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被虐
しおりを挟む家族と話し合いを交わした翌朝にテツを襲ったのは女の子としての作法を身につけるための教育だった。
早朝から深い眠りにあったテツを起こしにきたレイナ。
彼女に身体を揺り起こされたテツは未だ寝ぼけ眼を擦りながら居間へと場所を移す。
「どうしたんだよ母さんこんな朝早くから‥」
普段より幾分か早い時刻に起こされたテツの意識は依然として覚醒を果たしていなかった。
「言ったでしょう。女の子としての教育をすると。ほらこの服に着替えなさい」
淡々とした口調で床に置かれていた服を指し示すレイナの言葉に怪訝な表情を浮かべるテツ。
「え‥こんな服着れるわけない」
そこにあったのは女児が着るような可愛らしい花柄の刺繍の入った服だった。
「仕方ないでしょう。巫女服なんてもっと上に階位の人しか着れないんだから。これは村の外から来た人が流行らせた人気のある服なのよ」
動揺を露わにするテツになんら構う様子もなく衣服を身につけることを強制するレイナ。
呆然としていたテツは彼女にされるがままに身につけていた衣服を脱がされて新しい服に着替えされられていった。
「これは‥」
姿見で自身の身体を確認したテツはあまりの屈辱に声を漏らす。
そこには露出が多く際どいまるで娼婦のような格好をした己が居た。
スカートというらしい太腿辺りまでしかない腰布の裾を下に引っ張るテツ。
しかしこれはまだ許容範囲であると言える物だった。
「ふーん‥結構似合うじゃない‥肩幅もそんなに大きくないし。‥羨ましいほどに肌が白いわね‥」
羨望の眼差しを向けるレイナの視線の先には下品に肩から二の腕までにかけて白い肌を露出したテツが羞恥心に頬を紅潮させて立っている。
「なんで上だけ巫女服なんだよッ」
見つめてくる視線に耐えかねたテツはレイナに向かって大声で叫ぶ。
「そういう決まりなんだからしょうがないでしょう?」
屈辱に身体を震わせるテツの叫びになんら構った様子を見せないレイナ。
彼女はテツから視線を逸らすと自らの夫であるアルフを呼びに部屋を出る。
数秒もしないうちに戻ってきたレイナの隣に厳かな雰囲気を漂わせて腕を組むアルフの姿があった。
「いいテツ?これから女性会でやっていくための作法をアルフさんで練習していってもらいます」
教師のような態度で語るレイナの姿に戸惑った様子をみせるテツ。
「え‥別に父さんとじゃなくても一人でできるから‥」
動揺から瞳を落ち着きなく彷徨わせるテツに厳しい口調で言い放つレイナ。
「だめよ女性会に入る女の子は小さい頃から教育を受けてるけどあなたはもうすぐ成人する立派な男なんだからもっと実践的じゃないと間に合わないわ」
諭すようなレイナの口調に反論しようと試みるテツだが隣にいるアルフの厳しい眼光に口を噤んだ。
「いい?これからわたしが見本をみせるから真似するのよ‥」
言ってレイナは隣にいるアルフの真正面に向かいあって脚を綺麗に折り曲げてその場に座る。
正座の体勢でアルフを見上げるレイナ。
「アルフ様今回のお勤めご苦労様でした。私たちのために魔物を倒してくださりありがとうございます」
感謝の言葉を述べて床に手を置いてその場で平伏するレイナ。
土下座の体勢を維持したまま言葉を続ける彼女。
「お相手することになりましたレイナです。誠心誠意ご奉仕致しますのでどうかごゆるりとお寛ぎくださいませ」
床に頭を伏せたままのレイナに声を厳かな声で言い放つアルフ。
「足を清めろ」
厳粛な雰囲気で有無を言わせぬ強制力のある声音で言葉を与えられたレイナは従順に頷いた。
「はい。それではお体を失礼致します」
男の足元に傅くことになんら抵抗を示すことなく頭を地に伏せていたレイナは恍惚とした表情を浮かべていた。
差し出された筋骨逞しい脚を白魚の如き繊細な指で受け止めた。
丁寧に納めた大きな脚の指に手を這わせる。
「いいですかテツ。男の人にはこのように敬意を持って接するのですよ」
恍惚とした表情が一変厳しい顔つきに変わったレイナの鋭い視線で射抜かれて緊張した面持ちで頷くテツ。
「はぁ‥いいですか‥未だに意識が追いついていないようだけどしっかりしてもらわないと女性会ではやっていけないわよ」
厳しい眼差しを向けてくるレイナに気圧されたようにその場で肩を縮こませるテツ。
「何をしているんですか?男性の方の前で頭が高いですよ」
淡々と言い放たれた言葉に怖気付く様子をみせるテツは従順にその場で正座の姿勢をとった。
茫然自失とした様子を晒す彼に腕を組みながら見下ろすように視線を向けるアルフ。
「こうして戦いで疲れた身体を労わって揉みほぐしてあげるんです」
テツに接する時とは対照的に媚びた瞳でアルフを見上げるレイナ。
自らの豊満な肉体を余すことなくアルフの逞しい肉体に密着させる彼女は見せつけるようにテツの方向に顔を向ける。
「こうやって男の人にしっかりと身体を密着させてぇ」
自らの豊満な乳肉をアルフの逞しい脚に擦り付ける。
硬さを増した乳首が隆起した筋肉に当たる摩擦が刺激となってレイナに快感をもたらした。
「んッふッ」
艶かしい声を漏らしながら一生懸命に奉仕をする彼女の姿を見て自身の興奮も高められていくのが感じられるテツである。
女性用のショーツを身につけた彼の股間部分が欲情したことによって盛り上がる。
「ふふ‥やっぱり女の子みたいに可愛くても大きくしちゃうんだぁ」
揶揄うような笑みを浮かべてテツの股間部分に視線を落とすレイナ。
彼女の瞳には母親としての慈愛ではなく加虐心のような感情が垣間見えた。
今まで見たこともないような自身の母親の女としての顔に戸惑った表情を浮かべるテツ。
「あ、当たり前だろッ俺だって男なんだからッ」
レイナな色気を含んだ視線から逃れるかのように羞恥心から頬を紅潮させて顔を背ける彼である。
まるで生娘の如き初々しいテツの反応に殊更に笑みを深めるレイナ。
「恥ずかしがらなくてもいいのに‥あなたが散々わたし達のシているところを見てシコシコしていたのは知ってるのよ」
勘付かれていることは知っていたが改めて言われると羞恥によって頬を赤らめるテツ。
動揺によって顔を逸らした彼に鋭い眼光を向けるアルフ。
「テツ‥お前もこっちに来い」
有無を言わせぬ荘厳アルフの声に肩を震わせて恐る恐る近寄るテツ。
彼の足取りは自身の男としてに自尊心が削られていく感覚によって生まれたての子鹿のように弱々しい。
「わ、わかった‥」
狼狽えた様子を晒して上擦った声で返事を返すテツに責めるような眼差しを向けるレイナ。
「違うでしょう!‥わかりました‥アルフ様でしょう!」
彼女の怒気を孕んだ声音に怖気付いた姿を晒すテツ。
「は、はいッごめんなさいッアルフ様ッ」
自身より圧倒的な強者である男の顔色を窺うテツは寄り添うように控えめにアルフの足元に傅いた。
「いい子だテツ‥」
己の脚にしなだれかかるように身体を密着させるテツの姿に視線を落としたアルフは自身の息子に興奮を覚えていた。
「ぁ‥」
自身よりも圧倒的に大きな男らしい手に頭を優しく撫でられて快感と安心感を同時に覚えるテツである。
「どう?自分よりも強い男に人に撫でてもらうのってとっても気持ちいいでしょ?」
慈愛を込めた瞳で見つめてくるレイナに必死に否定の声をあげようとするテツだったが既に自身の身体が屈服していることに気付かされる。
「そんなことッ‥」
男であるにも関わらず父に対して従順な反応を示す自身の肉体に続く言葉を失うテツ。
アルフの鋼の如き鍛え上げられた肉体に情景と同時に自らの身体の貧弱さを惨めに思う彼である。
「ほら‥テツもアルフさんにご奉仕しなさい」
凛とした表情でのレイナからの促しにまるで壊れた人形の如く言われるがままに頷いた。
「えっと‥どうすればいいの?」
無自覚にまるで幼い少女の様な心細さの籠った声で問いかけるテツ。
慣れない手つきでアルフの筋肉が盛り上がった脚に指を這わせる彼である。
「どう?あなたには無い筋肉の硬さを感じるでしょう?」
恍惚とした表情で身体を動かすごとに揺れる自身の乳肉をアルフの逞しい腹筋に擦り付ける。
淫に硬くさせた乳首を刺激されることによって快感を得ることに夢中になるレイナ。
「う、うん凄い‥硬い。俺とは全然違う‥」
惨めにも侮辱の言葉を投げかけられているにも関わらず声を振るわせて熱い吐息を吐くテツ。
「そうよね‥あなたはこれから女の子として生きていくことになるわ。だからあなたにはもう必要のないものよ」
膨らませた女性用の下着の部分を軽蔑の眼差しで見下ろすレイナは愛おしげに自らの夫であるアルフにしなだれかかる。
「それは‥」
悔しさに表情を歪ませるテツは唇を噛んで身につけたスカートの裾を握りしめた。
「いい?それじゃあここから本格的に見本を見せていくからしっかり覚えるのよ」
レイナの言葉と同時に今に置かれた豪奢な椅子に腰をかけるアルフ。
「んッ失礼します。んしょッんッ❤️んッ❤️」
豊満な肉体を惜しげなく晒すレイナは女性としての柔らかさを充分に感じられる太腿をアルフの開いた股に間に置いた。
密着させた胸部をアルフの逞しい胸板に擦り付ける。
時折乳首走る刺激による快感に艶やかな喘ぎ声を漏らしながら淫にな行為を続けていく。
「すごい‥」
自らの前で繰り広げられる卑猥な光景に食い入る様に視線を注がせるテツ。
彼は無様にも腰を前後させて口の端から唾液を垂らしていた。
「うふふ‥どうしたのテツ?そんなに腰をヘコヘコさせちゃって❤️なぁに❤️お父さんのここを見て興奮しちゃったの?」
艶やかな笑みを浮かべてアルフの股間に視線を這わせるレイナ。
天を突くかの如く屹立した陰茎はレイナの柔らかな太腿の肉の形を歪ませていた。
「そんなわけないだろッ俺は‥男なんだから‥」
口では否定の言葉を吐くテツであるが彼の視線は自自身よりも圧倒的な逞しさを誇るアルフの陰茎に注がれていた。
「嘘ね‥あなたはわたしとアルフさんがしている時に見ていたのはこれだもの」
瞳に加虐への喜悦を浮かばせてアルフの陰茎を衣服に上から撫でるレイナ。
慣れた手つきで男の陰茎を弄ぶレイナの表情は魔性とも称しても過言では無いほどの色香を放つ。
「ほら‥触ってみてすごく大きいでしょう❤️あなたの小さいのとは大違い❤️」
