1 / 59
プロローグ
勇者に転生する幼馴染に巻き込まれて異世界に飛ばされたんだが
しおりを挟む
剣道と空手だと、武器を持っている分、剣道の方が3倍強い。
おれは、輝玉流(きぎょくりゅう)、闘拳を極めた拳士だ。だけど、あいつに勝ったことが無い。近藤遥(はるか)は、女のくせに、剛毅琉(ごうきりゅう)剣術を極めた女だ。
おれが、遥かに勝っていたと思えるのは、本当に小さい頃だけだ。でも、あの時は、女の子を守るのは当たり前で、近所の悪ガキに、からかわれていた遥をあたり前のように守っていただけだと思う。今じゃあ、守る必要は、まったくないけどね。
遥かは木刀、おれは空手。空手から見て、剣道は三倍段。おれと遥の力が拮抗しているのなら、遥かの方が強いに決まっている。
中学に入ってから、おれは、遥を避けるようになった。子供の時のように勝負も挑まなくなったし話もしなくなった。遥は、困惑していたようだったが、強さの溝が絶望的にあるのだ。そりゃ、避けたくなる。
ある日、下校中のおれを遥が、呼び止めた。
「なぜ、私を無視するの?ユウ、こっち向いて」
「ユウじゃない勇気だろ。お互い中学になったんだ。ちゃんとした名前で呼べよ」
「ユウが私の名前をハルって呼ばなくなっただけじゃない」
そう言われてムカッと来た。
その後、おれは、何を言ったかよく覚えていない。多分、遥を全否定していたと思う。遥は、泣いてその場を動かなくなったので、逃げるように家に帰った。
それから、遥とは疎遠になった。高校も違う学校になって、本当に顔も会わさなくなった。そんなある日。遥の両親が、おれの家に訪ねてきた。遥は、不治の病にかかっていた。両親は、おれに、遥の日記を見せてくれた。日記には、ずっとおれのことが書かれていた。
ほとんどが、子供のころの楽しい思い出。疎遠になってからも、その思い出を日記にしていたなんて馬鹿だ。
遥かの両親が訪ねてきて3日後。遥は死んだ。親父とお袋に勧められて、病室に、一度だけ行きはしたが、意識がない。ただ見守ることしかできなかった。
あの病院に見舞いに行った日、偶々、遥の両親が、先生に呼ばれていなくなり、二人だけになった。おれは、そこで、今までのこと、剣道三倍段の溝が埋められなくて逃げたこと。遥が好きだったことを意識の無い遥にぶちまけて泣いた。
誰かに、泣いているのを見られるのが嫌で、また、そこでも逃げるように家に帰った。
おれは、大切なものを失った。
遥の葬式が終わって途方に暮れたおれは、部屋に籠ってしまった。そんなおれを両親は咎めなかった。おふくろは、輝玉流道場の跡取りには、弟がいるから好きにしていいのよと言って、肩の荷を少しでも降ろそうとしてくれた。
夜中、寝られなくて、ベットの横にうずくまった。親父が言うには、人は、動かなかったら、動かないストレスがたまるのだという。その通りだとは思うのだが・・・。
「遥、何で死んだんだ」
「びょうき?」
おれは、ギョッてして、自分の隣に寄り添って、おれを見上げている。遥を見下ろした。顔がものすごく近い。
「おま・・、死んだんじゃあ」
「ごめんね、本当は、ユウのお嫁さんになりたかったのよ。そしたら、神様が、転生させてくれるって言うのよ。大きな国のお姫様だって。ユウが私を守ってくれるんでしょう。それを転生の条件にしちゃった」
「おれもか?」
「ユウは、転移だって。16も年下の可愛い子をお嫁さんにできるんだよ。すっごく喜んでいいから」
「はあーー、ハハッ」
おれは、片手で、頭を抱えて失笑した。
「おれは、お前のことを避けてたんだぞ。なんで、そんなことを思ったんだ」
「結婚の事? だって、ユウって、病院で私に告白して、そんでもって泣いてたじゃない。身動きできなかったから答えられなかったけど、嬉しかったんだー」
「あれを全部聞いていたのか」
「む、ふー。私、ユウの告白だけで、この先、生きていけるよ」
遥が、鼻息を荒くした。
「あの時、なあんだ、私と一緒だったのねって思ったわ。私の拳士になってくれるでしょう」
あれを全部聞かれていたのかと思うと恥ずかしくてしかたない。思わず遥から目をそらした。
「わかった。好きにすればいいよ。お姫様」
「嬉しい、絶対頑張ってね」
「頑張ってって?ちょっとまて」
そう言って、そらしていた目を遥に向けた。遥は、キラキラした目で、おれをガン見していた。そして、にっこり笑って、消えた。
「どうやら、契約が成立した様だね。白鷺勇気。汝をイスカに転移させる。心の準備はいいか」
「無理ですよ。すいません神様ですか、もう少し説明をしてください」
「難儀な。勇者を転生させるだけでも、世界に対して大きな介入だというのに」
「遥は、勇者になるんですか?」
「君は、シラサギ・ユウという名前で魔法拳士になる。今の技術が惜しいから、そのままが良いだろうと遥君が言うのだ。君は、魔法を覚えて魔法拳士に昇り詰めなさい。どうだ、夢がかなっただろう」
「いや、修行って」
「君が、遥君を無視した12歳までに、魔法拳士を会得するのです。そこからは、遥君の横に並べる様頑張りなさい」
「そこも、ですか」
「ぼくは、遥君の味方だからね」
何言ってんだこの人
「君を魔法が使えるようにするのだよ。それだけで破格な恩恵だと思わないか。では、頑張りなさい」
「ちょ、ちょっとまて・・・」
待てと言って手を伸ばしたところで異世界になった。はっきり言って、着の身着のままで、イスカという世界に放りだされた。靴履いてないし。それと同時に、遥は、この世界の大きな国の王家で生を受けたのだろう。こっちは、遥が、どの国で生まれたのかも、わからない。たぶん、遥が12歳になった時、勇者の資質に目覚めるのだ。その時、何処の国にいるかわかる。それまで修業しながら放浪しなさいということか。
無茶苦茶だな
おれは、12歳のあの時から、遥が死ぬまでの4年間も無視し続けていた。仕方ないかと思う。それにしても、一介の拳士が、どうやって、大国のお姫様と結婚できるんだ。あの無邪気で、全くおれを疑っていなかった遥の目を思い出した。
遥には、「やるけど、期待するなよ」と、言っときゃあよかった
満天の星空の下。遠くで狼が吠えている声が聞こえる。おれは、近くの大木によじ登って、その夜を過ごした。
おれは、輝玉流(きぎょくりゅう)、闘拳を極めた拳士だ。だけど、あいつに勝ったことが無い。近藤遥(はるか)は、女のくせに、剛毅琉(ごうきりゅう)剣術を極めた女だ。
おれが、遥かに勝っていたと思えるのは、本当に小さい頃だけだ。でも、あの時は、女の子を守るのは当たり前で、近所の悪ガキに、からかわれていた遥をあたり前のように守っていただけだと思う。今じゃあ、守る必要は、まったくないけどね。
遥かは木刀、おれは空手。空手から見て、剣道は三倍段。おれと遥の力が拮抗しているのなら、遥かの方が強いに決まっている。
中学に入ってから、おれは、遥を避けるようになった。子供の時のように勝負も挑まなくなったし話もしなくなった。遥は、困惑していたようだったが、強さの溝が絶望的にあるのだ。そりゃ、避けたくなる。
ある日、下校中のおれを遥が、呼び止めた。
「なぜ、私を無視するの?ユウ、こっち向いて」
「ユウじゃない勇気だろ。お互い中学になったんだ。ちゃんとした名前で呼べよ」
「ユウが私の名前をハルって呼ばなくなっただけじゃない」
そう言われてムカッと来た。
その後、おれは、何を言ったかよく覚えていない。多分、遥を全否定していたと思う。遥は、泣いてその場を動かなくなったので、逃げるように家に帰った。
それから、遥とは疎遠になった。高校も違う学校になって、本当に顔も会わさなくなった。そんなある日。遥の両親が、おれの家に訪ねてきた。遥は、不治の病にかかっていた。両親は、おれに、遥の日記を見せてくれた。日記には、ずっとおれのことが書かれていた。
ほとんどが、子供のころの楽しい思い出。疎遠になってからも、その思い出を日記にしていたなんて馬鹿だ。
遥かの両親が訪ねてきて3日後。遥は死んだ。親父とお袋に勧められて、病室に、一度だけ行きはしたが、意識がない。ただ見守ることしかできなかった。
あの病院に見舞いに行った日、偶々、遥の両親が、先生に呼ばれていなくなり、二人だけになった。おれは、そこで、今までのこと、剣道三倍段の溝が埋められなくて逃げたこと。遥が好きだったことを意識の無い遥にぶちまけて泣いた。
誰かに、泣いているのを見られるのが嫌で、また、そこでも逃げるように家に帰った。
おれは、大切なものを失った。
遥の葬式が終わって途方に暮れたおれは、部屋に籠ってしまった。そんなおれを両親は咎めなかった。おふくろは、輝玉流道場の跡取りには、弟がいるから好きにしていいのよと言って、肩の荷を少しでも降ろそうとしてくれた。
夜中、寝られなくて、ベットの横にうずくまった。親父が言うには、人は、動かなかったら、動かないストレスがたまるのだという。その通りだとは思うのだが・・・。
「遥、何で死んだんだ」
「びょうき?」
おれは、ギョッてして、自分の隣に寄り添って、おれを見上げている。遥を見下ろした。顔がものすごく近い。
「おま・・、死んだんじゃあ」
「ごめんね、本当は、ユウのお嫁さんになりたかったのよ。そしたら、神様が、転生させてくれるって言うのよ。大きな国のお姫様だって。ユウが私を守ってくれるんでしょう。それを転生の条件にしちゃった」
「おれもか?」
「ユウは、転移だって。16も年下の可愛い子をお嫁さんにできるんだよ。すっごく喜んでいいから」
「はあーー、ハハッ」
おれは、片手で、頭を抱えて失笑した。
「おれは、お前のことを避けてたんだぞ。なんで、そんなことを思ったんだ」
「結婚の事? だって、ユウって、病院で私に告白して、そんでもって泣いてたじゃない。身動きできなかったから答えられなかったけど、嬉しかったんだー」
「あれを全部聞いていたのか」
「む、ふー。私、ユウの告白だけで、この先、生きていけるよ」
遥が、鼻息を荒くした。
「あの時、なあんだ、私と一緒だったのねって思ったわ。私の拳士になってくれるでしょう」
あれを全部聞かれていたのかと思うと恥ずかしくてしかたない。思わず遥から目をそらした。
「わかった。好きにすればいいよ。お姫様」
「嬉しい、絶対頑張ってね」
「頑張ってって?ちょっとまて」
そう言って、そらしていた目を遥に向けた。遥は、キラキラした目で、おれをガン見していた。そして、にっこり笑って、消えた。
「どうやら、契約が成立した様だね。白鷺勇気。汝をイスカに転移させる。心の準備はいいか」
「無理ですよ。すいません神様ですか、もう少し説明をしてください」
「難儀な。勇者を転生させるだけでも、世界に対して大きな介入だというのに」
「遥は、勇者になるんですか?」
「君は、シラサギ・ユウという名前で魔法拳士になる。今の技術が惜しいから、そのままが良いだろうと遥君が言うのだ。君は、魔法を覚えて魔法拳士に昇り詰めなさい。どうだ、夢がかなっただろう」
「いや、修行って」
「君が、遥君を無視した12歳までに、魔法拳士を会得するのです。そこからは、遥君の横に並べる様頑張りなさい」
「そこも、ですか」
「ぼくは、遥君の味方だからね」
何言ってんだこの人
「君を魔法が使えるようにするのだよ。それだけで破格な恩恵だと思わないか。では、頑張りなさい」
「ちょ、ちょっとまて・・・」
待てと言って手を伸ばしたところで異世界になった。はっきり言って、着の身着のままで、イスカという世界に放りだされた。靴履いてないし。それと同時に、遥は、この世界の大きな国の王家で生を受けたのだろう。こっちは、遥が、どの国で生まれたのかも、わからない。たぶん、遥が12歳になった時、勇者の資質に目覚めるのだ。その時、何処の国にいるかわかる。それまで修業しながら放浪しなさいということか。
無茶苦茶だな
おれは、12歳のあの時から、遥が死ぬまでの4年間も無視し続けていた。仕方ないかと思う。それにしても、一介の拳士が、どうやって、大国のお姫様と結婚できるんだ。あの無邪気で、全くおれを疑っていなかった遥の目を思い出した。
遥には、「やるけど、期待するなよ」と、言っときゃあよかった
満天の星空の下。遠くで狼が吠えている声が聞こえる。おれは、近くの大木によじ登って、その夜を過ごした。
0
あなたにおすすめの小説
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる