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四. ルーベンスの章
11. 本質 ②
しおりを挟む「災厄の時、憎き侵略者によって魔王様が殺されました。地震や隕石の直撃で死んだ者も多いのですが、やっとのこさ災厄を生き延びた者らも、魔王様の死と共に亡くなりました。我ら魔族がたった1000人しか残されていないのも、その影響が一番大きいでしょうな」
私は魔王様の魂の系譜の直系に名を連ねている。しかし、末尾から数えた方が早い地位にいた為か、力の大部分を失うだけで、命までは取られなかったのが幸いだ。
長は魔王様の側近であったが、瀕死の状態のところを我々に助けられ、今に至っている。
魔王様を知る唯一の存在が長である。長は戦う力を一切失ってしまったが、その身に保持するマナの量は誰よりも多く、統率力も知識もカリスマ性も群を抜く。彼がいなければ、我々はただ途方に暮れるしかなかったであろう。長が我らを導いて、集落に身を寄せ合って暮らす術を教えて下さったのだ。
「セト殿の質問の答えは―――多くが死ぬ…ですじゃよ。お判りいただけましたかな?」
長の手は小刻みに震えている。グラスを掴んで水を飲み干し、一度喉を潤す。
健気に何でもない風に装っているが、長こそ遺憾で堪らないに違いない。私達は魔王様とは程遠い存在であった。だから道連れの殉職者に選ばれずにこうして生き残っている訳なのだが、長は間近で魔王様の活躍を見てきた人物だ。
悔しかろうて。人間との戦いによる名誉の死ではなく、未知なる侵略者の奇襲で呆気なく殺されたとあっては、尊厳も威厳もあったものではない。
「問題は、今の魔族に神も魔王もいない事じゃ。神がいなければ新たな魔王は生まれぬ。魔王がいなければマナを分配する者もない。我らは世界の理から見放された、残りカスなんじゃよ」
「長……」
「それと同時に、もう二度と人間世界にも勇者は生まれません。しかしすでに人間と魔族が争う理由はありませんから、私達は勇者がいてもいなくても生活は変わらないんですが…」
「でも人間の王様はかみさまに囚われちゃってるよ。生きてるか死んでるかも分からないじゃん。ピンチなのは人間も一緒なんじゃない?」
「だからこの僕がいるんだけどね!唯一無二の希少な王家の血は、この高貴な僕にこそあるべきものなんだから」
テルマ殿に続いて何故か踏ん反り返って威張る人間もどきの気障男は、王家に連なるただ一人の後継者なのだと自称する。
王を含め、王族はみな《王都》に幽閉され、11年も音沙汰がない。我らと違って魂の繋がりがないから、その生死も不明だ。
この男は侵略者と関わって死を免れない運命にあったが、寸でのところでギルドの面々に助けられている。
人にとって王家の血は創世から続く原初の血であり、人間が人間たる所以を無くす事は、人間そのものが存在し続ける意味を失う事と同じなのだろう。世襲制の人間社会は、数千年も続く王朝の歴史を最も重んじている。
だからギルドはこの男を擁した。最悪の事態が訪れた時、この男を王に据える事で人間世界の存続を成し得る為に。
この男は飼い殺しの立場にあるが、それにしても我が身を憂いている様子が一切見られないのは、セト殿の元々の性格が楽観的なだけなのかもしれない。
「違うな。長殿が言いたいのは、それじゃない」
「え?マスター…?」
セト殿など二の次だと吐き捨てるように、紡ぎ殿が口を挟む。
「この世界の生物の種類は5つと決まっている。人間と魔族、動物と魔物、それから人外だ。俺たちが何の気なしに過ごしていた日常は、女神の創った理の中でしか成立しない。この世界のどれが欠けても、それは滅亡に拍車をかけるだけだ」
紡ぎ殿は私達を見回し、それから最後に長を見た。
「魔王の魂の系譜とは厄介な代物だ。甚大な力を得る分、失った時の反動がでかい。魔王無き今の魔族は、新たな生命を生み出す事も適わない、世界にとってはただの役立たずも同然だ。このままだと先に魔族が滅ぶ。魔族が滅べば、とばっちりを食らって人間も終いだ。そんな世界にとってのお荷物がいつまでも自分たちは魔族であると誇らしげに口と態度だけは一丁前だ。そう思いませんか、長殿。俺はそう思う」
私は、我が耳を疑った。
遠くの声まで聴き分ける、私の尖った耳がピクピクと痙攣しているのが分かる。
否、耳だけではない。こめかみも眉も鼻も口も、私のあらゆる部分は振動する。
この男は今、なんと言った?
