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第二章:生きた化石系配信者、爆誕!
第19話:BBAでもかわいい!
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改めて、雷志はイズモの町を一瞥した。
神聖な雰囲気の中を暮らす人々はとても穏やかな表情をしている。
静かに暮らしたいのであれば、この環境はうってつけだ。
とはいえ、刺激がなさすぎるというのもいささか退屈ではある。
ここは少しばかり静かすぎる。雷志はそのように感じていた。
「しっかし、危なかったな……」
つい数分前までの出来事をふっと思い出し、雷志は力なく笑う。
ルナの提案を丁重に断った。
話はそれで終わるはずなのだが、現実は相当長引いた。
是が非でもイズモへの移住を承諾させようと、ルナからの凄まじい宣伝が始まった。
具体的には、イズモという場所の魅力についてだ。
常識のあるものならば、断られた時点ですんなりと引き下がる。
仮に承諾させたとしても、本心でない以上それでは心身共に不満ばかりが募るのみ。
住んで本当によかった、とこう思わせるにはいかに相手の心をそのように操作するか。
そのための宣伝は、決して悪くはない作戦だと言えよう。
肝心な宣伝も、熱量を誤れば相手を気圧すだけで意味がない。
彼女がしたのは、正しく典型的なダメな行動だった。
「最後には泣き落そうとしてくるし……怖すぎるだろう」
年甲斐もなくぼろぼろと大粒の涙を流しながら懇願する姿が、大変痛ましいものがあった。
年端もいかない子どもだったならばあるいは、考え方が変わっていたやもしれぬ。
相手は、とうに成熟した大人だ。大人が子どもと同じ手段を用いれば、そこにあるのは痛ましさだけ。
「いい出会いがあればいいな」と、雷志は心の奥底から願った。
彼女ならばきっと、これから先いい縁に巡り合えるだろう。多分。
「ねぇねぇ、あの人じゃない? 例の男の配信者」
不意にどこからかそのような声が聞こえてきた。
横目でちらりと声がした方を見やる。二人の少女がいた。
「知ってる知ってる。すっごくかっこいいよね」
「なんであんなに強いのかしら? 大昔の人って、あんなに強かったの?」
「――、あぁ。そうだぞ」と、雷志は彼女たちの会話に混じる。
古きを知り、新しきを学ぶ在り方は素直に称賛した。
さて、件の少女たちはというと大いに困惑した様子である。
よもや声を本人からかけられる、とは思ってもなかったのだろう。
「ひゃ、ひゃい!」と、狼狽しつつもかわいらしい反応が返ってきた。
「いや、そこまで緊張しなくても……」
「すすす、すみません! まさか声を直接かけてもらえるなんて思ってなかったので……!」
「そ、そうか。さっきの話だが、俺がいたあの時代には、それこそ“れぎおん”なんかに劣らない奴らばかりだった」
そこまで口にして――
「そうだ」
と、雷志はぽんと手を叩いた。次回の配信のネタについて決まった。
配信の中には何気ない雑談を望む視聴者もいる。
雷志の配信はいわば、一方通行によるものが多く彼らとのやり取りは極めて少ない。
雑談を取り入れるのも新規勢を入れるためにはちょうどよかろう。
むしろ今までどうしてしなかったのか。雷志はほとほと自分に呆れた。
「今度雑談枠でもするから、その時にいろいろと話すとしよう」
「そうなんですか!? 私、すっごく楽しみにしていますね!」
「あ、あたしも!」
「ぜひきてくれ。話し相手がいないと寂しいからな――ところで……」
雷志はゆっくりとそれに視線をやった。
「その犬耳と猫耳は、本物なのか?」と、それらを指差す。
「え? はい。そうですけど……」
「あ、いや。そうか、うん。それならいいんだ」
「……ところでライシさん、でしたよね?」
不意にそれまで穏やかだった空気が徐々に変わっていった。
