蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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四. ルーベンスの章

4. 失踪

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 それは由々しき事態となった。

 実に長閑のどかで、実に風が涼しく、実に心地好い天気の事だった。
 今の魔族に娯楽は数える程度しかない。今日の天気が良いだけで幸せに浸れる、悲しい種族だ。

 ギルドの人間を出迎える準備に奔走し、慣れない仕事と多方面への気遣いに神経を削らせていた私はとても疲れていた。そんな私の元にある報が飛び込んできたのは、彼らが到着するその当日の朝の事だった。
 今日は歴史的瞬間を迎えるはずだった。
 人間と魔族の接触が戦い目的ではなく、初めて互いに友好的な共闘関係を築く大事な会談の日だった。

 私の心は急いて、昨夜は年甲斐もなく興奮してなかなか寝付けなかった。
 それは他の魔族も同様で、人間がやって来る事は既に全集落に告知済みであるので、皆どこか浮足立っていた。
 私は様々な思いを馳せた。どのような人間が現れるのか、我らに協力的か否か、その力は如何ほどのものか。明日になれば分かる事なのであるが、考えずにはいられなかった。
 加えて、魔族側の態度もあるのだ。万事上手くいく為には、考え得る限りの想定をしておかねば対処できない。

 人間よりも魔族の方が問題かもしれぬ。

 人間と密かに交流し、この度我が神聖なる領土に招くと発表した時の同志の反応は、ある程度予測していた通りだった。
 人間に好意的な者もいたが、敵意を剥き出しにする者もいた。比較的、若者は迎合の意が強い。頑なに人間を拒むのは、私のような壮年に達した者達である。
 私たちは人間の怖さ、しぶとさを知っている。今より30年ほど前、マナの覇権を取り戻さんと人間が少数精鋭で侵略戦争を仕掛けてきた時の事を覚えているからである。
 魔王様や側近の方々の奮戦により人間は蹴散らされたが、あと一歩のところで覇権が奪われるところであったと聞いている。しかも魔王様を追い詰めたのは勇者ではなく、一介の騎士というから驚きである。
 その戦争で、規模は少なかったが犠牲者は出た。苦しい思いをした世代が人間の来訪を手放しで喜べないでいるのは、当然の心情だ。

 昨夜は集落全員に禁酒を命じた。外出は自由だが、自粛せよとも通達した。更に言えば、人間に用意した宿や、長の住まい周辺は立ち入り禁止である。
 間違っても人間に何かがあってはならない。人間を受け入れた長に不届きを払う者がいてはならない。
 長の言は絶対である。近衛を司る私たちはその準備や反乱分子の抑制に追われ、とにかく今日を迎える寸前まで忙しかった。

 だから、ひと時忘れていた。
 我らに忍び寄る悪魔の誘いを。
 あの、失踪事件の事を。

 可笑しな話である。
 そもそも長が人間を呼んだのは、その失踪事件を解決して貰いたいが故の行動だったはずなのに、完全にその事象を私や他の魔族も忘れていただなんて。

「る、ルー様!!」

 私の身の回りの世話をする従女が、厚かましくも寝所に飛び込んでくる。

「藪から棒に何だ…身を弁えよ」
「も、申し訳ございません!ですが…」

 木人族のうら若き女だ。折れそうなほど細い腰は引き締まっていて魅力的である。顔も美しく、よく気が利きよく働く。
 多種同士の交わりは禁忌とはいえ、一人やもめの暮らしが長い私がいつ乱心を起こすか分かったものではないのだ。欲求不満は常日頃感じている。

 男の寝所に無防備に飛び込んでくるのではないと戒めのつもりで言ったのだが、従女は怯えてしまっている。私がその気になれば、その細い腰を腕の一振りで折る事など容易いのだ。
 しかし従女の声は震えつつも、必死で用件を伝えようとしている。余程の大事が起こったのだろう。

 夜着を羽織り、ベッドから立ち上がる。
 窓を開け、まだ明けきらない暗い空を見上げる。今夜は数刻も眠れていない。
 雲一つない綺麗な空、星の瞬きがはっきりと見える。今日は日中も晴れるだろう。人間を迎えるには、これほど麗らかな天気もないな。
 そう思った時だった。

 表がやけに騒ついていた。
 複数の足音と馬の嘶き、時折声を潜めた怒号も聴こえる。

「一体何が…」
「これにお着替えください。人間用の衣装はその時で宜しいかと。と、とにかく大変な事が起こったようで…早くお外へ」

 従女は私の服を用意してくれていた。
 か細い顔が蒼白である。

「分かった。あとは私がやる。お前はいつも通り、朝の支度を」
「はい」

 着替えを済ませ、外へ出る。 
 日も出ていないこの早朝に、10人近くが集まっている。顔ぶれは見知った者ばかりだ。近衛仲間と、何故かサードとフォース区画の総括長も来ていた。
 私は家を出た瞬間に彼らに取り囲まれ、口早に伝えられる。

 ――――のだと。





 侵略者が堕ちてきた時にできたクレーターは、この世界に大きな穴を開けた。
 魔族の大陸のど真ん中で、隕石は大地を地下深くまで削った。大地のひび割れは大陸を横断し、魔族の地は上と下の真っ二つに分かれた。

 抉られた大地は反り立つ崖となり、北への行く手を物理的に阻む。
 崖を登る事は出来るが、そこから先が行けない。空いた穴はあまりにも巨大で深く、先を見通すことすら適わない。重機のあった11年前ならばいざ知らず、文明の利器をすべて失った我々に、身一つで穴を超える勇気はなかった。
 北は我らの本拠地、“魔王城”がある。しかし災厄以降、誰も北の大地に足を踏み入れた者はいない。

 我らの他に生き残る者がいるかもしれない。
 だがこの11年間、毎日崖の上に見張りを立てて北を観察させているが、人はおろか獣の影すら見当たらない不毛な大地が広がっているだけである。

 “アアル集合体”は9つの集落から成る。
 クレーターの外側の崖に沿って、大陸を横断するように等間隔に並んでいる住居群だ。
 長や私が住まうファーストワンを中心に据え、西側にセカンドからフォース、東側にシックスからナインの順に並ぶ。フィフス区画は特殊な造りで、崖の中腹を削った中にあり、ファーストワンを見下ろす形で建っている。

 ファーストワン区画は魔族の中枢と云っても過言ではない。今はここが政治の中心であり、規律や掟、采配は全てこの集落で行われる。
 他の集落に守られるように建っている為、知識者や希少な子供たちやその家族らが安心して住めるようにしている。

 基本的に相性の良い種族で固めてあるのは、不毛な争いを防ぐ意味もあるのだが、外側に行けば行くほど屈強な者らが多くなるようにしている。
 最端のフォースとナイン区画は特に手練れの者が非常に多く、治安維持はこの者らによって守られている。
 力に自信がある分扱い辛いが、だからこそ譲れない矜持がある彼らは、自ら進み出てこのユートピアの盾となってくれているのだ。

 その荒くれ者が多く、私でさえも簡単に操る事のできない腕自慢が揃うフォース区画の半数が、一晩のうちに忽然と消え失せたというのである。

「反乱か?」

 腕が立つものは自信も誇りも強い。
 此度の人間との迎合を、歓迎していない者が多かった区画でもあった。
 人間がやってくる日に姿を消すとなると、考えられるのは人間への奇襲である。

「違います」

 フォースの統括者、私と同じ竜人族のレオナルドは、淀むことなくはっきりと言い放つ。

「我ら誇り高き魔族、誇り高きユートピアの守護者は奇襲など姑息なやり方は好みません。やるならば正々堂々、真正面から戦いを挑みます」
「昨夜は夜間の外出を自粛せよと通達したはずであるが?」
「存じております。…ですが、守られませんでした」
「仔細を聴こう。昼前に人間は着く予定だ。このゴタゴタを見せるわけにはいかぬ。長の名誉を傷つける行動もな」
「…はい」

 レオナルドは包み隠さず私に語った。恐らくその時の私の顔は、口をぽかんと開けて目を点にさせた間抜け面になっていただろう。呆れて物も言えなくなってしまう経験は、長年生きていても意外と早々に訪れないものだ。
 聴けばフォースの同志達は、禁酒例も不外出も破って、酒場で大いに酒盛りをしていたそうなのだ。
 人間への恨みつらみを愚痴っていたら楽しくなって、ついでに日頃の鬱憤も晴らしてしまおうと、結構な盛り上がりだったようである。

「失態だな、レオ。まさか貴様も加わっていたのではあるまいな?」

 レオナルドは口を真一文字に結んで黙り込んだ。

「魔王様も女神も死した今、互いが争う理由など無いと言ったはずだが?」

 人間を憎む気持ちも分からぬでもない。争う理由は無くとも、生まれた時から憎み合うように創られたのだから、仕方のない部分もある。
 だが私達は知的生物なのだ。本能のままに無意味な戦いを繰り広げて何が生まれるというのだ。
 本能を律し、歩み寄る努力をしなければ、私達はいつまでもその辺の地べたを這いずり回る動物と同じである。
 それに見誤ってはならない。我らの過去も現在も未来も変えたのは人間ではなく、空から堕ちてきた侵略者であるということを。本来憎むべき相手は、そ奴等なのだ。

