殺し屋に拾われました。

さゆまー

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第2話~ようこそ、

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「おい、見つけたぞ」
「あ…」
「やっぱり女…おい、お前、いくつだ」
「あ…え…」
「オリヴァー、怖がってるじゃないか」
細い方の男が苦笑する。
「君…どうしたの?こんな時間に」
細い方の男が顔を近づけてくる。顔立ちは整っていて、笑顔も優しい。
だけど、少女は彼が怖かった。
きっと彼は嘘をつくのが上手いのだろう。
こんな時間に出歩くなんて、少女の知らない、怖い仕事があるのかもしれない。
だから少女は警戒した。
「…………………だれ?………殺す?」
「…」
「…」
「アハハハ!僕達が、君を?」
「…近づかないで!」
「……ごめんごめん、そうか、君、ぬかりないな?」
「………」
「君、一人かい?お母さんは?お父さんは?」
「………」
「……おい、ウィリアム、こいつ、ずっと警戒してんぞ」
「うん、すごいよ…この子才能あるかも…!?」
才能?ぬかりない?彼らはさっきから何を話しているのだろう?
「……なに?」
「お?興味ある?僕達ね…」
「おい。まだ早いだろ」
「え、でも、早く言って誤解といたほうがいいよ」
「はぁ…もう勝手にしろ」
「僕達はね、悪い人達を殺す仕事をしているんだ」
そう言った彼の顔からは、すでに笑顔はなくなっていて、代わりに、悲しそうな顔をした。
「君のことは殺さない。君は悪い人じゃないからな。」
「何が言いたいの?私を殺さないのは分かりました。あなた達が殺し屋で、私をそこに連れて行こうとしてるのもなんとなくわかりました。」
「…すごいね、よく聞いてたね」
「急に話し出すんだなぁ…ネチネチしてるお前に腹が立ったんじゃねーのか?」
「ネチネチって…」
ウィリアムという彼は、また苦笑して、少女に向きなおった。
「そうだね。僕達と一緒に仕事ができるように、連れて帰るつもりだよ。どうだい?」
「……」
「オ…オリヴァーッ!僕、心が折れそうなんだけどっ!」
「…まず、お前、なんて名前だ」
「…わからない。名前はあったけど、ママ、私の名前を呼んでくれないから。」
「……」
「……」
「…じゃあ、オリヴァー、なんかつけてあげなよ。」
「はぁ!?なんで俺!?」
「いいから早くっ!」
「あぁ!?あー…じゃあ……カルラ」
「ほほーう、元妻の名前をつけるとはね…」
「べ…別にいいだろっ!…ほら、車乗れ!行くぞっ!」
「待って!!」
「「?」」
「私はまだ了解してないっ」
「「……」」
「君は、そのまま野垂れ死ぬ気?」
「賢い割に、意地っ張りじゃねーの?」
「……………行く!!行って、お前らめちゃくちゃにしてやる!!」
「ハハッ!そのいきだぜ!」
「オリヴァー、カルラお気に入りだねぇ」
「バッバカ!!変なこと言うんじゃねーよ!!」
「カルラ、気を付けろよー?」
「…ウィリアムの方が危ない」
「カ…カルラー!?ぼっ僕、心折れそうだよ!」
「へっざまーみろっ…ほら、車乗れよ」
「うん乗る」
「みんな無視ー!?」
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