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最終章 1 失踪、捜索、そしてドMへと……
帰ってきましたグランダラ
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ハグワイアムから帰ってきて、ミライと顔を合わせることにもだいぶ慣れてきた。
同じ家に住んでいるんだから、いつまでも緊張していたら疲れるもんね。
ミライはずっと通常運転なので、俺だけ意識し続けるのも違うだろうし。
でも。
――このままでいいのだろうか。
不意に、そんな感情に支配されるときがある。
このまま、というのは当然、ミライとの関係性のことだ。
ゼイ・ダッツ・オリョウに洗脳されていた俺は、ミライのキスによって正気を取り戻すことができた。
ミライと確実にキスをした。
にもかかわらず、俺たちの表面的な関係性は、なにも変わっていない。
普通なら、異性とキスをしたらそれはカップル成立! でいいのかもしれないが、ミライと俺の関係は前と同じ。
引きこもりご主人様と、そんなの引きこもりの生活を支援してくれるメイド。
ミライはいつだって献身的に尽くしてくれた。
俺が引きこもりであることをからかってきたり、ことあるごとに俺がドMだと決めつけて縛ろうとしてきたり、グランダラで俺の悪評を広めたり、意味不明な理由で借金を作ってきたり……あれ?
よく考えたらミライって全然俺の引きこもり生活を支援してなくないか?
そういう意味でも、俺たちの関係性はこのままじゃいけない気がするぞ!
……って話が逸れた。
とにかく、ミライが彼女っぽく振る舞ってきたのなら、俺も甘んじてそれを受け入れようとしていたのだが、ミライの俺に対する接し方は、キスをする前とまったく同じ。
だから、俺だけ浮かれるのはやっぱり違う気がする。
そもそもキスくらいで浮かれるなんて、俺はそそそそんな童貞思考の持ち主じゃないからね!
キスなんて欧米では挨拶のひとつで、握手みたいなもんだから!
って日本人なのに言うやつのうざさは異常。
欧米人のキスは挨拶発言は全くうざくないのになぁ。
ことあるごとに、欧米ではこうだからって欧米の考えを押し付けてくる欧米かぶれって本当にうざいよね。
何度も言うけど、ここは日本ですからっ!
ざんねーん!
……なんてかなり昔に流行ったギターでさすらう系芸人のネタを思い出してみたけど、そもそもここは異世界なんだよなぁ。
「って、またいろいろ考えてんなぁ」
グランダラの広場にあるベンチに座ってただ空を見ているだけなのに、深いため息が出てくる。
空は青く澄んでいて、涼しげなそよ風だって吹いているのに、気分が晴れない。
ミライのことで頭がいっぱいなせいだ。
気がついたら唇をなぞっていることも稀によくあるし。
「それに、これだよなぁ」
小声でステータスオープンとつぶやく。
この世界に転生したときはレベル1とかだった各種ステータスも、いまではすべて三ケタを超えている。
努力の結晶をこうして可視化できるのは本当に嬉しい限りで、実は毎日のように確認して「むふふふ」とにやけていたのだが。
「なんでこれまで、表示されてなかったんだろ」
必殺技の欄に新たな技が記載されていることに気がついてからは、その「むふふふ」すらできなくなった。
【??????】
習得条件 あなたの大切と向き合い、本心を形にしたとき。
ハグワイアムから帰ってきてから新たに表示された。
「むふふふ」のために毎日のように確認していたから、気がつかなかっただけという可能性はない。
つまり、ハグワイアムへの旅行中に、なにか特殊な条件をクリアしたから、表示されるようになったと考えるのが妥当だろう。
「絶対、キスした……ってか、ハグワイアムでの一件が理由だよなぁ」
そうとしか考えられない。
いや、実はただの偶然か?
たまたまこのタイミングだっただけで、あのクソ女神が「やべ、ひとつ技を記載し忘れちゃってた、てへぺろ」みたいな感じで追加しただけなのか。
キスを意識すぎるあまりに、俺が考え過ぎているだけなのか。
でも、このタイミングで表示されるようになったことになにかを感じずにはいられないのだ。
「俺の大切……大切って……」
澄んだ空を見上げながらつぶやくと、腹の虫がぐうと鳴った。
「……もう十一時半だし、帰るか」
散歩に出る前、ミライから「十二時には帰ってきてくださいね。お昼ご飯を用意して待ってますから」と言われていたのだ。
「本心を、形に……ねぇ」
家へと変える足取りが重い。
本心を形にする。
「あああああ! くそぉ!」
それを考えるだけで、体が熱くなって、心がむしゃくしゃする。
のどに魚の骨が刺さっているのと、くしゃみが出そうで出ない状態が同時に襲い掛かっているような気分だ。
「もう、家か」
そんなこんなで、もう家についてしまう。
深呼吸をしてから、家の扉を開け。
「誠道さん! お金儲けの時間です!」
「それ絶対、お金を失うフラグだろ!」
リビングから目をお金の形にしたミライが飛び出してきた!
