蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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四. ルーベンスの章

15. Imprisoned

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「はあ、はあ、はあ…もうオレっちは出ねえ…出尽くした…」
「兄者一人でヤリまくってずりぃよ!オレ、2回しかしてねぇぞ!」
「お前はその前に、蜥蜴女と蛇女と愉しんだだろ?全然ずるくねえよ」
「っつか、お前らは列をさっさとどうにかしろ!こんなにいても邪魔になるだけだ!食い扶持が足んねえ…今夜から早速始めんぞ」
「こいつはどうする?」

 流石に4人も相手をして好きなようにやらせていたからか、俺の腰も大概おかしな具合になっている。
 蹂躙が終わってその辺に放り出された俺は、地面にへたり込んで動けず、指一本動かす事すら億劫だった。
 そんな中でも行列は進む。途中で面倒臭くなったのか、最後の方は碌に尋問も身体検査もせずに、囚人の顔色だけをチラリと見て、適当に檻の中にぶち込んでいた。

「そうだなぁ…面白そうだから、こいつもにいれちまおう」

 狩場―――。
 また不穏な言葉が現れる。囚人らにとって、決していい意味ではなかろう。

「でもよ、サクっとヤっちまったらお仕舞じゃなねえか!こんな上玉、オレが生きてきた中でも一番の美人だぞ!?…まあ、男だけどよ」
「男だからさ。女と違って子を産めなきゃ利用価値はねえ。オレっちの慰み者にしてもいいんだが、それにはまず体力を奪っちまわないとな。どんなにやせ細ったガキでも、男の腕力を甘く見ちゃいけねえ。警戒するに限るってもんだ」
「それによ、コイツの仲間の中に、モノホンの人間の女が混じってるかもしんねえぞ!!どうせコイツはさっきからむっつり決め込んでだんまりだからよ、獣らに話を聴いてみようぜ?さっきの偉そうな蜥蜴女が事情を知ってるかもしれねえ」
「だな、だな、さもありなんだ。よし、全員檻に詰め込んでさっさと運んじまいな!てめえらには後で服と飯を用意してやっから、勝手にくたばっちまうんじゃねえぞ!!」

 俺は鬼の精液に汚れたまま、一番数の多い檻に放り込まれた。

 関わり合いになりたくないと云わんばかりに囚人たちは俺を避け、狭い檻内だというのに偏りが生じる。


 カラカラカラカラ


 檻の滑車が回り始めた。
 檻の外で牽引する鬼が、均等に並べと叫んでいる。なのに魔族は動かない。ゴミのように俺を睨みつけ、あるいは遠巻きに見ているばかりだ。

 魔族と人間は相容れないものだ。馴れ合いで何が変わる訳でもない。しかしいつまでもいがみ合っているばかりでは、歴史は紡がれるどころか終わってしまう。
 魔族の頑ななかみしもを脱がせる打開策として、この失踪事件の解決を以ってそのきっかけとしたかった。
 俺は魔族との対面に来た。魔族と人間の未来を紡ぐ為に、わざわざここまでやってきたのだ。必ず成果を上げて、奴らグレフとの戦いに本腰を据える礎を築きたかった。魔族の援軍を得て、魔族の地に漂う膨大なマナを世界に巡らせれば奴らに有利に立ち回れる。その算段でギルドはそれぞれ動いている。
 俺がキーマンだ。
 こんなところで立ち止まっているわけにはいかない。

 さて、これからどう動こうかと脳裏に浮かべたその時だった。

「ねぇ、ちょっとあんた、平気?」

 徐に、声を掛けられた。
 声のした方を向くと、端にごちゃりと団子状に群れた囚人たちの隙間から、女が一人這い出てくる。

「顔色、すごく悪い」

 あどけなさが残る高い声が颯爽と近づいてきて、ふいに俺の髪を触ったかと思うと、次の瞬間ふわりと浮いた。
 そして曖昧な硬さの上に頭が乗せられたところで、その女に膝枕をされていると気付く。
 運ばれる檻の隅で蹲っていた俺を、鬼の欲望の捌け口にされて精液に穢されたその髪を、それは臆することなく撫でてくる。

「ねぇ、人間とさっきの鬼、怖いのはどっちかな?あんたは嫌な人間の人?それともただの可哀想なだけの人かな?」

 突拍子もない質問に顔を上げる。
 薄暗く、十数人の人で犇めき合って空気が淀むその中で、ギョロギョロと露出した目が笑っている。
 全身を鱗で覆い尽くし、俺を優しく撫でる指と指の間には水掻きがあり、背鰭せびれと尾鰭がついている姿はまぎれもない魚。
 飛び出した両目に小さな鼻、唇は太く耳は穴しか開いていないお世辞にも美しさからはかけ離れた容姿。しかしその表情には憎めないあどけなさと愛嬌があり、物怖じしない言葉遣いの中には嫌味の一つも見当たらない。
 魔族の中でも最弱と云われる魚人族だった。

「……ひどい質問だな」
「だって分かんないじゃない?あたし、あんたが可哀想だと思って、思わず声を掛けちゃった。からだ、辛そうだし。そういうの、人間と魔族もおんなじだよね?あたし達は姿格好は違うけど、心のつくりは一緒だって知ってるよ」

 鬼らに衣服を剥かれて裸にされた肢体、豊満な胸元が檻の振動に合わせて揺れている。
 赤く長い髪が特徴の、明るい魚人族の女だ。
 女の裸体を隠すものなど無い。種族の違いはあれど、俺達は若い男女だ。女の羞恥心を煽らぬように目を背けたら、女はカラカラと大袈裟に笑った。

「今更隠してもしょうがないって!あんたも全部…う~ん、違うなあ。あたし達以上に変なトコ見られてるから気にしないで!それより顔色が悪いけど、平気?辛かったね、痛かったね。あんたもあたし達と同じなのに、一方的に文句を言われちゃってごめんね」
「……平気だ。喋っていると、鬼に目を付けられかねんぞ」
「えへへ~、あたしはお喋りだから、鬼ももう諦めてんのよ。どんなに注意してても、ついつい喋っちゃう。あたしは三か月も前からここにいるの。ちょっとした手違いでまた行列に並ばされちゃってねぇ…、いやあ、あんたがいれくれたから助かったわ。奴ら、あたしのヒレが大嫌いだから」

 彼女は長い自分の髪で、俺の汚れた身体を拭いた。
 頼んでもいない、お節介な女だ。お人好しが過ぎ、人間を全く警戒していない。
 それどころか、俺はこの女を知っている。いや、直接の面識はないが、彼女によく似た魔族と数日前に俺は逢ったのだ。そこで聞き出した女の身体的特徴が、見事に合致する。

「あんた達も、この人間に感謝しなさいよ!あのままだと、一日中列に並んでいただろうし、この人に鬼が夢中になってくれたから、魔族の大事な「飾り」を奪われずに済んだんだから」
「お前…もしやパーシャか?」

 見知らぬ人間に突然名を呼ばれてきょとんと首を傾げる。
 それから大きな口を開けてニッと歯を出し、俺の頭をぐしゃぐしゃと掻き廻した。

「そう、おじさんと弟が長様に頼んでくれたのね。そっか、そっか。じゃあ、何が何でも生き残ってやらないとね」
「…生き残る?」
「ごめんね、綺麗な人間さん。今ここでそれを言って、みんなを余計に怖がらせたくないの。今から行くところは、あたし達の寝床。ちっとも快適じゃないし狭いけど、身体を伸ばせて眠れるよ。でも、そこではもう誰ともお喋りできないんだ~。あたしとしては、死活問題よね」
「奴らは何をしたいんだ。目的は?一体何者なんだ」
「う~ん、分からないけどよ。鬼が言ってたでしょ、今夜から始まるって。その時その場にあんたがいて、あたしも話す余裕があったら知ってる事、全部教えてあげる」

 会話の的を得ないが、俺は運がいい。この女は貴重な情報源だ。三か月も鬼の身近で過ごし、こうしてここに無事にいる。
 話すつもりがないのではなく、話す時間がないのだろう。これから何が始まるかは知らんが、情報を聞き出す機会を得たのは大きな一歩だ。
 それに、覚悟はとっくに決めている。人が具現化する地獄など、本当の地獄に比べれば綿よりも生温い事も知っている。




 それから魚人族の女―――パーシャは、ずっと俺の傍にいた。檻が何処かへと到着する短い間だったが、ひと時も離れようとはしなかった。
 俺が奇異の目で見られる事への不満を素直に口にして、他の魔族との橋渡しを買って出る。俺、というよりも、その不遇さに同情して、居ても立っても居られないというのが本音のようだった。
 すると彼女の顔見知りという者が名乗り出て俺の介抱を一緒に始めたのをきっかけに、魔族の蟠りが少しずつ絆されていく。

 人好きのする女だった。天性の人垂らしなんだろう。意図せず人に好かれ、自分も人が大好きで。
 俺はこれの性格とよく似た赤毛を思い出す。こんな事態になっているなど露にも思わず、《中央》で俺の帰りを待っている騒がしい部下の姿を。
 あれこれと世話を焼かれるのは意外と悪くはない心地で、俺は何故かそれが無性に懐かしく、出来るならば今すぐにでも帰りたいと思うのだった。

 パーシャは結局、これから先の、俺達が味わうであろう地獄を一切語らなかった。
 だが、囚人らはほんの期待と希望を抱いたようである。パーシャが攫われて三か月、彼女は多少痩せているものの、五体満足で元気であるからだ。
 なにより魔族の「飾り」を奪う鬼どのもの側にいて、鬼が嫌っているというヒレを少しも失わず、地獄とやらを三月も経験してなお笑顔を見せている彼女の姿に、自分が助かる未来を重ねているのだ。

 失踪者が誰一人として帰還を果たしていない現実を、誰もが見失っていた。

 そして俺達は、また別の檻に収監されていく。

 俺と別れる前に、パーシャは言った。

「ねえ、綺麗な人間と醜い魔族、醜い人間と綺麗な魔族、今一番幸せなのは誰かな?」
「……さあな」
「あたしはね、全員不幸だと思うの。だってあんたは男性なのに男に犯されちゃって、立派なツノを持ってたあの人は、頭をカチ割られて死んじゃった。人間は心も汚いと聞いてるから絶対に煉獄行きだし、蜥蜴の女の人は綺麗だったから鬼達のオモチャになっちゃった。ねえ、あんたは今、しあわせ?」

 この女の口癖なのだろうか。対比の対象と揶揄表現が酷過ぎる。
 なのにちっとも悪気の無い顔をしていて、簡単に心を抉ってくる言葉を使う。
 パーシャの言葉に絶句する魔族達が悲痛の表情を浮かべるその中心でヘラヘラと笑い、どうかなと俺に答えを促す様は狂っているとしか思えない。
 三月みつき★の地獄の実害は、きっちりと彼女の心に遺恨となって残されていた。あっけらかんと笑う彼女の心はとっくに壊れてしまっているのかもしれない。

「本当に酷い質問だ」

 俺にはそれしか言えなかった。

 しあわせなど、とうの昔に棄てている。




 僅かな光も届かない真っ暗な室内に、大人一人が寝そべるだけで碌に身動きも取れない鉄の箱が何層も積み重ねられていて、その中へ俺達は“獣”として収監される。
 腰を屈めば何とか座れる高さ、背筋を伸ばす事はおろか、立ち上がる事もできない。辛うじて足を伸ばせる事が地味に有難い。何時間も折り曲げられて収監され続けると、早い段階で心身ともに異常をきたす。うっ血した影響で死に至る事もあるくらいなのだ。

 鬼は眠い眠いとぼやきながら、事務的に囚人達を捌く。鬼とて数時間も囚人に付き合っているのだ。それに俺を含めれば実に5人も性的接触を果たした後だ。どんなに絶倫を豪語する者でも、疲れて当然である。

 囚人約50人が5つに振り分けられた。
 俺達の檻が15人と最も数が多く、少ないのは奴らのお気に入りとされた3人の「女」だ。もう一人いたのだが、嬲られている間に絶望し、舌を噛んで死んでしまっている。
 また、行列に並んでいる間に8人の命が奪われ、鬼に執拗にいたぶられて瀕死の者5人ほどが別の檻へ。後は老人と若者で区分けされたようであるが、それぞれの檻の行方までは分からない。

 鬼は終始面倒臭そうに、家畜を檻に追いやる時もひたすら文句を垂れていた。
 そして全員を収監し終わると、一人だけ檻から外に出し、俺達の前に立たせた。

「あ~、メンドイからテキトーでいいな。服は後で持ってきてやる。ついでにメシもだ。クソとションベンは端っこの穴に捨てろよ。中で粗相をしやがったら殺すかんな」

 そして外に引っ張り出されて不安でまごつく囚人から離れて出口の方へと進み、何やらゴソゴソと操作し始めた。
 目が暗闇に慣れ、俺達の注目を一身に浴びる囚人の表情までよく見える。

「休める時間はあんまねぇが、ちゃんと寝ておいた方がいいぜ?てめえらは、今夜からただの畜生だ。魔族なんちゅー下らねえ誇りなんかさっさと捨てちまって、精々が獣に成り果てるんだな!」


 ズズズズズズズ…


 重く鈍い音がする。外の光が零れ落ちてきて、室内をほんわりと照らす。入口付近の松明の炎を拾ってきているのだろう。
 そこで改めて状況を確認する。
 鉄の箱が放射線状に均等に並んでいる異様な光景だった。いくつかの檻は重ねられていて、段を作っている。
 全員が寝そべり、顔だけをべったりと短い鉄格子に引っ付けて不安げな眼差しを一点に向けている。
 円の中心の先に立ち尽くす一人の囚人。28つの眼がそれだけに集中する。

「今後一切の会話は許さねえ。獣は呻いていればいいんだが、それも禁止だ。啜り泣きも感知すっから、気を付けな。こいつのようによ!!」


 ビュッーーー!!


「ぎゃっ!!」

 鬼が石を投げた。
 思いきり振りかぶって相当な力で投げられた石は結構な勢いで飛び、中央の囚人の顔面にバチンと当たる。
 堪らず顔を覆って悲鳴を上げ、体ごとのけぞらせて襲い来る痛みにのたうち回る。ヒイヒイと囚人の口から絶え間ない悲鳴が漏れ聞こえる。
 その時、妙な音が部屋中に響き渡った。


 キュイイイイイイイイ、キュイイイイイイイイ
 ガコン、ガジョン!
 キュイイイイイイイイ!!


 聴き慣れぬ不思議な音だ。鉄と鉄が摩耗する音に少し近いが、もっと人工的な音だ。
 そして次の瞬間、何かが囚人の身体を貫いた。


 シュピン!


「―――!!!」

 一瞬、強張り、すぐに弛緩する。囚人は声もなくその場に倒れ、肉が焦げる嫌な臭いが充満する。
 これは弾による攻撃か。
 スリングショットの応用で、初歩の魔法攻撃によく使われる魔弾によく似ている。実際の武器は持ち手とゴムが必要だが、魔法はマナと空気圧だけで事足りる。鬼は手ぶらだ、ニヤニヤと囚人が倒れる様を見ているだけだ。
 単純な攻撃法だが、殺傷率は非常に高い。
 一度身体に当たれば弾はそこからはじけ飛んで内部の組織を破壊する。外見は小さな穴が開いているだけだが、中身はぐちゃぐちゃの大惨事になっていて、まずは助からない。
 囚人の倒れ方はまさにそれだ。しかし、魔法を発動するマナの動きは全くなかった。

「ぐ、ぐ…ぐ、ぐっ!」


 シュピン!!


「ぐ!!」

 まだだ、まだ囚人は死んでいない。
 この攻撃に即死性は無い。無駄に多く弾数が撃たれ、その度に倒れた体躯が跳ねる。
 未だ状況が理解出来ていない哀れな犠牲者は、喉が弾の炎に焼かれながらもくぐもった悲鳴を上げる。


 シュピン!!


「ぐ、が!…あ…」

 しかし、神はもういない。
 この世は理不尽、無慈悲な世界になってしまった。
 その小さな悲鳴にまた何かが感知して、あの歪な摩擦音を轟かせながら、問答無用に照射を繰り返す。
 何度も、何度も。


 シュピン!!


「……ぁ」

 何度も、何度も。


 シュピン!!


「……」

 幾重と撃たれた背中はボロボロで、肉が飛び散り、そこから炎が生まれる。
 一段とはっきりと目に見えるようになった目の前の惨劇に、囚われの13つの瞳が恐怖に戦慄している。
 残る一つの瞳―――俺は攻撃の出所と正体を暴こうとひたすら忙しなく動いているが、殆ど意味を成していなかった。

「おおっと、悲鳴を上げるんじゃねえぞ。一言口を聞いたらズゾン!と一発、てめえも細切れだかんな。じゃあ、そういう事で、馬鹿な獣でも理解できただろ?てめえらは来るべき時が来るまで、そこで大人しく人生を悲観して自慰でもしてるんだな!ガッハッハッハッハハー!!!」

 鬼は颯爽と出ていく。
 重い扉が土を押し退けながらゆっくりと閉められていく。外への、自由への道筋が消えていく。
 扉が閉まり切ってまた暗闇が首を擡げだす頃には、緊張感に張り詰めた静寂がこの場を支配していた。
 そして焼け焦げた肉塊から炎が消えた時、光の源が一切失われてここは深淵に包まれる。

 喋れないとは、そういう事か。
 鬼も諦めているほどのお喋りを自負するパーシャとて、死を持ち出されてしまえば黙るしかない。
 そのパーシャが三か月間も耐えているのだ。喋らなければ脅威はないんだろう。

 今更生き返りもしない肉片を見つめていても仕方ない。暗闇に目を慣れさせても不愉快なものを視界に入れるだけだと考えれば、鬼の言う通りにした方が余程懸命だ。
 俺は檻に寝そべり、仮初めの寝床を得て溜息を吐く。
 やっと身体を伸ばせて独りになれた事が嬉しかった。誰にも邪魔されず、思う存分休息を取れるし思案に耽る事もできる。
 何日も歩き通しで最後は立ちっぱなし。仕舞いには身体を好き放題弄られて正直疲れてしまった。

 暫くして、何処からか寝息が聞こえてきた。緊張感も、ずっと張り続けることは出来まい。この暗闇は、何もかもを一瞬忘れさせてくれる逃避の黒だ。現実が黒に塗りつぶされた今、ようやく獣たちは夢を見る。

 束の間の、儚い夢を。

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