「いい加減、現実逃避を止めにするべきではないのか。お前たちだけが11年間も壊れた世界の隅で閉じこもっている。お前たちが馬鹿にしていた劣勢種が必死に戦っているその後ろで、のんびりとこの世を憂いて世の中の全てを呪って何の意味がある。俺たち人間が奴らと戦っていても、何もしないお前たちの所為で世界はいずれ滅ぶ。魔族は世界を滅亡に導く元凶に成り果てた現実をさっさと受け入れるべきだ」
濃淡の無い、感情の欠片もない平坦な声で、平然と何を言い放った?
我々誇り高き魔族に向かって何を、絶対なる死を乗り越え懸命に生きようともがき苦しみ、今もなお苦労の果てにいる我らに対し、これは何と口走った?
「…我らを侮辱するか…人間の主よ」
和やかだったこの場の雰囲気が、一瞬で凍り付いた。
「侮辱じゃない。軽蔑しているのさ」
「き…貴様…」
幹部の誰かが椅子を引き、誰かが立ち上がった。
誰かは魔力を解放し、誰かは武器を構えた。
いずれにせよ、絶対零度の冷え切った空気は戻らない。ビリビリと肌に刺す殺気は今更覆されるはずもなく、愚かな人間に手向けられる。
我らに対する侮辱への返答は死。絶対的な死の懲罰が下った。
「ま、マスター…どうして…」
オロオロと従者の女が立ち竦んでいる。
精霊と半人間に至っては、暴言を吐いた紡ぎ殿の後ろにさっさと隠れた。奴の護衛だという影は、未だ姿を現さない。
我らも相当馬鹿にされているようだ。殺気に漲るこの状況で、己の命の危機さえ見出すつもりがないとは。
あんぐりと呆けている無垢な子供たちは、慌てて飛び出してきた母親達が回収していった。これから始まる惨事に立ち会わせる必要はない。我が魔族の未来ともいうべき大事な子供たちだけは守らねばならないのだから。
「紡ぎ殿、訂正していただきたい」
私は努めて平静な声で人間に諭す。
これが最後のチャンスなのだと。我らの逆鱗は、並大抵の謝罪では収まらないが。
私は腐っても魔王の直系。
力を喪っているとは云え、他のどの魔族より強いと自負する。
私はオーラを解放する。普段は押し隠している私の闘争本能は、日々のストレスに晒される苦痛で鬱積されている。
力の無き者は、このオーラを浴びただけで戦意を消失する。恐怖だけで殺してしまいかねない負のオーラ。
後で長に叱責されるのは覚悟している。せっかく呼び出した人間を、この私が殺してしまう事についてに言い訳をするつもりなどないが、懲罰でも何でも甘んじて受けようではないか。
それに長だって聴いたはずである。この愚か者が我ら魔族を侮辱した罪深さを。
「我ら魔族が世界に不要と言い散らかしたその軽口を謹んで頂きたい。我らの無力さが世界を滅ぼすなどと責任転嫁する、その無責任な駄弁を訂正していただきたい。我らが魔族たる魔族である沽券を貶した罪を、その身で償っていただきたい。我が身の立場を、貴殿は劣勢種である事を忘れるなかれ。五体満足で帰れると思うな、人間よ」
「……」
「恐怖でモノも言えぬか、人間。貴殿は凄まじいマナを持ってはいるが、戦闘能力は我らの方が遥かに上。我らの方が優れ、我らの方こそ人間の上位の存在。それを勘違いしてはならぬ。比べる事すら滑稽よ」
もし、逆の立場だったらと考える。
もし侵略者が人間の大地に堕ち、人間が滅亡に瀕していた世界軸であれば、我らは何の問題もなく侵略者を速やかに排除していたと思うのだ。害虫を駆除した今頃は、奴らが堕ちてきた事など些細な事件として風化し、いつもと変わらぬ平和な世で暮らしていたはずなのだ。
力無き人間に任せているからこそ、こんなにも時間がかかる。我らであれば一瞬で侵略者など血祭りにあげてやれるというのに。
それを人間は分かっていない。
「いくら長の客人であろうと、貴殿は人間。劣勢種が粋がるな。そもそもこの場に同席するだけでも神に感謝せねばならぬ立場。我らが大人しい内に謝罪し、貴殿の命を以っての償いで許してやろう。そしてその愚かな仲間たちも、もう二度とその減らず口を叩くでないぞ」
