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番外編集 アレな世界のいろいろな話
首ちょんぱ解説動画・第二次アレ大戦と六人の英雄たち
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「首ちょんぱライムよ」
「首ちょんぱメリサだぜ」
「首ちょんぱ歴史解説動画の時間よ」「だぜ」
「今日は超有名だけど《第二次アレ大戦》の解説をして行こうと思うぜ」
「本当に有名ね。小学校でも必修科目だから皆知っているじゃない」
「だから今回は、学校では教えてくれない部分もBANされないギリギリまで触れて行こうと思うのぜ」
「それは楽しみだわ」
「ざっくり解説すると第二次アレ大戦は193X年から始まり、194X年に終わったのだぜ。この国は数か国の同盟国と組んで戦ったけど終始優勢だったぜ。とはいえ本土や沖縄に空襲はそこそこ受けたけどな」
「やっぱり昔からこの国アレだけどアレだから、科学力が凄かったものね」
「それもあるが終始優勢を貫けたのはやはり《六人の英雄》の力によるものが大きいのだぜ」
「出たわね《六人の英雄》。でも詳細は名前くらいしか分からないのよね」
「まあ、神様扱いとはいえプライバシーがあるから仕方ないのだぜ。中学校で習うからうちの国民の大半は知ってるだろうけど六人の英雄は御名様をはじめとして千里様、真魚都様、騰蛇様、クロ様、シロからなる超強い兵隊らしいぜ」
「ちょっと、英雄なんだからシロも様を付けた方が良いんじゃないの?」
「シロだけは様付けしなくても良いって中学校で先生が言ってたのでそれに則ったのぜ。というのもシロは超強いけど性格がアレ過ぎて相当問題も起こしてるから祟り神扱いらしいのだぜ。まあ祟られるの怖いからあんまり悪口は言えないけど、更に大昔の例の三大怨霊みたいな感じだと思うのぜ」
「あー、あの三柱ね。そう言う感じなのね」
「実際六英雄を祀った神社は各地にあるし御名様は学業成就、真魚都様は交通安全みたいに各神様に対応したお守りとか御札も売ってるけどシロだけは何も売ってないのだぜ」
「まあ、祟り神じゃねえ」
「でも強いのには間違いないから、物好きやとにかくご利益にあやかりたいアレな人はパワースポットとしてわざわざシロの社にお参りに行く事もあるそうなのぜ」
「なるほどねえ。それで、超強いとはいうけれど六人でどんな事が出来たのかしら」
「ここからはちょっとBANされるのも覚悟の話になるが、噂によるとこの国に攻め入って来た強力な艦隊が突然全基轟沈したのは六英雄の力らしいのぜ」
「ええ~、六人で数十隻の艦隊を全部沈めるとかセ〇ールやシュ〇ルツェネッガーみたいね!」
「たぶん物凄い筋肉モリモリマッチョマンだったに違いないのぜ。なんせ某国の最強兵器の《白紙の彼》とも当時のメンバーだけで戦って勝利したらしいしな」
「《白紙の彼》も一人で一個師団クラスの力を持つと言われた凄い兵隊だったらしいのに、わずか数人で戦って倒すとかすごいわね!」
「白紙の彼が倒されて彼の母国は没落の一途を辿ったからな。そして何より、終戦最大のきっかけになった例のアレ爆弾が誤爆したのも噂だと六英雄が絡んでいるらしいのぜ」
「えええええ!?」
「考えてもみろ。いくらなんでも都合よく超強力な爆弾を積んだ飛行機の操縦士が突然発狂して、自国の一番偉い人やら重要な施設がある主要都市に正確に誤爆なんかすると思うか?」
「た、確かに」
「その少し前に某国のマッドドクターが突然発狂して自国や友好国に細菌兵器をぶち撒いたり、やっぱり某国の開発した怪獣みたいな巨大凶暴生物兵器が暴走したのも同じ六英雄の力との噂が立っているのだぜ」
「六英雄、筋肉モリモリマッチョマンなだけじゃなくてどんだけやばいの」
「ここからは噂の域を出ないが、なんでも六英雄は人の心を狂わせる力を持っているんじゃないのかとまことしやかに囁かれているのだぜ」
「ひ、人の心を?」
「それなら某国のドクターや生物兵器が暴走したり、例のアレ爆弾の操縦士が発狂したのも説明が付くのだぜ。生物兵器は喋れないけど某国のマッドドクターとアレ操縦士はおかしくなる直前に二人とも綺麗な蝶々がと叫んで、それから全く会話にならなくなったそうなのぜ」
「蝶々ってなんか不気味ね…」
「蝶々は昔から魂の象徴や、精神のモチーフとされてもいるからな。そういうのに関連した能力者だったのかもしれないぜ」
「うーん、なるほどねえ」
「で、話は戻るけどアレ爆弾が盛大に誤爆して数日後の194X年の夏、第二次アレ大戦は我が国に限りなく都合の良い条件で終結したのだぜ」
「そうだったわね。何でもアレ爆弾もう一発準備されてたらしいけど誤爆事件でそれどころじゃなくなったみたいね」
「まあ、六英雄が絡んでるとしたらもう一発誤爆されちゃたまったもんじゃないしな」
「これが超ざっくりとだが第二次アレ大戦の概要になるぜ。それからこれは余談なのだが」
「なになに?」
「なんでも噂だと、六英雄は今でも元気に生きているらしいのぜ」
「えええええ!?」
「この国アレだから昔から今に至るまでそういう特殊能力を持ったアレな人は一定数いたけど、そういう人達は大抵寿命がかなり長いのだぜ。ライムもそういう人見た事ないか?」
「うーん、そういえば高校生みたいな見た目なのに実年齢百歳越えてるアイドルとかとある学校にいたわね」
「そうそう、そんな感じなのだぜ。だから六英雄も戦後から相当経った今も若々しい姿でいても不自然ではないのだぜ」
「そう言われればそうね。六英雄の人達、今は何をしているのかしらね」
「これもBAN覚悟で言うが、噂だとお前がさっき言っていたアイドル養成学校に全員入学したんじゃないのかって噂だぜ」
「えええ!?」
「新人アイドル好きの動画投稿者仲間から聞いたが、なんでも一部名前がもろ被りしている子達が最近編入して来たらしいのだぜ。御名と騰蛇はいなくて真魚都は字は違うけど、あとは全員一緒らしいのだぜ。以下にその投稿者仲間の動画リンクを貼っておくから見てみると良いのだぜ」
「えー、皆高校生や下手したら小学生くらいにしか見えないわね!」
「しかも、そのアイドル達の数名が背中から蝶々みたいな羽根を生やす特技を持ってるのだぜ。これは何らかの関連性を疑ってしまうのだぜ」
「うーん、確かに偶然では済ませられないかもね。シロ以外は英雄だからあやかって似ていたり同じ名前を付ける人も昔は多かったらしいけど、最近はあんまりそういうの推奨されていないみたいだし」
「そうなのだぜ。終戦直後も神の名を騙るのはおこがましいとされたから数十年後の1970代あたりに一時期流行ったらしいのぜ。今で言うアラフィフくらいの世代だな」
「そういえば私のおじさんにも、黒とか蛇の字が入った人数名いたわね」
「そう言う訳で本気でBAN覚悟で言うけど六英雄の正体はこのアイドルユニットの六人なんじゃないかと私は思うのだぜ」
「だとしたら、ロマンがあるわね!私もライブを観に行ってみたくなってきたわ」
「残念だが、新人だけど相当人気があるからチケットを入手するのは至難の業らしいぜ。しかも事務所の意向で何故かテレビやラジオとか中継は一切されないそうだからな」
「えー、今時珍しいわね」
「生中継は無いが動画配信ならあるらしいから、当分はそれで我慢するのだぜ」
「うーん、そう言われるとより一層ライブを生で観たくなって来たわ!」
「じゃあ今回はこの辺で。また見てくれなのだぜ!」
「また見てね!」
※本動画は投稿後数日でBANされ削除された。
「首ちょんぱメリサだぜ」
「首ちょんぱ歴史解説動画の時間よ」「だぜ」
「今日は超有名だけど《第二次アレ大戦》の解説をして行こうと思うぜ」
「本当に有名ね。小学校でも必修科目だから皆知っているじゃない」
「だから今回は、学校では教えてくれない部分もBANされないギリギリまで触れて行こうと思うのぜ」
「それは楽しみだわ」
「ざっくり解説すると第二次アレ大戦は193X年から始まり、194X年に終わったのだぜ。この国は数か国の同盟国と組んで戦ったけど終始優勢だったぜ。とはいえ本土や沖縄に空襲はそこそこ受けたけどな」
「やっぱり昔からこの国アレだけどアレだから、科学力が凄かったものね」
「それもあるが終始優勢を貫けたのはやはり《六人の英雄》の力によるものが大きいのだぜ」
「出たわね《六人の英雄》。でも詳細は名前くらいしか分からないのよね」
「まあ、神様扱いとはいえプライバシーがあるから仕方ないのだぜ。中学校で習うからうちの国民の大半は知ってるだろうけど六人の英雄は御名様をはじめとして千里様、真魚都様、騰蛇様、クロ様、シロからなる超強い兵隊らしいぜ」
「ちょっと、英雄なんだからシロも様を付けた方が良いんじゃないの?」
「シロだけは様付けしなくても良いって中学校で先生が言ってたのでそれに則ったのぜ。というのもシロは超強いけど性格がアレ過ぎて相当問題も起こしてるから祟り神扱いらしいのだぜ。まあ祟られるの怖いからあんまり悪口は言えないけど、更に大昔の例の三大怨霊みたいな感じだと思うのぜ」
「あー、あの三柱ね。そう言う感じなのね」
「実際六英雄を祀った神社は各地にあるし御名様は学業成就、真魚都様は交通安全みたいに各神様に対応したお守りとか御札も売ってるけどシロだけは何も売ってないのだぜ」
「まあ、祟り神じゃねえ」
「でも強いのには間違いないから、物好きやとにかくご利益にあやかりたいアレな人はパワースポットとしてわざわざシロの社にお参りに行く事もあるそうなのぜ」
「なるほどねえ。それで、超強いとはいうけれど六人でどんな事が出来たのかしら」
「ここからはちょっとBANされるのも覚悟の話になるが、噂によるとこの国に攻め入って来た強力な艦隊が突然全基轟沈したのは六英雄の力らしいのぜ」
「ええ~、六人で数十隻の艦隊を全部沈めるとかセ〇ールやシュ〇ルツェネッガーみたいね!」
「たぶん物凄い筋肉モリモリマッチョマンだったに違いないのぜ。なんせ某国の最強兵器の《白紙の彼》とも当時のメンバーだけで戦って勝利したらしいしな」
「《白紙の彼》も一人で一個師団クラスの力を持つと言われた凄い兵隊だったらしいのに、わずか数人で戦って倒すとかすごいわね!」
「白紙の彼が倒されて彼の母国は没落の一途を辿ったからな。そして何より、終戦最大のきっかけになった例のアレ爆弾が誤爆したのも噂だと六英雄が絡んでいるらしいのぜ」
「えええええ!?」
「考えてもみろ。いくらなんでも都合よく超強力な爆弾を積んだ飛行機の操縦士が突然発狂して、自国の一番偉い人やら重要な施設がある主要都市に正確に誤爆なんかすると思うか?」
「た、確かに」
「その少し前に某国のマッドドクターが突然発狂して自国や友好国に細菌兵器をぶち撒いたり、やっぱり某国の開発した怪獣みたいな巨大凶暴生物兵器が暴走したのも同じ六英雄の力との噂が立っているのだぜ」
「六英雄、筋肉モリモリマッチョマンなだけじゃなくてどんだけやばいの」
「ここからは噂の域を出ないが、なんでも六英雄は人の心を狂わせる力を持っているんじゃないのかとまことしやかに囁かれているのだぜ」
「ひ、人の心を?」
「それなら某国のドクターや生物兵器が暴走したり、例のアレ爆弾の操縦士が発狂したのも説明が付くのだぜ。生物兵器は喋れないけど某国のマッドドクターとアレ操縦士はおかしくなる直前に二人とも綺麗な蝶々がと叫んで、それから全く会話にならなくなったそうなのぜ」
「蝶々ってなんか不気味ね…」
「蝶々は昔から魂の象徴や、精神のモチーフとされてもいるからな。そういうのに関連した能力者だったのかもしれないぜ」
「うーん、なるほどねえ」
「で、話は戻るけどアレ爆弾が盛大に誤爆して数日後の194X年の夏、第二次アレ大戦は我が国に限りなく都合の良い条件で終結したのだぜ」
「そうだったわね。何でもアレ爆弾もう一発準備されてたらしいけど誤爆事件でそれどころじゃなくなったみたいね」
「まあ、六英雄が絡んでるとしたらもう一発誤爆されちゃたまったもんじゃないしな」
「これが超ざっくりとだが第二次アレ大戦の概要になるぜ。それからこれは余談なのだが」
「なになに?」
「なんでも噂だと、六英雄は今でも元気に生きているらしいのぜ」
「えええええ!?」
「この国アレだから昔から今に至るまでそういう特殊能力を持ったアレな人は一定数いたけど、そういう人達は大抵寿命がかなり長いのだぜ。ライムもそういう人見た事ないか?」
「うーん、そういえば高校生みたいな見た目なのに実年齢百歳越えてるアイドルとかとある学校にいたわね」
「そうそう、そんな感じなのだぜ。だから六英雄も戦後から相当経った今も若々しい姿でいても不自然ではないのだぜ」
「そう言われればそうね。六英雄の人達、今は何をしているのかしらね」
「これもBAN覚悟で言うが、噂だとお前がさっき言っていたアイドル養成学校に全員入学したんじゃないのかって噂だぜ」
「えええ!?」
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「えー、皆高校生や下手したら小学生くらいにしか見えないわね!」
「しかも、そのアイドル達の数名が背中から蝶々みたいな羽根を生やす特技を持ってるのだぜ。これは何らかの関連性を疑ってしまうのだぜ」
「うーん、確かに偶然では済ませられないかもね。シロ以外は英雄だからあやかって似ていたり同じ名前を付ける人も昔は多かったらしいけど、最近はあんまりそういうの推奨されていないみたいだし」
「そうなのだぜ。終戦直後も神の名を騙るのはおこがましいとされたから数十年後の1970代あたりに一時期流行ったらしいのぜ。今で言うアラフィフくらいの世代だな」
「そういえば私のおじさんにも、黒とか蛇の字が入った人数名いたわね」
「そう言う訳で本気でBAN覚悟で言うけど六英雄の正体はこのアイドルユニットの六人なんじゃないかと私は思うのだぜ」
「だとしたら、ロマンがあるわね!私もライブを観に行ってみたくなってきたわ」
「残念だが、新人だけど相当人気があるからチケットを入手するのは至難の業らしいぜ。しかも事務所の意向で何故かテレビやラジオとか中継は一切されないそうだからな」
「えー、今時珍しいわね」
「生中継は無いが動画配信ならあるらしいから、当分はそれで我慢するのだぜ」
「うーん、そう言われるとより一層ライブを生で観たくなって来たわ!」
「じゃあ今回はこの辺で。また見てくれなのだぜ!」
「また見てね!」
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近々番外編をあげます。
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2022.05.28
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次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
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