TS巫女が圧倒的強者足る雄に惨めにも全裸土下座にて安産型のむち尻掲げた挙句の果てに交尾を懇願する程に雌落ちした隷属花嫁に至るまでの軌跡

ユキリス

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日常3

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 屋敷内は氷華の予想を遥かに覆す程に豪奢な造りをしていた。

「フウガ様のお客様で御座いますね。どうぞ此方へ」

 着物姿の妙齢の美しい容姿の女性が落ち着いた声音で声をかけてくる。
 楚々とした振る舞いで前を先導する彼女の後に続いて重厚な石造りの廊下を歩む一同。
 暫くの間足を進めて緻密な風景画が描かれた障子を挟んでの一室の前にて立ち止まる。

「ここでいい。ありがとうコハル戻っていいぞ」

 部屋までたどり着いたことを確認したフウガは未だ淑やかに佇む自身の世話役である女性に声をかける。
 コハルと呼ばれた女性は慇懃にも丁寧に一礼してその場から離れていく。
 その姿を見送った後に障子を無造作に開くフウガ。
 室内でも走り回れるほどに広々とした和室が目の前に広がった。
 部屋の最奥には一目見ただけでもその値が張りそうなことが窺える金色の掛け軸が垂れている。
 全面に広がる畳の床からは青臭い特有の匂いが鼻腔を擽った。
 中央に位置している精密な造りをしている大型の卓の上には当たり前のように豪華な料理が所狭しと並んでいた。
 華麗なる食卓から漂う食欲を誘う芳しい匂いが室内を満たす。

「今日はお肉なんですね。とてもいい匂いがします」

 卓上の料理に視線を落として笑顔を浮かべるユキ。
 普段から頻繁にフウガの家に足を運んでいた彼女にとっては料理程度の事は既に驚くに値しない。
 しかしながら些か食べるのに手間取りそうな肉料理が出てきたことには意外そうな表情を見せていた。

「そうだな。残しても構わない。無理をしない程度に楽しんでくれ」

 女性であるユキと氷華に気遣いを見せて早速己の席まで歩を進めるフウガ。
 続いて何ら躊躇いを見せない流れるような熟れた動作で彼の隣に腰を落ち着かせるユキ。
 彼女に習い氷華も同様にフウガの傍らに侍るように腰を下ろした。
 正に両手に華の状態になったフウガだが、若干居心地が悪そうに咳払いをする。

「二人共好きな物を食べてくれ。もし他に何か入り用なものがあった場合は言って欲しい」

「はい。わかりました。それでは頂きますね」

 彼の声掛けにユキは目の前の豪勢な料理に対して一切の躊躇なく箸を付ける。

「い、頂きます」

 その様子を見て氷華もユキの上品な所作を見よう見真似で覚えて料理を口に運ぶ。

「美味しい‥」

 しかしながら食材を口に含んだ瞬間、思わずそんな言葉を漏らす氷華である。
 彼女の感嘆した表情を横目にユキは口元に手を当てて品のある振る舞いで食事を続けている。
 無論のこと彼女も目の前の料理に対して舌鼓を打ってはいるのだが、いかんせん慣れというものはやってくる。
 故にユキの舌はフウガの家の味付けを覚えてしまっていた。
 いくら高級食材を使った贅沢をしても何度も口にすれば飽きがくる。
 それが果たして良いことであるかは定かではないが、少なくともそれらの要因から余裕を保つことができるユキである。

「フウガ様、このお肉とても美味しいですよ。焼き加減が絶妙で柔らかいです」

 一口食べ終えると同時に自身の箸で目の前の肉料理を取ってフウガの口元へと運ぶ彼女である。
 正に目に留まらぬ早業である。
 これも彼女が学園で学んだ作法の一つだ。
 長年繰り返してきたその動作には一切の淀みがない。
 隙のないその動きにフウガも思わず頷いて口を開いて食材を口内へと迎え入れた。

「ふむ、確かにこれは見事だ。後で料理人に礼を言っておくとするか」

 舌の上で溢れ出る肉汁。
 その濃厚な味わいを何度も反芻するように瞳を閉じるフウガ。

「そうですよね。今までのも美味しかったですが、わたしこれ好きです」

 蕩けるような笑みを浮かべてフウガを上目遣いで見上げるユキ。
 高級な肉の脂が付いた薄桃色のぷるんとした唇が、テラテラと艶かしく妖しい光を放っている。

「そうか、ならこれからは当分これを出すように頼んでおこう」

 その色香にあてられて思わず彼女の肩を片手で抱き寄せるフウガ。

「あんっ❤️もうっ❤️フウガ様ダメです❤️今はお食事中ですから。それに今日はわたしではなく氷華さんの日ですから❤️」

 フウガの逞しい腕に力強く強引に抱き寄せられたユキは媚びた嬌声をあげながらもそっとフウガの胸板を押した。

「ああっ❤️ユキ姉ずるいっ❤️わたしもフウガ様にあーんしたいっ❤️」

 可愛らしく幼子のように頬を膨らませて、ユキに避難の眼差しを向ける氷華。
 彼女もユキ同様に肉料理を箸に摘んでフウガの口元に食材を差し出す。

「ありがとう氷華」

 目の前に差し出された肉汁を滴らせた肉厚の牛肉を口を開いて口腔内へ納めるフウガ。

「えへへ」

 自身が雄に奉仕しているという事実に悦びを覚えた氷華はその可憐な美貌に蕩けた笑みを浮かべる。
 彼女は既に変異を果たしてから男に対して媚びを売ることに疑問を抱くことはなくなっていた。
 その様子を傍目にユキは口に料理を含んでフウガに顔を近づける。
 そして肉の脂で艶かしくテラテラと光る薄桃色の唇を落とす。

「ちゅ❤️じゅる❤️れぇ❤️」

 氷華に見せつけるかのように突き出された舌の上に乗った食材をフウガの口内へと流し込むユキ。
 とろりと唾液に濡れた肉がフウガの口腔内に滑るように落ちる。
 口内に存在している食材に何ら構った様子を見せずに互いに舌を濃厚に絡め合わせる二人。
 暫くの間唾液の交換をしていた二人。
 しかし恍惚とした表情のユキがその美貌を蕩けさせて、唇を離すことで口付けを終える。

「ふふ、美味しい」

 互いの唇の間に唾液の架け橋が掛かり、そのまま糸のように細くなり消え失せる。

「んっ」

 二人の様子を横から眺めていた氷華も競うように料理を口内へと含む。
 そして自ら唇を捧げるかのように顔をフウガに近づける。
 そのまま艶かしい唇を落とす。
 舌でフウガの口を割り開いて口腔内へと口内に含んだ食材を押し流す。
 ぬるりとした舌肉の感触を己の口内へと迎え入れるフウガ。
 唾液に濡れた舌同士を食材を挟んで擦り合わせる。
 自ら口付けをしたにも関わらず、フウガに口腔粘膜を無様に貪られる氷華。

「ちゅる❤️れろぉ❤️れろぉ❤️れりょぉ❤️じゅる❤️じゅる❤️」

 唾液に濡れた粘膜同士の摩擦によって生じる卑猥な音が室内に響き渡る。
 濃厚に口付けを交わして唾液を交換する二人。
 重ねられた口の端からどろりと唾液が滴り落ちることにも構わずにただひたすらに互い舌を絡ませ合う。
 こぼれ落ちた唾液が氷華の豊満な乳肉を衣服越しに濡らして跡を残す。

「ちゅる❤️べぇ❤️れろぉ❤️やんっ❤️フウガさまぁ❤️はげしいですぅ❤️」

 ねっとりと唾液をフウガの口腔内に垂らしてその可憐な美貌を蕩けさせる氷華。
 既に淫欲に塗れた紫紺の瞳に宿る妖しい光に魅入られるかのようにフウガは視線を釘付けにされる。
 甘い吐息を漏らす氷華の豊満な乳肉が呼吸に呼応するかのように柔らかに弾む。

