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第一章:新人類
第6話:これが、アイドル……ッ!
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それはまるで上質な天鵞絨の生地をいっぱいに敷きつめたかのような空だった。
満天の星が輝く様は、まるで宝石箱のよう。小さくもその輝きは力強い。
中でも特に、ぽっかりと浮かぶ蒼い月は氷のように冷たくも神々しい輝きだった。
この神秘的な輝きの前では、現存するどんな宝石も霞んでしまう。雷志はそんなことを、ふと思った。
「……はぁ。なんだかどっと疲れたな」
自室にて、雷志は深い溜息を吐いた。
配信についての勉学を女子たちと一緒になって学ぶ光景はさぞ異様だったに違いない。
とはいえ、これは必要事項だ。一寸の妥協も許されない。
そうして挑んだ座学にて、すでに心が折れそうになっていた。正直にいって甘く見ていた。
「……憶えることが多すぎるだろう」と、雷志は愚痴をそっと吐く。
単純に配信をすればよい、というわけではない。
どのようにして視聴者を楽しませるか、それには如何なる工夫をすればよいか。
後半からの記憶が、ほとんどなかった。
「……しかし、歴史については面白かったな」
情報は命だ。中でも特に雷志が関心したのは歴史の授業だった。
本当に己が生きた時代が、ここでは遥か古のものとして扱われている。
当事者にすれば違和感極まりなく、複雑な心境に苛まれる。
ここはもはや己が知るものはない。覆しようのない現実が、絶え間なく突きつけられる。
だからといって、過去に戻りたいなどという気持ちは雷志には微塵もなかった。
(ここは、あの時代にはない刺激で満ちあふれている。だったら俺がいるべき場所は過去じゃなく、現在だ)
明日もまたある授業に気分がすっかり滅入ってきた時――
「そういえば、今日はユウカが配信するって言っていたな」
と、雷志は思い出す。
辛うじて記憶した端末――玉璽型と珍しく、手のひらにすっぽりと収まる代物でなんでもできる優れものだ。
つたない操作で悪戦苦闘しつつ、開始から数分と費やしてようやくインターネットに接続した。
剣を憶えた時よりも妙な達成感があるのは何故だろう。雷志ははて、と小首をひねる。
「えっと、確かこれをこうして……っと。あったあった」
ユウカのチャンネルに接続すれば、たちまち電光画面がパッと宙に展開される。
(本当に妖術の類にしか思えないんだよなぁ……どうすればこんな風になるのか、説明されたってわからん)
雷志はいぶかし気な顔を示した。
『はいみなさんどうもこんユウカ~! ナデシコプロダクション所属、十一期生の三船ユウカだよ~! 今日は雑談枠だからみんなと楽しく会話できればうれしいかなぁ』
画面越しでユウカが笑う。
それと合わせてコメントが一気に彼女のもとへと押し寄せた。
【ユウカちゃんこんユウカぁぁぁぁぁ!】
【今日は雑談だー!!(^^)!】
【この前のダンジョン配信お疲れさま!】
【今日も楽しくお話していこー!!(*´ω`)】
怒涛の勢いで膨大な数のコメントが流れていく様は、まるで津波のよう。
目で追えない速さではないにせよ、それらをすべて網羅するのは至難の業である。
ユウカはそれを、軽くやってみせた。的確にコメントを拾ってはそれへの返答をしっかりとする。
「すごいな、ユウカの奴……」と、雷志は感嘆の息をそっと吐いた。
視聴者の数は現時点で一万人を軽く突破している。
ここで雷志は、将来の光景を沈思した。
彼女ほどではないにせよ、多くの視聴者が来たと想定した時。その時自分は、彼女のようにできるだろうか。
想像がまるでできないだけに雷志の胸中では不安だけがどんどんと募っていく。
うまくできなければ稼げない。稼ぐためにも彼女の技術はしっかりと学ぶべきだ。雷志はそう判断した。
食い入るように画面を見やってはノートにペンをすらすらと走らせていく。筆と違ってとても書きやすかった。
『それでなんだけど、今日の午後にね――』
彼女が自分の話題を振ろうとした時――あるコメントが視界に入ったようだ。
彼女の関心が、そちらに向いた。
【そういえば、あの男の人はあれからどうなったんですか?】
『えっと、コンプライアンスとかあるから詳しいことは言えないんだけど、とりあえずウチの学院長と色々とお話ししたみたいだよ』
当たり障りのない返答は、模範的回答である。
(ユウカの配信のほとんどは男ばかりの視聴者だと聞いていたが、それでも俺のことが気になるもんなのかね)
雷志はちょっとした疑問を抱いた。
『あ、でもこれだけは言ってもいいかな』
不意にユウカがぽんと手を叩いた。
その仕草にかわいい、というコメントが殺到する。確かにかわいらしい挙動である。
『実はね、私その人に修練をお願いしたの』
今日の出来事を語るようだ。雷志はそっと耳を傾ける。
【え!? ユウカちゃんと修練したのそいつ!?】
【めっちゃ羨ましいんだけど! そいつぶっ〇しにいくわ】
【アイドルと修練とか、めっちゃ幸せすぎるやん……(´;ω;`)ウッ…】
【で、ど、どんなことしたの? お母さん怒らないから言ってみ!】
嫉妬にまみれたコメントに、思わず雷志も呆れてしまう。
修練という単語だけで、よくも卑猥な発想ができるものだ。
アイドルといえど、元を正せば人の子にすぎない。
ユウカは、アイドルでありながら生粋の武人だ。同じ武人だからこそ修練は実に有意義な時間だった。
それが貶されているような気がして、雷志の胸中に彼らへの不満がふつふつと生じる。
『誤解しないでよ!? 普通の剣の修練だからね!?』と、ユウカが赤面しながら答える。
(その反応、逆に余計事態をややこしくしかねないぞ?)
雷志は小さく苦笑いを浮かべた。
そうしている間に『それで修練なんだけど』と、ユウカが咳払いをした後静かに口火を切る。
『修練だからお互いに怪我をしないように加減はするし、ましてや相手は私たちと同じ人間。モンスターやレギオンと闘う時みたいに本気じゃなかったけど……私ね、手も足も出なかった』
かわいらしく舌をぺろりと出すユウカ――案の定、かわいい、というコメントが大量に殺到する。
同時にスパフセつきのコメントも同量に殺到する――スーパーお布施は、いわば配信者を応援するおひねりだ。
(そんな日が訪れたものなら、俺は心臓麻痺で死んでしまうかもしれないな)
ありえない未来を自嘲気味に笑い飛ばした。
それはさておき。
(ユウカは、あの時の修練についてどう思ってるんだろうな……)
遥か古の時代に生きた者の剣は果たして、未来ではどのように見られたのか。
古びた文明と揶揄されてもなんらおかしくはない、そんな人間の剣は強かっただろうか。
雷志は、少しだけ気になった。
雷志の疑問は、ある視聴者が意図を汲んだかのようにコメントとして可視化される。
【実際にどうだったの? 強かったの?】
これにユウカが『うん、強かった……なんてレベルじゃなかった』と、はっきりと答える。
『なんていうんだろう。質が違うっていうのかな……これが剣なんだっていう、ごめん。うまく表現できないけど、でも純粋な剣術だったら多分私だけじゃなくて誰も勝てないかも』
それは、いくらなんでも誇張のし過ぎだ。雷志は呆れつつも優しく口角を緩めた。
しかし雷志が見ているとは当然知らないユウカが続けて言葉を紡ぐ。
心なしかその顔はどこか我がことのように嬉しそうだ。
『お世辞抜きにして強かった。こっちの太刀筋が全部見切られるし、それに絡められるように力のコントロールが絶妙で、とにかくすごかった! あれはもう難攻不落の要塞って感じ』
「いやいやいやいや、それはもう誇張のしすぎだぞユウカ。誤解生むからやめろって」
たまらず、画面に向かって言及してしまった。
ユウカの配信も無事に終わり、雷志はふと時計を見やった。
針はもうすぐ、午前零時を指し示そうとしている。
「もうこんな時間か。まだ一刻ぐらいしか経っていないとばかり思っていたが……」
楽しい時間というものは、驚くほどあっという間に過ぎ去ってしまう。
それだけユウカの配信を聞き入っていたという証拠に、雷志は感嘆の息をそっともらした。
ユウカは、配信者としても凄腕である。彼女からたくさん学ぶべきものがあった。
これからももっとたくさん技術を盗まなくてはならない。雷志はそう強く思う。
「――、とりあえずそろそろ寝るか。確か食堂には辰の刻の初刻からだったな……」
明かりを消して、布団の上にごろりと寝転がる。
暖かな布団の感触はたちまち、雷志を心地良い睡眠へと誘った。
満天の星が輝く様は、まるで宝石箱のよう。小さくもその輝きは力強い。
中でも特に、ぽっかりと浮かぶ蒼い月は氷のように冷たくも神々しい輝きだった。
この神秘的な輝きの前では、現存するどんな宝石も霞んでしまう。雷志はそんなことを、ふと思った。
「……はぁ。なんだかどっと疲れたな」
自室にて、雷志は深い溜息を吐いた。
配信についての勉学を女子たちと一緒になって学ぶ光景はさぞ異様だったに違いない。
とはいえ、これは必要事項だ。一寸の妥協も許されない。
そうして挑んだ座学にて、すでに心が折れそうになっていた。正直にいって甘く見ていた。
「……憶えることが多すぎるだろう」と、雷志は愚痴をそっと吐く。
単純に配信をすればよい、というわけではない。
どのようにして視聴者を楽しませるか、それには如何なる工夫をすればよいか。
後半からの記憶が、ほとんどなかった。
「……しかし、歴史については面白かったな」
情報は命だ。中でも特に雷志が関心したのは歴史の授業だった。
本当に己が生きた時代が、ここでは遥か古のものとして扱われている。
当事者にすれば違和感極まりなく、複雑な心境に苛まれる。
ここはもはや己が知るものはない。覆しようのない現実が、絶え間なく突きつけられる。
だからといって、過去に戻りたいなどという気持ちは雷志には微塵もなかった。
(ここは、あの時代にはない刺激で満ちあふれている。だったら俺がいるべき場所は過去じゃなく、現在だ)
明日もまたある授業に気分がすっかり滅入ってきた時――
「そういえば、今日はユウカが配信するって言っていたな」
と、雷志は思い出す。
辛うじて記憶した端末――玉璽型と珍しく、手のひらにすっぽりと収まる代物でなんでもできる優れものだ。
つたない操作で悪戦苦闘しつつ、開始から数分と費やしてようやくインターネットに接続した。
剣を憶えた時よりも妙な達成感があるのは何故だろう。雷志ははて、と小首をひねる。
「えっと、確かこれをこうして……っと。あったあった」
ユウカのチャンネルに接続すれば、たちまち電光画面がパッと宙に展開される。
(本当に妖術の類にしか思えないんだよなぁ……どうすればこんな風になるのか、説明されたってわからん)
雷志はいぶかし気な顔を示した。
『はいみなさんどうもこんユウカ~! ナデシコプロダクション所属、十一期生の三船ユウカだよ~! 今日は雑談枠だからみんなと楽しく会話できればうれしいかなぁ』
画面越しでユウカが笑う。
それと合わせてコメントが一気に彼女のもとへと押し寄せた。
【ユウカちゃんこんユウカぁぁぁぁぁ!】
【今日は雑談だー!!(^^)!】
【この前のダンジョン配信お疲れさま!】
【今日も楽しくお話していこー!!(*´ω`)】
怒涛の勢いで膨大な数のコメントが流れていく様は、まるで津波のよう。
目で追えない速さではないにせよ、それらをすべて網羅するのは至難の業である。
ユウカはそれを、軽くやってみせた。的確にコメントを拾ってはそれへの返答をしっかりとする。
「すごいな、ユウカの奴……」と、雷志は感嘆の息をそっと吐いた。
視聴者の数は現時点で一万人を軽く突破している。
ここで雷志は、将来の光景を沈思した。
彼女ほどではないにせよ、多くの視聴者が来たと想定した時。その時自分は、彼女のようにできるだろうか。
想像がまるでできないだけに雷志の胸中では不安だけがどんどんと募っていく。
うまくできなければ稼げない。稼ぐためにも彼女の技術はしっかりと学ぶべきだ。雷志はそう判断した。
食い入るように画面を見やってはノートにペンをすらすらと走らせていく。筆と違ってとても書きやすかった。
『それでなんだけど、今日の午後にね――』
彼女が自分の話題を振ろうとした時――あるコメントが視界に入ったようだ。
彼女の関心が、そちらに向いた。
【そういえば、あの男の人はあれからどうなったんですか?】
『えっと、コンプライアンスとかあるから詳しいことは言えないんだけど、とりあえずウチの学院長と色々とお話ししたみたいだよ』
当たり障りのない返答は、模範的回答である。
(ユウカの配信のほとんどは男ばかりの視聴者だと聞いていたが、それでも俺のことが気になるもんなのかね)
雷志はちょっとした疑問を抱いた。
『あ、でもこれだけは言ってもいいかな』
不意にユウカがぽんと手を叩いた。
その仕草にかわいい、というコメントが殺到する。確かにかわいらしい挙動である。
『実はね、私その人に修練をお願いしたの』
今日の出来事を語るようだ。雷志はそっと耳を傾ける。
【え!? ユウカちゃんと修練したのそいつ!?】
【めっちゃ羨ましいんだけど! そいつぶっ〇しにいくわ】
【アイドルと修練とか、めっちゃ幸せすぎるやん……(´;ω;`)ウッ…】
【で、ど、どんなことしたの? お母さん怒らないから言ってみ!】
嫉妬にまみれたコメントに、思わず雷志も呆れてしまう。
修練という単語だけで、よくも卑猥な発想ができるものだ。
アイドルといえど、元を正せば人の子にすぎない。
ユウカは、アイドルでありながら生粋の武人だ。同じ武人だからこそ修練は実に有意義な時間だった。
それが貶されているような気がして、雷志の胸中に彼らへの不満がふつふつと生じる。
『誤解しないでよ!? 普通の剣の修練だからね!?』と、ユウカが赤面しながら答える。
(その反応、逆に余計事態をややこしくしかねないぞ?)
雷志は小さく苦笑いを浮かべた。
そうしている間に『それで修練なんだけど』と、ユウカが咳払いをした後静かに口火を切る。
『修練だからお互いに怪我をしないように加減はするし、ましてや相手は私たちと同じ人間。モンスターやレギオンと闘う時みたいに本気じゃなかったけど……私ね、手も足も出なかった』
かわいらしく舌をぺろりと出すユウカ――案の定、かわいい、というコメントが大量に殺到する。
同時にスパフセつきのコメントも同量に殺到する――スーパーお布施は、いわば配信者を応援するおひねりだ。
(そんな日が訪れたものなら、俺は心臓麻痺で死んでしまうかもしれないな)
ありえない未来を自嘲気味に笑い飛ばした。
それはさておき。
(ユウカは、あの時の修練についてどう思ってるんだろうな……)
遥か古の時代に生きた者の剣は果たして、未来ではどのように見られたのか。
古びた文明と揶揄されてもなんらおかしくはない、そんな人間の剣は強かっただろうか。
雷志は、少しだけ気になった。
雷志の疑問は、ある視聴者が意図を汲んだかのようにコメントとして可視化される。
【実際にどうだったの? 強かったの?】
これにユウカが『うん、強かった……なんてレベルじゃなかった』と、はっきりと答える。
『なんていうんだろう。質が違うっていうのかな……これが剣なんだっていう、ごめん。うまく表現できないけど、でも純粋な剣術だったら多分私だけじゃなくて誰も勝てないかも』
それは、いくらなんでも誇張のし過ぎだ。雷志は呆れつつも優しく口角を緩めた。
しかし雷志が見ているとは当然知らないユウカが続けて言葉を紡ぐ。
心なしかその顔はどこか我がことのように嬉しそうだ。
『お世辞抜きにして強かった。こっちの太刀筋が全部見切られるし、それに絡められるように力のコントロールが絶妙で、とにかくすごかった! あれはもう難攻不落の要塞って感じ』
「いやいやいやいや、それはもう誇張のしすぎだぞユウカ。誤解生むからやめろって」
たまらず、画面に向かって言及してしまった。
ユウカの配信も無事に終わり、雷志はふと時計を見やった。
針はもうすぐ、午前零時を指し示そうとしている。
「もうこんな時間か。まだ一刻ぐらいしか経っていないとばかり思っていたが……」
楽しい時間というものは、驚くほどあっという間に過ぎ去ってしまう。
それだけユウカの配信を聞き入っていたという証拠に、雷志は感嘆の息をそっともらした。
ユウカは、配信者としても凄腕である。彼女からたくさん学ぶべきものがあった。
これからももっとたくさん技術を盗まなくてはならない。雷志はそう強く思う。
「――、とりあえずそろそろ寝るか。確か食堂には辰の刻の初刻からだったな……」
明かりを消して、布団の上にごろりと寝転がる。
暖かな布団の感触はたちまち、雷志を心地良い睡眠へと誘った。
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