335 / 360
最終章 2 フェニックスハイランドはきっと貸し切り
お客様は神様ではない
しおりを挟む
とある密室で、フードを被った二人がなにやら話している。
「本当にいいんですね。後悔しませんか?」
「はい。問題ありません。あの人から報告を受けて思ったんです。むしろこれくらいしないと願いは叶えられないと」
「承知しました。では、あなたの望む魔王を出現させるのはフェニックスハイランドでよろしいですか?」
「ええ、もちろん。それが私の筋書きですから」
「承知しました」
一人が去っていくと、残された一人がにやりと笑う。
「そうだ。特別にサービスしてあげましょうかねぇ。ここまで純粋だと、本当に……」
***
おそらくだが。
フェニックスハイランドというのは、俺たち以前にこの世界にやってきた転生者が、女神リスズから与えられた固有ステータスの力によって作った超巨大な遊園地だ。
広さは東京ドーム100個分は優に超える。
なんなら島根とか鳥取とかよりも大きいんじゃないかな?
島根とか鳥取とか興味なさ過ぎて、どれくらい大きいのか知らんけど。
ってか東京ドーム○○個分とか言われても、正直どれ位大きいのか想像できないんだよなぁ。
あれ最初に言いだしたやつ、絶対たとえツッコみ下手だよね。
まあ、そういう愚痴は置いといて。
フェニックスハイランドは、たとえ貸し切り状態だとしても、一日では絶対に遊びつくせないほどのアトラクション数を有しており、しかも接客から設備管理に至るまで、その全てが機械化されている。
人間よりもはるかに優秀な接客ロボットが接客し、アトラクションのメンテナンスも当然ロボットが行っている。
各アトラクション間の移動だって、ワープゾーンを使えば簡単に行き来できる(もちろん、歩いての移動も可)ため、不便さを感じることはない。
ほんと、こんな施設を作っちゃうんだから、固有ステータスってやっぱりすごすぎるね。
そう考えると、俺の固有ステータス【新偉人】は本当に……ああ、なんだか泣けてきたぞ。
「誠道さん。私、今日をすごく楽しみにしてました」
ニコニコ笑顔のミライは、フェニックスハイランドの入場ゲートをキラキラした目で見上げている。
「私、楽しみすぎて最近ずっと寝不足気味だったのですが、無事にこの日を迎えられて感動してます」
入場ゲートのすぐ後ろには巨大な丸い球体が置かれていて、その前には『フェニックスハイランド』という文字のオブジェが待ち構える。
そのそばには、なにかをずっと待ち続けているっぽく見える、待ち合わせにぴったりの犬の銅像や、足を組んで座ってなにかをずっと思案しているっぽく見える人の石像など、見覚えがあるものが所狭しと置かれており……うん、やっぱりここ、確実に転生者が作ってますね。
証拠がありすぎて探偵すらいらないレベルです。
「そうか。一日じゃ制覇できないくらい広いらしいけど、今日は二人でとことん楽しもうぜ!」
俺は無駄に白い歯を見せ、親指を立てて、テンションをぶち上げる。
こうでもしないと、デート前の緊張に押しつぶされそうなんです。
やっていけないんです。
普段とキャラ違うとか、そんなこと言わないでね。
バイブスうええええぃいいいいい!
「誠道さん。普段とかなりキャラが違いませんか?」
「そ、そうか?」
すぐ指摘されたっ!
「はい。普段だったら、『遊園地は陽キャの巣窟なのに。だいたい、無駄に高い入場料払って、ただ前後左右に移動するだけのアトラクションに乗るとか時間と金の無駄すぎる。家でジャンプすればいいだけじゃん。着ぐるみの行進見てなにが楽しいんだか。あれよく考えたらおっさんたちの行進だよ。中にいるのはおっさんなわけだし』みたいなことを言うはずで」
「ミライと一緒だから普通に楽しみだって思ってるよ! ってか今日は貸し切りだから陽キャもいないし待ち時間もないから!」
ったく、ミライは俺をなんだと思っているのか。
「私と一緒だから、楽しみ……」
ミライがにやけながらぼそりと呟いたのが聞こえてきて顔が熱くなる。
ごほんごほんと誤魔化すように咳払いをして、ミライと一緒に入場ゲートへと向かい、貸し切りチケットを受付の人に渡した。
受付の人は、おむつ姿のおじさんだった。
「いや全自動接客ロボットはどうした!」
「そんなことはどうでもいいだろう」
俺のツッコみを軽く受け流したオムツおじさんは、「偽造がないか少し確認させてもらう」とそのチケットをオムツの中に入れた。
「いやお前らが渡したものなんだから偽造なわけないだろうが! ってかオムツの中に入れてなにがわかるんだよ!」
「んん? これはもしや……貸し切りチケットの偽造は重罪。場合によっては百京リスズの賠償金が」
「はめやがったのか! マダムさんはそうやって金持ちにのし上がったのかよ! オムツおじさんを探した報奨金以上の額を請求すんじゃねぇぞ!」
「人を一方的に疑うのはよくない。少し落ち着きなさい。偽造されていないことは確認できたから」
「だったら紛らわしいこと言うんじゃねぇ!」
「だから少し落ち着きなさい。ほら、園内ではこれをつけておくように」
オムツおじさんが、蛍光緑のリストバンドを渡してきた。
「館内のロボットはこれをつけた人をお客様と認識して、おもてなしをしてくれることになっている」
なるほど。
遊園地とかでよくあるやつね。
「ただし」
オムツおじさんの声が若干低くなる。
「くれぐれも、お客様が神様だからといって、自分から神様を名乗らないように。店側にもお客を選ぶ権利がある。融通を聞かせるのは店側の判断であって、客が求めていいものではない。店員に怒鳴るのは本当に恥ずかしいことだぞ」
「わかってます。怒鳴ることよりも恥ずかしい格好をしているあなたから言われると、説得力が違いますね」
オムツおじさんという正しくない存在にめちゃくちゃ正しいことを言われて、なんか鼻の中がむずがゆい。
「はて、さっきこの私に言いがかりをつけて怒鳴ってきたのはどこの誰だったか」
「おいてめぇ言わせておけば!」
「誠道さん」
興奮しかけた俺をミライが目で制す。
「店員に怒鳴るのは、恥ずかしいことですよ」
「別の意味で俺ははめられてますね!」
でも、ここは引き下がらざるを得ない。
店員に横柄な態度を取る。
彼氏の冷める行動、不動の第一位だもんね。
なんなら彼女や友達や親なんかがそれをやっていても、無性に縁を切りたくなる。
なのになんで店員に怒鳴るやつがいなくならないかというと、威張り散らすことが格好いいと思っちゃうやつらが類友的な感じで集まっちゃうからなんですよね。
普通の感性を持ったグループからつまはじきにされたそいつらは、同じ野蛮なやつらで集まるしかないもんね。
と、そんなことを思いつつ、俺はリストバンドを手首にはめる。
ミライが同じように手首にはめたのを確認して、園内に入ろうと。
「誠道くん、待ちなさい」
なぜか俺だけが、オムツおじさんに肩を掴まれて呼び止められましたとさ。
「きちんとリストバンドを装着してくれないかな。さすがにその状態では入場を断らざるを得ない」
オムツおじさんに凄まれ、少し委縮してしまう。
でも、俺ちゃんとリストバンドつけてるんだけど。
「誠道くんの場合は、それを首輪として首につけるべきなんだが。そしてこのお嬢さんのペットとして園内を散歩するべきなんだが」
「おいてめぇふざけんないいかげんにしろ!」
「おや? 我々ドMが彼女と遊園地ですることといったら、お散歩プレイのはずだが」
「お前と一緒にするなー!」
ねぇ、この場合は店員に怒っても許されるよね?
俺が怒鳴ったシーンだけを切り取ってSNSで拡散しないでよお願いだから!
「そ、そんな、私たちはまだそこまでの関係じゃ……」
うん、そしてミライは彼女って呼ばれたことに照れないでくれるかな?
いや、今日告白する予定だけどさ、普通にオムツおじさんの暴走を止めてほしかったよ。
あれ……、でも、彼女って呼ばれたことに照れてるってことは、ミライにはその気があるわけで。
そもそもミライからキスしてきたんだし、普段の言動を考慮しても告白が成功するのは確定なんだからこんなに緊張やら不安やらを抱えなくてもいいってことですよね?
「でも誠道さんがお望みなら、貸し切りですから、恥ずかしいですけどお散歩プレイも受け入れますよ」
「そっちに照れてたのかよ!」
「本当にいいんですね。後悔しませんか?」
「はい。問題ありません。あの人から報告を受けて思ったんです。むしろこれくらいしないと願いは叶えられないと」
「承知しました。では、あなたの望む魔王を出現させるのはフェニックスハイランドでよろしいですか?」
「ええ、もちろん。それが私の筋書きですから」
「承知しました」
一人が去っていくと、残された一人がにやりと笑う。
「そうだ。特別にサービスしてあげましょうかねぇ。ここまで純粋だと、本当に……」
***
おそらくだが。
フェニックスハイランドというのは、俺たち以前にこの世界にやってきた転生者が、女神リスズから与えられた固有ステータスの力によって作った超巨大な遊園地だ。
広さは東京ドーム100個分は優に超える。
なんなら島根とか鳥取とかよりも大きいんじゃないかな?
島根とか鳥取とか興味なさ過ぎて、どれくらい大きいのか知らんけど。
ってか東京ドーム○○個分とか言われても、正直どれ位大きいのか想像できないんだよなぁ。
あれ最初に言いだしたやつ、絶対たとえツッコみ下手だよね。
まあ、そういう愚痴は置いといて。
フェニックスハイランドは、たとえ貸し切り状態だとしても、一日では絶対に遊びつくせないほどのアトラクション数を有しており、しかも接客から設備管理に至るまで、その全てが機械化されている。
人間よりもはるかに優秀な接客ロボットが接客し、アトラクションのメンテナンスも当然ロボットが行っている。
各アトラクション間の移動だって、ワープゾーンを使えば簡単に行き来できる(もちろん、歩いての移動も可)ため、不便さを感じることはない。
ほんと、こんな施設を作っちゃうんだから、固有ステータスってやっぱりすごすぎるね。
そう考えると、俺の固有ステータス【新偉人】は本当に……ああ、なんだか泣けてきたぞ。
「誠道さん。私、今日をすごく楽しみにしてました」
ニコニコ笑顔のミライは、フェニックスハイランドの入場ゲートをキラキラした目で見上げている。
「私、楽しみすぎて最近ずっと寝不足気味だったのですが、無事にこの日を迎えられて感動してます」
入場ゲートのすぐ後ろには巨大な丸い球体が置かれていて、その前には『フェニックスハイランド』という文字のオブジェが待ち構える。
そのそばには、なにかをずっと待ち続けているっぽく見える、待ち合わせにぴったりの犬の銅像や、足を組んで座ってなにかをずっと思案しているっぽく見える人の石像など、見覚えがあるものが所狭しと置かれており……うん、やっぱりここ、確実に転生者が作ってますね。
証拠がありすぎて探偵すらいらないレベルです。
「そうか。一日じゃ制覇できないくらい広いらしいけど、今日は二人でとことん楽しもうぜ!」
俺は無駄に白い歯を見せ、親指を立てて、テンションをぶち上げる。
こうでもしないと、デート前の緊張に押しつぶされそうなんです。
やっていけないんです。
普段とキャラ違うとか、そんなこと言わないでね。
バイブスうええええぃいいいいい!
「誠道さん。普段とかなりキャラが違いませんか?」
「そ、そうか?」
すぐ指摘されたっ!
