126 / 360
第3章 2 いざ、混浴へと!
スポーツドリンクの真意
しおりを挟む
今日も今日とてトレーニング街道まっしぐら。
強くなるため、一日たりともサボっていられない。
「今日はまだ追い込むか。よし、追加でスクワット百回だな」
最近は自分を追い込むことが楽しくなってきた。
縛られるのも好きなのだからきっと俺はMだな――はっ!
なにを言っているんだ俺は。
筋トレのしすぎで頭が正常に働いていない。
俺は縛られるのなんか全然好きじゃないぞ!
「……とりあえず、やらないと」
手首足首をぶらぶらさせてから、「よしっ」と気合を入れてスクワットを開始する。
繰り返すにつれて、じんわりと太ももが熱を帯びてくる。
「……45、46、47」
かなりきつい。
だが、この先に強さがあると思えばがんばれる。
絶対に筋トレの向こう側にたどり着いてやる!
「……73、74、75」
もう足の感覚がなくなってきた。
これはいよいよか?
いや、まだがんばれる。
追い込める。
「……86、87、87、88」
あれ、いま87って二回言ったような。
まあいい、後ちょっとだ。
フラフラするけど、
気合い、気合いだぁ!
「92、93、94……きゅうじゅ……う、ご――――っあ」
突然足場が崩れ落ちたかのように、体がガクンと下へ落ちる。
視界が歪み、意識が遠のく。
あ、やばい、と思った瞬間に視界がブラックアウトし、後頭部へのドンという衝撃で意識が戻った。
「……どう、したん……だ?」
なぜ俺は天井を見上げているんだ?
……あ、スクワット中に倒れたのか。
前後の記憶が曖昧だ。
「あれ? 力が、入らねぇ」
起きあがろうとするが、体に力が入らず、ひっくり返った虫のように床の上で無様にあがくことしかできない。
「誠道さんっ! すごい音が! どうしたんですか!」
勢いよく扉が開いて、心配そうな顔をしたミライが駆け寄ってくる。
「倒れたんですか? いったいなにをしたらこんな――まさか、できもしないのにマト◯ックスの練習をしていたんじゃ」
「違うよ。スクワットをしてたら、急に体から力が抜けて」
「スクワットなんて今日のメニューにはなかったはずですが」
「ちょっと、さらに自分を追い込もうって」
「そんな、まださらに追い込もう……って」
ミライの表情に影ができる。
「つまりそれは……誠道さんがディー〇インパクトに憧れているからですか?」
「そっちの追い込むじゃねぇよ!」
誰が脚質の話をした?
「じゃあ強くなりたいからですか?」
「ああ。手っ取り早くな」
俺がそう伝えると、ミライは納得したようにうなずく。
「なるほど。つまり誠道さんはディー〇インパクトみたいな強い馬になりたいと」
「そうそう、ディープは最強の馬だったもんね。あの衝撃は後世に語り継がれるよねぇ……ってバカぁ! なんで馬になんなきゃいけねぇんだよ!」
「はっ? 競馬といえば鞭で叩く! やっぱり誠道さんは鞭で叩かれたいドM――」
「いいかげん馬から離れろ!」
あと、俺はどっちかっていうとサイレン〇スズカの方が強いと思ってるからね。
一回直接対決してほしかったよ。
「俺は普通に強くなりたんだよ。どんな敵が現れても大丈夫なくらいに、強い人間に」
「もういい加減にしてください。誠道さんは焦りすぎですよ」
悲しそうな表情を浮かべたミライが、倒れている俺のそばでしゃがんで、俺の胸を軽く両の拳でたたいた。
「強くなりたいと思うのはいいことですが、体の悲鳴に気づけないのは論外です」
責めるような二つの瞳が、倒れている俺をじっと見ている。
「そんなに焦らなくても、ゆっくり強くなっていけばいいじゃないですか。休むことだって立派な努力です。最近の誠道さんはちょっとおかしいです」
……休むことだって立派な努力。
現に、俺はこうして気を失って倒れた。
打ち所が悪ければ、最悪死んでいたかもしれない。
「私は、誠道さんに無理をしてほしくないんです」
そういえば、オーバーウエイト症候群って聞いたことあるな。
それで引退したサッカー選手がいたとかいないとか。
まさか知らぬ間に俺もそれを発症しかけていたのでは?
