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四. ルーベンスの章
14. Rape
しおりを挟む結果、俺は丸裸にされた。
何のことはない。着ていたローブは要人用に特別に誂えさせた特注品だ。失礼を掛けるなと、あのお節介な騎士団長が用意したものだが、流石に金に物を言わせただけはあって、生地も装飾もかなり上等なものを使っている。
目聡くローブの価値に気付いた鬼どもは、まずはお宝目当てに飛び掛かってきた。
俺としてはちっとも好みでないローブの行方などどうでも良く、奴らの好きなようにやらせていたら、俺が抵抗しないのを恐怖で竦んでいると勘違いした鬼達によるお宝争奪戦が始まってしまった。
肝心なローブが四方に破れるかと思うほど力任せに各々が引っ張り、それぞれが自分の物だと主張した。矢を番えた射手までもが参戦し、醜い言い争いや小競り合いは10分程続いたと思う。
辛抱強く待つ俺も俺だが、その間ポカンと鬼らのやり取りを眺める囚人らも動かない。誰も魔族に注視していないこの隙に逃げればいいものを、彼らにしてみれば逃げる選択肢はもう頭の中に残っていなかったんだろう。
行列に並んでいる間に散々植え付けられた恐怖心は、見事鬼どもの思惑通りに膨らんだ。囚人にとっての鬼は、絶対なる支配者にまで昇華している。
ついにローブは脱げ、争奪戦に負けた鬼が中に着込んでいた衣服にまで目を付けた。
檻に入れられる時にどうせ裸に剥かれてしまうのだが、ローブの上等さとは逆に簡素で貧相な服だというのに、奴らは血眼で追剥行為を行っている。
よくよく鬼を観察してみれば、すっぽりと頭から被った蓑の下は統一感が無く、靴も不格好で両揃いしていない。服のサイズが合ってないのも明らかで、首や腕にこれ見よがしに付けた悪趣味なアクセサリーは、どう見ても魔族の「飾り」の一部だ。
なるほど鬼はこうして攫った者から追剥ぎし、衣服や物資を調達していたのか。いちいち裸にするのはその為で、執拗に魔族の「飾り」を狙うのは、生活用品としての代替品を見繕うため。
「まままじかよ…こいつ、人間だあ!!!!」
「めちゃくちゃベッピンじゃねえかよ!!っつうか、なんでこんなとこに人間が混じってんだ!!??」
下着すらも剥ぎ取られ、ベタベタと無遠慮に俺の素肌を確かめていた鬼は、俺の顔を見て絶句し、それから魔族と苦痛の飾りが無いこの貧相な体躯を見て、文字通り腰を抜かした。
「かぁ~~!!!男かよおおお!!!ちっくしょう!やっぱ奇跡ちゅーもんはそう簡単には起きねえもんなんだな」
「はあ?オマエ何言ってんだ!充分奇跡だろうがよ!あんな上玉、初めて見るぞ!おりゃ~一生人間なんて拝めねぇと思ってたんだ。これがむさ苦しいジジイでも、オレは感動したね!」
「なんだお前達、要らないのか。オレっちは全然問題ねぇぜ?何十年ぶりか分かんねえ、肌に鱗も羽に尻尾も、ツノも牙も何にもねぇ白い肌!!しかもこれだけ美人とくりゃ、コカンに何がぶら下がってようとオレっちの息子は関係ねえと勃っちまってる」
「ま、待った兄者!!これさ、共有財産といこうじゃねえか。独り占めするには宝が過ぎる。いずれ親父に獲られちまう前によ、オレらで愉しんじまった方が断然いいぜ?」
四人の鬼達は他の魔族など目もくれず、裸の俺の前でしきりに騒いでいる。
「お前たちは何者だ」
今しがた蜥蜴の女を犯したばかりなのに、鬼の下半身は猛りを見せている。
興奮が性欲に直結するのはよくある事だ。まずは俺に食指が沸いた事に安堵する。これで色仕掛けが効かなければ、俺は最終手段を採るつもりでいたからだ。
もはや俺が鬼どもの性的な餌食になるのは免れないが、無料で肢体を差し出す謂れもない。聴くだけ無駄な気もするが、案の定な反応が返ってきた。
「テメェこそナニモンだ!?どうして人間がここにいる!!」
「服も貧乏人にゃお目に掛かれないヤベエ代物だったよなぁ?てめえは人間の貴族か何かか?」
「おいおい、貴族は絶滅したと聴いたぜ?そもそも貴族なんて奴が、危険な魔族の支配地域にわざわざ来るもんかい」
「だよなぁ!」
鬼は俺の問いかけには答えなかった。
下らない雑談を交わしながら、ズボンの紐を解き下半身を露出する。
鬼の面の隙間から、奴らのニヤついた目と、黒とも黄色ともつかない汚い歯抜けから舌が飛び出してくる。
「……」
じゅるりと舌なめずりされたところで、俺は奴らの口から聞き出すのを諦めた。
どうせ的も得ない。口を開かぬのなら、躰の中を直接暴けばいい。
俺が力を抜くと、四人の鬼はすかさず襲い掛かってきた。
ちっとも抵抗しない俺に不審がりながらも、最終的には欲に溺れて警戒心など忘れてしまう。
碌に慣らしもしない一方的な性交は、受け入れる側の負担がかなり大きい。特に男は受け入れる場所が一つしかなく、そもそもそこは排泄の為に開いている穴であり、生理的な問題も兼ね合って、女とは違って濡れもしなければ念入りに解さないと皮膚が千切れる。
直腸を犯されるのだ。かなりの負担を強いられる羽目になるが、俺の場合は感覚を切っているのでそれほどでもない。
鬼達の情け容赦ない蹂躙が始まる。
先ほどの女のように、囚人達からひたすら同情の目を向けられる。
ただ一つ違うのは、俺の正体が人間だという事実に、驚愕とちょっとした好奇心が入り混じっていた。
ヒソヒソと侮蔑の声と無遠慮な視線、あからさまな害意すらも感じられる。
この囚人らは、俺達人間が“アアル集合体”に到着する前に攫われた連中だ。俺の力も姿も、長と結託して魔族の未来を担う約束を得た事も知らない。彼らにしてみれば、俺はただの人間であり魔族の敵でしかないのだ。
その敵が、魔族の目の前で嬲られている。これほど面白い見世物はない。己の境遇を忘れ、残虐なショーを悦楽する観客に彼らは変わってしまった。
俺はさしずめサーカスで火の輪くぐりをさせられる手負いの獣で、傷を負えば負うほど観客を興奮させる哀れなモノに成り果てた。
だが、それすらもどうでもいい。どう思われようと俺は気にしない。
自分がしている行為を、理解してやっているからだ。
俺はむしろ好んでこの行為による情報収集を行っている。
本来は愛を交し合うはずの性行為が、いつしか目的を違え、事を上手く運ぶのにかつてないほど最適で簡単な方法だと気付いて以来、俺の身体は道具として酷使し続けてきた。
俺の顔は、万人を惹きつける。道具に慣れ切った肢体は、男も女も関係なく魅了する。長年培ってきた性技は、どんなに不全でやる気がない者でもあっという間に快楽の海に叩きつける事が出来る。
性を曝け出している時、人は本能を優先させる。
快楽を目的としない気の操作をし、長寿の指南を行う房中術は昔から存在したが、こうして性技を駆使したテクニックで相手を翻弄し、一種の策略として使われるようになったのは何時からなのかは知る由もない。
人は気付いた。人類が子孫を残す為に必須な性交が、快楽を受け入れるその瞬間に無防備になる事を。
本能を優先させた人は、警戒心をひとまず放棄する。警戒心よりも、己が達する方が大事となる。それを何度も続ければ、顔を合わせるだけで既に警戒心は解かれている。こうして相手の内側に入り込み、自由に情報を手に入れられる。
のし上がるのに、手段など選んではいられない。綺麗な身体のままで、清楚純潔を保っていれば望むものが手に入るなど処女信仰が作った駄作であり、ただの夢物語だ。
人類は、性欲を棄てる事など絶対に出来ないのだから。
使い過ぎた体躯の酷使は、行為そのものの意味を失わせた。
俺は11年前に穿孔を喪ったその時に、性欲も一緒に棄てた。数えきれないほど誰かと閨を共にして、ただの一度も快感を伴う吐精を果たした事はないが、このまま一生そうであっても構わないと思っている。
セックスなど大した意味は無い。愛が無くとも、こうして身体は繋げられる。同意があろうとなかろうと、やっている事は同じだ。
それに一度身体を繋げれば、俺に好意を持つ相手は特に絆される。俺の特別が自分なのだと勝手に思い込み、一途に惚れられればこっちのものである。
簡単に、人など操れる。褒美はまた抱かせてやればいいし、抱いてやればいいだけで、相手はどんどん泥沼に嵌っていく。我を忘れるほど俺を愛し、俺からの愛を必要とし、しかし恋敵が現れると負けじと向上心で強くなる。今のギルドの関係者とは、こんな感じで成り立っていると云える。
駆け引きは得意だ。つれない態度も、飴と鞭も弁えている。
これを特別な行為だと思う輩を利用する為だけの、俺にとっては服を脱ぐのが少し面倒なだけの、ただの作業。
釘を打つのに槌を使う、食事をするのにナイフとフォークを使う、それと変わらない動作。
だから、誰に見られていようとも、俺には気にする要素が見当たらないのである。
暫くして、奇異の目を向ける魔族の囚人達が騒ぎ出したからか、受け入れる後孔が足りずに手持ち無沙汰にあぶれた鬼が、列の整頓を始めだした。
また一人一人と順番に尋問が開始されるが、俺と他の鬼との情事が気になって拷問を忘れている。
囚人の姿と体調を見て、それから俺の正体について聞き込みし、すぐに分別されだしたから列が速やかに流れ出した。
この相乗効果も狙い通りである。
「人間の情報を流せば、仲間は…自分は助かりますか?」
性懲りも無く我が身可愛さ故に俺を売る輩が現れた。
魔族は孤高を尊ぶ種族だが、マナの繋がりが種族間の絆を強くしている。人間ほどの組織力は無いがあれで仲間意識は高く、戦闘時に連結されるとかなり厄介とされる。
俺が人間と分かった途端にこの扱いだ。人間と敵対していた創世からの歴史を見れば仕方ない事でもあるので、非難は的外れである。
「なんだ、言ってみろ!!」
「は、はい!そ、その人間は、恐らく我らが長が呼んだギルドの者かと…」
「ギルドぉ?なんだそりゃ」
「うりゃ!うりゃ!はあ、はあ…聞いた事ねえな」
鬼の内部を探る。
俺の身体を貫く鬼の凶器は、俺と鬼の身体を繋ぐ伝達装置のようなものだ。対象のマナを操作するには、体内を繋げるだけで簡単に出来る。
マナを掻き消すその力が何処まで及んでいるのか、鬼のマナそのものを解析するのだ。
しかし――――。
「その、失踪事件といいますか、あの、我らを悩ますその現象を解決するために、前々から密かに交流していた人間に助力を仰いだといいますか…」
「《王都》を喪った人間は、中央の街に“ギルド”という組織を作ったと聴いています。そのギルドのトップが来るとか何か言ってたような…。そいつは多分、ギルドの仲間だと思いますよ!!」
一人が喋りだすと、これまでの鬱憤を晴らすかのように囚人はいきり立った。
口々に声を揃え、俺を糾弾し始める。罪状は、俺が人間であるという罪だ。
「に、人間が助けに来て逆に囚われるとは、やはり人間とは愚かで馬鹿な生き物よ!」
「ああ、鬼様…人間ならばいくらでもいたぶって構いません。奴らは下賤の身、貴方方に組み敷かれても、顔色一つ変わっちゃいませんよ、この淫奔な男め!」
「ミイラ取りがミイラになるとは、人間の力も大したことは無い。そやつはペットにでもなんでもなさるがよい。我らを助けて下され!」
「どうか家族の元へお返しください!人間の八つ裂きならば手伝いましょうぞ」
囚われたフォースの民は老人も多い。魔族は年を食えば食うほど魔族最強神話に取り憑かれ、無差別に人間を憎む傾向にある。それだけ幸せで平和な時間を過ごしてきたのだ。今ある幸せを壊されたくないが為に、侵略する気配もない人間を勝手に怖がり勝手に憎む。仲間内で人間の愚痴を言い合う内に、本当に憎しみに染まっていく。
怒りの矛先が俺に向き、少々雲行きが怪しくなってくるが慌てる必要はない。
奴らが調子に乗って口々に叫ぶものだから、ほらみろ、うるさくて鬼どもの機嫌を損ねてしまった。
俺を貫く肉棒が一本抜けて、己の出した欲汁に濡れた下半身を堂々と露出させたままの鬼は明らかに不機嫌だった。
興を削ぐ原因となった雑音を取り除くべく、その辺に放り投げてあった得物に手を伸ばす。
そして、行列内の魔族達を無差別に叩き出したのだ。頭皮ごとツノを捥ぎ取った、血塗れのあの鉈で。
「ぎゃあああああああ!!!」
「いや!いやあああ!!!殺さないで!!」
「助けて!!どうしてワシらが…ワシらが何をした…ぐがあっ!」
「うるせぇ!てめえら魔族はマジで胸糞悪いぜ!てめえの立場がちっとも分かってないと見えるな、ただの畜生のくせによ!!!」
鉈は縦横無尽に振り回される。叩き落され、薙ぎ払われ、突き刺される。
俺への野次は、断末魔へと変貌する。
血が流れ、肉片が飛び散り、魔族はようやく己の身の立場を思い出す。
「魔族の何が偉いってんだ!てめえらだって300年前は地べた這いつくばってた虫けらじゃねえか!!」