「はい。普段だったら、『遊園地は陽キャの巣窟なのに。だいたい、無駄に高い入場料払って、ただ前後左右に移動するだけのアトラクションに乗るとか時間と金の無駄すぎる。家でジャンプすればいいだけじゃん。着ぐるみの行進見てなにが楽しいんだか。あれよく考えたらおっさんたちの行進だよ。中にいるのはおっさんなわけだし』みたいなことを言うはずで」
「ミライと一緒だから普通に楽しみだって思ってるよ! ってか今日は貸し切りだから陽キャもいないし待ち時間もないから!」
ったく、ミライは俺をなんだと思っているのか。
「私と一緒だから、楽しみ……」
ミライがにやけながらぼそりと呟いたのが聞こえてきて顔が熱くなる。
ごほんごほんと誤魔化すように咳払いをして、ミライと一緒に入場ゲートへと向かい、貸し切りチケットを受付の人に渡した。
受付の人は、おむつ姿のおじさんだった。
「いや全自動接客ロボットはどうした!」
「そんなことはどうでもいいだろう」
俺のツッコみを軽く受け流したオムツおじさんは、「偽造がないか少し確認させてもらう」とそのチケットをオムツの中に入れた。
「いやお前らが渡したものなんだから偽造なわけないだろうが! ってかオムツの中に入れてなにがわかるんだよ!」
「んん? これはもしや……貸し切りチケットの偽造は重罪。場合によっては百京リスズの賠償金が」
「はめやがったのか! マダムさんはそうやって金持ちにのし上がったのかよ! オムツおじさんを探した報奨金以上の額を請求すんじゃねぇぞ!」
「人を一方的に疑うのはよくない。少し落ち着きなさい。偽造されていないことは確認できたから」
「だったら紛らわしいこと言うんじゃねぇ!」
「だから少し落ち着きなさい。ほら、園内ではこれをつけておくように」
オムツおじさんが、蛍光緑のリストバンドを渡してきた。
「館内のロボットはこれをつけた人をお客様と認識して、おもてなしをしてくれることになっている」
なるほど。
遊園地とかでよくあるやつね。
「ただし」
オムツおじさんの声が若干低くなる。
「くれぐれも、お客様が神様だからといって、自分から神様を名乗らないように。店側にもお客を選ぶ権利がある。融通を聞かせるのは店側の判断であって、客が求めていいものではない。店員に怒鳴るのは本当に恥ずかしいことだぞ」
「わかってます。怒鳴ることよりも恥ずかしい格好をしているあなたから言われると、説得力が違いますね」
オムツおじさんという正しくない存在にめちゃくちゃ正しいことを言われて、なんか鼻の中がむずがゆい。
「はて、さっきこの私に言いがかりをつけて怒鳴ってきたのはどこの誰だったか」
「おいてめぇ言わせておけば!」
「誠道さん」
興奮しかけた俺をミライが目で制す。
「店員に怒鳴るのは、恥ずかしいことですよ」
「別の意味で俺ははめられてますね!」
でも、ここは引き下がらざるを得ない。
店員に横柄な態度を取る。
彼氏の冷める行動、不動の第一位だもんね。
なんなら彼女や友達や親なんかがそれをやっていても、無性に縁を切りたくなる。
なのになんで店員に怒鳴るやつがいなくならないかというと、威張り散らすことが格好いいと思っちゃうやつらが類友的な感じで集まっちゃうからなんですよね。
普通の感性を持ったグループからつまはじきにされたそいつらは、同じ野蛮なやつらで集まるしかないもんね。
と、そんなことを思いつつ、俺はリストバンドを手首にはめる。
ミライが同じように手首にはめたのを確認して、園内に入ろうと。
「誠道くん、待ちなさい」
なぜか俺だけが、オムツおじさんに肩を掴まれて呼び止められましたとさ。
「きちんとリストバンドを装着してくれないかな。さすがにその状態では入場を断らざるを得ない」
オムツおじさんに凄まれ、少し委縮してしまう。
でも、俺ちゃんとリストバンドつけてるんだけど。
「誠道くんの場合は、それを首輪として首につけるべきなんだが。そしてこのお嬢さんのペットとして園内を散歩するべきなんだが」
「おいてめぇふざけんないいかげんにしろ!」
「おや? 我々ドMが彼女と遊園地ですることといったら、お散歩プレイのはずだが」
「お前と一緒にするなー!」
ねぇ、この場合は店員に怒っても許されるよね?
俺が怒鳴ったシーンだけを切り取ってSNSで拡散しないでよお願いだから!
「そ、そんな、私たちはまだそこまでの関係じゃ……」
うん、そしてミライは彼女って呼ばれたことに照れないでくれるかな?
いや、今日告白する予定だけどさ、普通にオムツおじさんの暴走を止めてほしかったよ。
あれ……、でも、彼女って呼ばれたことに照れてるってことは、ミライにはその気があるわけで。
そもそもミライからキスしてきたんだし、普段の言動を考慮しても告白が成功するのは確定なんだからこんなに緊張やら不安やらを抱えなくてもいいってことですよね?
「でも誠道さんがお望みなら、貸し切りですから、恥ずかしいですけどお散歩プレイも受け入れますよ」
「そっちに照れてたのかよ!」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる