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これが日本の居酒屋6
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「タッコチだ! 赤くない! こっちは? おでん?」
「焼き鳥と、こっちはおでん。おでんは韓国のと日本のは違うって聞いたことがあるから頼んでみた。で、なに? タッコチ? それって焼き鳥のこと?」
「そう焼き鳥。韓国では屋台のタッコチって言ったらコチュジャンで赤いんだ。でも、きちんとした焼き鳥もあるよ。日本式焼き鳥屋もあるし、韓国のチェーン店もある。大学の近くにローカルな焼き鳥屋があった」
「そうなんだ。食べてみて」
俺がそう言うと、イジュンは「いただきます」と言って鶏皮を食べた。
「もちもち弾力があって美味しい。これはなに?」
「鶏皮だよ。韓国では食べない?」
「日本式の居酒屋ではわからないけど、韓国ではあまり……。最近人気が出てきたっていうけど、初めて食べた」
「どう?」
「美味しい! なんでこんな美味しいものを韓国ではあまり食べないんだろう。もったいない」
「気に入ってくれたのなら良かったよ」
「でも、焼き鳥美味しいね」
そう言いながら、もも、つくね、せせりとあっという間に食べていく。気がついたら3串しか残っていなかった。それにハタと気づいたイジュンは青くなり、俺は笑った。
「ごめん、食べ過ぎた」
イジュンはそう謝ってくるけど、謝る必要なんてないのに。イジュンに食べて欲しくて頼んだわけだし、食べたかったら追加で注文すればいいだけの話しだ。青くなる必要なんてない。
「気にしないでいいよ。イジュンに食べて欲しいんだからさ」
「明日海……。じゃあ残りも頂いてもいい?」
「もちろん」
俺が笑顔でそういうと、イジュンは笑顔で残りの焼き鳥を食べた。美味しく食べて貰えたのなら、それで十分なんだ。
そして残ったおでん。俺にとっては何の変哲もないいつものおでんだけど、イジュンは別の意味で固まってる。
「俺の知ってるおでんとは違うみたいだ。これは大根、だよね?」
「うん。食べてみ。美味しいから」
俺が勧めると、イジュンは大根を一口食べ、そして目をキラキラとさせる。
「美味しい! なにこれ、すっごい味が染みてる。これだけでご飯一杯は軽く食べれるね」
そうして次のものにイジュンは不思議そうな顔をしている。
「これ、なんだろう? ゴム? え、そんなことないよね。不思議な食感だけど美味しい」
「韓国ではこんにゃくって食べないの? 芋から出来てる」
「芋? なんで芋からこうなるの? ダイエット食として売られているのは見たことあるけど、食べるのは初めて。でも、すごい味が染みてる」
こんにゃくのカロリーを考えたら確かにダイエット食というのも頷けるけど、まさかおでんに入れないとは思わなかった。次にイジュンはちくわぶを口に入れる。
「なに、これ? パン? ごはん? もち? なんだか不思議な食感」
「それはちくわぶだよ。美味しいだろ? 小麦粉なんだよ」
「え? 小麦粉? パンかごはんかもちだと思った。面白いのが入ってるね」
「そう? ちくわぶが入ってないなんておでんじゃないよ。たまにちくわぶ入ってなかったりするけど、それは邪道だね」
「明日海は好きなの?」
「もちろん! 食感がたまらなく好き。味が染みこんでると最高に美味しい」
「うん、確かに美味しいかも。癖になりそう。でも、日本のおでんは色々入ってるんだね。韓国のおでんは練り物が入ってるだけだよ」
「え? そうなの?」
「いいなぁ日本人は。いつもこんなに美味しいおでんを食べられるんだ」
「おでんなんてコンビニでも食べられるよ」
「え? コンビニでおでん? そうだ! 日本のコンビニ行かなきゃだ」
「なんで?」
「日本のコンビニはマートみたいだって聞いたんだ。なんでもあるって」
「そうなの? じゃああとで行ってみる?」
「行く行く!」
そういうイジュンの声はとても弾んでいた。おでんの具材が多いのも、コンビニで売ってるのも当たり前だと思ってたけど、違うんだな。韓国にだってコンビニはあるんだから同じだとばかり思ってた。それに、マートみたいというのも引っかかった。マートってスーパーだよな? コンビニってそんなだっけ? それとも、そう感じてしまうくらいに韓国のコンビニは品揃えが悪いとか? 韓国に行ったことのない俺にはわからない。でも、お隣の国とはいえ、色々な面で違うんだと気づけたのは楽しかった。
「焼き鳥と、こっちはおでん。おでんは韓国のと日本のは違うって聞いたことがあるから頼んでみた。で、なに? タッコチ? それって焼き鳥のこと?」
「そう焼き鳥。韓国では屋台のタッコチって言ったらコチュジャンで赤いんだ。でも、きちんとした焼き鳥もあるよ。日本式焼き鳥屋もあるし、韓国のチェーン店もある。大学の近くにローカルな焼き鳥屋があった」
「そうなんだ。食べてみて」
俺がそう言うと、イジュンは「いただきます」と言って鶏皮を食べた。
「もちもち弾力があって美味しい。これはなに?」
「鶏皮だよ。韓国では食べない?」
「日本式の居酒屋ではわからないけど、韓国ではあまり……。最近人気が出てきたっていうけど、初めて食べた」
「どう?」
「美味しい! なんでこんな美味しいものを韓国ではあまり食べないんだろう。もったいない」
「気に入ってくれたのなら良かったよ」
「でも、焼き鳥美味しいね」
そう言いながら、もも、つくね、せせりとあっという間に食べていく。気がついたら3串しか残っていなかった。それにハタと気づいたイジュンは青くなり、俺は笑った。
「ごめん、食べ過ぎた」
イジュンはそう謝ってくるけど、謝る必要なんてないのに。イジュンに食べて欲しくて頼んだわけだし、食べたかったら追加で注文すればいいだけの話しだ。青くなる必要なんてない。
「気にしないでいいよ。イジュンに食べて欲しいんだからさ」
「明日海……。じゃあ残りも頂いてもいい?」
「もちろん」
俺が笑顔でそういうと、イジュンは笑顔で残りの焼き鳥を食べた。美味しく食べて貰えたのなら、それで十分なんだ。
そして残ったおでん。俺にとっては何の変哲もないいつものおでんだけど、イジュンは別の意味で固まってる。
「俺の知ってるおでんとは違うみたいだ。これは大根、だよね?」
「うん。食べてみ。美味しいから」
俺が勧めると、イジュンは大根を一口食べ、そして目をキラキラとさせる。
「美味しい! なにこれ、すっごい味が染みてる。これだけでご飯一杯は軽く食べれるね」
そうして次のものにイジュンは不思議そうな顔をしている。
「これ、なんだろう? ゴム? え、そんなことないよね。不思議な食感だけど美味しい」
「韓国ではこんにゃくって食べないの? 芋から出来てる」
「芋? なんで芋からこうなるの? ダイエット食として売られているのは見たことあるけど、食べるのは初めて。でも、すごい味が染みてる」
こんにゃくのカロリーを考えたら確かにダイエット食というのも頷けるけど、まさかおでんに入れないとは思わなかった。次にイジュンはちくわぶを口に入れる。
「なに、これ? パン? ごはん? もち? なんだか不思議な食感」
「それはちくわぶだよ。美味しいだろ? 小麦粉なんだよ」
「え? 小麦粉? パンかごはんかもちだと思った。面白いのが入ってるね」
「そう? ちくわぶが入ってないなんておでんじゃないよ。たまにちくわぶ入ってなかったりするけど、それは邪道だね」
「明日海は好きなの?」
「もちろん! 食感がたまらなく好き。味が染みこんでると最高に美味しい」
「うん、確かに美味しいかも。癖になりそう。でも、日本のおでんは色々入ってるんだね。韓国のおでんは練り物が入ってるだけだよ」
「え? そうなの?」
「いいなぁ日本人は。いつもこんなに美味しいおでんを食べられるんだ」
「おでんなんてコンビニでも食べられるよ」
「え? コンビニでおでん? そうだ! 日本のコンビニ行かなきゃだ」
「なんで?」
「日本のコンビニはマートみたいだって聞いたんだ。なんでもあるって」
「そうなの? じゃああとで行ってみる?」
「行く行く!」
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