まるで女性の如き小さなテツの手をアルフの剛直に触れさせるレイナ。
自身の白魚のような繊細な手のひらを優しい手つきでテツの震える手首を誘導する彼女の瞳には明確な欲情に光が垣間見える。
「こうやって心を込めて撫でてあげるの」
テツの耳元で甘い吐息を吐きながら囁きかけるレイナ。
「あッ❤️うそッ❤️俺ッ❤️父さんのおちんちん触っちゃってる❤️」
蕩けた表情で熱い視線を自身が触れている陰茎に注ぐテツの様子を見てレイナは妖艶な笑みを浮かべた。
「うふふ‥わかったでしょう?あなたはもう男として生きていくことはできないの。こうやって自分よりも強い男の人に媚びて生きていかなくちゃいけない運命なのよ」
自身に沢山の愛情を注いで育ててくれた母に男としての自分を否定されて息を呑むテツ。
「そんな‥」
弱者であるにもかかわらず未だに男としての矜持を捨てきれていない彼の姿を嘲笑するレイナ。
「あはは‥まだそんなこと言っているの?はぁ‥よく見なさいこれが本当に強い雄である証よ。アルフ様‥失礼いたしますね❤️」
自らの夫に媚び諂うような甘い声で囁いた彼女はアルフの股間を覆っていた下着を取り払う。
「んッ❤️」
下着の中で限界まで張り詰めていた剛直が外気に晒されると同時に勢い良くレイナの頬を打った。
勢い良く飛び出てきた禍々しいほどの大きさを誇る陰茎は濃い雄の臭気を身に纏いテツの視線を引きつけてやまない。
「すーはぁ❤️んッん❤️」
男であるにも関わらず男臭い陰茎の鈴口の部分から垂れている先走り汁に鼻を近づけて息を吸い込むテツ。
「あら‥どうしたのかしら?本当に男であるなら自分から匂いを嗅ぎになんて行かないはずだけど❤️」
雄臭い陰茎の香りに恍惚とした表情を晒すテツに冷たい視線を向けるレイナ。
「え‥あ‥これは違くて‥ただ凄い匂いがするから‥」
自身に対して軽蔑の眼差しを向けるレイナの冷淡声を聞いて我に帰ったテツは思わず否定の言葉を述べる。
「ふーん‥まあいいわ‥それじゃあこのおちんぽ様にご挨拶しなさい」
見え透いた嘘を吐くテツの言葉を頷いたレイナはアルフの陰茎に再度熱い視線を這わせた。
「え‥?おちんぽ様‥?そんなこと言えない‥」
羞恥に顔を俯かせるテツの様子を見て目を細めたレイナは彼の履いているスカートを捲り上げた。
「見てくださいアルフ様。テツはこんな可愛い下着を身につけているのですよ❤️」
外気に晒されたことによって自らが身につけている下着を心もとなく思い、必死に手で覆い隠そうとするテツ。
「‥ほう‥テツよ随分と可愛らしい物を履いてるな。‥こっちへ寄って見せてみろ」
尊大な態度で手招きをする父の逞しい肉体の上にしなだれかかるテツは羞恥に頬を赤らめて必死に目を瞑っていた。
「‥ふむ‥よく似合っているな。やはりお前には魔物を狩る任を与えなくて正解だった。このように女々しい男‥いや‥女では戦うことすらできまい」
レイナの手から逃げることに成功したのも束の間アルフの手によって容赦なく再び捲り上げられたショーツが晒される。
「うぅ‥お願いします。どうか許してください‥」
あまりの恥辱に眦から涙さえ浮かべて首を振るテツの様子になんの躊躇いもなく嘲笑するレイナ。
「うふふ‥あぁ‥おかしい‥あなたは本当は女の子なの。だから男の真似なんてしなくてもいいのよ。さあ次の段階に行きましょう」
艶やかな笑みを浮かべるレイナの瞳がアルフの勃起した陰茎を見据える。
「んッ❤️」
そして次の瞬間なんの躊躇いもなく唇を陰茎の先端である鈴口に捧げた。
強烈な雄臭い香りが鼻腔を刺激しているにも関わらず恍惚とした表情を浮かべるレイナを唖然とした様子で見つめるテツ。
「んッ❤️さぁ‥テツあなたもこのようにおちんぽ様に唇を捧げるのです」
戸惑った様子で身を硬直させる彼の身体を引き寄せて耳元で囁くレイナ。
「え‥無理ッ無理だッ俺はだってユキが好きで‥」
左右に勢いよく首を振って拒絶するテツの姿を見て加虐の光を瞳に灯らせるレイナは強引に彼の頭をアルフの陰茎に引き寄せた。
「そういえばそんなことも言っていたわね‥でもあなたではもうユキちゃんには手は届かないわ」
無慈悲にも告げられたレイナの感情の籠らない言葉に茫然自失とした様子を晒すテツ。
「な、なんでそんなことが‥」
彼の疑問に満面の笑みを浮かべて答えるレイナ。
「だってユキちゃんってすごく人気あるんですもの。テツなんか足元にも及ばない強い男の子達の憧れの的なのよ?知ってるでしょう?フウガ君がユキちゃんに好意を寄せていること‥。あなたでは絶対に叶うことにない強い雄。勝てるわけないじゃない。だから‥諦めた方が身のためよ」
レイナの語る内容を理解したテツは嗚咽を漏らして無様にも涙をこぼす。
彼とて彼女が村の男達から恋慕の感情を向けられていたのは知っていた。
しかし改めて現実を突きつけられると胸のうちからとめどなく湧き上がる悲しみを押さえることはできなかった。
「よしよし‥もう女の子になるんだから一杯泣いていいんですよぉ❤️いい子いい子❤️」
男であるにも関わらず泣きじゃくるテツに慈愛を感じさせる優しげな瞳を向けながら愛情に満ちた手つきで頭を撫でるレイナ。
「母さん‥」
瞳を涙で濡らして見上げるテツに向けてとろけるような笑顔を浮かべるレイナは自身の艶やかな唇に指を押し当てた。
「お母さんなんて呼ばないで。あなたは女の子なんだからママって呼ばなきゃダメでしょう?」
責めるような有無を言わせぬ口調で涙をこぼすテツの耳元で甘く囁くレイナ。
そのあまりの屈辱的な要求に顔を歪ませるテツだったが意を決したように深呼吸を繰り返した後に頷いて見せた。
「うん‥わかった‥ママ」
従順に自身の言葉に従うテツの様子に口元に笑みを浮かばせるレイナ。
「そうよ‥それじゃあアルフ様のことはパパと呼びましょうね」
自身の頭を慈愛に満ちた優しげな手つきで撫でながら命令するレイナの言葉を聞いて思わず口を噤んでしまうテツ。
「わかりました‥パパ」
しかし次の瞬間には羞恥心に頬を紅潮させてレイナの命令に従ってしまうテツの姿があった。
「ふふ‥そうよ。それでいいのあなたはこれから女の子になるの。女性会で生きていくにはそれしか無いのよ」
レイナの視線の先には可愛らしい花柄の刺繍で彩られたショーツを膨らませるテツの姿がある。
「うぅ‥俺は‥」
己の男としての尊厳を何の躊躇いもなく破壊するレイナ。
「ッぅ‥ぅぅ‥」
これまで自由奔放に甘やかされて育てられてきたテツにとってレイナからこのように心ない言葉を投げかけられることに心底から傷ついていた。
「あら‥どうしましたかぁ何か怖いことでもあったんでちゅかぁ❤️」
惨めにも眦から涙を零すテツに艶やかな笑みを浮かべるレイナ。
男であるにも関わらず幼児のような無様を晒すテツに追い打ちをかけるかの如き所業。
少女のように尻を地面について俯く彼の頭を愛おしげに撫でるレイナ瞳には慈愛の感情が垣間見える。
「ぅぅ‥やめて‥俺は男なのに‥」
ひたすらに自らの責めに屈しないテツの姿に危機感を覚えるレイナ。
このままでは女性会で生きていくのは困難だ。
それでは自身の目的が果たせない。
彼女は険しい表情を浮かべた。
しかしそれも一瞬の出来事で、即座慈愛に満ちた笑顔を形作るレイナ。
「うんうん❤️テツちゃんの気持ちはよくわかりまちゅよー❤️でも❤️男の子がこんな可愛らしい下着履いてたら恥ずかしいでちゅよねー❤️」
手を頭からテツの股間部分に位置を移したレイナは膨らんだショーツの表面をなんの躊躇いもなく指で弾いた。
「ぁッ❤️」
心底から自身を見下しているレイナの振る舞いにも思わず快感の声を漏らすテツ。
「ほらぁ❤️女の子の下着を履くのは気持ちいいでしょ❤️」
ショーツの上から擽るように爪を立てるレイナ。
テツを弄ぶことに喜悦を感じて慈愛に満ちた表情から残酷な加虐心が垣間見える程に恐ろしさすら感じることができる笑みを浮かべる彼女。
自身の母親の色気の漂う姿を見て興奮に身体を震わせるテツ。
「んッ❤️んんッ気持ちよくなんかッ❤️」
否定の態度を示すテツであるが唇からこぼれでる甘い声は彼が確かに快感を感じていることを証明していた。
「うそ❤️だってこんなに乳首だって硬くしちゃって❤️ほら‥いつもシコシコしてるときに弄ってたからこんなに敏感になってる❤️」
白魚の如き繊細な指先でテツの勃起した乳首を扱くレイナ。
普段から自慰をする際に弄っていたテツの乳首は既に雌としての快感を覚えていた。
「んッ❤️なんでッ❤️知ってッ❤️んんッ❤️」
胸部に走る刺激に強烈な快感を感じたテツは無様にも身体を小刻みに痙攣させてその場で崩れ落ちる。
「ふふ❤️気持ちいいでしょう❤️ほら立ちなさい❤️アルフ様の前で無礼でしょう」
自身を嘲笑うレイナの姿に羞恥心で頬を紅潮させるテツだが自身の身体が絶頂を迎える感覚に未だ酔いしれていた。
「んッ❤️はっ❤️はいッパパッごめんなさいッ❤️」
快感に小刻みに身体を震わせながら謝罪の言葉を述べるテツに厳しい顔で叱責を飛ばすレイナ。
「こらッ。ちゃんと頭を下げないとダメでしょう。‥はぁ見てなさいこうやってやるのよ」
テツに向けていた険しい視線とは一転媚びた雌の顔つきとなった彼女は床に頭をついてその場で平伏する。
圧倒的な強者である雄に対して自身が屈服したことを雌が示すための最上の姿勢。
「ほらテツちゃん❤️あなたもやりなさい❤️」
甘く蕩けた声でテツに同様の行為を促すレイナ。
「ぅぅ‥そんなの‥できないよぉ‥」
最早尊厳すら失われたテツは情けなく呻き声を上げながらもレイナの言葉に対して従順に従うことしかできなかった。
「パッ❤️パパッ❤️ごめんなさいッ❤️」
忠実にレイナの屈辱的な言葉に従うテツの姿を見てアルフの陰茎が更に大きさをました。
「何がいけなかったのかわかるかしらテツちゃん❤️」
上目遣いでアルフの圧倒的な大きさを誇る剛直を盗み見ているテツの姿に笑みを深めるレイナの声には明確な喜色の色が滲んでいた。
「え‥そ、それは‥」
自身の醜態の原因に羞恥に頬を染めて口篭るテツ。
そんな彼の耳元で甘い吐息を吹きかけながら何事かを囁くレイナ。
「え‥そんな❤️そんな恥ずかしいこと言えるわけない❤️」
耳元を擽る吐息に身体を震わせながら必死に首を振って拒絶の意思を示すテツ。
しかし即座にレイナの初雪の如き美しい手が彼のスカートを捲り上げる。
「う‥わかったよぉ❤️‥やるからぁ❤️だからもうやめてぇ❤️」
露出した筋肉のついていない色白の尻肉を悩ましげに揺らすテツ。
羞恥によって柔らかい太腿は擦り合わせるたびに柔肉が淫に形を変える。
「そうよいい子ね❤️うふふ❤️テツちゃんの身体は本当に柔らかいわね❤️もう立派な女の子の身体ね❤️」
羞恥によって硬く閉じられた太腿の間をレイナの熱を持った手が撫でた。
彼女に脂肪のついた太腿を爪を立てて強く揉みしだかれる感触に艶やかな喘ぎ声を漏らすテツ。
「んんッ❤️んッ❤️違うの❤️しっかり鍛えてるのに筋肉が全然ついてくれなくて❤️」
恍惚とした表情で快感に喘ぐテツの柔らかな尻肉に自身のテツを這わせるレイナ。
「あら❤️テツちゃんは女の子なんだからそんなもの必要ないでしょう?女の子の身体は男の人の子供を産むためにあるんだから大切にしないとダメじゃない❤️」
柔らかく震える尻たぶを弄ばれるテツはアルフに頭を垂れて身体を襲いくる快楽によって痙攣させていた。
「んッ❤️ママッ❤️うんッごめんなさいちゃんと大事にするッ❤️」
尻肉を鷲掴みにされる快感に甘えた声を出すテツ。
無様にも土下座の姿勢を晒す彼の姿に己の支配欲が持たされていくのを感じられるアルフ。
「テツ‥これからすることは女性会に入るためには必要なことなのだ。許せ」
厳かな態度で己の足元で頭を地面に擦り付けて平伏しているテツに告げるアルフ。
「そうよテツちゃん❤️お父さんはテツちゃんがちゃんと女の子としてやっていけるようにしてくれんでちゅよー❤️」
レイナの甘い声で耳を擽られたテツは身体を快感で震わせる。
「は、はいッ❤️ちゃんと女の子になりますッ❤️パパッ❤️おねがいしますッ❤️俺を女の子にしてくださいッ❤️」
極限まで高められた興奮がテツの思考力を奪っていく。
可愛らしい女性用のショーツは小さな膨らみを作って、身体に走る快感によりその身を痙攣さえている。
本来男であるにも関わらず弱者故に雌であることを余儀なくされる彼はその事実に興奮を覚えていた。
過去の経験がテツという人間の人格を歪ませた結果が恥辱を受けることによって喜悦を感じる生粋の被虐的な性質を宿してしまったのだ。
「‥良い子だ」
足元に媚びた笑みを浮かべて擦り寄るテツの頭を優しく撫でるアルフ。
父親として息子が無様な姿を晒していることを無念に感じていることは事実。
しかしながら同時に己とは似ても似つかないほどに綺麗な顔立ちに育ったテツが惨めに雌として媚びを売る姿に対して喜悦を覚えていた。
「んッ❤️んんッ❤️はいッ❤️パパ❤️ありがとうございますッ❤️」
頭を撫でられて幼子のように可愛らしく目を細めるテツ。
自身よりも大きくてゴツゴツした手の感触を感じて興奮する彼である。
「それじゃあテツちゃん❤️今度はおちんぽ様を舐めてみましょうか❤️」
恍惚とした表情を晒すテツの桜色の唇に指を這わせるレイナ。
「え‥で、でも‥」
躊躇った様子でアルフの顔色を伺うテツ。
縋る様な視線を向けられたアルフは厳粛な面持ちで頷く。
「テツ‥お前が女になるために必要なことなんだ。受け入れろ」
彫りの深い精悍な顔に厳しい表情を浮かべてアルフはテツに言い放つ。
「ぅぅ‥わかりました。失礼します」
眦に涙を浮かばせてアルフの股の間に傅くテツ。
しゃがみ込んでいる状態の彼の突き出された尻肉が悩ましげに揺られている。
己の息子であるテツの無様を晒す姿に欲情を覚えたアルフの陰茎が大きさを増した。
「す、すごい‥❤️おっきい❤️」
自身よりも圧倒的大きさを誇る剛直に感嘆の声を上げるテツ。
羞恥心によって蕩けた表情で陰茎に夢中で見入る彼の姿にクスリと笑みを零すレイナ。
「そうでしょう❤️あなたはこの大きなおちんぽ様に一生懸命女の子として奉仕させてもらうの❤️だからお願いしなくちゃね❤️」
極度の羞恥と興奮によって盛り上がったテツのショーツを白魚の如き繊細な指で撫でながら耳元で甘く囁くレイナ。
彼女も彼同様に艶然とした黒の下着を喜悦によって濡らしていた。
「ほら❤️女の子としての義務を果たそうね❤️」
与えられる快感に震える股間の膨らみを指で弾いたレイナは慈愛の籠る瞳をテツに向けた。
「うん‥❤️パパ❤️おちんぽ様失礼しますね❤️」
媚びた笑顔を浮かべて上目遣いでアルフを見つめるテツ。
何の躊躇いもなく彼は桃色の艶やかな唇を赤黒い陰茎の先端に捧げた。
与えられた刺激によって鈴口から我慢汁が溢れ出てテツの美しい桜色の唇を蹂躙する。
透明な雄臭い粘性のある我慢汁を鼻腔に感じて快感に身体を震わせる。
唇を自身よりも圧倒的な強者である雄に対して捧げられたことに至上の悦びを感じていた。
「ちゅッ❤️」
己の陰茎に桜色の艶やかな唇を落として蕩けた瞳を上目遣いで向けてくるテツの姿に喜悦を感じたアルフ。
「‥テツは本当にいい娘だ」
胸中から湧き出る征服欲を満たすべく彼はテツの頭を無遠慮に撫でた。
「えへへ❤️」
無骨で大きな手の感触に多幸感を覚えたテツは可愛らしく笑みを浮かべてアルフを見上げる。
「ふふ‥❤️よくできました❤️それじゃあ次はお口でご奉仕していきましょうね❤️」
アルフ同様に優しく頭を撫でるレイナ。
しかし告げられた内容に怯んだ様子を見せるテツ。
「‥それは‥」
レイナとアルフの情交を毎日の様に覗き見していたテツは正確に言葉の意味を理解しているが故にこれ以上のことをすれば自身が後戻りできなくなってしまうことを悟った。
「テツちゃん。今更止めるなんてことはできないわよ。どのみちあなたは女の子として男性にその身を捧げることになるの」
アルフの剛直を前に躊躇いの姿を示すテツに諭すかの様に語りかけるレイナ。
「わ、わかった。します。奉仕させてください」
レイナの鋭い眼光に怯えた表情を浮かべたテツは視線をアルフの陰茎に落とす。
「し、失礼します」
意を決したように瞳を見開いたテツは覚悟を宿した面持ちで陰茎の鈴口に舌を這わす。
塩気と苦さを内包した粘着く体液の味を舌で感じた彼は身体を振るわでた。
しかしそれは嫌悪感からではなく確かな性的興奮が身体を襲ったからだ。
「ん❤️れろ❤️れぇ❤️」
自身の肉体が完膚なきまでにアルフに屈服していることを理解するに至り、歓喜に瞳を潤ませる。
鈴口から湧き出る我慢汁を舐めとったテツは唇を窄めて亀頭全体を刺激する。
「んぶ❤️ん❤️ちゅ❤️んぽ❤️んんッ❤️」
淫らな音を立てて陰茎の先端を舌で舐め回しては唇で吸い付いた。
男の敏感な亀頭を重点的に刺激する技術は日々の覗き見がなせる技。
「おお‥いいぞ」
男としての尊厳を捨てたテツの痴態に感嘆の声をあげるアルフ。
少女と見紛うほどに美しい顔立ちをした己の息子が下品な表情で陰茎にしゃぶりついている姿が愛おしい。
男にしては長髪である肩程で切り揃えられている艶やかな黒髪が顔を前後させる度にサラサラと揺れる。
欲情の熱を湛えた切長の瞳はアルフの一点のみに注がれている。
顔色を窺う媚びた視線に口の端が吊り上がるのを自覚するアルフ。
「んじゅ❤️んぽッ❤️んんッ❤️」
一向に射精する気配を見せないアルフの様子に対して不安を感じたテツは開いた両手を前に差し出した。
「はは、甘えん坊め」
意図を察したアルフは両手をテツに掲げて見せた。
テツは悦びを滲ませて白魚のような繊細な繊細指をアルフの無骨な両手に絡ませた。
恋人のように両手を繋ぎあったまま口淫をするテツの姿は既に男としての面影はない。
スカートに包まれた尻肉が悩ましげに揺れる。
巫女服の上からでもわかるほどに勃起した乳首が衣服に擦れてテツの身体に快感を与える。
「んんッ❤️んぶッ❤️んんッ❤️」
徐々に勢いを増す口淫に伴っていやらしく粘液が摩擦によって擦れる音が室内に響き渡る。
「くッ、いいぞテツッ」
互いに繋いだ手から相手の体温を交換してより、肉体的な密着感を高める二人。
弱者であった雄から己に奉仕する雌に成り下がった自身の息子だったテツに対して向ける感情は親としての愛情から変わりつつあった。
口淫によって端正な美貌を歪めて無様な表情を晒すテツ。
その姿が強烈な興奮をアルフに与えた。
「ッ出すぞ」
故に彼の肉体は目の前の雌に対しての射精を促した。
肉竿の根元まで加えていたテツの頭を押さえつけて口内に勢いよく射精する。
「んッ❤️んんんッ❤️んんッ❤️」
自身の口内に迸る圧倒的な精液の量に宝石の如く透き通る碧眼を見開いて子種を迎え入れる。
火傷しそうなほどに熱く、粘ついた体液がテツの口内を蹂躙していく。
「おおッ」
あまりに長い時間射精をしていたアルフの陰茎がようやくテツの口内にから引き抜かれていく。
未だ吸い付いている唇がズポンっと間抜けな音を立ててアルフの肉竿を名残惜しげに解放する。
「んぽッ❤️んッ❤️すほぉひひはいへふ❤️」
大量の精液を受け止めたことによって眦に涙を浮かべるテツは口内をアルフに見せつけて体液の苦さを主張した。
「あはは❤️すご~い❤️初めてなのに零さずに受け止められるなんて偉いわ❤️」
アルフに向かって雄臭い白濁に塗れた唇を限界まで開いているテツの頭を撫でるレイナ。
「それじゃぁ❤️その精液をお口でよ~く味わってみようね❤️」
身体を密着させてテツの耳元で甘く囁くレイナ。
口内の濃厚な精液の塊から雄臭い匂いが鼻腔の感じられて唾液が分泌される。
ほとんど固形と言っても過言ではなかった濃厚な精子が唾液と混ざり合って液状化する。
余すことなく口内全体に広がる精液を舌で味わった。
「どうかしら❤️すっごく雄臭いでしょう❤️下着に着いていたあなたの薄いのとは大違い❤️自分よりも強い雄の精液美味しいでしょ❤️ほら❤️もっと味わって。一生懸命舌を動かして生臭くてドロドロの精液の味を覚えるの❤️」
耳元に甘い吐息を吹きかけながらショーツの上からテツの股間を刺激するレイナ。
「んちゅ❤️くちゅ❤️んんッ❤️」
彼女の言いつけ通りに口内に粘りつく精液を舌の上で転がす度に卑猥な水音を奏でるテツ。
「テツ‥口を開けろ」
堀の深い端正な顔立ちを微動だにしないアルフの言葉には有無を言わせぬ迫力が込められていた。
「は、はいッ❤️‥んえー❤️」
自らよりも遥か格上の雄に命令されることに喜色を浮かべたテツは従順に精液に濡れて艶やかな色香を放つ唇をアルフに向かって開いた。
「んべぇっ❤️」
舌に濃厚な精子を乗せて口内に糸を引くテツの姿に征服欲が満たされたアルフは視線をレイナに向けた。
彼の意図を理解した彼女はテツの頬を両手で掴んで口付けた。
互いの桃色の唇同士が重なり合う光景は只ならぬ背徳感を漂わせていた。
「んむぅ❤️んんッ❤️」
何の躊躇いもなく精液が溜められた口内へとレイナの舌が侵入する。
強烈な雄の匂いを発する生臭い精子を互いの舌に絡ませ合う二人。
「ちゅ❤️ちゅるッ❤️」
テツの口内にある精子を勢いよく唇を窄めて吸い取るレイナ。
唐突な彼女の行いに目を白黒させるテツだが粘膜同士の擦れ合う快感によって身体はされるがままだった。
およそ全ての精子を口内に収めたレイナはテツと視線を絡めたまま唇を開けた。
「んれぇ❤️んん❤️んあー❤️」
艶かしい声を上げながら舌で精子を味わう姿をテツへと見せつけるレイナ。
「すごい❤️ドロドロ‥」
彼女の卑猥な舌の動きに見惚れるテツは無意識に自身の口内にわずかに残った精子に意識を集中させた。
既に男としての尊厳を失ったレイナは口の端を吊り上げてテツに雄臭い顔を近づけた。
そして再び唇を落とす。
「んんッ❤️」
強引なレイナの振る舞いに呆然とした表情を晒していたのも束の間。
彼女はテツの唇を割り開き、口内に精液を流し込んできた。
「んんッ❤️んくッ❤️」
強烈な雄の子種の匂いが鼻腔に侵入する。
口内を容赦なく蹂躙する精子の味がテツの脳髄に刻み込まれる。
「んちゅぅ❤️ん❤️ちゅう❤️ちゅッ❤️」
全ての精液を流し終えたレイナは口同士に唾液の糸を引いて艶やかに唇を舐めた。
「精液美味しいね❤️そのまま飲み込んじゃおうね❤️テツちゃんごっくんでちゅよ❤️男の人の精液飲み込んじゃいましょうね~❤️」
舌で雄の子種の熱を感じて身体を震わせているテツは恐る恐る精液を嚥下した。
「んッ❤️んッ❤️んんッ❤️」
喉に纏わりつく粘ついた精液の感触に美麗な顔立ちを歪ませる。
「あら❤️しっかり全部飲めたのねぇ❤️偉いわテツちゃん❤️」
宝石の如く透き通る美しい碧眼を優しげに細めて顔を綻ばせるレイナは雄臭い精液の香りを口内に充満させているテツの唇に吸い付いた。
「ん❤️んんッ❤️んぅ❤️」
唐突なレイナの口付けに戸惑った表情を浮かべるテツだが次の瞬間には恍惚とした表情を晒して自ら舌を絡めていた。
「いいぞ。これなら女としてやっていけるだろう」
濃厚な唾液に濡れた粘膜同士の絡ませ合水音を響かせる二人を見て笑みを浮かべるアルフ。
「さて‥テツよお前はこれから女性会に入りこの村の女として生きていくための作法を学んでもらうことになる」
厳粛な態度でテツを見下ろすアルフだが声には未練のような感情が感じられる。
「そこでお前よりも遥かに強い男たちの相手をすることになるだろう。それは戦いではなく奉仕という意味だ。そのことについて何か異論はあるか?」
有無を言わせぬ鋭い眼光がテツを射抜く。
彼は恐縮した様子で首を何度も左右に振った。
「そうか‥であればこれを持ってゆけ」
アルフが手のひらを虚空に掲げると同時にそこにはテツの碧眼と同様の色の光り輝く石が顕現していた。
「これは‥まさか‥」
目の前の光景を呆然とした表情で見つめているテツの言葉をアルフが引き継ぐ。
「ああ‥これは溜め石だ。この石には俺の力が宿っている。お前に身の危険が迫れば必ず助けになってくれるだろう。受け取れ」
彼の無骨で大きな掌の上に乗った小ぶりな宝石を凝視するテツ。
「‥すごい力を感じます」
未だ謙った口調で感嘆の声を上げる彼に苦笑を浮かべるアルフ。
「すまないなこんなことになってしまって。だがお前を村の外へ出すわけにはいかんのだ」
瞳に罪悪感を滲ませたアルフの謝罪の言葉にテツは悔しげに唇を噛む。
「いえ‥俺が弱いから‥仕方ないんです‥」
しかし自身の無力感に苛まれる彼に対して更に追い討ちがかかる。
「テツちゃん。その‥言いづらいんだけど‥自分のことこれからは俺じゃなくてワタシって言って欲しいの」
はっきりとものを言うレイナにしては珍しく悲しげに瞼を伏せながら言い放つ。
「‥わかりました‥」
憂を帯びた瞳で頷くテツは視線をアルフに移す。
「ワタシはこの村の女として生きていきます。父さんこれ‥ありがとう」
差し出された手のひらの上に乗る宝石を受け取ったテツ。
彼の姿を思案げに見つめていたレイナは口を開く。
「テツ‥それは私が加工してあげるわ。貸しなさい」
思いがけないレイナの言葉にテツは驚きをあらわにしたものの素直に手の中の宝石を差し出した。
差し出された宝石を手の中に納めたレイナは微笑を浮かべてテツを見る。
「あなたが女性会に入る日にこれを渡すわ。それまでに可愛いの作っておいてあげるから安心しなさい」
慈愛を込めた瞳向けてくるレイナの言葉に苦笑を浮かべるテツ。
「ありがとうございます。母さん‥」
一筋の翳りが差した美貌を俯かせて瞼を伏せる彼をレイナは胸に掻き抱いた。
「女性会に入ってもアルフさんと毎日会いに行くからね」
レイナの愛情の篭った言葉にテツは自身の心が暖かくなるのを感じていた。
「うん‥母さん‥俺頑張るよ‥」
涙を零して声を震わせるテツの頭をアルフの大きな手が優しく撫でる。
「最初は慣れない環境に不安だろうが心配しないくていい。俺も毎日様子を見に行ってやれる。なんなら指名してもいい」
野太い声で自身を気遣ってくれるアルフに潤んだ瞳を向けるテツ。
上目遣いで可愛らしくアルフを見上げるテツを見てレイナは笑みを零した。
「最初は抵抗してたからどうしようかと思ったけどもうすっかり女の子ね。アルフさんのことそんなに熱い視線で見つめて‥。私‥嫉妬しちゃうわ」
レイナの拗ねたような声音に慌てた表情を向けるテツ。
「あ‥これは‥」
動揺を露わに視線を彷徨わせる姿を見かねたアルフはしゃがんでテツの正面の位置に顔を合わせた。
「いいんだお前はもう女だろう。男に甘えて何の問題がある」
力強い声で言い放つと同時テツに口付けるアルフ。
「んッ❤️」
唐突なアルフの振る舞いにテツは何ら動じることなく自らも唇を押し付けて応じてみせた。
自ら男の口内に舌を侵入させたテツはアルフの力強い瞳と視線を交わす。
「んんッ❤️」
最初は主導権を握っていたテツだがあっという間にアルフの分厚くて男らしい舌口内の粘膜を刺激されて快感に甘い声を漏らした。
「あら~❤️お熱いわね~❤️テツちゃんってば本当にお父さんのこと好きになっちゃたのね❤️それも雄として❤️」
恍惚とした表情で濃厚に舌を絡ませるテツの姿に頬を染めてうっとりとした眼差しで見つめるレイナ。
「んちゅ❤️んんッ❤️」
互いに唾液を交換し合う二人は一向に離れる様子がない。
アルフの手は頭からテツの下半身に移動して上向いた肉付きの良い尻肉に手を這わせていた。
「んッ❤️」
アルフの愛情に答えるように悩ましげに甘い吐息を漏らすテツ。
「んんッ❤️母さんが見てるからぁ❤️だめッ❤️」
言葉では抵抗を示すテツだが巫女服とスカートを纏った身体はアルフの逞しい頑健な肉体にしなだれかかっている。
「大丈夫❤️自分よりも強い男の人に夢中になっちゃうのは仕方のないことだもの」
通常であれば男に言うべきではないその言葉にも現在のテツには何ら抵抗感を感じることなく受け入れることができた。
「うんッ❤️父さんは俺なんかよりもずっと強くて男らしい❤️」
この村で普段着用されている着物に比べて下品と称することのできる卑猥な衣装を身につけた身体をアルフに絡ませながら頷くテツ。
「そうね‥テツはもうアルフさんのものだもんね❤️」
艶やかな笑みを口元に浮かべてテツの後ろから抱きつくレイナ。
「そうだお前たちは俺だけのものだ」
力強く両腕で自らに屈服した雌の身体を抱くアルフ。
豊満なレイナの乳肉を片手で弄ぶ。
もう一方の手ではテツの桜色の艶やかな唇の割れ目に指を突き入れている。
「んッ❤️じゅッ❤️ふぁい❤️」
アルフの無骨な指がテツの口内を掻き回して淫らな水音を響かせる。
「んッ❤️父さんッ❤️俺そろそろ学校行かないきゃいけないから❤️」
アルフの機嫌が損なわれることがないように慎重に顔色を窺いながらのささやかな抵抗を示すテツ。
「‥ああ‥そうだったな‥お前の変わりようには皆も驚くことだろうな」
低い声で耳元でアルフに囁かれたテツは胸中で羞恥と興奮が入り混じった感情が沸き起こり、頬を赤く染める。
「そ、それはぁッ❤️」
五感が優れている鬼人族は他者の体臭に対して敏感でることを同族であるテツは理解している。
であれば今の状態で教室に入ればどうなるかは自明の理。
しかし例え水浴びをしたとしても滲み出る身体に纏わりつくかのような精液の雄臭さは誤魔化すことができないだろう。
「心配するなこの村には俺のものに手を出す輩はいない」
レイナとテツの身体を弄びながら尊大な態度で断言するアルフだがその言葉に偽りはない。
彼はフウガという例外を除いてこの村一番の強者であることは事実。
「んッ❤️アルフさんッ❤️でもッ❤️絶対わかっちゃうわよ❤️テツちゃん凄い精子の匂いするもの❤️」
テツの口内に形の良い鼻を近づけて桜色に艶かしい唇から漂う雄臭さを嗅いで恍惚とした笑みを浮かべた。
「ぅぅ❤️‥どうしよう父さん‥」
学校の男友達にも自身が男として終わっていることを勘付かれるわけにはいかなかった。
しかしテツが感じたのは焦燥ではなく気づかれてしまうかもしれないことへの興奮からきた期待感。
「ふーん❤️テツちゃんお友達にバレちゃうところ想像して興奮しちゃったんだぁ❤️」
自身よりも圧倒的な強者である雄に敗北したという事実はテツにとって屈辱であるのは事実。
しかし心の奥底では悦びを感じていた。
その感情を見抜いたレイナは艶然とした笑みを浮かべてテツの腹部を撫でた。
「今度はここにアルフさんのおっきいの入れてもらおうね❤️」
レイナの熱の篭った吐息を鼻腔に感じたテツは撫でられている自身の腹部にあるはずのない子宮を幻視した。
「‥うん‥❤️」
初めは抵抗感があったものの、理性は本能に抗うことができないということを理解するに至ったテツ。
圧倒的な優秀さを誇るアルフという雄に自身の身体が完全に屈服していることを彼は理解した。
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