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自殺更生島で更生中の子同士の交流
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私が更生中の時の事。
(あ、今日は同じく更生中の子同士でお話してみようか)
(ふーん、そうなんだ。あなた以外と滅多にお話できないから嬉しいけど)
(じゃ、別の階にいる子だから移動用補助装置から外して抱っこして連れて行くね)
(うん、手足無いけど私重かったらごめんね)
(ん、内臓あんまり無くて軽いから大丈夫だよ。お世話の時もよく抱えてるし)
(はい、着いた。ヘッドドレス装置で見えてるだろうけど正面のソファに座ってるよ。脳波での会話も私と同じように出来るよ)
(うん、分かった。…えーっと、はじめまして、〇〇って言います。こんにちは)
(こんにちは、私は●●。よろしくね)
(よろしく●●さん。…あなたも未遂してここに来ちゃったんだろうけど、普段は私と同じようにメイドさんやっているの?)
(うん、今はそうだけど。私は少し経緯が特殊で、ちょっと前まで別の処置を受けていたの)
(へー、別の処置ってどんな?)
(前お世話係の人から聞いたかもしれないけど、私は手足全部切除される時に毛髪の質がすごく良いって分かったらしくて。それで髪が生える最低限の部分の体を残して、培養液に漬けられて高速再生させられて、十分な長さになったらその都度全部刈られてヘアドネート用に出荷させられてたの)
(…うわ、聞いた事あるけど大変だったね)
(うん、もう今の体以上に何も出来ないし毎日痛いし地獄だった。それから2年以上はずっと殺して欲しいって懇願してたけど、その頃から痛みには慣れ始めて、出荷された髪は世界中の病気とかで髪を無くしちゃった人に移植されたり、上質なウィッグとして提供されるって聞いてなんだか嬉しくなって。それからは辛いけど死にたいとは思わなくなっていったよ)
(ふーん、そうなんだ)
(それで4年ちょっとくらいしたら髪の質も劣化してきたからってその役目から解放されて、クローン再生とかの処置を受けて今のあなたとほぼ同じ体になってメイドさんさせてもらうようになったんだけど。移動はすごく制限があるけど前よりもずっと色々出来るようになったから嬉しかった)
(うん、良かったね)
(それで苦しい移植担当を頑張ってたからって事で、今の体でいる期間も通常より短めで許されるみたい。もっと色々出来る身体にしてもらえるのが楽しみで嬉しいわ)
(そっか、それは本当に良かったね)
(それにね。今の体になって視力が戻った時、ヘアドネーションで植毛やウィッグを提供された人達の感謝の言葉が記録されたビデオメッセージや手紙を見せてもらって。それで私初めて、生きてて良かったって思えたんだ)
(…そうなんだ。私はまだそこまでは思えてないけど、そう思える日が来ると良いな)
(今は辛いだろうけど、ここで暮らしてればいつかはきっとそう思える日が来ると思うよ。あなたも更生頑張ってね)
(うん、ありがとう)
(あ、じゃあそろそろ戻ろうか。また抱えて行くからね)
(うん、よろしく。…●●さん、お話出来て良かった。さようなら)
(さようなら、また会えると良いね)
それから数年が経ち、私の更生が終わった後。
「あ、昔更生第二段階の時にお話しさせてもらった●●さんって、いまどうしてるの?」
「あー、彼女ならあなたの数年前に更生終わって、今は私達みたいに別の新入りさんのお世話係やってるよ。休みの日に会えると思うよ」
「そうなんだ、今度会ってみようかな」
「うん、彼女もきっと喜ぶと思うよ。あなたも同じような事あって、死ななくて良かったって思えたしね」
「うん、最初に処置受ける時に摘出された臓器や手足が移植されて助かった人達からのビデオレター研究者さんにもらって、こんな私でも人の役に立てたんだって嬉しかったし」
「良かったね。まあ生きてるのに臓器ほぼ全部や手足移植はアレだから、あなたは事故とかで亡くなったって事になってたけどね」
「この施設の事公には出来ないから、それは仕方ないよね」
「まあその事あの子に伝えたら、あの子もきっと喜んでくれるよ。今度の休暇に会いたいなら、私からコンタクト取っておくよ?」
「そうしてもらえると嬉しいな、よろしく。島内限定だけど長くお仕事してるとスマホも貰えるんだね」
「うん、やっぱり無いと不便な事もあるからね。あなたもあと数年頑張ってればもらえると思うよ」
「そっか、楽しみだな。●●さんに会うのも」
(あ、今日は同じく更生中の子同士でお話してみようか)
(ふーん、そうなんだ。あなた以外と滅多にお話できないから嬉しいけど)
(じゃ、別の階にいる子だから移動用補助装置から外して抱っこして連れて行くね)
(うん、手足無いけど私重かったらごめんね)
(ん、内臓あんまり無くて軽いから大丈夫だよ。お世話の時もよく抱えてるし)
(はい、着いた。ヘッドドレス装置で見えてるだろうけど正面のソファに座ってるよ。脳波での会話も私と同じように出来るよ)
(うん、分かった。…えーっと、はじめまして、〇〇って言います。こんにちは)
(こんにちは、私は●●。よろしくね)
(よろしく●●さん。…あなたも未遂してここに来ちゃったんだろうけど、普段は私と同じようにメイドさんやっているの?)