強くなりたいと思いすぎるあまり視野が狭くなって、自分のことすら見えていなかったのか。
「いいですか。今後一週間は筋トレ禁止です。ゆっくり休んでください」
「わかった。そうするよ」
俺はミライの目を見てしっかりとうなずいた。
無理をして体を壊し、ミライを悲しませては元も子もない。
強くなりたいと思ったのは、自分の力で大切な人を守りたかったからだが、ミライにあんな顔をさせてまですることではない。
「もう。はじめからそう言えばいいんです。この前だって、私が無理矢理風邪をひかせようよしてもトレーニングをやめないんですから」
「え、あれはスポーツドリンクを作るためじゃなくて、俺に風邪をひかせて筋トレを休ませるためだったのか」
ってことは、かなり前から俺はミライに心配をかけていたんだな。
「もちろんです。私があんなバカみたいな主張をするメイドに見えますか」
「うん」
「そこは否定してくださいよ!」
むかっと頬を膨らませるミライ。
だって、ミライっていつもおかしなことしか言わなじゃないですか。
「でも、そうだな……。ありがとう。体のSOSを無視して体調を崩したら本末転倒だよな。風邪を引かせてまで俺の暴走を止めようとしてくれて――――あれ? 風邪をひくのも体調を崩すことと同じなのでは?」
「そんなことよりも誠道さんっ!」
あ、露骨に話題を逸らされた。
「じっくり休むために温泉にいきましょう! 実は昨日、福引で温泉の街フーユインの宿の宿泊券を手に入れているのです!」
ミライがメイド服のポケットから、チケットを取り出す。
「まじで。温泉のチケット? しかも無料で?」
「はい。どうですか? 私を優秀だと誉めたくなりましたか?」
「……悔しいけど、すごいテンション上がってる」
温泉かぁ。
いったいいつぶりだろうか。
たまには羽を伸ばすのも悪くはないよなぁ。
「だったら、今日一日はゆっくり休んで、明日から二泊三日の温泉旅行にいきましょう!」
「そうするか」
俺はミライの肩を借りて起き上がり、ベッドまで移動する。
仰向けに寝転がると、ミライが布団をかけてくれ、子守歌まで歌ってくれた。
「しあわせはーおかねでかえるー」
なんだその子供の教育に悪そうだけど現実を教えてくれる子守歌はっ! とツッコもうとしたが、眠さの方が勝って口が動かなかった。
よほどつかれていたんだな。
「あ、ちなみに宿泊券をどうしても当てたくて、福引券目当てに商店街で死ぬほど買い物したんですけど、結果オーライですよね!」
「そんなわけないだろ!」
ミライのおバカ発言のせいで、一瞬で目が覚めた。
こいつ、本当は俺を寝かせる気なんてないだろ!
強くなるため、一日たりともサボっていられない。
「今日はまだ追い込むか。よし、追加でスクワット百回だな」
最近は自分を追い込むことが楽しくなってきた。
縛られるのも好きなのだからきっと俺はMだな――はっ!
なにを言っているんだ俺は。
筋トレのしすぎで頭が正常に働いていない。
俺は縛られるのなんか全然好きじゃないぞ!
「……とりあえず、やらないと」
手首足首をぶらぶらさせてから、「よしっ」と気合を入れてスクワットを開始する。
繰り返すにつれて、じんわりと太ももが熱を帯びてくる。
「……45、46、47」
かなりきつい。
だが、この先に強さがあると思えばがんばれる。
絶対に筋トレの向こう側にたどり着いてやる!
「……73、74、75」
もう足の感覚がなくなってきた。
これはいよいよか?
いや、まだがんばれる。
追い込める。
「……86、87、87、88」
あれ、いま87って二回言ったような。
まあいい、後ちょっとだ。
フラフラするけど、
気合い、気合いだぁ!
「92、93、94……きゅうじゅ……う、ご――――っあ」
突然足場が崩れ落ちたかのように、体がガクンと下へ落ちる。
視界が歪み、意識が遠のく。
あ、やばい、と思った瞬間に視界がブラックアウトし、後頭部へのドンという衝撃で意識が戻った。
「……どう、したん……だ?」
なぜ俺は天井を見上げているんだ?
……あ、スクワット中に倒れたのか。
前後の記憶が曖昧だ。
「あれ? 力が、入らねぇ」
起きあがろうとするが、体に力が入らず、ひっくり返った虫のように床の上で無様にあがくことしかできない。
「誠道さんっ! すごい音が! どうしたんですか!」
勢いよく扉が開いて、心配そうな顔をしたミライが駆け寄ってくる。
「倒れたんですか? いったいなにをしたらこんな――まさか、できもしないのにマト◯ックスの練習をしていたんじゃ」
「違うよ。スクワットをしてたら、急に体から力が抜けて」
「スクワットなんて今日のメニューにはなかったはずですが」
「ちょっと、さらに自分を追い込もうって」
「そんな、まださらに追い込もう……って」
ミライの表情に影ができる。
「つまりそれは……誠道さんがディー〇インパクトに憧れているからですか?」
「そっちの追い込むじゃねぇよ!」
誰が脚質の話をした?
「じゃあ強くなりたいからですか?」
「ああ。手っ取り早くな」
俺がそう伝えると、ミライは納得したようにうなずく。
「なるほど。つまり誠道さんはディー〇インパクトみたいな強い馬になりたいと」
「そうそう、ディープは最強の馬だったもんね。あの衝撃は後世に語り継がれるよねぇ……ってバカぁ! なんで馬になんなきゃいけねぇんだよ!」
「はっ? 競馬といえば鞭で叩く! やっぱり誠道さんは鞭で叩かれたいドM――」
「いいかげん馬から離れろ!」
あと、俺はどっちかっていうとサイレン〇スズカの方が強いと思ってるからね。
一回直接対決してほしかったよ。
「俺は普通に強くなりたんだよ。どんな敵が現れても大丈夫なくらいに、強い人間に」
「もういい加減にしてください。誠道さんは焦りすぎですよ」
悲しそうな表情を浮かべたミライが、倒れている俺のそばでしゃがんで、俺の胸を軽く両の拳でたたいた。
「強くなりたいと思うのはいいことですが、体の悲鳴に気づけないのは論外です」
責めるような二つの瞳が、倒れている俺をじっと見ている。
「そんなに焦らなくても、ゆっくり強くなっていけばいいじゃないですか。休むことだって立派な努力です。最近の誠道さんはちょっとおかしいです」
……休むことだって立派な努力。
現に、俺はこうして気を失って倒れた。
打ち所が悪ければ、最悪死んでいたかもしれない。
「私は、誠道さんに無理をしてほしくないんです」
そういえば、オーバーウエイト症候群って聞いたことあるな。
それで引退したサッカー選手がいたとかいないとか。
まさか知らぬ間に俺もそれを発症しかけていたのでは?
強くなりたいと思いすぎるあまり視野が狭くなって、自分のことすら見えていなかったのか。
「いいですか。今後一週間は筋トレ禁止です。ゆっくり休んでください」
「わかった。そうするよ」
俺はミライの目を見てしっかりとうなずいた。
無理をして体を壊し、ミライを悲しませては元も子もない。
強くなりたいと思ったのは、自分の力で大切な人を守りたかったからだが、ミライにあんな顔をさせてまですることではない。
「もう。はじめからそう言えばいいんです。この前だって、私が無理矢理風邪をひかせようよしてもトレーニングをやめないんですから」
「え、あれはスポーツドリンクを作るためじゃなくて、俺に風邪をひかせて筋トレを休ませるためだったのか」
ってことは、かなり前から俺はミライに心配をかけていたんだな。
「もちろんです。私があんなバカみたいな主張をするメイドに見えますか」
「うん」
「そこは否定してくださいよ!」
むかっと頬を膨らませるミライ。
だって、ミライっていつもおかしなことしか言わなじゃないですか。
「でも、そうだな……。ありがとう。体のSOSを無視して体調を崩したら本末転倒だよな。風邪を引かせてまで俺の暴走を止めようとしてくれて――――あれ? 風邪をひくのも体調を崩すことと同じなのでは?」
「そんなことよりも誠道さんっ!」
あ、露骨に話題を逸らされた。
「じっくり休むために温泉にいきましょう! 実は昨日、福引で温泉の街フーユインの宿の宿泊券を手に入れているのです!」
ミライがメイド服のポケットから、チケットを取り出す。
「まじで。温泉のチケット? しかも無料で?」
「はい。どうですか? 私を優秀だと誉めたくなりましたか?」
「……悔しいけど、すごいテンション上がってる」
温泉かぁ。
いったいいつぶりだろうか。
たまには羽を伸ばすのも悪くはないよなぁ。
「だったら、今日一日はゆっくり休んで、明日から二泊三日の温泉旅行にいきましょう!」
「そうするか」
俺はミライの肩を借りて起き上がり、ベッドまで移動する。
仰向けに寝転がると、ミライが布団をかけてくれ、子守歌まで歌ってくれた。
「しあわせはーおかねでかえるー」
なんだその子供の教育に悪そうだけど現実を教えてくれる子守歌はっ! とツッコもうとしたが、眠さの方が勝って口が動かなかった。
よほどつかれていたんだな。
「あ、ちなみに宿泊券をどうしても当てたくて、福引券目当てに商店街で死ぬほど買い物したんですけど、結果オーライですよね!」
「そんなわけないだろ!」
ミライのおバカ発言のせいで、一瞬で目が覚めた。
こいつ、本当は俺を寝かせる気なんてないだろ!
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる