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聖剣士ミアとの出会い
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「あっ、ただいま~周回お疲れ様!」
「お、おう」
閻魔城下町にある俺の持ち家に帰ると例の女の子が夕飯を作って待っている。
プレイヤーは大抵、モンスターのいない始まりの街かこの攻略班が集まる閻魔城下町に身を構えてる。
この木造の洒落てる家は俺が最近買った持ち家なのだがこの女の子と一緒に住むことになったのでもはや共用だ。
童貞の俺には同棲は刺激が強すぎる。
「はーい♡これゴブリンの丸焼き!」
「あ、ありがとう」
テーブルの上にまさにゴブリンの姿焼きが登場する。
見た目はともかく、俺は空腹に抗えず大口で食らいつく。
う、うまい!
本当に見た目はともかくミアの調理はピカイチで上手だ。
「えへへ」
この明るくはしゃぐ女の子はミアという名前だ。
出会いは二週間前まで遡る。
『死海ダンジョンの第9層』
そこで俺は死にかけていた。
...
...
凄まじい地響きと共におどろおどろしいパープルの毒沼から毒龍・リヴァイアサンが姿を現そうとしている。
レベル的にも余裕があってワンパンもできんじゃね?
とそんなことを考えていると...。
大声をあげて沼から出てきたのはなんと大蛇だったのだ。
これがリヴァイアサン?ただのでけえ蛇だし!
龍の要素ないし!
何を隠そうか俺は生前から大の蛇嫌いであったのだ...。
案の定その場に固まって動けなくなりまんまと毒に侵されいつのまにかHPバーは初めてレッドゾーンに突入していた。
あー、やっとこれで天国か地獄にいけるなー、蛇なら仕方ない蛇なら。
そんなことをなにげなく考えていたその時だった。
凄まじい光が一瞬通り過ぎた気がした刹那、
リヴァイアサンが粉々に砕け散り溶けていく。
「オオォォオオォォン!」
残骸と化したリヴァイアサンは最後の雄叫びをあげる。
目の前にはダンジョンクリアの文字と毒沼に立つ1人の人影。
そこにいたのは1人の女の子だったのだ。
「やれやれ。危ないとこね」
そう言って俺を回復させダンジョンから連れ出してくれた命の恩人がミアである。
色々はしょった気がしなくもないがそんな感じの出会いだった。うん。
お互いソロプレイヤー、ということもありたま~にタブルスで組んでダンジョンに行くようになったりするうちにまあまあ仲良くなって色々とミアを知るようになった。
へー、2人でたまに行くのも悪くない、そう思い始めたある日、ソロ信者の俺にとっては衝撃的な提案がミアから成される。
「私と一緒に住まない?午前中は私がダンジョン周回して!午後は君が周回するの!情報も共有できていいと思わない?」
...命の恩人の申し出を断るわけにもいかないので俺は承諾したのだった。
いや今思うと彼女のまっすぐにこのゲームを攻略しようとする姿勢が俺を動かしたのかもしれないな。
これが俺達の周回ライフの幕を開けである。
「お、おう」
閻魔城下町にある俺の持ち家に帰ると例の女の子が夕飯を作って待っている。
プレイヤーは大抵、モンスターのいない始まりの街かこの攻略班が集まる閻魔城下町に身を構えてる。
この木造の洒落てる家は俺が最近買った持ち家なのだがこの女の子と一緒に住むことになったのでもはや共用だ。
童貞の俺には同棲は刺激が強すぎる。
「はーい♡これゴブリンの丸焼き!」
「あ、ありがとう」
テーブルの上にまさにゴブリンの姿焼きが登場する。
見た目はともかく、俺は空腹に抗えず大口で食らいつく。
う、うまい!
本当に見た目はともかくミアの調理はピカイチで上手だ。
「えへへ」
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出会いは二週間前まで遡る。
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そこで俺は死にかけていた。
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レベル的にも余裕があってワンパンもできんじゃね?
とそんなことを考えていると...。
大声をあげて沼から出てきたのはなんと大蛇だったのだ。
これがリヴァイアサン?ただのでけえ蛇だし!
龍の要素ないし!
何を隠そうか俺は生前から大の蛇嫌いであったのだ...。
案の定その場に固まって動けなくなりまんまと毒に侵されいつのまにかHPバーは初めてレッドゾーンに突入していた。
あー、やっとこれで天国か地獄にいけるなー、蛇なら仕方ない蛇なら。
そんなことをなにげなく考えていたその時だった。
凄まじい光が一瞬通り過ぎた気がした刹那、
リヴァイアサンが粉々に砕け散り溶けていく。
「オオォォオオォォン!」
残骸と化したリヴァイアサンは最後の雄叫びをあげる。
目の前にはダンジョンクリアの文字と毒沼に立つ1人の人影。
そこにいたのは1人の女の子だったのだ。
「やれやれ。危ないとこね」
そう言って俺を回復させダンジョンから連れ出してくれた命の恩人がミアである。
色々はしょった気がしなくもないがそんな感じの出会いだった。うん。
お互いソロプレイヤー、ということもありたま~にタブルスで組んでダンジョンに行くようになったりするうちにまあまあ仲良くなって色々とミアを知るようになった。
へー、2人でたまに行くのも悪くない、そう思い始めたある日、ソロ信者の俺にとっては衝撃的な提案がミアから成される。
「私と一緒に住まない?午前中は私がダンジョン周回して!午後は君が周回するの!情報も共有できていいと思わない?」
...命の恩人の申し出を断るわけにもいかないので俺は承諾したのだった。
いや今思うと彼女のまっすぐにこのゲームを攻略しようとする姿勢が俺を動かしたのかもしれないな。
これが俺達の周回ライフの幕を開けである。
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