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第3話~ボス、上
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「ねえ」
カルラがウィリアムの太ももをつつく。
「ん?」
「さっき言ってたレベッカって誰?」
「あ~、レベッカはね~数少ない女殺し屋だよ」
「女殺し屋?」
「そそ、僕らはこそこそ隠れながらするけど、彼女は堂々とするんだ」
「堂々と行ってバレないの?」
「あぁ、男の人をメロメロにして、騙すんだ」
「へー」
「カルラはどっちがいい?隠れるほうと騙すほう」
「私は…」
カルラが俯く。
「…やっぱり、まだ怖い?」
「…うん」
「そっか。でも、別に殺し屋にならなくても、寮で掃除や食事を作ったりするだけでもいいんじゃない?」
「…そう」
「まぁ、本格的に仕事を始めるのは、ほとんどが16歳からだから、ゆっくり考えなよ」
「…うん」
ふと顔を上げると、何もない、ただひたすら木が続いている場所に来ていた。
「…二人は、何かの仕事で町にきていたの?」
「あぁ、そうだ。見回りって仕事だ」
「見回り?」
「見回りは、指定された町に行って、ターゲットの情報を聞き出すんだ」
「何かしら収穫がないと、朝がくるまで帰れないんだ」
「…何も収穫がないのに、帰っちゃうの?」
「「………………」」
「……?」
「カルラ…君、ほんとにそれ、言ってる?」
「収穫、あるだろ、特大の」
「え?え?」
車が駐車を始める。
「「お前(君)だよ」」
「え…」
「新しい仲間だよ?大きな収穫だよ!」
「多分ボス喜ぶぞ」
二人が車から降りる。
「ほら、降りろ」
「う…うん」
「まずはボスに挨拶に行くか」
「そうだね、じゃ、カルラ、ちょっと緊張しようか」
「…うん」
「ああ!!そうだ!ボスはね、女性でボクって言うから、それに関しては突っ込んじゃだめだよ」
「…わかった」
2人はよくわからない外国語を話して、その「寮」とやらに入っていく。カルラは慌ててついていく。
今は午前3時。当然、誰もいない。
しんとした廊下を進んでいく。すると、少し大きめのドアにたどり着いた。
オリヴァーが扉を叩く。
「ボス、お休みのところ失礼します。報告に参りました」
扉がゆっくり開くと、一人、若い女性がいた。
女性は真っ黒なワンピースを着ていた。足が長く、細かった。胸も結構目立つ。大人っぽいスタイルだ。こちらを振り向き、顔が見える。
顔は大人っぽいスタイルに釣り合わず、子供っぽかった。猫のような妖艶さもありながら、可愛らしい感じがある。
「やー、ちょうどいいよー。眠れなかったから」
「ボス、彼女が収穫です」
「ん?おぉ?美少女?え、え、なんで?」
「彼女、両親がいないみたいで。寮に住まわしてもいいですか?」
「全然オッケー!女の子増えたー!…でも、この子にボク達の仕事、教えた?」
「はい。彼女も理解の上で連れてきました。」
「ふーん…ちょっと、二人で話、していいかな」
「あ、はい。出るぞ、ウィリアム」
「うん」
二人が部屋から出た。
カルラがウィリアムの太ももをつつく。
「ん?」
「さっき言ってたレベッカって誰?」
「あ~、レベッカはね~数少ない女殺し屋だよ」
「女殺し屋?」
「そそ、僕らはこそこそ隠れながらするけど、彼女は堂々とするんだ」
「堂々と行ってバレないの?」
「あぁ、男の人をメロメロにして、騙すんだ」
「へー」
「カルラはどっちがいい?隠れるほうと騙すほう」
「私は…」
カルラが俯く。
「…やっぱり、まだ怖い?」
「…うん」
「そっか。でも、別に殺し屋にならなくても、寮で掃除や食事を作ったりするだけでもいいんじゃない?」
「…そう」
「まぁ、本格的に仕事を始めるのは、ほとんどが16歳からだから、ゆっくり考えなよ」
「…うん」
ふと顔を上げると、何もない、ただひたすら木が続いている場所に来ていた。
「…二人は、何かの仕事で町にきていたの?」
「あぁ、そうだ。見回りって仕事だ」
「見回り?」
「見回りは、指定された町に行って、ターゲットの情報を聞き出すんだ」
「何かしら収穫がないと、朝がくるまで帰れないんだ」
「…何も収穫がないのに、帰っちゃうの?」
「「………………」」
「……?」
「カルラ…君、ほんとにそれ、言ってる?」
「収穫、あるだろ、特大の」
「え?え?」
車が駐車を始める。
「「お前(君)だよ」」
「え…」
「新しい仲間だよ?大きな収穫だよ!」
「多分ボス喜ぶぞ」
二人が車から降りる。
「ほら、降りろ」
「う…うん」
「まずはボスに挨拶に行くか」
「そうだね、じゃ、カルラ、ちょっと緊張しようか」
「…うん」
「ああ!!そうだ!ボスはね、女性でボクって言うから、それに関しては突っ込んじゃだめだよ」
「…わかった」
2人はよくわからない外国語を話して、その「寮」とやらに入っていく。カルラは慌ててついていく。
今は午前3時。当然、誰もいない。
しんとした廊下を進んでいく。すると、少し大きめのドアにたどり着いた。
オリヴァーが扉を叩く。
「ボス、お休みのところ失礼します。報告に参りました」
扉がゆっくり開くと、一人、若い女性がいた。
女性は真っ黒なワンピースを着ていた。足が長く、細かった。胸も結構目立つ。大人っぽいスタイルだ。こちらを振り向き、顔が見える。
顔は大人っぽいスタイルに釣り合わず、子供っぽかった。猫のような妖艶さもありながら、可愛らしい感じがある。
「やー、ちょうどいいよー。眠れなかったから」
「ボス、彼女が収穫です」
「ん?おぉ?美少女?え、え、なんで?」
「彼女、両親がいないみたいで。寮に住まわしてもいいですか?」
「全然オッケー!女の子増えたー!…でも、この子にボク達の仕事、教えた?」
「はい。彼女も理解の上で連れてきました。」
「ふーん…ちょっと、二人で話、していいかな」
「あ、はい。出るぞ、ウィリアム」
「うん」
二人が部屋から出た。
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