高まった湿度に全身がじんわりと汗ばむような不快感がまとわりつく。
鉛のようにずしりと重く、非常に居心地が悪い。
「もし、お暇だったら私たちとお茶でもしませんか?」
「いや、この後すぐに向かわなければならないところがあるから遠慮しておこう」
あれは捕食者の目だ。
現人神となってしまったものは、等しく恋に渇望する性質へと変貌してしまうらしい。
「ふぅ……あぶなかった」
人気のない公園にて、雷志は深い溜息を吐いた。
日はまだ高くあるが、平日であるためか周囲の人の気配は皆無に等しい。
剣を携えた美しい女神像が印象的な噴水の音だけが、そっと奏でられる。
「ここは、静かでいいな……」と、雷志は大きく伸びをした。
「おや? そこにいるのは、確かライシという名前じゃなかったかい?」
「ん?」
視線をやると、その女性がにこりと笑った。
露出度が、これまでに出会った女性とは比較にならないほど高い。
よくそれで堂々と町を歩けるものだ、と思わず口に出しそうになったのを辛うじて抑える。
白を主とした装いは一枚ものでできていて、健康的な四肢は大胆にも露出されていた。
見様によっては、男を誘っている。そう捉えられたとしてもそれは自業自得だ。
傷一つないきれいな褐色肌に、銀色の髪がさらりと吹いた微風に遊ばれる。
編笠の下でにっと笑う姿は、絵に描いたように美しかった。
「おっと失礼。突然話しかけてまだ自己紹介をするのが先だったねぇ。ワシはアマト学院の学院長が一人、名を光祢リンカという。お主のことは配信を見てよぉく知っとるよ」
「リンカ、ね。珍しい名前だな――あんたも学院長なのか」
「左様。ウチの学院に五人も学院長がいるのは、私を含む五人の現人神が最初にアマト学園を設立したからでねぇ」
「そうだったのか」と、雷志は関心する。
あたかも、老人であるかのような振る舞いをする彼女も現人神のようだ。
そうである証は、背中より生えた小さな双翼にある。
人に翼はない。あれで空を飛べるのだろうか。そんな疑問が、ふと脳裏に浮上した。
「本来なら話し合いの場にワシも出るはずだったんだがねぇ。ダンジョンの攻略を任されて不在だったというわけさ」
「そうだったのか? それで、あんたは大丈夫だったのか?」
この質問に対して価値はない。そうと理解しつつもあえてしたのは、危険地帯へ赴いた彼女への敬意でもあった。
「もちろんだとも」と。リンカが優しく微笑んだ。
柔肌に傷らしきものは一つもない。それだけ彼女が強者であることを意味している。
現人神――そう畏怖されるだけの実力がある。
「お主が思っているようなダンジョンではなかったさ。それにしても、こんなワシなんかにも優しくしてくれるとは……お主は優しい男だねぇ」
「そりゃ、まぁ……」
「……ワシと結婚せんか?」
「いやあんたもそっち側かよ」と、雷志はたまらず言及した。
たちまち、リンカの瞳が涙で潤んでいく。
「だってぇぇぇ……ワシ、今年で百歳になるんじゃもん。百歳になったのに誰もワシのこと娶ってくれないんじゃもん!」
「いや、じゃもんって……し、しかも百歳!? 現人神っていうのはそんなに長生きするものなのか!?」
「最高年齢は三百歳近くって聞いておるぞ?」
リンカの口からさらりと、おそろしい事実が告げられる。
神とつくだけのことはある。正しく現人神は選ばれた者と認識してよかろう。
だが、長生きしたからといって果たしてそれが幸せであるか否か。それは万人ではない。
少なくとも、ルナやリンカは幸せを感じていない。彼女たちは現在進行形で、愛をなによりも渇望している。
「嫌じゃああああああ! もうずっとこのまま独り身とかしとうない! ワシだってベッタベタに甘えさせてくれる夫がほしい! というわけでワシと結婚せんか? いや、しろ」
「急に命令形になるなよ! そんなにしたいのなら視聴者の誰かと――」
「“BBA? いやぁないわなぁwww”……こんなことを平然と言う者と結婚しろと?」
「なんか、すまんかった」
雷志は素直に謝罪した。
だからといってリンカと結婚するつもりは毛頭ない。
早急にヤマシロに戻ろう。背後より迫りくる鬼婆――もとい、リンカから逃れつつ、雷志はそう思った。
神聖な雰囲気の中を暮らす人々はとても穏やかな表情をしている。
静かに暮らしたいのであれば、この環境はうってつけだ。
とはいえ、刺激がなさすぎるというのもいささか退屈ではある。
ここは少しばかり静かすぎる。雷志はそのように感じていた。
「しっかし、危なかったな……」
つい数分前までの出来事をふっと思い出し、雷志は力なく笑う。
ルナの提案を丁重に断った。
話はそれで終わるはずなのだが、現実は相当長引いた。
是が非でもイズモへの移住を承諾させようと、ルナからの凄まじい宣伝が始まった。
具体的には、イズモという場所の魅力についてだ。
常識のあるものならば、断られた時点ですんなりと引き下がる。
仮に承諾させたとしても、本心でない以上それでは心身共に不満ばかりが募るのみ。
住んで本当によかった、とこう思わせるにはいかに相手の心をそのように操作するか。
そのための宣伝は、決して悪くはない作戦だと言えよう。
肝心な宣伝も、熱量を誤れば相手を気圧すだけで意味がない。
彼女がしたのは、正しく典型的なダメな行動だった。
「最後には泣き落そうとしてくるし……怖すぎるだろう」
年甲斐もなくぼろぼろと大粒の涙を流しながら懇願する姿が、大変痛ましいものがあった。
年端もいかない子どもだったならばあるいは、考え方が変わっていたやもしれぬ。
相手は、とうに成熟した大人だ。大人が子どもと同じ手段を用いれば、そこにあるのは痛ましさだけ。
「いい出会いがあればいいな」と、雷志は心の奥底から願った。
彼女ならばきっと、これから先いい縁に巡り合えるだろう。多分。
「ねぇねぇ、あの人じゃない? 例の男の配信者」
不意にどこからかそのような声が聞こえてきた。
横目でちらりと声がした方を見やる。二人の少女がいた。
「知ってる知ってる。すっごくかっこいいよね」
「なんであんなに強いのかしら? 大昔の人って、あんなに強かったの?」
「――、あぁ。そうだぞ」と、雷志は彼女たちの会話に混じる。
古きを知り、新しきを学ぶ在り方は素直に称賛した。
さて、件の少女たちはというと大いに困惑した様子である。
よもや声を本人からかけられる、とは思ってもなかったのだろう。
「ひゃ、ひゃい!」と、狼狽しつつもかわいらしい反応が返ってきた。
「いや、そこまで緊張しなくても……」
「すすす、すみません! まさか声を直接かけてもらえるなんて思ってなかったので……!」
「そ、そうか。さっきの話だが、俺がいたあの時代には、それこそ“れぎおん”なんかに劣らない奴らばかりだった」
そこまで口にして――
「そうだ」
と、雷志はぽんと手を叩いた。次回の配信のネタについて決まった。
配信の中には何気ない雑談を望む視聴者もいる。
雷志の配信はいわば、一方通行によるものが多く彼らとのやり取りは極めて少ない。
雑談を取り入れるのも新規勢を入れるためにはちょうどよかろう。
むしろ今までどうしてしなかったのか。雷志はほとほと自分に呆れた。
「今度雑談枠でもするから、その時にいろいろと話すとしよう」
「そうなんですか!? 私、すっごく楽しみにしていますね!」
「あ、あたしも!」
「ぜひきてくれ。話し相手がいないと寂しいからな――ところで……」
雷志はゆっくりとそれに視線をやった。
「その犬耳と猫耳は、本物なのか?」と、それらを指差す。
「え? はい。そうですけど……」
「あ、いや。そうか、うん。それならいいんだ」
「……ところでライシさん、でしたよね?」
不意にそれまで穏やかだった空気が徐々に変わっていった。
高まった湿度に全身がじんわりと汗ばむような不快感がまとわりつく。
鉛のようにずしりと重く、非常に居心地が悪い。
「もし、お暇だったら私たちとお茶でもしませんか?」