(うん、今はそうだけど。私は少し経緯が特殊で、ちょっと前まで別の処置を受けていたの)
(へー、別の処置ってどんな?)
(前お世話係の人から聞いたかもしれないけど、私は手足全部切除される時に毛髪の質がすごく良いって分かったらしくて。それで髪が生える最低限の部分の体を残して、培養液に漬けられて高速再生させられて、十分な長さになったらその都度全部刈られてヘアドネート用に出荷させられてたの)
(…うわ、聞いた事あるけど大変だったね)
(うん、もう今の体以上に何も出来ないし毎日痛いし地獄だった。それから2年以上はずっと殺して欲しいって懇願してたけど、その頃から痛みには慣れ始めて、出荷された髪は世界中の病気とかで髪を無くしちゃった人に移植されたり、上質なウィッグとして提供されるって聞いてなんだか嬉しくなって。それからは辛いけど死にたいとは思わなくなっていったよ)
(ふーん、そうなんだ)
(それで4年ちょっとくらいしたら髪の質も劣化してきたからってその役目から解放されて、クローン再生とかの処置を受けて今のあなたとほぼ同じ体になってメイドさんさせてもらうようになったんだけど。移動はすごく制限があるけど前よりもずっと色々出来るようになったから嬉しかった)
(うん、良かったね)
(それで苦しい移植担当を頑張ってたからって事で、今の体でいる期間も通常より短めで許されるみたい。もっと色々出来る身体にしてもらえるのが楽しみで嬉しいわ)
(そっか、それは本当に良かったね)
(それにね。今の体になって視力が戻った時、ヘアドネーションで植毛やウィッグを提供された人達の感謝の言葉が記録されたビデオメッセージや手紙を見せてもらって。それで私初めて、生きてて良かったって思えたんだ)
(…そうなんだ。私はまだそこまでは思えてないけど、そう思える日が来ると良いな)
(今は辛いだろうけど、ここで暮らしてればいつかはきっとそう思える日が来ると思うよ。あなたも更生頑張ってね)
(うん、ありがとう)
(あ、じゃあそろそろ戻ろうか。また抱えて行くからね)
(うん、よろしく。…●●さん、お話出来て良かった。さようなら)
(さようなら、また会えると良いね)
それから数年が経ち、私の更生が終わった後。
「あ、昔更生第二段階の時にお話しさせてもらった●●さんって、いまどうしてるの?」
「あー、彼女ならあなたの数年前に更生終わって、今は私達みたいに別の新入りさんのお世話係やってるよ。休みの日に会えると思うよ」
「そうなんだ、今度会ってみようかな」
「うん、彼女もきっと喜ぶと思うよ。あなたも同じような事あって、死ななくて良かったって思えたしね」
「うん、最初に処置受ける時に摘出された臓器や手足が移植されて助かった人達からのビデオレター研究者さんにもらって、こんな私でも人の役に立てたんだって嬉しかったし」
「良かったね。まあ生きてるのに臓器ほぼ全部や手足移植はアレだから、あなたは事故とかで亡くなったって事になってたけどね」
「この施設の事公には出来ないから、それは仕方ないよね」
「まあその事あの子に伝えたら、あの子もきっと喜んでくれるよ。今度の休暇に会いたいなら、私からコンタクト取っておくよ?」
「そうしてもらえると嬉しいな、よろしく。島内限定だけど長くお仕事してるとスマホも貰えるんだね」
「うん、やっぱり無いと不便な事もあるからね。あなたもあと数年頑張ってればもらえると思うよ」
「そっか、楽しみだな。●●さんに会うのも」
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