蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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四. ルーベンスの章

10. 本質 ①

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「まおうのけいふってなぁに?毛むくじゃらのおじいちゃん」

 お転婆に輪を掛けて無礼極まりない少女の姿をした精霊は、長の伸び放題の毛玉が殊更お気に召したようで、そこから離れようとしない。
 長は猿人族の魔族である。毛が長いのは生まれついてだが、トリミング技師がいない為に11年前からほぼ手付かずに放置した結果があの毛玉だ。魔族の多くが自身で散髪するものだから、私も含めて不格好なのは仕方あるまい。
 すかさず青髪の女――ニーナ殿に尻を叩かれそうになった精霊だったが、長が朗らかに笑ったのを見て申し訳なさそうに眉尻を下げた。

「人間の娘よ、元来精霊は何物にも縛られぬ存在。お主が繋ぎ止めているだけでも奇跡というものじゃ。どうか儂に免じて、この少女を叱ってやらないでは戴けまいか」
「魔族の長様、甚大な御心に感謝いたします」

 礼儀正しい娘である。身を弁えており、慎み深い。流石は紡ぎ殿が傍に置いている贔屓の女といったところか。

「それにしても魔族は面白いね。僕ら人間は毛のない猿しかいないし、差があるとすれば肌の色くらいで飽き飽きしちゃってたよ。いやぁ、僕はケモノもイケる…いや、選り取り見取りでむしろ大歓迎とは思わなかったなぁ!」

 逆にこのは物怖じしなさ過ぎる。
 しかし立ち振る舞いは実にスマートで、場の雰囲気に気圧されるどころか自分のペースに持っていく始末だ。
 やけに場慣れしているのも気になる。フォークとナイフの使い方ひとつとっても、全く嫌味を感じさせず礼儀を尽くしている。またこれが女どもの黄色い視線を浴びる理由にもなるのが憎らしい。
 今この男は長の元にいるから周りの女達は自重して大人しいが、これが少しでも長から離れた瞬間に取り囲まれるのだから目も当てられない。

 そんな従者らと打って変わって、主の紡ぎ殿は非常に無口な男であった。
 我らが冷や汗を掻きつつ自己紹介をしている間も、長が滅法喋りっぱなしでいちいち話しかけられても、部下が粗相をして周りから冷笑の目を向けられても、ひたすら黙り込んでいる。
 こうなってしまえば、どちらかというと無礼なのはこの男なのではないかと思うのだ。
 部下の不始末は上司の責任。部下の教育も上司の仕事である。それを黙認するということは、為政者としての責務を放棄している事と同じだ。
 彼は貴賓だから誰も指摘しないだけで、恐らくこの場の誰もがそう思っているに違いない。

 何故、長はあんなにも笑っていられるのか。
 一番礼儀に厳しい人だったはずである。紡ぎ殿の無礼に気付いていない訳ではないのに。
 私の中で、彼への不信感が徐々に首を擡げていくのが分かる。しかし、今は耐え時だ。

「テルマ、ここに来る前に少し教えたでしょう?」
「うーんと、マナと魂は違うものだってお話?シンペー君たちも、しどろもどろだったね」
「あなたと私はマナで繋がっているのは分かるわよね。マナの同化を果たした私は、マスターとも繋がっている。魔族は血の繋がりのある親族とは、潜在的にその能力が備わっているの。マナの同化を果たさなくても、生まれた時からマナの繋がりを感じる。魂の系譜とは全くの別物なのよ。どちらも魔族だけの特権で、人間にはない力。ちょっと説明が難しいんだけど…」
「ほう…人間の娘子さんよ、よくご存じでいらっしゃる。紡ぎ殿も鼻が高いでしょう。彼女のように博識な配下を持たれて」
「いえ、そんな、恐縮です…。こちらに発つ前に必死で本に齧り付いた程度ですわ。私も本質は理解しておりません」

 長に褒められ満更ではない表情を浮かべるニーナ殿に抱き着いて離れない少女は、未だ首を捻っている。
 理解し難いだろう、繋がりなど気にもせずに世界そのものと繋がっている精霊には。
 人間と魔族の根本的な違いこそが魂の系譜ここに集約されている事を、正確な意味で理解していない魔族も決して少なくはないのだ。

「そうじゃな…せっかくなので話させて頂いても構いませんかね。ほらほらルーや、何をぼうっとしておるのじゃ。新兵たちを呼びなさい。そこの君は子供たちをこの部屋の中へ。この年寄りの余興の始まりぞ」

 上機嫌の長に何を言っても無駄である。
 私は迎賓館の外で警備を務める新兵らを招き入れ、長の元へ連れていく。
 再び戻ってくると、長の周りにはいつの間にか子供たちがいて、料理のお零れを貰いつつ、テルマ殿と元気に席の取り合いをしていた。

 長の思い付きで始まった勉強会である。
 来賓の前であるが、長の話は実に尊く滅多にない希少な事なのだ。若者にとっては良い経験でしかなく、勉学制度の破綻した我々にとって生き字引の語りはとにかく有難いものだ。

「いやはや、まさか長自ら余興をやってくれるとは…想定外もいいところですねぇ」

 と、ナポリもどっしりと腰を据えている。
 スケジュール通りに式典を進める考えを諦めた顔だ。

「紡ぎ殿、宜しいですか?この老人の話に暫しお付き合いいただいても構いませんか」
「……」

 紡ぎ殿は答えない。代わりに深く被ったローブの頭が僅かに動いただけである。
 それでも長は彼を咎めず、上機嫌に語り出したのだった。

 我ら魔族の本質を。





「そもそも魔族と人間は生態が異なる存在ですじゃ。同じ女神から創られ、同じ世界に生きる人類であり、同じ言葉と宗教、同じマナを吸い、母の胎内から産まれし哺乳類である事は変わりませんがね」
「女神は自分の姿に良く似た生物と、飼っていた聖獣に近い生物の二種類を創り、この世界にばら撒きました。それが魔族と人間です。でもこれは特に問題ではないわ。最も違うのは、マナの優劣を争うその仕組みにあると云えましょう」

 長とニーナ殿、人間と魔族の側面を二人は交互に語る。この不思議な取り合わせから紡がれる言葉を、子供たちと新兵は興味津々に、我ら幹部達は宴の肴に愉しんでいる。

 女神はマナエネルギーを循環させる為に、我々人類に永劫の戦いを強制した。
 どちらか一方の種族に宝物マナを与える事で、絶え間ない争奪戦が繰り広げられた。
 我々は女神の目論見に抗えない。そうするように、神に創られたからである。

「災厄の所為でそのバランスは崩れておるが、現在のマナの覇者は魔族。魔族は豊かなマナの恩恵を得て、かつてない繁栄を見せました。総人口は人間のざっと3倍。文明レベルも比ではなかった。……今は見る影もありませんがね」
「創生から数千年、マナの優劣は大体100年から200年で交代するサイクルで動いていたんです。今の魔族がマナの覇権を握ってもう300年が過ぎるけど、これは女神の計画からすると異端ということになるわ。でもこの話はそれぞれの生態とは関係ないから省きますね」

 マナの覇者になるには、戦争をして宝を勝ち取るしかない。
 その勝敗の決着法は単純である。
 敵の大将を、殺せばいいのだ。

 魔族であれば魔王。人間だと人王だ。
 ここで注視すべきは、人間の王は血筋で継承していくのに対し、魔王は突如誕生する点にある。

「マナの覇権を巡る戦争は、マナの優勢種族に有利に働きます。人口も文明も太刀打ちできないところからスタートするんですもの。到底勝てっこありません。だけどその救済システムとして、凄まじい戦闘力を持つ『勇者』という者が、劣勢種の中に生まれるんですよ」

 勇者は生まれながらにして勇者だと云う。
 異常なカリスマ性を発揮して、瞬く間に軍を編成。士気は最高潮でその勢いは殆ど止められないとか。

「人間の場合、勇者は王政府が擁します。全面バックアップと民への協力体制を敷き、魔族へ立ち向かうんです」
「ですが、魔族は違う。魔族の王…すなわち魔王が勇者の役目を兼ねるのですじゃ。魔族がマナの優勢だった場合、人間の勇者が魔王を倒して、そこで勇者の役目は終わります。後の治世や世界の立て直しは人間の王と政府が執り行う。一方魔族の場合は、勇者でもあり魔王でもある者が人王を倒し、そのまま魔族の王として君臨します。そして魔族を繁栄に導いていくのですじゃ」