「あんっ❤️ダメですよぉ❤️食事中なんですからぁ❤️」

 フウガの無骨な手が氷華の巫女服に包まれた豊満な双丘に伸びる。
 衣服越しにも感じられるその餅のような柔らかな感触に彼の剛直が鎌首をもたげる。

「そうですよフウガ様。今は御食事で精を付けてください」

 しかし、横から助け舟を出すかのように箸で摘んだ肉料理を再びフウガの口元に運ぶユキ。

「ああ‥ありがとう」

 差し出された上質な脂の乗った肉を口を開いて口腔内へと迎え入れる。
 濃厚な肉の旨みを味わい感謝の言葉を吐き出すフウガ。
 己を律するべく一度深く息を吸い、吐き出す。
 一連の動作をもって彼は己の獣欲をなんとか抑えようと試みる。
 日々の鍛錬が幸いして容易に心を落ち着かせることに成功する。
 次第に力んでいた肉体の力を抜いて目の前の卓上に置かれた料理に視線を落とす。

「後にしよう。今は食事を楽しもう」

 正常な判断応力を取り戻したフウガは穏やかな声音で二人に言う。
 精悍な顔立ちに浮かべられた微笑にユキ達も従順に従い頷く。

「はい、そちらの方がフウガ様もお元気になられるでしょうから」

 艶然とした笑みを浮かべてフウガの下半身へと視線を向けるユキ。
 そこには落ち着いてはいるものの、未だに衣服を突き破らんばかりに屹立している男根がその存在を主張している。

「うん、わたしも初めてこんな美味しい料理食べたからもっとゆっくり味わいたいかも」

 続いて可憐な花が咲くような微笑みを浮かべて同意を示す氷華。
 真ん中にフウガその両隣にユキと氷華という交互に奉仕ができる位置どりである。
 二人の美しい少女達を両隣に侍らせて、更には目の前には豪勢な料理を並べて奉仕される。
 正に傍目からは酒池肉林といった体裁をなしている。
 広い部屋を使い、食べきれない程の料理を用意させて夜は快楽を貪る。
 贅沢の限りを尽くすこの生活ができるのはフウガの持つ高い権力の成せる技であろう。
 それ程までに名家の次期当主たる彼の地位はこの村において高かった。
 それはこの村におけるある程度の権力を有した他家の追随を許さない程。

「そういえば‥」

 専属の職人に作らせたこの世の贅を凝らした目の前の料理に舌鼓をうっていたユキが不意に声を漏らす。

「フウガ様の学内での成績はどれ程なのでしょうか?」

 自然と口から出た話題は学内における成績の優劣の関しての内容だった。
 ユキ自身普段から相当に気を遣っている事柄だ。
 彼女はこの世に生を受けてから自ら意欲的に学業や武芸に専念してきた。
 しかしながらどうしても才能の差で結果は開いてしまう。
 それは性別の差という面で顕著に表れていた。

「ああ、勿論父上からこの家を継ぐために上位を維持している」

 彼女からの問いかけに対して、何ら躊躇う様子を見せずに堂々とした態度で答えるフウガ。

「そうですか‥。相変わらずですね。さすがフウガ様です」

 彼からの与えられた返答に真剣な面持ちで頷くユキ。
 彼の上位という言葉の意味を正確に理解している彼女は戦慄に唇を震わせる。
 つまりフウガの言う上位とは全ての総合した成績において頂点を意味していた。
 あらゆる能力を数値化した場合学園において彼の右に出る者はいない。
 しかしながら同様に数値上だけではなく、実践における純粋な実力としても彼を超える者はいなかった。
 無論教師陣の中にもフウガと対等に手合わせを行える相手は存在しない。
 それ程までに彼は周りと比べて突出した武力を誇っていた。
 それらの事柄を正確に理解しているユキはフウガがどれ程に雄として優秀であるかを思い知る羽目になった。
 自身よりも遥かに強い、生物としての格が違うフウガにユキは反抗心など持っていなかった。
 既に生前の男としての矜持など消失している。

「はは、そんなことはない。これくらい当然さ」

 見目麗しいユキからの称賛を受けてフウガは心洗われる爽やかな笑みを浮かべて謙遜してみせる。

「流石フウガ様。素敵ですぅ❤️どうしてそんなに強いんですかぁ?」

 二人の和やかなやり取りを眺めて氷華も負けじと精一杯媚びた笑みを浮かべてフウガを褒め称える。
 彼女達は優秀な雄であるフウガを立てつつ姦しく会話を続ける。
 時に食事に専念して、誰かが思いついた話題を振る。
 最終的にはフウガを褒め称えて、再び食事に戻る。
 だらだらと時間に追われることなく豪華な料理を楽しむ一同である。

「あ‥これってお酒‥ですよね?」

 料理を飲み込むために琥珀色の液体の入った石造りの陶器に口をつけるユキ。
 僅かな苦味を感じて少量を口に含むだけで陶器から唇を離すユキ。

「ああ失念していた。もしも苦手なら無理に飲む必要はない。必要なら他に持って来させよう」

 恐る恐るといった様子で酒精の匂いを嗅いでいるユキに気遣わしげな視線を向けるフウガ。
 元々鬼人族は酒を飲んでも酔いが回ることがない体質である。
 正確にいえば限度はあるが、滅多なことでは酔い潰れることはない。
 その性質上食卓に度数の強い酒が並ぶ光景も何ら不自然な光景ではなかった。

「いえ、大丈夫です。わたしも少し興味がありますので」

 しかしながら、ユキは生前の記憶の影響から成人していない年齢で酒を嗜むことに抵抗があった。
 だが、フウガが酒を何の躊躇いもなく飲み下す様子を見て、怖いもの見たさの好奇心も胸の内から湧いてきていた。

「そうか。初めは口に合わないだろうがそのうち慣れる」

 興味深げに酒の入った陶器に視線を注ぐユキを微笑ましく思い、上機嫌で盃を傾けるフウガ。

「わたしも飲みた~い」

 揺れる琥珀色の水面を瞳を輝かせて見つめる氷華がユキの持っている陶器に手を伸ばす。

「はぁ‥あまり美味しいものではありませんよ」

 子供染みた氷華の振る舞いに呆れたようにため息を吐き、手に持っていた陶器を差し出す。
 ちゃぷんっ、と音を立てて手渡された陶器に何の躊躇いも見せずに口を付ける氷華。

「ん‥うえぇ‥何これ、美味しくないよぉ」

 しかし、舌に感じ苦みに耐えきれずに思わず顔を顰めてしまう彼女である。
 想定外の刺激的な味わいに頬を引き攣らせた氷華は口直しをするべく甘味を口に含む。

「はぁ、フウガ様はどうしてこんなに苦いものを飲んでいるんですかぁ?」

 不快感でその可憐な美貌を歪ませて子供のように舌を突き出す氷華。

「はは、まだ氷華には早かったみたいだな」

 心底から理解できない、といった面持ちで見つめてくる彼女に苦笑を返すフウガ。
 彼は次期当主である立場上飲まざるを得なかった。
 故に自然と慣れていったが未だ成人していない氷華に強制するつもりもなかった。
 自身の好む趣向を他者に押し付けことはしない寛容さも併せ持つ彼である。


「むぅ、フウガ様まで子供扱いはやめてください」

 与えられた揶揄いの言葉に可愛らしく頬を膨らませて拗ねた様子を見せる氷華。
 しかしながら口では抗議しつつも本当に不快に思っている訳ではないことがその緩んだ口元から窺える。
 前まで振るわない自身の学内の成績に絶望していた彼女である。
 心が荒んで自ら他者との関わりを絶った彼女は本能故に孤独を苦痛に感じていたのだ。
 だが、現在目の前には自分を必要としてくれる人がいる。
 その事実だけで氷華は心の底から喜びを感じていた。

「ふふ」

 そんな楽しげに会話を交わす二人の様子を横から眺めていたユキが聖母のような慈愛の感じられる穏やかな笑みをこぼしたのだった。
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