はぁ、もう嫌な予感しかしないよぉ。
「絶対、借金すればお金儲けができるんですとか言い出すやつだろ! わかってんだぞこっちは! だっていつものパターンだからな!」
「なに言ってるんですか? 借金がお金儲けになるはずないでしょう。借金は借金、あくまで人のお金です」
「ミライに言われても説得力ないんだよなぁ。これまでの言動を振り返ってどうぞ」
「ひどいです。私がそんな馬鹿に見えますか?」
「うん。そうにしか見えない」
「ひどいです。成長を喜んでくれると思ったのに」
涙を浮かべたミライをかわいいと思ってしまう。
急に恥ずかしくなって目を逸らした。
「でさ、そのお金儲けの時間とやらの詳細を教えてくれ」
「はい」
頷いたミライはすぐに泣き止む。
おい嘘泣きだったのかどうせ明日には借金も立派な財産ですとか言い出すやつだろ!
「今回は人を助けて一儲けしようっていう魂胆です」
「それが世の中の常識だけど言い方は考えてね。なんか俺たちが下賤な人間みたいに見えるから」
「じゃあ他人を利用してお金儲けを」
「もっとひどくなってるから」
「他人を利用して、お金を稼がせていただく?」
「そっちを丁寧に言って欲しいんじゃねぇから!」
これじゃあ埒があないのでもう先に進む!
「で、人を助けるって、誰のこと?」
「それはですね」
ミライの目がまたお金の形に変わる。
「しかもさっきより輝いてやがるじゃねぇか! そんな卑しい目、依頼者に向けたらアウトだから!」
ミライは本気で『他人を利用して、お金を稼がせていただく』と思ってる可能性あるな!
困っている人を救った結果、副産物としてお金が手に入ったって思えるような倫理観を持てるようになったら、その成長を喜んでやるよ!
「このお方です! どうぞ!」
ミライが体を開く。
リビングから出てきたのは、大きなサングラスをかけた、いつぞやの闇オークションでオムツおじさんを落札したマダムだった。
「私のかわいいペットが逃げちゃったのよ」
首輪を見せなが、鼻水を啜るマダム。
頬を涙が流れ落ちていく。
「このマダムさんが、いなくなってしまったペットを見つけた人に高額報酬を支払うを約束してくれました」
自慢げに説明するミライはさておき。
俺は首輪を持って涙するマダムを見た。
依頼は、逃げたペットの捜索。
マダムのペット、ペットと言ったらその、なんていうか、ね?
これ、絶対に関わりたくない案件なんだけど。
「ちなみになんですけど、マダムさん。逃げたペットって、犬ですか? それとも猫ですか?」
一縷の望みをかけてそう聞いて見ると、マダムは少し考えた後で。
「私が犬といえば犬になるし、猫といえば猫にもなる、そんなかわいいかわいい」
「ただのオムツおじさんだろそれ! あんたがご主人だからその命令を聞くだけだろ」
はぁ。やっぱりこうなるのね。
もっとしんみり展開続けたかったけど、こいつらとかかわっている限り無理みたいです。
同じ家に住んでいるんだから、いつまでも緊張していたら疲れるもんね。
ミライはずっと通常運転なので、俺だけ意識し続けるのも違うだろうし。
でも。
――このままでいいのだろうか。
不意に、そんな感情に支配されるときがある。
このまま、というのは当然、ミライとの関係性のことだ。
ゼイ・ダッツ・オリョウに洗脳されていた俺は、ミライのキスによって正気を取り戻すことができた。
ミライと確実にキスをした。
にもかかわらず、俺たちの表面的な関係性は、なにも変わっていない。
普通なら、異性とキスをしたらそれはカップル成立! でいいのかもしれないが、ミライと俺の関係は前と同じ。
引きこもりご主人様と、そんなの引きこもりの生活を支援してくれるメイド。
ミライはいつだって献身的に尽くしてくれた。
俺が引きこもりであることをからかってきたり、ことあるごとに俺がドMだと決めつけて縛ろうとしてきたり、グランダラで俺の悪評を広めたり、意味不明な理由で借金を作ってきたり……あれ?
よく考えたらミライって全然俺の引きこもり生活を支援してなくないか?
そういう意味でも、俺たちの関係性はこのままじゃいけない気がするぞ!
……って話が逸れた。
とにかく、ミライが彼女っぽく振る舞ってきたのなら、俺も甘んじてそれを受け入れようとしていたのだが、ミライの俺に対する接し方は、キスをする前とまったく同じ。
だから、俺だけ浮かれるのはやっぱり違う気がする。
そもそもキスくらいで浮かれるなんて、俺はそそそそんな童貞思考の持ち主じゃないからね!
キスなんて欧米では挨拶のひとつで、握手みたいなもんだから!
って日本人なのに言うやつのうざさは異常。
欧米人のキスは挨拶発言は全くうざくないのになぁ。
ことあるごとに、欧米ではこうだからって欧米の考えを押し付けてくる欧米かぶれって本当にうざいよね。
何度も言うけど、ここは日本ですからっ!
ざんねーん!
