12 / 86
これが日本の居酒屋5
しおりを挟む
「イジュンは日食のお店、結構行くの?」
「そうだね。結構行ってる方だと思うよ。寿司は数ヶ月に1回だけど。韓国では高いんだ」
「高いって回らないお寿司屋?」
「いや、回転寿司もだよ。それでも結構いい値段するんだよね。日本でも高い?」
「回転寿司で高いって思ったことないな」
「じゃあやっぱり行かなきゃだ」
「回転寿司でいいの?」
「回らない寿司屋が安いならそれがいいけど」
「回らないとこは高いよ」
「やっぱりそうだよね。じゃあ回るところだ」
イジュンはちょっと残念そうにそう言った。そしてお腹が空いているのか料理をどんどん胃におさめていってる。そして唐揚げを食べて少しなにかを考えているようだ。口に合わなかったのだろうか。韓国の方が美味しいとか?
「やっぱり揚げ物は日本の方が美味しいみたいだ。お弁当屋さんのも特に油っこいと思ったことはなかったけど、なんだろう。なにかが違うんだ。で、日本の方が美味しい」
「油の話しじゃなくて?」
「うん。違うと思う」
へえ。油云々でなく、か。そういえば某チキンチェーン店は、同じレシピで作っているはずなのに、お店によって味が微妙に違うということを思い出した。そんな問題なのかもしれない。
「でも、そんなに日本食食べられるなら韓国で住んでも問題なさそうだね」
「かもしれない。たまに韓国料理を挟む感じなら日本食も飽きずに食べられる。ところで明日海。お腹が空いてるから、もっと食べたいんだけど」
「いいよ。なにが食べたい?」
「と訊かれても日本語読めないし、なにがあるかわからないから、おまかせしてもいい?」
「わかった。じゃあ適当に頼むね」
そういって、焼き鳥、ポテトフライ、ポテトサラダ、おでんを注文した。好き嫌いがないというから、気にしなくていいのは楽だ。
「なにが出てくるんだろう。楽しみだ」
「明日はどこ行くの?」
「今日スカイツリーに行ったから、今度は東京タワーかな」
「俺、一緒に行った方がいい?」
「もちろん! 明日海が時間あるならぜひ!」
俺が行った方がいいか訊くとイジュンは嬉しそうに笑った。まぁ、道案内くらいはできるかな? って、東京タワーなんて子供の頃行っただけだから、行き方知らないや。そう思ってスマホで検索する。イジュンが泊まっているのは上野だから、浜松町まで行って、そこからバスかな?
「明日はJRとバスで行こう」
どこで待ち合わせしたらいいかな? と思ったところでポテトフライとポテトサラダが運ばれてきたので、食べながら話す。
「午前中はどこに行くの?」
「浅草!」
「また浅草行くの?」
「浅草神社っていうところにまだ行ってないんだ。神社って悪いところじゃないよね?」
「神社が悪い?」
「ほら、日本の政治家が参拝したりして、問題になるところ。浅草神社もそんなところなの?」
ああ靖国神社か。日韓で問題になるから、韓国人のイジュンにとっては良くないところっていうイメージがあるのか。靖国神社だって、韓国人は知らないから反発しているだけだと俺は思っている。
「全然悪いところじゃないよ。というか神社自体悪いところじゃない。神様を祀っているところだから」
「そうなの? 日本の神様は韓国人には悪いとかない?」
イジュンの発想に俺は笑ってしまった。韓国人に悪いなら、それもう神様じゃないから。そう言うとイジュンは眉を垂らした。まぁ、靖国神社問題があるからそう思ってしまうんだろうな。でも、それを説明すると長くなるから、今は割愛する。
「悪いところじゃなくて、神様がいるなら行きたい」
神社か。1人で行かせてもいいけど、参拝の仕方もなにもわからないだろうし、そうしたら俺が一緒に行った方がいいかな。
「昼過ぎまで待てるなら、浅草神社も俺が案内するよ。東京タワーは夜になってもいいだろう? 夜景見れるから」
「浅草神社も明日海が案内してくれるの? そしたらそれまではここの市場でも見てるよ」
「そっか。じゃあ浅草待ち合わせにするか?」
「うん」
と言って明日の待ち合わせを決めたところでおでんと焼き鳥が運ばれてきた。
「そうだね。結構行ってる方だと思うよ。寿司は数ヶ月に1回だけど。韓国では高いんだ」
「高いって回らないお寿司屋?」
「いや、回転寿司もだよ。それでも結構いい値段するんだよね。日本でも高い?」
「回転寿司で高いって思ったことないな」
「じゃあやっぱり行かなきゃだ」
「回転寿司でいいの?」
「回らない寿司屋が安いならそれがいいけど」
「回らないとこは高いよ」
「やっぱりそうだよね。じゃあ回るところだ」
イジュンはちょっと残念そうにそう言った。そしてお腹が空いているのか料理をどんどん胃におさめていってる。そして唐揚げを食べて少しなにかを考えているようだ。口に合わなかったのだろうか。韓国の方が美味しいとか?
「やっぱり揚げ物は日本の方が美味しいみたいだ。お弁当屋さんのも特に油っこいと思ったことはなかったけど、なんだろう。なにかが違うんだ。で、日本の方が美味しい」
「油の話しじゃなくて?」
「うん。違うと思う」
へえ。油云々でなく、か。そういえば某チキンチェーン店は、同じレシピで作っているはずなのに、お店によって味が微妙に違うということを思い出した。そんな問題なのかもしれない。
「でも、そんなに日本食食べられるなら韓国で住んでも問題なさそうだね」
「かもしれない。たまに韓国料理を挟む感じなら日本食も飽きずに食べられる。ところで明日海。お腹が空いてるから、もっと食べたいんだけど」
「いいよ。なにが食べたい?」
「と訊かれても日本語読めないし、なにがあるかわからないから、おまかせしてもいい?」
「わかった。じゃあ適当に頼むね」
そういって、焼き鳥、ポテトフライ、ポテトサラダ、おでんを注文した。好き嫌いがないというから、気にしなくていいのは楽だ。
「なにが出てくるんだろう。楽しみだ」
「明日はどこ行くの?」
「今日スカイツリーに行ったから、今度は東京タワーかな」
「俺、一緒に行った方がいい?」
「もちろん! 明日海が時間あるならぜひ!」
俺が行った方がいいか訊くとイジュンは嬉しそうに笑った。まぁ、道案内くらいはできるかな? って、東京タワーなんて子供の頃行っただけだから、行き方知らないや。そう思ってスマホで検索する。イジュンが泊まっているのは上野だから、浜松町まで行って、そこからバスかな?
「明日はJRとバスで行こう」
どこで待ち合わせしたらいいかな? と思ったところでポテトフライとポテトサラダが運ばれてきたので、食べながら話す。
「午前中はどこに行くの?」
「浅草!」
「また浅草行くの?」
「浅草神社っていうところにまだ行ってないんだ。神社って悪いところじゃないよね?」
「神社が悪い?」
「ほら、日本の政治家が参拝したりして、問題になるところ。浅草神社もそんなところなの?」
ああ靖国神社か。日韓で問題になるから、韓国人のイジュンにとっては良くないところっていうイメージがあるのか。靖国神社だって、韓国人は知らないから反発しているだけだと俺は思っている。
「全然悪いところじゃないよ。というか神社自体悪いところじゃない。神様を祀っているところだから」
「そうなの? 日本の神様は韓国人には悪いとかない?」
イジュンの発想に俺は笑ってしまった。韓国人に悪いなら、それもう神様じゃないから。そう言うとイジュンは眉を垂らした。まぁ、靖国神社問題があるからそう思ってしまうんだろうな。でも、それを説明すると長くなるから、今は割愛する。
「悪いところじゃなくて、神様がいるなら行きたい」
神社か。1人で行かせてもいいけど、参拝の仕方もなにもわからないだろうし、そうしたら俺が一緒に行った方がいいかな。
「昼過ぎまで待てるなら、浅草神社も俺が案内するよ。東京タワーは夜になってもいいだろう? 夜景見れるから」
「浅草神社も明日海が案内してくれるの? そしたらそれまではここの市場でも見てるよ」
「そっか。じゃあ浅草待ち合わせにするか?」
「うん」
と言って明日の待ち合わせを決めたところでおでんと焼き鳥が運ばれてきた。
0
あなたにおすすめの小説
カフェ・コン・レーチェ
こうらい ゆあ
BL
小さな喫茶店 音雫には、今日も静かなオルゴール調のの曲が流れている。
背が高すぎるせいか、いつも肩をすぼめている常連の彼が来てくれるのを、僕は密かに楽しみにしていた。
苦いブラックが苦手なのに、毎日変わらずブラックを頼む彼が気になる。
今日はいつもより温度を下げてみようかな?香りだけ甘いものは苦手かな?どうすれば、喜んでくれる?
「君の淹れる珈琲が一番美味しい」
苦手なくせに、いつも僕が淹れた珈琲を褒めてくれる彼。
照れ臭そうに顔を赤ながらも褒めてくれる彼ともっと仲良くなりたい。
そんな、ささやかな想いを込めて、今日も丁寧に豆を挽く。
甘く、切なく、でも愛しくてたまらない――
珈琲の香りに包まれた、静かで優しい記憶の物語。
孤毒の解毒薬
紫月ゆえ
BL
友人なし、家族仲悪、自分の居場所に疑問を感じてる大学生が、同大学に在籍する真逆の陽キャ学生に出会い、彼の止まっていた時が動き始める―。
中学時代の出来事から人に心を閉ざしてしまい、常に一線をひくようになってしまった西条雪。そんな彼に話しかけてきたのは、いつも周りに人がいる人気者のような、いわゆる陽キャだ。雪とは一生交わることのない人だと思っていたが、彼はどこか違うような…。
不思議にももっと話してみたいと、あわよくば友達になってみたいと思うようになるのだが―。
【登場人物】
西条雪:ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。
白銀奏斗:勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。
雪を溶かすように
春野ひつじ
BL
人間と獣人の争いが終わった。
和平の条件で人間の国へ人質としていった獣人国の第八王子、薫(ゆき)。そして、薫を助けた人間国の第一王子、悠(はる)。二人の距離は次第に近づいていくが、実は薫が人間国に行くことになったのには理由があった……。
溺愛・甘々です。
*物語の進み方がゆっくりです。エブリスタにも掲載しています
悋気応変!
七賀ごふん
BL
激務のイベント会社に勤める弦美(つるみ)は、他人の“焼きもち”を感じ取ると反射的に号泣してしまう。
厄介な体質に苦しんできたものの、感情を表に出さないクールな幼なじみ、友悠(ともひさ)の存在にいつも救われていたが…。
──────────
クール&独占欲強め×前向き&不幸体質。
◇BLove様 主催コンテスト 猫野まりこ先生賞受賞作。
◇プロローグ漫画も公開中です。
表紙:七賀ごふん
Candy pop〜Bitter&Sweet
義井 映日
BL
「完璧な先輩」が壊れるまで、カウントはもう、とっくに『0』を過ぎていた。
「185cmの看板男」が、たった一人の恋人の前で理性を失う。
三ヶ月の禁欲を経て、その愛は甘く、激しく、暴走する――。
「あらすじ」
大学の「看板男」こと安達大介は、後輩の一之瀬功(こう)を溺愛している。
ついに迎えた初めての夜。しかし、安達の圧倒的な「雄」の迫力に、功は本能的な恐怖で逃げ出してしまう。
「――お前は俺を狂わせる毒だと思ってた」
絶望した安達と、愛しているのに身体が竦む功。
三ヶ月の「じれったい禁欲生活」を経て、看板男の仮面が剥がれるとき、世界で一番甘い夜が始まる。
★本編全6話に加え、季節を巡る濃密な番外編1本も公開中!近日最新エピソードも追加予定!
(2月の看病編/3月のホワイトデー編公開予定です)
お話が気に入った、面白かった、と思ってくださったら、お気に入り登録、いいね、をお願い致します!
作者の励みになります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる