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独白

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 鋼のようなとても逞しい身体を惜しげもなくさらすお父様の勃起したおちんぽ様を見てわたしははしたなくも自身の下着を秘部からでた愛液で濡らしてしまいました。

 あぁ、でも仕方がないのですわたしはどうしようもなく淫乱なのです。

 殿方のおちんぽに身体を貫かれて犯される感覚をとても心地よく感じるのです。

 何故わたしはこんなにも惨めで恥ずかしい存在なのでしょう。

 幼い頃はどこにでもいる少女であると自覚していたはずなのに。

 わたしが生まれた時からこのように最低な存在であったのならばどうしてあそこまでの輝かしい日常を送れていたのでしょうか。

 次第に男性の逞しい肉体の興味が湧いてきたのを今でも覚えています。

 好奇心でお父様の筋肉に覆われた肉体に抱きついてみたこともありました。

 そこからわたしの人生は転落を始めたのだと思います。

 わたしは勉学も武芸も得意ではなく人付き合いも苦手で日々孤独を感じていました。

 積み重なる不安に耐えきれなくなったわたしはただでさえ打ち込めてなかった学業を疎かにして夜な夜な自慰に耽るようになりました。

 自分を慰めることによって快楽は得られても心は満たされることはありませんでした。

 幼馴染のテツさんとはフウガ様の言いつけもあり疎遠になってしまいました。

 しかし彼が少女のように可憐な姿で登校してきたのを見た時わたしは衝撃と共に仄暗い感情に満たされました。

 もしかしたら少女になったテツさんであればフウガ様もお許しになられるのではないかと期待してしまいました。

 丸みを帯びたお尻を左右にフリフリと揺らしてその度におそらくさらしを巻いていない大きなお胸が重たそうに上下に揺れています。

 教室に居た男性の方々の視線がテツさんの豊満な身体に突き刺さりました。

 既にその身体は男としての尊厳を捨てて雄に媚びるためだけのいやらしい肉体に成り果てているように思えました。

 少女たちも自分たちの貧相な体つきを鑑みて嫉妬と羨望の眼差しをテツさんに向けていました。

 テツさんは下品なまでに変貌を遂げた自らの身体を他者に注目されることに対してどうやら羞恥を覚えているようでした。

 わたしも生前男だった記憶を残していたため年齢が上がると共に成長するお胸やお尻を男性の方に視姦されることに対して抵抗感があったのを思い出しました。

 しかし同時に男の自尊心を傷つける強烈な屈辱感に興奮すら感じていました。

 それはテツさんも同様でたぷたぷと上下に揺れ動く魅惑的なお胸を時折強調するように胸をそらして突き出しています。

 おそらく無意識の行動であることが恐る恐る此方に眼差しを向ける様子から窺うことができました。

 しかし鬼人族に生まれた以上無意識に男性に媚びてしまうのは仕方がないことなんです。

 雌の本能が自分よりも強い男性に平伏してしまうんです。

 生前の男としての矜持など一度でも強者である男性のおちんぽ様に屈服したらもう‥❤️

 いけません❤️わたしとしたことが話が逸れてしまいました❤️

 未だに正体を隠しているテツさんは緊張した面持ちで教卓の前に立ちました。

 偽名を用いて自己紹介を行うテツさんでしたが呆気なく正体を見破られてしまいます。

 自らの正体が露呈してしまったことに視線をさまよわせて顔を青ざめさせています。

 恐怖を露わにしたテツさんは大きなお胸にはそぐわない小柄な身体を縮こませて震わせていました。

 男性の方々はその可愛らしい姿に魅了されたかのように目を奪われておりました。

 しかしわたしはテツさんの初雪のような真っ白な美しい肌に僅かに朱が差したことを見逃しませんでした。

 恐怖を感じて瞳を潤ませているのではなく殿方からの注目を集めることによる興奮からだということを容易に看破することができました。
 それは同類であるわたしだけがなせる技でもあります。