「今もオレっちに簡単に殺されちまって、魔族ってのは大層なご身分ですなぁ!人間も魔族も誰が偉いの金持ちだの、ったく全く変わらねえ。うんざりな世界だよ!!」
「おい!てめえは何とも思わねえのかよ!オレらに強姦されて、いざ人間と分かったら手のひら返しを喰らってよぉ!てめえの人生、何だったんだろうな~、オレらに捕まった以上は、てめえはボロボロになりまでオモチャになっちまうんだけどよ!!」
四人の鬼が寄ってたかって自由を奪い、尊厳も何もかも踏み躙って何を言うのやら。
俺は答えなかった。もうやるべき事がなかったからである。それは実験の失敗を意味する。
わざわざ身体を餌食に差し出してまで体内のマナを探ろうとしたが、奴らの遮断機能は体内にまで及んでいて、俺の力は通用しなかったのだ。
結合部から入り込んだ俺のマナは、鬼を内部から解析し、瞬時に俺へと転送される。
その時点で人類ならば誰もが保有するマナの存在を、鬼の体内に確認している。鬼の臓器は数もきちんと揃っていて、身体を形成する組織は紛れもない人類のものだ。そこで奴らが怒れる神である可能性は立ち消えた。
鬼の正体は「人」で間違いないのだが、入手した情報が俺に伝わるその時に、結合が遮断されてしまうのだ。
言い換えると、マナが鬼の体内から離れた瞬間に、マナの痕跡が掻き消されてしまうのである。
挿入を繰り返される都度、俺は奴らの体内に潜り込むが、解析結果が届かない。四つの棒全てで試したが、暖簾に腕押しだった。
だから奴らの正体は未知のままだ。人間か魔族か、あるいはまた別の生き物か。
唯一判明した事は、マナの遮断は外部からの干渉という事だけである。
初手を間違った感が否めない。
自ら囮となってマナの軌跡を残し、集落からの救援を待っている間に犯人の正体と目的を暴こうと思っていた。鬼は大胆だが用心深く、力ある魔族との接触を避けていたから一人になるしかなかった。囮は俺一人で充分だと、慢心していた部分もあったろう。
簡単にその任務は達成すると思っていた。
だが、俺の目論見は外れてしまった。
人は俺を超人だの天才だの、洗練された先見の明や指導力、その判断力が卓越していると神格化し、褒め称える。
だが、俺だって失敗する。
隠すのが巧いだけなのであって、俺の誤りに周りを巻き込まないように一人で動くから、気付かれていないだけで。
女神の代わりに崇め奉る対象を――俺を賛美の偶像として周囲の連中が勝手に脚色して、その無敵神話が尾ひれを付けて広がっているだけとも知らず。
酔ってさえいなければ、とは思うが、今更悔いてももう遅い。
「参ったな…」
思わず声に出た呟きを耳聡く拾い上げた鬼どもが、俺の屈服と勘違いして狂喜乱舞する。
「ケケケっ!!てめえは特別だ!死ぬまで可愛がってやんよ、淫乱め!」
「具合のいいケツしやがって、その顔と身体でギルドとかいうトコの幹部にのし上がったんじゃねえのか?人間っつーのは小賢しいというか、相変わらず品がねえ生き物よ!」
「オレっちを捕まえようとしても無駄だぜ?どうせ場所も分かってねえし、魔物だらけの地下迷宮を越えられっこねえ。口では高貴やら誇りやらのたまってる魔族も、実際は無能の連中さぁ!!てめえらが我が物顔でのさばったその罪を、後悔させてやんぞ、コラぁ!!!」
「オラオラ進めぇ!!もうてめえら獣なんかにゃ用はねえ!誰が好き好んで畜生とネンゴロするかよ!良かったなぁ、てめえら。この人間のお陰でオレらに犯されなくて済んでよぉ!てめらが下賤と罵る劣等種に、この場は救われたんだぜ?少しはその汚ねえ口を噤んで、このベッピンに感謝しろよ!!」
もう口を開く囚人は無い。
粛々と列は進み、魔族は抗う意思を完全に捨てた。それに気をよくした鬼達が、再び俺の身体に割り入る。
一人また一人と檻の中に入っていく囚人らを後目に、鬼の興奮した息遣いだけが木霊する。
肌のぶつかる音、いやらしい水音、俺の頭を鷲掴みにした鬼が興奮するたびに、毟り取られる髪の毛の抜ける音、一つとして良い音ではない。
こうなれば、早く奴らが限界を迎えるのを待つのみである。
俺は目を閉じた。
そして――――思考を飛ばしたから、その後の事は知らない。
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