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街角に、君と5
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昌徳宮を見た後は仁寺洞と益善洞韓屋村を見てまわった。仁寺洞は骨董品や書道、絵などのお店が軒を連ねていて、ちょっとした絵などは飾ってもいいかもしれない。そして益善洞韓屋村は細い路地に韓屋が集まっていた。古くなった建物の外観に内側は現代風にリフォームされていて、色々なショップやカフェがあった。正直、仁寺洞よりもこちらの方が面白い。その益善洞韓屋村のカフェの1つに入った。建物は古いけど、中は現代でなんだか不思議な感じだ。
「外が伝統的な韓屋だから、中もそうなら良かったのにね。日本ならそうしてるだろうね」
「あー。確かに日本は中もそうするね。でも仕方ないよ」
「でも、そういう点が韓国はダメだと思う。仁寺洞も昔はショッピングモールなんてなかったのに、今はできちゃって雰囲気が壊れた。人が集まるとなるとそうしちゃうんだよな。日本は保存してるからすごいと思ったんだ」
確かに日本は古いものを残す。リフォームするにしても昔っぽさは残すことが多い。韓国はそれをしなくて現代風にしちゃうんだろうな。確かにそれで失われるものはある。失われたものは取り戻せない。イジュンはそのことを言っているのだ。今、俺たちがお茶をしているカフェも建物の外観は古い昔の建物だけど、中は現代。メニューも現代。せめてメニューだけでも伝統茶屋ならいいんだけど、残念ながらコーヒーを始めとした現代の飲み物ばかりだ。スイーツもそう。ケーキだ。
ちなみに、イジュンはコーヒーにショートケーキを食べている。俺はコーヒーだけだ。
「ほんと甘い物好きだよな、イジュンって」
「だって美味しいでしょ。それに結構歩いて疲れたから」
「俺も疲れたけど、甘い物はいらないな」
「だからそんなに細いのかな?」
「普通より少し痩せてるだけだよ」
確かに細いとはよく言われる。ちょっと華奢なのは否定しない。でも男なんだから、もう少しがっしりした体になりたかった。体が細いから余計に女に間違われるんだ。
ちなみにイジュンは甘い物をよく食べているけれど、太ってなくて普通体型。そして本人いわく、脱いだらすごい系らしい。でも、確かに少し前まで軍隊にいたんだから筋肉はついているだろう。夏になったら半袖やノースリーブで腕が見えるけれど、冬の今は見えない。それに、そういうこともしてないし。って、そんなことを考えて恥ずかしくなってしまった。なんてことを考えたんだ俺は。
「明日海、どうしたの? 顔、赤いよ」
「なんでもない。ちょっとお店の中が暑いのかも。さっきまで歩いてたから」
「そう? 具合悪いとかじゃないよね?」
「大丈夫だよ。そんなにやわじゃないよ」
「具合悪かったら言ってね」
「うん」
イジュンは基本、優しい。女の子にモテるだろうなと思う。外見だって悪いわけじゃない。俺目線で見れば、格好いい方だ。なのになんで俺を選んだんだろう。いくら俺が女顔だからって男だし。でも、そんなことを考えていたって仕方ない。それにイジュンが好きになってくれなかったら俺の片想いだ。だから、好きになってくれたことには感謝だ。
「イジュンって優しいよね」
「そうかな? 普通だよ。っていうか、そうでないと韓国の男はモテないんだよ」
「そうなの?」
「そう。女の子は姫だからね。荷物も普段から持つし、とにかく優しくする」
「えー。荷物くらい自分で持てばいいのに」
「そんなのじゃ韓国ではモテないよ」
「日本でもモテないから別にいいけどさ」
「明日海は女の子により男にモテそうで不安だ」
「気持ち悪いこと言うなよ」
「俺だって男だよ?」
「イジュンは別」
俺がそう言うとイジュンはにやりと笑った。あー墓穴掘った。
「そうだよね。イジュンくんは特別だもんね」
「自分を”くん”づけするな。気持ち悪い」