……なんてかなり昔に流行ったギターでさすらう系芸人のネタを思い出してみたけど、そもそもここは異世界なんだよなぁ。
「って、またいろいろ考えてんなぁ」
グランダラの広場にあるベンチに座ってただ空を見ているだけなのに、深いため息が出てくる。
空は青く澄んでいて、涼しげなそよ風だって吹いているのに、気分が晴れない。
ミライのことで頭がいっぱいなせいだ。
気がついたら唇をなぞっていることも稀によくあるし。
「それに、これだよなぁ」
小声でステータスオープンとつぶやく。
この世界に転生したときはレベル1とかだった各種ステータスも、いまではすべて三ケタを超えている。
努力の結晶をこうして可視化できるのは本当に嬉しい限りで、実は毎日のように確認して「むふふふ」とにやけていたのだが。
「なんでこれまで、表示されてなかったんだろ」
必殺技の欄に新たな技が記載されていることに気がついてからは、その「むふふふ」すらできなくなった。
【??????】
習得条件 あなたの大切と向き合い、本心を形にしたとき。
ハグワイアムから帰ってきてから新たに表示された。
「むふふふ」のために毎日のように確認していたから、気がつかなかっただけという可能性はない。
つまり、ハグワイアムへの旅行中に、なにか特殊な条件をクリアしたから、表示されるようになったと考えるのが妥当だろう。
「絶対、キスした……ってか、ハグワイアムでの一件が理由だよなぁ」
そうとしか考えられない。
いや、実はただの偶然か?
たまたまこのタイミングだっただけで、あのクソ女神が「やべ、ひとつ技を記載し忘れちゃってた、てへぺろ」みたいな感じで追加しただけなのか。
キスを意識すぎるあまりに、俺が考え過ぎているだけなのか。
でも、このタイミングで表示されるようになったことになにかを感じずにはいられないのだ。
「俺の大切……大切って……」
澄んだ空を見上げながらつぶやくと、腹の虫がぐうと鳴った。
「……もう十一時半だし、帰るか」
散歩に出る前、ミライから「十二時には帰ってきてくださいね。お昼ご飯を用意して待ってますから」と言われていたのだ。
「本心を、形に……ねぇ」
家へと変える足取りが重い。
本心を形にする。
「あああああ! くそぉ!」
それを考えるだけで、体が熱くなって、心がむしゃくしゃする。
のどに魚の骨が刺さっているのと、くしゃみが出そうで出ない状態が同時に襲い掛かっているような気分だ。
「もう、家か」
そんなこんなで、もう家についてしまう。
深呼吸をしてから、家の扉を開け。
「誠道さん! お金儲けの時間です!」
「それ絶対、お金を失うフラグだろ!」
リビングから目をお金の形にしたミライが飛び出してきた!
はぁ、もう嫌な予感しかしないよぉ。
「絶対、借金すればお金儲けができるんですとか言い出すやつだろ! わかってんだぞこっちは! だっていつものパターンだからな!」
「なに言ってるんですか? 借金がお金儲けになるはずないでしょう。借金は借金、あくまで人のお金です」
「ミライに言われても説得力ないんだよなぁ。これまでの言動を振り返ってどうぞ」
「ひどいです。私がそんな馬鹿に見えますか?」
「うん。そうにしか見えない」
「ひどいです。成長を喜んでくれると思ったのに」
涙を浮かべたミライをかわいいと思ってしまう。
急に恥ずかしくなって目を逸らした。
「でさ、そのお金儲けの時間とやらの詳細を教えてくれ」
「はい」
頷いたミライはすぐに泣き止む。
おい嘘泣きだったのかどうせ明日には借金も立派な財産ですとか言い出すやつだろ!
「今回は人を助けて一儲けしようっていう魂胆です」
「それが世の中の常識だけど言い方は考えてね。なんか俺たちが下賤な人間みたいに見えるから」
「じゃあ他人を利用してお金儲けを」
「もっとひどくなってるから」
「他人を利用して、お金を稼がせていただく?」
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これじゃあ埒があないのでもう先に進む!
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ミライの目がまたお金の形に変わる。
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ミライは本気で『他人を利用して、お金を稼がせていただく』と思ってる可能性あるな!
困っている人を救った結果、副産物としてお金が手に入ったって思えるような倫理観を持てるようになったら、その成長を喜んでやるよ!
「このお方です! どうぞ!」
ミライが体を開く。
リビングから出てきたのは、大きなサングラスをかけた、いつぞやの闇オークションでオムツおじさんを落札したマダムだった。
「私のかわいいペットが逃げちゃったのよ」
首輪を見せなが、鼻水を啜るマダム。
頬を涙が流れ落ちていく。
「このマダムさんが、いなくなってしまったペットを見つけた人に高額報酬を支払うを約束してくれました」
自慢げに説明するミライはさておき。
俺は首輪を持って涙するマダムを見た。
依頼は、逃げたペットの捜索。
マダムのペット、ペットと言ったらその、なんていうか、ね?
これ、絶対に関わりたくない案件なんだけど。
「ちなみになんですけど、マダムさん。逃げたペットって、犬ですか? それとも猫ですか?」
一縷の望みをかけてそう聞いて見ると、マダムは少し考えた後で。
「私が犬といえば犬になるし、猫といえば猫にもなる、そんなかわいいかわいい」
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