魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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運命

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「ラント君、棚からコップを取ってくれ。」
教授に言われ、コップを持ってくる。
教授がコップの淵を叩くと、水が湧き出た。
「君、これでも飲んだらどうだ?」
「あ、ありがとうございます、ちょうど酔ってて。」
お姉さんが水をグビグビと飲む。
「あ~、私はダメなお姉ちゃんだ、ほんとに、ごめんね、うう。」
泣き出した。
「泣くな、何があったんだ?」
「私は、アンタに楽しくやって欲しくてえ、でも、まだお姉ちゃんと居たい?うええ。」
「ダメだ、このお姉さん泣き上戸ですよ教授。」
「うーむ、高等魔術を使っていたことは間違いない、こっちの人間の匂いがする。」
「じゃあ、この人お酒飲みながら転移魔法やったんですか!?」
大きな声が出てしまう、普段から教授に気をつけるよう言われているが、これは流石にリアクションをせずにいられない。
「ああ、シラフの高位魔術師でも難しい術式をな。」
教授の表情も硬くなっている。
「教授、穴閉じないんですか?」
「ううむ、酔っ払いの賢者ほど怖いものはない、あちら側に戻そう。」
賢者というのは、魔法使いの最高位である。
「立ってください、あっちに帰って。」
お姉さんを介抱する。
しかし、穴が閉じない。
「教授?」
「術式の乱れ…ではなさそうだ、となると因果?」
「因果?」
「運命と言ってもいい、この世界の理に近い。」
いつのまにか、あちら側では警報音のような物が鳴っている。
「姉ちゃん!」
少年が酔っ払ったお姉さんに抱きついた
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