「いや、この後すぐに向かわなければならないところがあるから遠慮しておこう」
あれは捕食者の目だ。
現人神となってしまったものは、等しく恋に渇望する性質へと変貌してしまうらしい。
「ふぅ……あぶなかった」
人気のない公園にて、雷志は深い溜息を吐いた。
日はまだ高くあるが、平日であるためか周囲の人の気配は皆無に等しい。
剣を携えた美しい女神像が印象的な噴水の音だけが、そっと奏でられる。
「ここは、静かでいいな……」と、雷志は大きく伸びをした。
「おや? そこにいるのは、確かライシという名前じゃなかったかい?」
「ん?」
視線をやると、その女性がにこりと笑った。
露出度が、これまでに出会った女性とは比較にならないほど高い。
よくそれで堂々と町を歩けるものだ、と思わず口に出しそうになったのを辛うじて抑える。
白を主とした装いは一枚ものでできていて、健康的な四肢は大胆にも露出されていた。
見様によっては、男を誘っている。そう捉えられたとしてもそれは自業自得だ。
傷一つないきれいな褐色肌に、銀色の髪がさらりと吹いた微風に遊ばれる。
編笠の下でにっと笑う姿は、絵に描いたように美しかった。
「おっと失礼。突然話しかけてまだ自己紹介をするのが先だったねぇ。ワシはアマト学院の学院長が一人、名を光祢リンカという。お主のことは配信を見てよぉく知っとるよ」
「リンカ、ね。珍しい名前だな――あんたも学院長なのか」
「左様。ウチの学院に五人も学院長がいるのは、私を含む五人の現人神が最初にアマト学園を設立したからでねぇ」
「そうだったのか」と、雷志は関心する。
あたかも、老人であるかのような振る舞いをする彼女も現人神のようだ。
そうである証は、背中より生えた小さな双翼にある。
人に翼はない。あれで空を飛べるのだろうか。そんな疑問が、ふと脳裏に浮上した。
「本来なら話し合いの場にワシも出るはずだったんだがねぇ。ダンジョンの攻略を任されて不在だったというわけさ」
「そうだったのか? それで、あんたは大丈夫だったのか?」
この質問に対して価値はない。そうと理解しつつもあえてしたのは、危険地帯へ赴いた彼女への敬意でもあった。
「もちろんだとも」と。リンカが優しく微笑んだ。
柔肌に傷らしきものは一つもない。それだけ彼女が強者であることを意味している。
現人神――そう畏怖されるだけの実力がある。
「お主が思っているようなダンジョンではなかったさ。それにしても、こんなワシなんかにも優しくしてくれるとは……お主は優しい男だねぇ」
「そりゃ、まぁ……」
「……ワシと結婚せんか?」
「いやあんたもそっち側かよ」と、雷志はたまらず言及した。
たちまち、リンカの瞳が涙で潤んでいく。
「だってぇぇぇ……ワシ、今年で百歳になるんじゃもん。百歳になったのに誰もワシのこと娶ってくれないんじゃもん!」
「いや、じゃもんって……し、しかも百歳!? 現人神っていうのはそんなに長生きするものなのか!?」
「最高年齢は三百歳近くって聞いておるぞ?」
リンカの口からさらりと、おそろしい事実が告げられる。
神とつくだけのことはある。正しく現人神は選ばれた者と認識してよかろう。
だが、長生きしたからといって果たしてそれが幸せであるか否か。それは万人ではない。
少なくとも、ルナやリンカは幸せを感じていない。彼女たちは現在進行形で、愛をなによりも渇望している。
「嫌じゃああああああ! もうずっとこのまま独り身とかしとうない! ワシだってベッタベタに甘えさせてくれる夫がほしい! というわけでワシと結婚せんか? いや、しろ」
「急に命令形になるなよ! そんなにしたいのなら視聴者の誰かと――」
「“BBA? いやぁないわなぁwww”……こんなことを平然と言う者と結婚しろと?」
「なんか、すまんかった」
雷志は素直に謝罪した。
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