 フウガ様のように慧眼を持ち合わせているわけではありませんがテツさんと同様に男であったため共感したのかもしれません。
 生前は男性ではありましたが今世では歴とした女として生を受けたわたしです。

 しかしテツさんは正真正銘男として生まれています。

 わたしのように生前の記憶を持っていたという例外的な特徴は有していません。

 であるならばテツさんの特異性というべき歪んだ精神はどのように成り立ったのでしょうか。

 或いは先天的な生粋のマゾであるのかもしれません。

 自分が惨めな存在になればなるほど性的に興奮するという困った特性を持った精神性。

 幼い頃からフウガ様にわたしと共に嬲られていた時分からその性質は垣間見えていたような気がします。

 テツさんは同年代の男の子達には馬鹿にされると反抗の意思を示していましたが、自分よりも強い男性の方には懐いていたような気がします。

 強者に媚を売ることは生物の本能として当然の行為であるとは思います。

 しかしテツさんも男性である以上矜持というものはあるはずです。

 ですが周囲の男性の方々にさりげなくお胸やお尻を触れられても何ら嫌悪感を抱いていなかった記憶が残っています。

 特に壮年のおじさま方に特に人気があったのを覚えています。

 壮年といってもわたしの生前の現代社会における草臥れて見苦しい身体をした中年男性というわけではなく鬼人族の逞しい肉体を持った方々です。

 わたしも鍛え上げられて隆起した筋肉の感触に胸の高鳴りを感じていました。

 岩男のような身体に、野生的な男らしい精悍なお顔立ち。

 一切の隙のない佇まいで包容力に満ち溢れた方々でございます。

 この時はまだ同年代の殿方に対しては不敬にも嫌悪感さえ抱いておりました。

 ですので自身よりも強くて逞しい成熟した男性に甘えていたのです。

 おじ様はわたしが可愛らしく媚びた笑みを浮かべるだけで孤独を癒してくださいました。

 固くて逞しい筋肉が隆起する胸板でわたしを抱きしめてくださいました。

 強烈な雄臭さに顔を埋めながらわたしはその匂いに安心感を覚えました。

 わたし達のように殿方に対して魅力を感じてしまうのは致し方がないことなのです。

 男性に媚びるということはとても気持ちがいいというのはわたしも理解しています。

 逞しい男性に征服される快感は筆舌に尽くし難いものがありますから❤️

 筋肉に覆われた分厚い肉体に押し潰されて抵抗できなくなるまで自分が如何にか弱い雌であるということを理解させられるのはとっても気持ちがいいんです❤️

 テツさんが艶やかで張りのあるむっちりとした太腿を擦り合わせて羞恥に悶えているとグラウ先生が声をかけました。

 どうやら職員室に呼ばれたみたいです。

 獣欲を必死に押さえつけているのが丸わかりなほどにグラウ先生の瞳はテツさんのお胸を捉えていました。

 ですがそれを最低な行為であると糾弾することはできません。

 何故ならテツさんのおっぱいはあまりに雄に対する主張が激しいからです。

 さらしを巻いていないがために歩くたびに上下に揺れる柔肉。

 脇から臀部にかけて肌が露出されるように作られている服では横乳が丸見えです❤️

 真っ白な傷一つない肌は容易に形を変えてその柔らかさと弾力を証明していました。

 どうやらグラウ先生は女の子のおっぱいが好きなようですね❤️

 勿論この場には断然お尻の方に視線を注いでいる男性の姿もありました。

 いいえ。むしろお胸よりもお尻が好みである殿方が大半であったように思えます。

 テツさんは一歩脚を進めるごとにお尻のお肉を左右にむちっ❤️むちっ❤️っと揺らしています。

 おそらく本人には雄を誘惑している自覚はなくて雌の本能が働いた無意識下の行動だと思います。
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