俺と彼女のせいしをかけた戦い(ラブコメ) 〜美少女のご主人様が奴隷の俺を興奮させようとエッチなことばかりしてくるんだが〜

田中ケケ

文字の大きさ
46 / 68
俺と彼女の、せいしをかけた戦い

せいしをかけた戦い③

しおりを挟む
 草飼さんは吉良坂さんのために、いい感じに透けている花柄レースピンクのエロい下着を持っていった。

「これはどうですか?」

 なんて選ぶときにいちいち俺に確認を取っていたが、俺は全く反応してやらなかった。なのにピンクの下着を選んだ後に草飼さんは、

「なるほど。ピンクが趣味でしたか」

 とニヤニヤしていたから不思議だ。ほんとにあのエロメイド、なにを言っているのかさっぱりだ。俺の趣味はゲームと漫画だぞ?

「あ、ごめんねさっきは」

 リビングで待っていると吉良坂さんが入ってきた。程よく濡れた髪が無造作に頬に張りついている。彼女が着ているのは淡い水色と白のストライプ模様が特徴のもこもこしたパジャマ。

 そうそう、こういうのでいいんだよ。

 女の子の家に来たときのイベントとして、お風呂がガラスで囲まれててその中に入っている女の子の裸を想像! は求めてない。

 それにしても、なんて健康的で性的なんだ。

 もこもこした短パンからすらりと伸びる太ももに挟まれたい。

 風呂上り特有の火照った顔と、破壊的なまでのおっぱいのふくらみは相性抜群だ。

 そして、なによりそのパジャマの下にはさっき草飼さんが選んだ、いい感じに透けている花柄レースピンクのエロい下着を……ってなにを考えているんだ? 

 やばいやばい!

 なんだか透視能力者になったみたいに吉良坂さんのパジャマが透けていく。

 あのいい感じに透けている花柄レースピンクのエロい下着を身に着けた吉良坂さんの裸体が見える。見えるぞ!

 神様ありがとう!

 ここまで童貞を貫いてよかった! ……じゃなくて俺まだ高校二年生だから魔法使いになるには早すぎる! 

 ってかいい感じに透けている花柄レースピンクのエロい下着ってなんだよ。

 なにをエロいと思うかなんてそんなの人によりけりだろ。

 そもそも下着の特徴を覚えすぎな俺!

 これじゃあまるで俺が花柄レースのピンク色が好きみたいじゃないか! 

 選んだのは草飼さんだからこれは紛れもない冤罪だからな。

 そりゃあ草飼さんは「これはどうですか?」って見せてきたけど、俺はなにも反応してやらなかったから、吉良坂さんの下着選びに俺の意思は一切介在していない!

 いまの時点でかなりくどいと思うが、もう一度言う!

 俺は、あのいい感じに透けている花柄レースピンクの超エロい下着を草飼さんが選んだことに一切関係がない。

「ん? 私のパジャマ、へ、へん?」
「あ、いや……」

 変態フルマックスの脳内会議をしている間、どうやら俺はじいっと吉良坂さんを見てしまっていたらしい。恥ずかしそうにこちらを向いている吉良坂さんは、もこもこの上着の裾を握りしめている。

「む、むしろ可愛いと思う。似合ってるよ」

 正直にもこもこパジャマの感想を伝えた。その下に着ているものを想像してました、なんて死んでも言えないから。

「え、あ、か、かわ、可愛い?」

 吉良坂さんは、おどおどきょろきょろしながら、なぜか草飼さんに「あ、ありがとう」と伝えていた。

「私は帆乃様のメイドですから。それに、まだまだ夜はこれからです」

 草飼さんが吉良坂さんを椅子に座らせ、自分はドライヤーを持ってその背後に回る。

「あ、宮田下様もどうですか?」
「どうって、どういうことですか?」
「申しわけありません。聞き方が悪かったですね。これから私と一緒にお風呂に入りますか? それともお一人で風呂に入りますか?」
「ひ、一人で入るよ!」
「そうですか。では、バスタオル等を用意いたしますので少々お待ちください」

 ドライヤーをいったんサイドテーブルの上に置いて、流れるように俺の風呂の準備を始める草飼さん。

 ……あれ?

 なんでお風呂に入ることになってんの? 

 あ、これっていわゆるダブルバインドってやつだ!

 デートに行く行かないかの二択を迫るのではなく、フレンチが好きか中華が好きか聞いて、答えがフレンチなら「じゃあフレンチに行こう」って、最初から行くことを前提にするやつ!

 みんな覚えておいた方がいいよ!

 女の子をホテルに誘うとき、行くか行かないかじゃなくて、あっちのホテルとこっちのホテルどっちがいいって聞くってことを!

「ご用意できました。どうぞ」

 草飼さんが俺の目の前に、バスタオルと男用のパンツと男物のジャージを持ってきた。用意周到だな。どんなに抵抗しても風呂に入らされるやつだったんだな!

「あ、ありがとう」

 俺はそれをすんなり受け取る。ま、別に風呂くらい入ってもいいか。逆に今日は変な汗をかきっぱなしだし、臭い言われるよりはましだろう。

「んじゃ、風呂入って……」

 そうだった!

 ここの風呂は特殊。リビングから丸見えになるんだったぁ!

「どうしたんですか? 男に二言はありませんよ。早く帆乃様がすでに入浴したお風呂に入ってください」
「変な修飾語をつけるなよ。それはとこのリモコンは持っていくからな」
「ちっ!」
「えっ?」
「このエロメイド舌打ちしやがったな」

 それとなんで吉良坂さんは、『えっ』って驚いたの?

「言いがかりはよしてください。別に私は、これで若い男の裸を堪能できると思ってたわけではないです。ちっ」
「こいつまた舌打ちしやがった!」
「宮田下くん。ほんとに持ってくの?」

 あれれ、どうして吉良坂さんは残念そうにしてるんですかねぇ!

 これ以上二人と話していると押し切られかねないので、俺はそそくさとリモコンを持ってお風呂へ向かった。

 脱衣所で服を脱いでいるとき、洗濯かごに無造作に放り込まれた洋服の上に、まだほんのり熱を帯びている真っ赤なTバックとブラジャーを見つけたけど、これは草飼さんのって思うことにします。

 それもだめだよ!

 草飼さんが穿いている姿も、吉良坂さんが穿いている姿も想像しちゃったじゃないか!

 あとほんのり熱を帯びていると表現したが触ったわけではなくて、推測だからね!

「ほんとこんな単純な……隙を見せるなよ」

 修行僧のような気持ちで服を脱ぎお風呂に入る。じろじろ二人から見られてこそこそ話されてたんだけど、ほんとに向こう側から見えないようになってるんだよね? 

 ってか風呂に入ってるところを異性に見られるってめちゃくちゃ恥ずかしいな! 

 吉良坂さんもこんな気持ちだったのかな?

 しかも吉良坂さんが裸で浸かった風呂でしょこれ? 

 なんかちょっと病みつきになりそうなんですけど!

 もうちょっと身体鍛えとけばよかったぁ!
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』

まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。 朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。 「ご主人様の笑顔が見たいんです」 その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。 全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!? 甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...