「ふん、その神がいなくて俺は誰に感謝する?魔王がいなければ、虚勢しか張れないただの弱者が何を言っても響かんな」
「なんだと!!!」
「もういっぺん言ってみろぉお!!!」
色めき立つ迎賓館は、この日を以って呪われし殺戮の場に決定した。
私は何を憂いていたというのだ。少しでも人間ごときに期待をしていた己の純真さを恥ずかしく思う。
人間と魔族は所詮争う間柄なのだ。世界が滅亡に瀕するこの大事な時に於いても、互いが交わる事は絶対にない。
こんな歓迎の場を持たなければ良かった。浮ついていた我らは余計に心を乱して線無き事だ。長に振り回されるだけ振り回されて、本当にみっともない。
「ちょっ、リュシア!喧嘩をしに来たわけじゃないって、自分で言っておいて何を嗾けてんのさ!」
気障男は慌てている。
それもそのはず。ここにいる全員が紡ぎ殿に武器を向け、殺気立っているからである。
「わたし、しーらない!」
精霊はふわりと身体を浮かせ、怒り狂う我らの頭上を飛んでいく。
彼女はこの惨事に関わるつもりはないようである。素知らぬ振りをして、手も付けられなくなった人間の為にわざわざ用意した馳走のつまみ食いをしている。
精霊などこの際どうでもいい。
「マスター!あなたはどうしていつもいつも…!どうか皆様方もお鎮まり下さい!お許し願いたいのです、この人は言葉は悪いのですが、本気で魔族の皆様方を心配して…っ」
「ええい、うるさいぞ小娘が!!」
「貴様から先に殺してやるぞ!!!」
「心配だと?ただ我らを貶しているだけではないか!」
青髪女のフォローも、火に油を注ぐだけである。
この場が乱闘と化すのも、時間の問題だ。その時間は、すぐにやってくる。
この殺気を察知していないはずはない。
なのに紡ぎ殿の態度が一貫して変わらないのもまたふざけている。
人間世界でどれほどの権力を持っているかは知らぬ。その物言い、態度で多くの人間を平伏させてきたのだろう。
だがここは魔族の地。人間にひれ伏す愚行など、天地がひっくり返ってもあり得ぬ話。
その時であった。
「――――皆の者、鎮まり給え」
傍観者に徹していた長が、立ち上がった。
とても静かな声で。だが、強い意志の力を含ませた声で。
「長!!!」
「どうか、この者を排除する許可を!」
「失踪事件など、人間の手を借りずとも魔族だけでやれますぞ!!」
「言われっ放しでは我慢なりません!」
「長!!!」
しかし長は頑として首を縦には振らなかった。
「可愛い我が子達よ、魔族の未来を背負いし我が同胞達よ聴いてくれ。儂が不甲斐ないばかりに、お前たちをここに閉じ込める事でしか守れなかった儂をどうか許して欲しい…」
「お、さ…?」
長は何を言っているのだ。
どうして、何故長が謝っているのだ。何の許しを乞うているのだ。
皆の顔にも動揺が見える。矛を納め、一瞬人間への怒りを忘れている者もいる。
「儂は魔王にはなれなんだ。最も魔王様の傍にいて、魔王様の意思を継ぐべきは儂だったのに、儂は力を喪った。儂では駄目なのじゃ、儂には魔族の未来を紡ぐ偉業は達せぬ」
そして長は私達をゆっくりと見回して、それから最後に紡ぎ殿を見た。
さきほどその男がそうしたように。
「お前達の怒りは尤もじゃ。図星だから怒りも沸く。紡ぎ殿の言葉は一言一句、間違った事は言っておらぬ。儂も同意見じゃよ。我ら魔族は弱者、この世界に取り残された遺児も同然」
「なっ…長!!」
「長は人間の味方というのですか!」
「長がそれで恥ずかしくないのですか!!我らは誇り高き魔族なのですよ!!」
「儂は最初に言ったはずじゃ。これより魔族は人間と共にあるべき存在なのだと。人間と魔族は敵でも味方でもない。この世界に生きる、同じ人類なんじゃよ。……紡ぎ殿、儂の後押しをして下さったんじゃな…いつまでも踏ん切りがつかなかった儂の背を押してくれた。貴方様が悪者になる必要はありません。どうか子供たちの浅薄をお許しください」
「……」
なんなのだ。
何故長が人間に頭を下げる?
長の後押し?
長と紡ぎ殿の間に、何があるというのだ。
どうして紡ぎ殿も黙っているのだ。
我らを侮辱する言葉はあんなにもすんなり出る癖に、何故今は黙って長が首を垂れているのを平然と見ていられるのだ。
「皆の者、心して聴け。儂が人間をこの地に呼んだ理由は失踪事件の他にもう一つ大事な事があるんじゃよ」
長は語った。
己がどれだけ魔族の未来を憂慮しているのかを。
いずれ訪れる、避けようもない魔族の滅亡を。
その未来は抗えない。魔王が我らを再び導かない限り。
紡ぎ殿の言葉はただの発破。棘があり過ぎるのは想定外だったが、それも彼の思慮深さの賜物。
紡ぎ殿は―――人間は己の頼みを聴いてくれた。未来を繋ぎたい無力な年寄りの最期の望みを叶えに来てくれた。
劣等種だと虐げられるのが分かっていながら、その身を危険に晒してでも来てくれた。
憎むのではない、感謝すべきなのだと。
紡ぎ殿は、魔族と同等ですらない。
その本意とは――――。
「次代の魔王を据える。儂の魔王様から頂いたこの力を全てその者に託そう。儂はその時死ぬが、意志はいつまでも生き続ける。お前たちの中から、一人だけ選ぶ。その者が次の魔王となり、魔族の歴史を紡いで欲しいと願う次第である」
魔王がいてこその魔族は、魔王がいなければ子孫を残すことすらままならない。
この11年でたった6人しか子が産まれなかったのは、魔族にマナを与える絶対的な存在がいなかったからである。
魔族の本質は魔王だ。逆も然り。魔王さえいれば、たった一人であっても魔族は存続できるといっても過言ではない。
だが、魔王は女神から生まれし大いなる存在。
そもそも神がいないからこそ、新たな魔王も生まれない。
その神は、侵略者に殺された。神亡き今、魔王を生み出す事は、事実上不可能である。
「ルーや、お前は敏い子じゃ、もううすうす感づいているじゃろ?認めたくないだけで、ちっぽけなプライドが邪魔しておるだけで、お前は感じたはずじゃ。…あの美しいマナの戴きを」
「お、長…」
長の言うとおりだ。
私はこの次の、長から紡がれる言葉をもう予測できている。
長は思い詰めていたのだ。長の導きだした魔族を救える答えが、魔族にとってどれだけ苦しい事かを知っているからこそ、長はなかなか言えなかったのだ。
長はもう腹を括っている。
「魔族は単独では生きていけぬ。魔王を生み出すには、力ある者から力を分けて貰えばよい。いや、力を分け与えてもらうのだ」
ああ、なんてことだ。
「魔族はこれより、人間の眷顧隷属となる。これは長である儂の最期の命令であり、決定事項である。これに反目する者は、例外なくこの集落から追放する。儂への非、紡ぎ殿への危害は死を覚悟せよ」
隷属―――その支配を受けて言いなりになる事、すなわち隷従するもの。
眷属よりも奴隷の意味合いが強いく、我が意思は契約の名の下に剥奪されし弱き存在と化す。
「紡ぎ殿は、我らが従いしマスターと在らせられる御方。身を弁えるのは我らの方であるぞ」
誰も、口を聞けなかった。
私も、血気盛んな者も、怒りに身を任せていた者も。
「我ら魔族がこの世界に在り続けるには、それしか道が残されていないんじゃよ、我が子たち」
瞠目するのは他の人間達もそうで、宴を盛り上げる余興人も、料理を運ぶ女たちも、この場の雰囲気に気圧されて泣き出しそうだった幼い子供たちも、全て黙り込んだ。
「…そういう事だ」
ただ一人、一切動じる事のなかった蒼淵のローブの男だけがそう言った。
最初から最後まで、その男は無感情だった。
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