TS巫女が圧倒的強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて安産型のむち尻掲げた挙句の果てに交尾を懇願する程に雌落ちした隷属花嫁に至るまでの軌跡

ユキリス

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日常2

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 学校が終わると同時に氷華とユキはフウガにその身を侍らせる。
 それは既に彼女達の日常の習慣と化していた。
 彼女達はフウガに奉仕することに喜びを見出していた。
 そして学内、学外共に2人はフウガの側にいることを自ら望んでいた。
 無論美しい少女たちを常に侍らせていることに周囲の男たちの反感を買うことになった。
 しかしそのことごとくをフウガの絶大なる力を持ってして捩じ伏せた。
 鬼人族最強とも謳われる龍鬼を凌ぐ程の圧倒的強者を前にして彼等は一時的に矛を納めた。
 しかし己の部を弁えぬ輩は何処にでも湧いて出る。

「フウガ君。君は学園の風紀を乱している。即刻その子達に自重するように言いなさい。君達も慎みをもちたまえ」

 それはこの鬼人族の村においても例外ではない。
 見苦しく脂肪を蓄えた下腹を揺らしながら声をかけてきた男に顔を向けるユキ。

「ああ‥。あなたですか」

 自身の前世における典型的な権力に物を言わせる俗物と酷似したこの学園の教師である中年の男。
 鬼人族の村は外からの訪問者を受け入れる。
 多様性を取り入れるために長期滞在や永住することすら認めていた。
 目の前の醜く肥え太った男もその例に漏れずこの村の出身ではない。
 異文化を受け入れる姿勢はユキとて素晴らしいことであるのは理解していた。
 しかしこの男のように許容し難い存在をもこの村に招き入れることに対しては批判的であった。
 このような害悪にしかなり得ない存在をこの村に住まわせることがどのような利益に繋がるのか、ユキは疑問だった。

「なっ‥なんだねその口の利き方はッ。目上に対する態度がなっとらんぞッ」

 これまた如何にもな台詞を吐きながら唾を飛ばす男の名前はモンドという。
 常日頃からその神経質そうな瞳を挙動不審に彷徨わせて周囲をの様子を窺っている気持ちの悪い姿から少女達に心底から嫌われている男である。

「目上ですか‥。おかしなことを言いますね。別に人よりも歳を重ねたからと言って偉くなれるわけではないですよ」

 冷然とした眼差しをモンドに向けるユキの声は怖気が走るほどに冷ややかだ。
 普段のように清楚然として気立のいい彼女の姿は何処にもない。

「せんせー‥。不快だから話しかけてこないでほしいです。それにもしもわたし達がフウガ様にお願いしたらせんせーなんてすぐにこの村から追放されちゃうんだから。せんせーこそ態度を改めてください」

 モンドに対して見下した嘲笑を向ける氷華はその豊満な乳肉をフウガの逞しい丸太のような腕に押し付ける。
 彼女の軽い口調での脅迫に、モンドは顔を青ざめさせて頬に汗を伝わせた。

「‥教師を脅迫をするなんて非常識にもほどがある。即刻反省指導の対象に─」

「これ以上は俺も不快だ。失せろ」

 幼い少女に己が軽く見られていることを悟ったモンドは語気も強く怒りを露わにした。
 そして罰を下すべく口を開いた。
 しかしそれを言い終わらぬうちに突如割り込んできたフウガの威圧的な物言いいに、強制的に続く言葉を飲み込むことになる。
 出鼻を挫かれた形となるモンドは威圧されて尚、愚かにも口を開く。

「な、なんだねその態度は。いくら名家のご子息といえどこのような狼藉わたしに対して許されるはずがないッ」

 怒りで顔を赤黒く変色させたモンドは、何度も口を開閉させて再び言葉を続けて、フウガと真正面から対峙してみせた。

「‥」

 しかし泡を食うように抗議の言葉を叫ぶモンドに対して、フウガは答えを返すことなく唇を真一文字に結んでいる。

「ははッ、今更反省をしたところでもう遅い。お前達は罰として─」

「何度も言わせるな。消えろ」

 職権を濫用して自らの鬱憤を晴らすモンド。
 彼の並べ立てる言葉を静かな声ながら圧迫感を伴う低い声で黙らせるフウガ。
 先程とは明らかに異なる明確な殺意の込められた視線。
 この強烈な威圧感を受けてモンドの真っ赤に染まった顔色は急速に青ざめていく。

「おッ、覚えていろッ」

 フウガのただならぬ雰囲気に一歩後退したモンドは情けなく腰を抜かした。
 必死に地面に両手をついて脂肪の詰まった体を起き上がらせた彼は負け犬のように無様にも捨て台詞を残して去っていった。

「くッ」

 しかし数歩歩んだところで無駄に気取った呻き声をあげた彼は腰を片手で庇うように抑えて立ち止まる。
 モンドはフウガ達の方向を一度振り向いた後に近くの教室へと身を隠すように駆け込んだ。

「あは❤️何あれぇみっともなぁい❤️それに比べて❤️」

 目の前で起きたあまりの珍事にモンドに対して氷華が嘲りの表情を浮かべた。
 しかしながら彼女は即座に自らのその可憐な美貌に媚びた笑みを浮かべてフウガを上目遣いで見上げた。

「フウガ様ぁ❤️とぉってもカッコよかったですぅ❤️素敵ですぅ❤️」

 大袈裟にも感じられるほどにフウガを褒めちぎる氷菓。
 強い雄を上に立てて上下関係を明確にする。
 自らの立場をフウガの雌であると周囲に理解させるための牽制でもある。

「フウガ様、どうしますか?あの方はまだ懲りていない様子でしたが‥」

 フウガの隣に侍るユキはその美貌に不快感を滲ませる。

「そうだな。流石に俺も不快だ。処分を下す必要があるか‥」

 顎に手を当ててユキの言葉に思案を巡らせる様子を見せるフウガ。

「やんっ❤️ユキとフウガ様ってば過激すぎぃ❤️わたしはあの人面白いから結構好きだけどなぁ❤️」

 威圧感を伴った雰囲気を放つフウガに対してその険悪な空気を弛緩させるかのように氷華が茶々を入れる。

「そうなのですか?氷華さんは変わった好みをしていますね」

 モンドを庇うような氷菓の思いがけない言葉に意外そうな表情を浮かべるユキ。

「え~、違うよぉ。男性として魅力は一切感じないけどぉ、ただ見てて面白いからぁ」

 心外そうに頬を引き攣らせて心底からの嫌悪感をその可憐な美貌に滲ませる氷華。
 その様子を見て周囲でことの成り行きを見守っていたモンドと同様に肥満体型の男達は肩を落として項垂れた。
 あわよくばの精神は氷華の言葉に無情にも切り捨てられた。

「ああ‥そういうことですか。よかったです」

 氷華の必死の弁解を聞いて誤解を解いたユキは安堵の表情を浮かべる。

「そうだよぉ。流石にあんなに太った人は好きになれないよぉ。ユキ姉だってフウガ様みたいに逞しい男の人が好きでしょ?わたしもおんなじ」

 恍惚とした表情でフウガの鍛え上げられた鋼のような肉体に白魚の如き繊細な指をそっと這わせる氷華。

「はは、くすぐったいぞ」

 自らの腹筋を撫でられる感触にこそばゆさを覚えたフウガは笑みを浮かべながら氷華の頭を撫でる。

「むぅ‥子供扱いしないでください」

 穏やかな微笑を浮かべて撫でるフウガに可愛らしく頬を膨らませて不満を露わにする氷華。

「ふふっ。氷華さんは可愛らしいですからね」

 幼子のような微笑ましい態度を示す彼女に、ユキは上品な所作で口元に手を当ててクスリと笑みを浮かべる。

「もうユキ姉ってばぁ。そっちだってわたしと身長変わらないくせにぃ」

 むちぃ❤️と弾む柔らかな尻肉を後ろに突き出して、両手を腰に当てて上体を傾ける氷華。

「いいえ、わたしの方が少し大きいです。お姉さんですからね」

 その豊満な乳肉を得意げにぶるんっ❤️と揺らして背を反らすユキ。

「まあまあ‥二人とも、今日は俺の家にきてくれるんだろう?」

 争う二人の間に割って入ったフウガは何の躊躇いもなく彼女達の腰に手を回して耳元で囁く。

「あ‥はい。フウガ様の家はすごく大きくて立派なので楽しみです」

 無遠慮に自らの腰に置かれた手をなんら意に解すことなく頬を赤く染めるユキ。

「ええっ。ユキ姉ってフウガ様のお家行ったことあるのぉ?」

 まるで寝耳に水と言わんばかりの態度で氷華が目を見開いて驚きの声をあげた。

「え、ええ、以前フウガ様から招待を受けて足を運ばせていただきました」

 氷華の過剰ともいえる反応にユキは戸惑いつつもなんとか頷きを返して首肯する。

「そうだったんだぁ。全然わたしの家に来てくれなかったのにぃ」

 幼い童女のように可愛らしく頬を膨らませて不満を見せる氷華。
 己に向けられた抗議の視線にユキは罪悪感をその美貌に滲ませて、長い艶のある睫毛に彩られた瞼を伏せた。

「それは‥申し訳ありません。わたしはその時氷華さんには酷いことをしました」

 そして何の躊躇いもなく頭を深々と垂れて謝罪を示すユキ。
 漆黒の艶やかな髪がサラリと真っ白な頬を撫でる。
 そんな健気な態度を見せる彼女を前にしてフウガが助け舟を出すべく口を開く。

「あの頃のユキはとても誰かに気を遣える状態じゃなかった。許してやってくれ」

 穏やかな口調ながら有無を言わせぬ力強さの感じられる声音で宥められる氷華。

「むぅ。わかりましたぁ。でもぉ、今夜は沢山可愛がってくださいねぇ❤️」

 僅かばかりに不満をその可憐な美貌に称えながらも、甘えるようにフウガの逞しい鍛え上げられた肉体にしなだれかかる。
 氷華から発せられる匂い立つような色香に己の中の獣欲が掻き立てられるのを自覚するフウガである。

「ああ‥わかってるさ」

 魅惑的な氷華の豊満な肢体に視線を釘付けにされた彼は生唾を飲み下す。

「ふ、フウガ様。続きは後にしましょう。ほら氷華さんも早く行きますよ」

 互いに興奮を高め合う二人を前にして動揺を露わにするユキ。
 羞恥から林檎のように頬を赤く染めた彼女は二人を先導するかのように前に歩き出す。
 対して服の裾を引っ張られる氷華達は僅かばかりの名残惜しさを見せながらもユキの後に続く。

「やんっ❤️ユキ姉スカートを引っ張らないでよぉ❤️見えちゃうからぁ❤️」

 丈の短い自身が身につけているスカートの裾を押さえて甘ったるい声を出す氷華。
 抵抗を示しながらも前に進んでいる彼女の姿を確認したユキは掴んでいた布地を手の中から離す。

「もう❤️ユキ姉はたまに怖いところがあるんだからぁ❤️」

 まるで拗ねたように頬を膨らませて、スカートの裾を手で掴んで下に引き伸ばす氷華。
 幼子のような彼女の行動に半眼になったユキはコホンと咳払いをしてフウガに視線を向ける。

「氷華さんはわたしの言うことを聞いてくれないみたいですからフウガ様がしっかりと面倒を見てくださいねっ」

 語気強くフウガに言い放ったユキは返答を待たずに再び歩み出す。

「ああ‥ほら氷華ダメじゃないか。ちゃんと言うことを聞かないと」

 自身より半分程しかない身の丈の氷華の頭を優しく窘めるように撫でるフウガ。

「ごめんなさぁい」

 しかしながら悪びれた様子もなく蠱惑的な微笑を浮かべる様子からは一切反省の色を窺うことはできない。

「行きますよっ」

 全く懲りた様子の見られない氷華に苦笑を浮かべるフウガ。
 そんな二人に対して先を行くユキから急かすような声がかけられた。
 前方をにいる彼女からの呼びかけに対してフウガは手を挙げて応じると共に、隣に氷華を侍らせて歩を進める。
 フウガの家は学園から離れた位置にあるわけではない。
 故に然程労力をかけずに日々の登下校を済ませることができる。
 周囲に咲き乱れた花々や生い茂る木々から発せられる自然の匂いなどを味わっているうちに大きな門扉を構えた屋敷に到着した。

「おっきいです」

 見上げても先が見えない程に大きな建造物に驚愕を露わにする氷華。
 過去に遠目から眺めたことはあったものの、実際に間近で目にすると感嘆の溜息を漏らさずにはを得ない彼女である。

「ふふ、そうでしょう」

 隣ではまるで自らのことのように誇らしげに胸を逸らすユキ。
 前々から誰かに自慢したい気持ちはあったが、友人と呼べる相手がいなかった彼女である。
 しかしながら現在は同行する氷華という少女がいる。
 自分一人ではない絶好の機会だった。
 故にユキは今まで圧倒されていたこのフウガの屋敷を存分に自慢している次第である。

「うん、すごい立派なお屋敷。わたしの家なんか比べ物にならない」

 瞳をキラキラと輝かせて興奮した面持ちでその場で飛び跳ねる氷華。

「もう‥はしたないですよ」

 子供のような振る舞いを見せる氷華に上品な所作で自身の口元に手を当ててたおやかな微笑を浮かべるユキである。
 そんあ微笑ましい二人の様子を慈愛の感じられる瞳で眺めていたフウガが口を開く。

「さあ、上がってくれ。家の者は気にしなくていい」

 彼の言葉に従い慣れた様子で子扉を開けて敷地内に足を踏み入れるユキ。

「あ‥はい」

 続いて恐る恐るといった様子でその後に続く氷華。
 初々しい彼女の反応に苦笑を浮かべながらフウガも扉を潜り中へと歩を進める。
 大きな門扉を潜り抜けた先は見渡す限りの広大な敷地が辺り一面に広がっていた。
 石畳の舗装された道を歩んで古めかしい造りの玄関扉を開くフウガ。

「さあ、入ってくれ」

 さして誇るわけでもなく自然体で豪奢な堀絵が施された扉を開け放つ彼である。

「失礼します」

 一切の淀みない流れるような動作で慇懃にも一礼をして豪邸へと足を踏み入れるユキ。
 後に続く氷華は若干の緊張した面持ちを見せながらも遅れることのないように早足に歩みを進める。
 まさか庭があれ程までに広いと思わなかった氷華である。
 彼女は自身の貧相な家との違いに愕然とした思いを抱いていた。
 あまりの財力の格差に正に開いた口が塞がらないと言った具合。
 現実を未だに直視することを拒む自身の意識をなんとか奮い立たせて広い戸口で履き物を脱いだのだった。
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