 褒美のマナは、勝者に与えられる。しかしその分配方法も、魔族と人間とでは丸っ切り異なる。
 人間側が勝利すれば、女神は疲弊した人間世界にマナを充満させ、等しく皆にマナを分け与える。劣勢に苦しんで痩せていた土地は蘇り、人々には活気が漲って生命力も極端に増える。潤った大地の元で、失った分を取り戻すように子種をたくさん作って子孫を育んでいくのだ。

 だが、魔族は違う。
 魔族側が勝利した場合、女神は魔王ただ一人に、その膨大なマナを託すのである。

「ねぇ、その時魔族はどうなるのかな?」

 唐突に口を挟むのは、気障男のセト殿だ。

「その時…とは?」
「人間がマナの覇権を勝ち取った時だよ。人間の場合、勇者はある意味捨て駒だ。生きても死んでも指導者である王の立場は変わらないし、王様自身は殺されない限りは痛くも痒くもないよね。でも魔族は指導者本人が戦っている。その時魔王が人間に殺されると、魔族は指導者を失ってしまうよね。だったら残された魔族はどうなるのかなって疑問に思っただけさ」

 傍と見やれば、セト殿の周りは女に埋め尽くされていた。
 長の目前にも関わらず、いやらしくしな垂れている不埒な女もいる。
 コホンとわざとらしく咳払いをしてみるも、邪魔するなと言わんばかりに睨まれてしまった。最近の女は我が強く、男も震える怖さを見せつけてくるから困ったものだ。

「良い質問じゃ。そこが人間と魔族の大きな違いなのですよ。魔王はマナを独り占めし、それを皆に分け与える事で子孫を増やしていく。己の眷属を、こうして作っていくのです」
「わかったぁ!!それがたましいの繋がりなんだね!」
「その通りです。魔族は魔王により生み出された―――命を与えられた存在なのですじゃ。魔王はその采配を好きにして良い事になっています。少数精鋭で固めても良し、女だらけのハーレムを作っても良し、先の魔王様のように、とにかく豊かさを重視して人口を増やすお人もいます。魔王に課せられし役目とは、軍を整え覇者たる繁栄を築きながら人間の侵略を阻む事。それさえ守られれば、何をしても良いのです」

 そのやり口は歴代の魔王各々違う。
 数千年の長い歴史の中、今は愚王と語り継がれるかつての魔王はたったの7人しか眷属を作らなかったという。
 子孫繁栄は望めなかったが、その代わり最強の戦士が出来上がった。1人が人間の100個兵団をも勝る力を持ち、人間の侵略を一切寄せ付けなかったそうだ。
 一人一人が天才で、一人一人が魔王に匹敵する魔力を持っていたが故に自滅する悲しい運命を辿る羽目となってしまうのであるが。
 生き物の本質とは、子孫を残して初めて意味を成す。彼らだけの代で終わった魔族の生活基盤の立て直しは、それはそれは大変だったと歴史書には記されている。

「我々魔族は、大きな意味で皆が兄弟なのです。血族とはマナで繋がり、魔王様とは魂で繋がる。群れを嫌って個々で生きる暮らしを好む魔族が孤独を感じないのは、こうして誰かと繋がっている事を常日頃に感じているからなのですよ」

 魔族の大部分が勘違いしているのはここだ。マナと魂の繋がりを混合している者が多い。
 魂の系譜は魔族の根底であるが、マナの繋がりは血族間を認識する程度のものでしかなく、それ以外の特別性は無い。
 これを魔族が正確に理解しなかった理由は、偏に300年もの長い期間、我らがマナの優勢種族であり魔王様の身に危険が生じなかったからであろう。

「だが…魔族は魂で繋がっているが為に死ぬ。魔王が死したその時に、道連れとなってな」

 その時だった。
 長の話を聴いているのかいないのか、何処を見ているのか目深いローブの下のその視線の先も定まらず、何を考えているのか皆目見当もつかない無口な人間の為政者が、その重い口を突然開いた。

 それは小さな呟きだった。
 私達は驚きに押し黙り、一斉に紡ぎ殿へと視線が集中する。

「流石は紡ぎ殿。まさにその通りです。それこそが魂の系譜の弊害なのです」

 魔王が乱心を起こさず平和に世を保ち続ける限り、我々魔族の未来は安泰だ。世界に君臨する魔王様の偉大なる力を魂で感じ取り、絶対なる安寧を得る。
 魔王様の系譜に近ければ近いほど、その強大な力の恩恵を受け取る事も可能だ。我ら竜人族が他の魔族よりも能力が突出しているのも、先の魔王様が竜人族だったからである。

 魔王様の側近は、他の魔族とは別格の扱いだ。一般人とはかけ離れた生活をしており、待遇も遥かに違う。大金持ちなどという下劣な比喩対象すら烏滸がましいほどに、雲の上の存在である。
 政治の中枢もこの側近の方々で固められ、まさに魔王様の右腕然り、我々は魔王城に近寄る事すら適わない。
 だが、こんな待遇の差を付けられて文句を言う魔族は一人としていやしない。側近の方々は、魔王様の系譜のすぐ真下に名を連ねる。有事の際、最も影響を受けるのはこの方々だということを知っているからである。

 世の作りとは皮肉にも良く出来ているものだ。
 個々の力では人間に勝る魔族にも弱点はある。
 女神は魔族だけを優位に創らなかった。
 魔王の魂の系譜に連なる方々は最強と贅沢を欲しいがままに享受している。
 その優越に、『期限』を設けたのである。

「魔族が幸せなのは、魔王様が覇者として世界に君臨している間だけなのですじゃよ」
「あいだだけ?」

 子供たちが首を傾げている。災厄後に生まれた子らは、11年前の悲劇を知らない。
 我々がかつてない大打撃を受ける羽目となった、あの災厄のを。

「魂に連なる者は、一蓮托生。紡ぎ殿が仰ったように、魔王様が死んだ時、我々は魂の繋がりを絶てず、成す術もなく死ぬ運命にあるのですじゃ。散々良い思いをしたその裏で、我らは魔王様の生き死にに左右され、翻弄される」
「つまり、こういう事かな。マナの覇者たる魔王が人間の勇者に殺されると、マナの権利が人間側に移った挙句に戦いに参加していない魔族も全員死んでしまうということかい?」
「極論でいえば、そうです」
「人間は個々の力は弱いけれど、組織力は高い。魔族との戦争以外で王が病気や怪我で崩御なされても、次代の王族が王を継ぐだけで私達一般庶民にはなんら影響はない。精々が、政治方針に振り回されるくらいです。魔族は力が強い分、魔王の生死を常に気にしていないといけない。魔王もひょんなことでは死ねないから、その責任は多大なものがあるはずよ」

 だから魔王様は人間の侵略を必死に阻むのだ。己の死は、魔族の死。どれだけ人口を増やし、文明を築き上げて幸せに暮らしていようと、魔王様と魂で繋がっている以上はどうしても抗えない。
 それが魔族の性質。魂の系譜なのだ。
 魔王様は君臨している間は長命である。しかし、不老不死でもなく不死身でもない。その身は生身の生き物であり、我々と等しく病気にもかかり、怪我もする。魔王様は人一倍健康を気遣わねば、己の不養生で万が一魔族が全滅しかねない危険を孕む。
 並大抵の神経では務まらない仕事だ。その責任の重さは想像を絶する。

 こうしてマナは巡る。

 魔王様が人間に倒されると、同時に多くの魔族は道連れとなって死ぬ。ほんの僅かしか、魔王の魂の系譜の末端にいた者らが大半の力を失って辛うじて死を免れ、その中から次代の魔王となる者が勇者として生まれる。壊滅的までに少なくなったマナを皆に分配しながら世界を立て直し、覇者たる人間を倒しに行くのだ。
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