忽然と姿を消す。ある時を境に、郊外でそんな不可解な事件が起きている…という事だ」
つまり、人が行方不明になっているのである。
その噂が囁かれ始めた約10年前頃から、集合体に住むの一部の有力者のみがこの事実を把握していた。
例え郊外者であろうと、魔族である事には変わりない。互いに不干渉が鉄則だが、困っている者を無下に扱う事はできない。
我々はこの話が出た時点で、少ない人数を工面して調査団を派遣している。しかし、何も分からなかった。証拠が少なすぎたのだ。
「それは私どもだけではありません。各地に点在する郊外全てで起きているのです。集合体の方々が隅々まで調べて下さいましたが、何も出てきませんでした。何もです」
さっきまで隣にいたのに、いつの間にか居なくなっている。物音も悲鳴も、遺留品すらない。
体調不良だった訳でも人生に悲観していた訳でもなく、前向きに災厄を生き延びようとしていた者ばかりで、自発的に姿を消すなど考えられなかった。
ならば何故居なくなる?
まるでおとぎ話の神隠しにでもあったかのように、その姿を消す。
そんな自然現象など訊いた事もない。もしくは魔法を使われていれば、その痕跡を我々は見逃さない。けれど何も出て来なかった。
この大地に居られなくなった我らと入れ替わるように数を増やし始めた、厄介な魔物が最も考え得る説だ。
疲弊した大地で食に飢えているのは魔族も魔物も同じ。せっかく耕した畑を掘り起こされ、実った果実を食い荒らされ、貴重な家畜を襲われる被害が年々増え、我々はその対処に随分と苦い思いをしているのである。
飢えた獣は人を襲う。郊外者とて魔族は魔族。絶滅に瀕した魔族の数を減らすのは未来が潰えるのと同じ事。
だから少ない人数を割いてでも、この大陸の警邏に回っているのだ。彼らが作った食糧や物資と交換条件で。
「いなくなったのは…ボクの姉です」
魚人の青年の、剥き出しの目玉から涙が落ちる。
「ボクら姉弟は両親を災厄で亡くし、この叔父を頼りながら親族で懸命に生きておりました。ボクにはもう、姉しか残されていないんです」
「姉の名はパーシャ。長い赤毛が自慢の美しい魚人族です」
「私も幾度となく彼女を見た。この集合体に貝を卸しに来ていた活発な女性だったと記憶している」
「へ、へえ!その通りでさぁ!あの子は働き者で、話し好きが高じてこちらにはお友達もいたようで…」
それも知っている。
赤毛の魚人は愛想も良く、郊外者であったが知り合いをこの集合体内に多く作っていた。
彼女の元気に救われると、種族の分け隔てなく喋り好きの彼女は、特に老人からそう言われて親しまれていた。
贔屓を作って物売の効率を高める彼女なりの処世術だったのだろうが、明るい性格のお陰で行商はいつも大盛況だった。
「僕らの集落は海に面しています。このユートピアまで馬車で3日は掛かります。姉は寄り道が好きなので、1週間ほど帰らないのも珍しくありません。ですが、もう二月も経つのです」
「パーシャの馬が、ナイン区画に繋がれておりました。パーシャが最後に目撃された場所です」
此度、私自らこの失踪事件に関わっているのには理由がある。
我々の安全神話は覆され、ついに恐れていた事が起きた。
実は件のパーシャと共に、ユートピアから三人の行方不明者を出したのだ。事件が郊外者だけの話だけで済まなくなった瞬間の事であった。
そしてその事件を皮切りに、この楽園からの失踪者が後を絶たなくなってしまったのである。
「だからそのきっかけとなるパーシャを探ったのだよ。パーシャの行先、性格、行商内容。知り得る限りの交友関係、贔屓先や何でもだ。全ての話を突き合わせ、この不可解な事件を探る為にな」
2か月間、混乱があってはならないので内密に事件は調べられた。
新たに警ら隊を増やし、各地の見張りを強化した。
パーシャが訪れた全ての場所に行き、パーシャと話した全ての人を尋問し、パーシャの売った貝を買った者まで徹底的に調べ上げた。
だがこうしている間にも、行方を眩ます者は現れた。我らを嘲笑うかのように。
集合体の一番端にあるナイン、エイト、セブン区画と、徐々に被害が大陸の中央に近付いてくるのも不気味であった。
「今、失踪者の家族と全員面談しておる。貴様達を呼んだのは、その証言が必要になったからだ。後日、とある機会を設ける予定だ。そこでもう一度パーシャの事を話して欲しい」
「へえ!パーシャを忘れないで下さっていたと分かっただけでも光栄でさぁ!」
「区画長様、何故そのような事を?郊外者をわざわざ使うとは…」
「長の命令だからだ。長が本件を只ならぬ事象として、“ある場所”に救援を送ってしまったのだよ。我らを通さず、長の独断でな」
唇を噛み締める。
確かに郊外者を下に見ていたが事実は認めるが、各地で失踪者が出る事件をほったらかしにしていた訳ではない。
それよりも集合体をまとめ上げるのに必死だったのだ。そっちに重きを置いていて、失踪者の捜索は二の次だった。
だからといって、我らを見限る理由にはならないはずである。
「ファーストの長様、我が集落にはもう10人も残っておりません。パーシャの後にも、また続いたのです。皆怖くて怖くて、夜もまともに眠れません」
「ああ、お前達だけではない。神隠しがここ数か月で顕著に増えた事は分かっている。だから由々しき事態だと、長は決められたのだ」
「…救援、とは?」
悔しかった。
我らだけでは解決できないこの未熟さを。
長が我々に失望し、有り得ない行動に出た事を。
魔族の恥を、世間に曝け出した暴挙を。世界に君臨する魔族の誇りを、底辺に陥れた行為を。
全ては、我々の無力さが引き起こした。
「長は…よりにもよって、人間に助けを求めたのだよ」
「…な、なんですって!?」
「に、にににんげん!!??」
「まさか…人間と交流があったのですか!!」
若者も魚人も驚きを隠せないでいる。
「ああ、新人のお前達には話していなかったな。今、集落内が慌ただしくしているだろう?」
「え、ええ…なんでも大事な客人をお迎えすると…」
「そうだ。その客人こそ人間。長に呼ばれて、のこのこ我が地に土足で足を踏み入れる、厚顔無恥な人間どもだ」
人間は下等生物である。
マナの劣勢種族であり、群れる事しか能がなく、力も魔力も拙い非力な生物だ。
ずる賢く傲慢で欲に塗れた人間は、魔族の誇り高き生き方とは真逆の位置にある。誰かを陥れる事でしか誇れない、実に汚らわしい存在。
「魚の、貴様は人間の前で喋ってもらう」
「ええ!!??」
「彼らは船に乗り、じきに我が領地にやってくる。失踪事件の詳細は、私よりも貴様たちの方が知っている。私が貴様達を呼んだのは、人間と話す内容を予め詰めておく必要があるからだ」
長は彼らを貴賓扱いすると言った。
魔族の系譜の直系にあたる長に逆らえる者はいない。魔族は上下関係を重要視する生物だ。例え誰であろうと、下剋上は打ち首である。
「そして新人のお前たちは、人間の警護に付け。今より港へ向かうがよい。馬車と食料はもう準備してある」
「な、なんですって!!??」
「たたたたた大役…?」
「右も左も判らねえ、新人の僕らでいいんですか??」
「落ち着け、若人達よ。その者らは人間にしては腕の立つ連中らしい。全く出迎えがないのも角が立つというものだ。パフォーマンスと思って、黙ってファーストワン区画まで馬を引いておればいい」
長は数年前から人間と連絡を取り合っていた。
たまたま鳩が我が地に迷い込んできて、一縷の望みを懸けて手紙を託したら無事運んでくれたのをきっかけに、奇妙な友好関係が始まったという。
「人間どもが築いた“ギルド”の長が来る。人間の王が侵略者どもに囚われている今、最高司令の一人と言ってもいい人物だそうだ。人間に失礼があっては何が起こるか分からない。怒らせて戦争にでもなったら一大事だ。我々魔族には、人間と戦う人員を確保できないのだよ」
我ら魔族は災厄で絶滅寸前の大打撃を受けた。朽ちた大地で滅びを待つだけの種に成り下がった。
そして人間も、多大な被害を受けた。
三大都市の二つが機能を失い、多くが死んだ。そして、我が地を滅亡に導いた憎き侵略者どもの攻撃をも受けている。
人間はしぶとく生きている。
《中央》の街に四つのギルドを結成し、人間社会を治世している。
経済を立て直し、農耕システムを組み直し、侵略者と対峙する戦力を蓄えつつある。
人間はもう魔族の事など見ていない。
かつての敵だった我らの事など、もはや眼中に無い。
死にゆくだけの我らなど、考えるに値しない生物だと憐れんでいる。
誇り高き魔族を愚弄している。劣勢種族である人間のくせに。
悔しかった。血反吐を、血涙を流すほど悔しい。
だが、我らは身内で起こる失踪事件の断片すら見出せない、解決なんて夢のまた夢の無能集団に成り下がってしまった。
果たして大陸に閉じこもって絶滅の日を待つだけの我らと、世界の覇権を取り戻さんと足掻き続ける人間のどちらが世界に対して有益だろうか。
長が反感を買うと分かっていながらもわざわざ人間を呼んだのは、我らの臆病な尻を叩く意図があるのかもしれない。
「さて、もう一度仔細を話せ。それから話を詰めようではないか。人間と口を交わす貴様らは魔族の顔。長に恥をかかせてはならぬ」
「は、はい!」
「が、頑張ります!姉の為にも!!」
若者共の意気込みとは逆に、私の心地は最悪である。
改めて感じたのだ。
一括りで魔族を無能と罵った私こそ、一番の臆病者であると。
11年前。空から侵略者が堕ちてきて、我ら魔族は絶滅に瀕している。
千人の生き残りが集落を作って細々と暮らす中、姿をくらまし、行方不明となる者が現れた。
証拠もなく忽然と消え、二度と家族の元には帰らない。その数は、徐々に増えている。
魔族の長は、この由々しき事態を深く憂いた。
その解決の為、人間の“ギルド”に助けを求めた。行方不明者の調査と、その解決を人間に託した。
人間社会に組織を作り、治世を担う“ギルド”の長の一人が、我らの救援の声に応えた。
そして手勢を引き連れ、その者達が魔族の地にやってくる―――。
マナの優劣を競うのではない。
創世から繰り広げられあ魔族と人間のいがみ合いは終結し、初めて共闘する歴史的瞬間は、我らが人間に平伏した事で実現する。
魔族の地はお祭り騒ぎとなるだろう。
人間がやってくるなど、前代未聞だからである。
何が起こるか分からない。私のように、心穏やかになれない者の方が多いはず。蟠りが無い方が可笑しいのだ。
人間に脅威を抱かせず、敵意を向けさせず、終始友好的に尽くさねばならないのは至難の業だろう。
血気盛んで力自慢の魔族も多い。全て納得させ、時には屈服させる必要がある。
きつい仕事だ。だが、やらねばならない。
私や他の魔族が無能でなければ、彼らを誘致する必要なんて何処にもなかったのだから。
互いに敵意を向け、殺し合う時代は終わった。
災厄は我々の世界の仕組みの根本を変えてしまった。人間と戦争する意味はもう失われた。
変わってしまった世界は、人間と魔族が共存する未来を与えた。人間はもはや敵ではなくなった。
いずれ滅びゆく魔族に選択肢はない。
悔しいが、魔族は人間に負けたのだ。
侵略者が魔族の地に堕ちたその時に、世界が人間を勝者に選んだ。我らはその現実を、享受すべきである。
魔族の安寧など、願う事すら敵わない。
ああ、ストレスが溜まる。
私はただ、心より安堵する拠り所が欲しいのかもしれない。
真っ暗な未来に宙ぶらりんで藻掻く自分自身を支えて生きるのが――――もう、辛い。
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