「貴様らには当日の警護も任せていたのに、がっかりさせるな」
「申し訳ありません…」

 普段は生真面目なレオナルドが露骨に羽目を外すのは珍しい。そこまで心に闇を隠していたのかと同志として苦しく思うが、如何せん時期が最悪だ。
 なにも人間が到着する前夜に、我を忘れるほど酒盛りをせずともよいだろうに。

 その結果、この有様である。
 フォースの住民を失うという、前代未聞の大失態を犯した。

「姿を消したのは、愚行をやらかした我々ではありません。我らの帰りを待つ、愛しい家族達なのです」
「酒盛りに参加していたのは警護の男ら約20名。そこへわたくしのサード区画から約10名。全部で30名と聞き及んでおります」
「反乱などあり得ません。我らの妻、恋人、親、友人…酒盛りに加わらず、質実剛健に家で慎ましやかに待っていた家族が…」

 レオナルドの言葉が詰まる。丸まる背中をサードの統括長が摩るのを、私は冷めた目で見ている。
 この男は昨年、結婚したばかりだったからだ。
 相手は同族の竜人ではなく蜥蜴とかげ人の女であるが、実に仲の良い夫婦で、皆によく野次られていたおしどり夫婦としても有名だった。

「何人だ。何人消えたのだ」
「……よ、40人です…」
「なんだと!?」

 酔いつぶれた男どもが帰宅する頃は、明け方も近い深夜だったそうだ。ほぼ例外なく、帰宅した途端に眠りこけた男どもは、誰一人として家族の異変に気付かなかった。

 その時すでに、40人は忽然と姿を消した後だったのである。

「…すぐに捜索隊を派遣しろ。酔った貴様達は使い物にもならぬ。サード、セカンドから組織するのだ。それとファーストワンの警護も替えざるを得まい。シックスとセブンから警護を募る。すぐに動け」
「―――は」

 私の采配を、レオナルドとサードの統括長が呆然と突っ立って見ている。

「例の行方不明事件と結びつけるには、まだ証拠が少なすぎる。フォースの残りは集落とその界隈の捜索を。跡を見つけるのだ」

 今までの失踪事件とは規模が違う。多くて2,3人いなくなることはあったが、一気に40人となると話は変わってくる。

 我らに対する冒涜だ。

 我らがいつまでも手をこまねいていると思って調子に乗りおって。我らを愚弄するなど、天地がひっくり返っても許されない愚行。
 相手が何であろうと、必ず後悔させてやる。我らを謀るその無謀を、悔い改めさせてやる。

「時間が惜しい。マナは追ったか?」
「は、それが…追えないのです」
「追えないとはどういう意味だ」

 兵を采配しつつ、用意された馬でフォース区画へ駆ける。行って帰るだけでも3刻はかかる。フォースで指示や調査にかける時間は殆どない。
 人間が来訪するこの大事な時に、一体なんなのだというのだ。
 上手く事が進めばよいと憂案していた私が馬鹿みたいではないか。うまく進む進まないの問題ではもはや無くなっている。我ら魔族の一大事に歴史的な会合、使えない警護に回らない指示ともう滅茶苦茶である。

「貴様の妻だろうに。マナの契りを交わしたのならば、マナの軌跡を追えるはずだが?貴様はフォース統括なのだ。他の者よりもマナ探知能力は優れておろう」
「そ、それが…追えないのです。妻が外に出たところで、突然マナが途絶えてしまって…」
「貴様は何を言っておるのだ」
「も、申し訳…私も何がなんだか…」

 顔面蒼白なレオナルドが手綱を握るその背では、サード区画の統括長が神妙な顔つきをしていた。
 サード統括長は獅人族の女だ。力がすべての魔族に於いて、女が管理職に就くのは珍しい。確か名をアニタといったか、並みの男にも勝る逞しい筋肉を持つ女戦士であるが、心優しき淑やかな性格だと聞いている。

「アニタとやら、貴様はどうだ」
「わたくしも同じでございます。不自然にマナの軌跡が途絶えているのを確認しました。是非とも貴殿にも見ていただきたい」
「…そうか」

 魔族はマナの優勢生物、いわばマナの申し子である。
 豊富なマナは力を増幅し、人の持つ潜在能力を開花する。元々魔族が有する「魂の系譜」に力が加わる事で、「マナを感知する能力」が備わっているのだ。
 非力な人間と一緒にしてもらっては困る。マナの恩恵を得た我々だからこそ成し得た特別な力だ。

 この世界の生物は皆、動物から植物に至るまで例外なくマナエネルギーを有している。生命活動を維持するのにマナは不可欠で、マナがなければ我々生物は生きられない。
 マナ自体は空気と一緒に漂っており、目に見えるものではない。自然に体内で吸収し、循環させ、それから排出される。そのマナは生物の体内に入った途端に性質が変わる。マナを取り入れた保有者せいぶつによって体内に浸透する為に、まるで指紋や遺伝子情報のように何億通りもの性質へと変化するのだ。
 これにより、同じマナの性質を持つ者は事実上存在しないとかつての研究者達は言っていた。我らが魔族は過去最大級の栄華を誇り、文明開化による遺伝子研究が進んでいたのである。

「マナの軌跡」とは、その名の通り保有者のマナの性質を読み取り、行動の道筋を辿る事である。
 人が横切れば残り香が漂うように、排出されたマナも暫くはその場に留まる。追おうと思えば、対象の一日の行動すべてを把握することも理論上は可能だ。
 ただし、家族間の関係に限られる。
「魂の系譜」で連なる者でなければ、幾億通りもあるマナの性質を嗅ぎ取れない。自らのマナと似通った力とリンクさせて、初めて炙り出せるのだ。
 大抵は血の繋がる家族の存在をぼんやりと認識する程度ではあるが、強い魔族はその感知能力が桁違いなのだ。

 私は力の強い魔族である。自負するつもりはないが、事実だ。
 私のような強い魔族は、不特定多数のマナを感知できる事も付け加えておこう。
 勿論、ユートピアの守護者たる各統括長は全てこの能力を持ち合わせている。私ほどの力はないとは言え、そこらの凡愚とは違う特別な者達だ。

 馬を走らせながら昨夜の醜態を聴く私は、このままこの無責任な男が落馬して死ねばこれ以上面倒な事にはならぬのにと、物騒な事を考えていた。
 後々引責による罰や、それに伴う人員配置などやる事は山ほどある。こやつを収監するのも人員は要るし、ごくつぶしを飼う余裕は我々にもない。ただでさえ減った魔族の出生率をどうにかして上げねばならぬのに、身内間でゴタゴタを起こす暇など一切ないからである。
 ここで今死んでくれたら、すべての責任を被せて次に進めるのにと考えるのは致し方ない事である。

 一見、本件に無関係そうなサード区画のアニタ総括長が来ていたのは、その責任を感じての事だった。
 理由はすぐに分かった。
 フォースで一晩中飲み明かしていた不届き者達が、サードの娼婦らを呼んでいたからである。

 セカンド、フォースを両隣に据えて事実上守られているサード区画は、力を持たない女や、現役を引退した老人が多く暮らす。その殆どの生業は農業で、自給自足の質素な生活をしている。
 しかし中には女である利点を活かす者もいた。
 それこそ娼婦。多種間の交わりは禁忌とは云え、数少ない娯楽やストレスの発散先がなければ人は潰れてしまうものだ。子さえ成さなければ、一夜限りの交わりを非難しようとも思わない。彼女らの存在はこの未来なき暗闇に生きる我らのほんのひと時の遊びとして、暗黙の了解で許していたのである。
 事実、私も女を買う。持て余した精力を搾り尽くしてくれる娼婦は、喋る肉人形と思えば後腐れもなく使い捨て出来るのがいい。

 しかし、時期が悪い。それにレオナルドは新婚なのだ。愛妻を差し置いて淫乱と興に耽るとは体裁も悪すぎる。
 人間を招待する歴史的瞬間を迎える前夜に、酒を食らいながら乱交パーティに明け暮れる阿呆が何処にいる。
 結果、戦える男どもが肉人形に溺れている最中に人が消えた。
 レオナルドの愛妻も、他の者の家族も全員だ。

「女たちも何も見ていないそうです。わたくしの管理不行き届きで申し訳ありません」
「終わった事をいつまでも嘆いていても仕方なかろう。サードの娼婦の在り方は、今後考え直さねばならんな。大事な時と何度言えば……もうよい」

 ああ、溜息も出ぬ。

 魔族はここまで堕ちたかと、私は項垂れるのみである。
 誇り高く散った先祖に合わせる顔が無い、と。
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