「気持ち悪いってひどいなー」
「だったら自分のこと普通に話せよ」
俺がそう言うと、イジュンは唇を尖らせて「は~い」と返事をする。しっかりしてるところもあるけど、おちゃらけているところもある。まぁ、それでも笑っているイジュンの顔がいいと思う。もちろん本人にはそんなこと言えないけど。
「外が伝統的な韓屋だから、中もそうなら良かったのにね。日本ならそうしてるだろうね」
「あー。確かに日本は中もそうするね。でも仕方ないよ」
「でも、そういう点が韓国はダメだと思う。仁寺洞も昔はショッピングモールなんてなかったのに、今はできちゃって雰囲気が壊れた。人が集まるとなるとそうしちゃうんだよな。日本は保存してるからすごいと思ったんだ」
確かに日本は古いものを残す。リフォームするにしても昔っぽさは残すことが多い。韓国はそれをしなくて現代風にしちゃうんだろうな。確かにそれで失われるものはある。失われたものは取り戻せない。イジュンはそのことを言っているのだ。今、俺たちがお茶をしているカフェも建物の外観は古い昔の建物だけど、中は現代。メニューも現代。せめてメニューだけでも伝統茶屋ならいいんだけど、残念ながらコーヒーを始めとした現代の飲み物ばかりだ。スイーツもそう。ケーキだ。
ちなみに、イジュンはコーヒーにショートケーキを食べている。俺はコーヒーだけだ。
「ほんと甘い物好きだよな、イジュンって」
「だって美味しいでしょ。それに結構歩いて疲れたから」
「俺も疲れたけど、甘い物はいらないな」
「だからそんなに細いのかな?」
「普通より少し痩せてるだけだよ」
確かに細いとはよく言われる。ちょっと華奢なのは否定しない。でも男なんだから、もう少しがっしりした体になりたかった。体が細いから余計に女に間違われるんだ。
ちなみにイジュンは甘い物をよく食べているけれど、太ってなくて普通体型。そして本人いわく、脱いだらすごい系らしい。でも、確かに少し前まで軍隊にいたんだから筋肉はついているだろう。夏になったら半袖やノースリーブで腕が見えるけれど、冬の今は見えない。それに、そういうこともしてないし。って、そんなことを考えて恥ずかしくなってしまった。なんてことを考えたんだ俺は。
「明日海、どうしたの? 顔、赤いよ」
「なんでもない。ちょっとお店の中が暑いのかも。さっきまで歩いてたから」
「そう? 具合悪いとかじゃないよね?」
「大丈夫だよ。そんなにやわじゃないよ」
「具合悪かったら言ってね」
「うん」
イジュンは基本、優しい。女の子にモテるだろうなと思う。外見だって悪いわけじゃない。俺目線で見れば、格好いい方だ。なのになんで俺を選んだんだろう。いくら俺が女顔だからって男だし。でも、そんなことを考えていたって仕方ない。それにイジュンが好きになってくれなかったら俺の片想いだ。だから、好きになってくれたことには感謝だ。
「イジュンって優しいよね」
「そうかな? 普通だよ。っていうか、そうでないと韓国の男はモテないんだよ」
「そうなの?」
「そう。女の子は姫だからね。荷物も普段から持つし、とにかく優しくする」
「えー。荷物くらい自分で持てばいいのに」
「そんなのじゃ韓国ではモテないよ」
「日本でもモテないから別にいいけどさ」
「明日海は女の子により男にモテそうで不安だ」
「気持ち悪いこと言うなよ」
「俺だって男だよ?」
「イジュンは別」
俺がそう言うとイジュンはにやりと笑った。あー墓穴掘った。
「そうだよね。イジュンくんは特別だもんね」
「自分を”くん”づけするな。気持ち悪い」
「気持ち悪いってひどいなー」
「だったら自分のこと普通に話せよ」
俺がそう言うと、イジュンは唇を尖らせて「は~い」と返事をする。しっかりしてるところもあるけど、おちゃらけているところもある。まぁ、それでも笑っているイジュンの顔がいいと思う。もちろん本人にはそんなこと言えないけど。
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