12 / 30
第二章:生きた化石系配信者、爆誕!
第11話:配信の方向性って大事
しおりを挟む
一カ月が経った。
この頃になるとようやく雷志も未来の生活に馴染みつつあった。
とはいえ、学ぶべきことは絶え間なくやってくる。
その都度うんうんと頭を悩ませてはどうにか我が物にしていく。
そうした日々がしばし続いた、ある日のことである。
「――、それでライシさん。私に相談というのは?」
「あぁ、学院長であるあんたにしか頼めないことだ」
本日は休日で、学校は休みだった。
いつもはあるはずの生徒たちによる活気も、今やしんとして学院全体はとても静かだった。
各々が好きなように時間を費やす中、雷志は学院長室へと訪れた。
「わたくしに頼み、ですか。それは果たして、わたくしで解決できそうなことなのでしょうか?」
「どうだろうなぁ。だが、こんなことはあんたにしか頼めそうにないしな」
「……ま、まさか」と、突然顔を赤らめるヒメコ。
途端に目線が右往左往として、歯切れも悪くなる。
用件はまだ伝えていない。だが現時点でなにか大きな勘違いをされている。雷志は容易に察した。
「あ~先に言っておくがあんたが想像しているようなことじゃないと思うぞ?」
「そ、そうなんですか?」
「……なんだと思ったんだ?」と、雷志は意地悪っぽく尋ねた。
「な、なんでもありません!」と、わざとらしくせき込むヒメコ。
彼女は未婚者だという。歳の頃から考えればもう、恋人がいてもなんらおかしくない。
出会いをきっと求めているのだろう。雷志はなんとなく、そう思った。
「――、俺があんたに頼みたいのは、なにかこう手頃な仕事はないかって話だ」
「仕事、ですか?」
雷志は古代人という、いわば生きた情報だ。
情報を提供する代わりに今の環境がある。
単純に生きる、それだけならば現状について文句の付け所は一切ない。
とはいえ、いつまでもこうしていることを雷志は良しとしない。
知識についてならばもうあらかた学んだ。後は実践でこつこつと経験を積み重ねていくのみ。
(それに、訳の分からない実験に付き合わされることももうないからな)
カナエの姿が、ふと脳裏によぎる。想像上であるのに、そこでもカナエは邪悪な笑みを浮かべている。
あの配信から時置かずして、カナエからの実験要請の頻度がぐんと上がった。
(鍛造方法を伝えたのがまずかったか……)
驚くことに、この世界には鍛屋がいない。
すべて科学という文明の利器によって簡単に作られる。
それはきっと、とても便利なのだろう。手間暇もかからず、人員にかかる負担も少ない。
刀には刀匠の魂が宿る。真打ならば特に、そこに込められた魂は熱い。
カナエの野太刀には、それがまるで感じられなかった。
雷志はそこで刀の製造方法を伝えた。むろんれっきとした鍛屋ではないから技術を比較されると雲泥の差であるが。
「お金が必要ならばある程度、こちらで用意させていただきますよ」
それはとてつもなく甘い誘惑だ。
働かずして金銭を得る。正に夢のような出来事だろう。
雷志は「いやそれはいい」と、きっぱりと断った。
「さすがにそこまで世話になるつもりはない。そうした生き方は、俺は好かん」
他人の力に依存する生き方をしては、それはもう侍ではない。
元々百姓の生まれでこそあった雷志だったが、その在り方は誰よりも侍らしかった。
「自分の食い扶持は自分で稼ぐ。それが満足にいけば、世話になった分も返すしここも出ていく」
「けど……」
「あんたの気持ちだけは有難く受け取っておく。だが、俺はそうするって決めているんだよ」
しばらくして「……わかりました」と、ヒメコが折れた。
説得しても徒労に終わる。そう判断したようだ。
雷志は「なにからなにまでこっちの都合ですまんな」と、謝った。
「いいえ、それがあなたが決めた道ならわたくしにはそれを止める権利はありませんから」
「……それで、なにかいい仕事はないか? できればこう、その日に報酬が得られるような」
「では、学院内の清掃とかはどうでしょう? 実はつい最近、用務員の方が体調を崩されてしまってしばらくの間復帰できそうにないんです。日雇いという形なら条件としてはいいと思いますが」
「用務員……つまるところ雑用係か。わかった、それぐらいなら俺でもできるだろう」
雷志は快く承諾した。
清掃と一言にいっても、そう簡単なものではない。
校舎内だけでも広く、掃除をする個所もとても多い。
掃除だけに留まらず、備品の在庫確認からその補充まで。用務員がやるべきことは多々ある。
休んでいる暇などどこにもない。だが、良い暇つぶしにはなる。
「えっと……確か、この道をまっすぐと進めばいいんだったよな」
雷志は今日、人生ではじめて町へと赴いた。
(町にきたのは、あの時以来だったな)
大陸の特色を取り入れた建物があちこちに並んでいる。
(頑張ってみれば京の町並みに見えなくもないんだが……ううん、やっぱりどこか違うな)
雷志がそう考えていると「おい」と、不意に声をかけられた。
若い男が二人、いつの間にか目の前にいた。
雷志はここで「え?」と、思わず唖然としてしまった。
それが不快と感じたのだろう。男の一人が「なんだ?」と、眼光を鋭くさせる。
(こ、これがこの時代の男……なのか?)
なんの因果か、雷志は今日に至るまで男を目にしたことがなかった。
未来の男の姿は、戦国の世に生きた雷志からは信じられないほどひどく脆弱だった。
身の丈は当時の女性――その平均身長はおよそ四尺八寸で、彼らはそれと同等かあるいはもっと低い。
肉体も華奢でそれこそ、ちょっと力を込めて押せば簡単に倒れてしまいかねない。
にも関わらず、態度だけは大きい。ずいぶんと偉そうなやつだ、と雷志はそう思った。
「俺に何か用か?」と、雷志も負けじと眼光を鋭くさせる。
彼らが敵意を露わにしているのは、目を見やれば一目瞭然だった。
そこからある結論へと雷志は至る――彼らはナデプロの視聴者で違いあるまい。
「お前あれだろ。この前、ユウカちゃんとカナエちゃんの配信に出てたっていう……」
「だとしたら、どうした?」と、雷志は絶えず睨む。
しばしの間を置いて――
「どうすればあんなに強くなれるんだよ!? 俺にも教えてくれよ!」
と、突然土下座をされた。片方の男も同様に勢いよく土下座する。
ここは人気の多い場所だ。そのため人も多く、視線は例外なくこのやり取りを注視する。
あっという間に目立ってしまった状況に、雷志はひどく困惑した。
「お、おいこんなところで土下座なんかするな人が見ているだろう」
雷志がそういっても二人は、顔を全く上げようとしない。
きれいな土下座にやがて雷志も「……話があるのなら聞かせてくれ」と、敵意をそっと解いた。
悪い奴ではないのかもしれない。そう思った次第である。
「俺たちはずっとユウカちゃんたちの配信を見てきた。その度に勇気ももらったし元気ももらった。けど、彼女たちが傷付く度に自分の無力さをひどく呪った……」
「どうして俺は男として生まれてきたのか。役に立てない、立たないのならいっそ肉壁でもなって守りたい。もちろん、それができれば苦労はしないんだけどさ」
「だからこそ、オレたちは知りたいんだ。レギオンやモンスターをあんなに簡単に倒せるにはどうしたらいいのか!」
「…………」
ようやく二人が顔をあげた。
弱々しい輝きをしている。だがそこには揺らぎない強い思いが宿っていた。
彼らは本気だ。本気でヴァルキュリアたちのために力になりたい、とそう切実に願っている。
「なるほどな」
雷志はふっと口角を緩めた。
配信は自分らしさをいかに表現できるかも大切である――学院でそう学んだ。
自分らしい配信とはなにか。その答えを得たような気がした。
「それについては悪いが、今すぐここで答えるというわけにはいかない。だが、お前たちのおかげで俺が進むべき道もなんとなくだが見えてきた」
不敵に笑う雷志を、男たちは不可思議そうな顔で見ていた。
この頃になるとようやく雷志も未来の生活に馴染みつつあった。
とはいえ、学ぶべきことは絶え間なくやってくる。
その都度うんうんと頭を悩ませてはどうにか我が物にしていく。
そうした日々がしばし続いた、ある日のことである。
「――、それでライシさん。私に相談というのは?」
「あぁ、学院長であるあんたにしか頼めないことだ」
本日は休日で、学校は休みだった。
いつもはあるはずの生徒たちによる活気も、今やしんとして学院全体はとても静かだった。
各々が好きなように時間を費やす中、雷志は学院長室へと訪れた。
「わたくしに頼み、ですか。それは果たして、わたくしで解決できそうなことなのでしょうか?」
「どうだろうなぁ。だが、こんなことはあんたにしか頼めそうにないしな」
「……ま、まさか」と、突然顔を赤らめるヒメコ。
途端に目線が右往左往として、歯切れも悪くなる。
用件はまだ伝えていない。だが現時点でなにか大きな勘違いをされている。雷志は容易に察した。
「あ~先に言っておくがあんたが想像しているようなことじゃないと思うぞ?」
「そ、そうなんですか?」
「……なんだと思ったんだ?」と、雷志は意地悪っぽく尋ねた。
「な、なんでもありません!」と、わざとらしくせき込むヒメコ。
彼女は未婚者だという。歳の頃から考えればもう、恋人がいてもなんらおかしくない。
出会いをきっと求めているのだろう。雷志はなんとなく、そう思った。
「――、俺があんたに頼みたいのは、なにかこう手頃な仕事はないかって話だ」
「仕事、ですか?」
雷志は古代人という、いわば生きた情報だ。
情報を提供する代わりに今の環境がある。
単純に生きる、それだけならば現状について文句の付け所は一切ない。
とはいえ、いつまでもこうしていることを雷志は良しとしない。
知識についてならばもうあらかた学んだ。後は実践でこつこつと経験を積み重ねていくのみ。
(それに、訳の分からない実験に付き合わされることももうないからな)
カナエの姿が、ふと脳裏によぎる。想像上であるのに、そこでもカナエは邪悪な笑みを浮かべている。
あの配信から時置かずして、カナエからの実験要請の頻度がぐんと上がった。
(鍛造方法を伝えたのがまずかったか……)
驚くことに、この世界には鍛屋がいない。
すべて科学という文明の利器によって簡単に作られる。
それはきっと、とても便利なのだろう。手間暇もかからず、人員にかかる負担も少ない。
刀には刀匠の魂が宿る。真打ならば特に、そこに込められた魂は熱い。
カナエの野太刀には、それがまるで感じられなかった。
雷志はそこで刀の製造方法を伝えた。むろんれっきとした鍛屋ではないから技術を比較されると雲泥の差であるが。
「お金が必要ならばある程度、こちらで用意させていただきますよ」
それはとてつもなく甘い誘惑だ。
働かずして金銭を得る。正に夢のような出来事だろう。
雷志は「いやそれはいい」と、きっぱりと断った。
「さすがにそこまで世話になるつもりはない。そうした生き方は、俺は好かん」
他人の力に依存する生き方をしては、それはもう侍ではない。
元々百姓の生まれでこそあった雷志だったが、その在り方は誰よりも侍らしかった。
「自分の食い扶持は自分で稼ぐ。それが満足にいけば、世話になった分も返すしここも出ていく」
「けど……」
「あんたの気持ちだけは有難く受け取っておく。だが、俺はそうするって決めているんだよ」
しばらくして「……わかりました」と、ヒメコが折れた。
説得しても徒労に終わる。そう判断したようだ。
雷志は「なにからなにまでこっちの都合ですまんな」と、謝った。
「いいえ、それがあなたが決めた道ならわたくしにはそれを止める権利はありませんから」
「……それで、なにかいい仕事はないか? できればこう、その日に報酬が得られるような」
「では、学院内の清掃とかはどうでしょう? 実はつい最近、用務員の方が体調を崩されてしまってしばらくの間復帰できそうにないんです。日雇いという形なら条件としてはいいと思いますが」
「用務員……つまるところ雑用係か。わかった、それぐらいなら俺でもできるだろう」
雷志は快く承諾した。
清掃と一言にいっても、そう簡単なものではない。
校舎内だけでも広く、掃除をする個所もとても多い。
掃除だけに留まらず、備品の在庫確認からその補充まで。用務員がやるべきことは多々ある。
休んでいる暇などどこにもない。だが、良い暇つぶしにはなる。
「えっと……確か、この道をまっすぐと進めばいいんだったよな」
雷志は今日、人生ではじめて町へと赴いた。
(町にきたのは、あの時以来だったな)
大陸の特色を取り入れた建物があちこちに並んでいる。
(頑張ってみれば京の町並みに見えなくもないんだが……ううん、やっぱりどこか違うな)
雷志がそう考えていると「おい」と、不意に声をかけられた。
若い男が二人、いつの間にか目の前にいた。
雷志はここで「え?」と、思わず唖然としてしまった。
それが不快と感じたのだろう。男の一人が「なんだ?」と、眼光を鋭くさせる。
(こ、これがこの時代の男……なのか?)
なんの因果か、雷志は今日に至るまで男を目にしたことがなかった。
未来の男の姿は、戦国の世に生きた雷志からは信じられないほどひどく脆弱だった。
身の丈は当時の女性――その平均身長はおよそ四尺八寸で、彼らはそれと同等かあるいはもっと低い。
肉体も華奢でそれこそ、ちょっと力を込めて押せば簡単に倒れてしまいかねない。
にも関わらず、態度だけは大きい。ずいぶんと偉そうなやつだ、と雷志はそう思った。
「俺に何か用か?」と、雷志も負けじと眼光を鋭くさせる。
彼らが敵意を露わにしているのは、目を見やれば一目瞭然だった。
そこからある結論へと雷志は至る――彼らはナデプロの視聴者で違いあるまい。
「お前あれだろ。この前、ユウカちゃんとカナエちゃんの配信に出てたっていう……」
「だとしたら、どうした?」と、雷志は絶えず睨む。
しばしの間を置いて――
「どうすればあんなに強くなれるんだよ!? 俺にも教えてくれよ!」
と、突然土下座をされた。片方の男も同様に勢いよく土下座する。
ここは人気の多い場所だ。そのため人も多く、視線は例外なくこのやり取りを注視する。
あっという間に目立ってしまった状況に、雷志はひどく困惑した。
「お、おいこんなところで土下座なんかするな人が見ているだろう」
雷志がそういっても二人は、顔を全く上げようとしない。
きれいな土下座にやがて雷志も「……話があるのなら聞かせてくれ」と、敵意をそっと解いた。
悪い奴ではないのかもしれない。そう思った次第である。
「俺たちはずっとユウカちゃんたちの配信を見てきた。その度に勇気ももらったし元気ももらった。けど、彼女たちが傷付く度に自分の無力さをひどく呪った……」
「どうして俺は男として生まれてきたのか。役に立てない、立たないのならいっそ肉壁でもなって守りたい。もちろん、それができれば苦労はしないんだけどさ」
「だからこそ、オレたちは知りたいんだ。レギオンやモンスターをあんなに簡単に倒せるにはどうしたらいいのか!」
「…………」
ようやく二人が顔をあげた。
弱々しい輝きをしている。だがそこには揺らぎない強い思いが宿っていた。
彼らは本気だ。本気でヴァルキュリアたちのために力になりたい、とそう切実に願っている。
「なるほどな」
雷志はふっと口角を緩めた。
配信は自分らしさをいかに表現できるかも大切である――学院でそう学んだ。
自分らしい配信とはなにか。その答えを得たような気がした。
「それについては悪いが、今すぐここで答えるというわけにはいかない。だが、お前たちのおかげで俺が進むべき道もなんとなくだが見えてきた」
不敵に笑う雷志を、男たちは不可思議そうな顔で見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
ダンジョン嫌いの元英雄は裏方仕事に徹したい ~うっかりA級攻略者をワンパンしたら、切り抜き動画が世界中に拡散されてしまった件~
厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
「英雄なんて、もう二度とごめんだ」
ダンジョン出現から10年。
攻略が『配信』という娯楽に形を変えた現代。
かつて日本を救った伝説の英雄は、ある事情から表舞台を去り、ダンジョン攻略支援用AI『アリス』の開発に没頭する裏方へと転身していた。
ダンジョンも、配信も、そして英雄と呼ばれることも。
すべてを忌み嫌う彼は、裏方に徹してその生涯を終える……はずだった。
アリスの試験運用中に遭遇した、迷惑系配信者の暴挙。
少女を救うために放った一撃が、あろうことか世界中にライブ配信されてしまう。
その結果――
「――ダンジョン嫌いニキ、強すぎるだろ!!」
意図せず爆増するファン、殺到するスポンサー。
静寂を望む願いをよそに、世界は彼を再び『英雄』の座へと引きずり戻していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる