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水の王女シレーヌのゆうつ
東の海、ザザーの深海城
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東の海の王ザザーの城は、銀色の巨大な葉巻型をした金属の空洞内に建てられた海底城だ。その銀色の葉巻型ドームの中は明るく。東の海の王を名乗るのにふさわしい場所だ。ここに、ハフマンド王国に忍ばせていた情報方が、面白い情報を持ってきた。
あの、無敗だったハフマンド王国の戦士モームが、正式の試合ではないが、海上20メートルも吹っ飛ばされる負け方をしたというのだ。それも相手は小さな人魚ではないかという。モームを助けに現れたのが水の巨人だったからだ。つまり、モームは、豆粒のような相手に負けた。相手が、両棲のポーラ族だとしても情けない。
実は、東海王ザザーも、モームと同じ鯨系の巨魚人。モームには一目置いていたが、自分より弱いことが判明した。モームは、ぜひ自分の陣営に欲しい戦士だ。一度、モームを自ら張り飛ばして言うことを聞かせばいいのではないかと、近侍の者も進言している。確かに自らやるのが効果的だ。ザザーは、モームと違って魔法も使える。負ける気が全くしなかった。
コラグ海には、東の海から多くの魚人が出稼ぎに来ていた。ここは、東の海から見たら浅い海で、太陽が降り注ぎ、とても豊かな漁場になっている。海藻類の繁殖もすごい。その魚人たちに紛れて、ザザーの情報方も多数侵入している。彼らはいつも、ハフマンド王の弱みを握れないかと画策しているが、王は、海上にいることが多いのでよくわからない存在。どうしても、ハフマンド王が重用するコラグ海警備隊等のモームが目に付くことになる。しかし、モームは、ザザー王と同族。どうしても、良い目で見てしまう。今回の醜見は、初めてのこととなる。
ザザー王は、モームよりでかい12メートルの巨体。ここに、コラグに送っていた情報方が、息を切らせてやってきた。
「王よ、モームの強さの底が判明しました。彼は、人魚に負けた模様です」
「なんと情けない」
「いや、強さは折り紙付きですぞ」
王は、身じろぎもせず、情報方をにらむ。
「どのように負けたのだ」
「海上20メートルも吹っ飛ばされて気絶したとか。それは陸の人間が多数目撃しております。吹っ飛ばしたのは、モームと同じ大きさの水の巨人。コラグで出来るのは、ポーラ族ぐらいではないでしょうか」
「人魚か。ハフマンドめ、我が同族をコケにしよって」
「王よ。モームを取り込むチャンスです」
「彼奴が、東の海に近づいたら、張り倒しに行きましょう。東の巨魚族は強いものにつきます。きっとモームもそうでしょう」
「モームは、コラグの警備隊長。巡回で、必ずこちら側にも現れますぞ」
「国境付近の監視を増やせ。モームの動きを見逃す出ないぞ」
ハハー
暗い海底にある銀の筒の中の明るい城で、ザザー王とその家臣は、モームを囲い込めるとニヤニヤ笑った。
このような噂は、東の海だけではなく、深海帝国や西の海にも広まった。モームを狙うもの多数。それほどコロシアムの勇者の名は、海の世界に浸透していた。
水魔法の勉強を始めて3日目。遥は、水の大魔石に頼ってではあるが、水の結界をすり抜けることに成功した。その間ユウは、シレーヌ王女とビヨンド王子の部屋を何往復もして、金貨9枚、海露結晶の大結晶を一つ、海露魔石を3つ獲得していた。これは、二人からの報酬である。ユウは、朝は、手紙配達。昼は、拳法と魔法の練習といった日々。お昼前のひと時に、街を散策してアイテム屋に入ったり、3人で食事したりしている。
ハフマンド王の命令で、城の者や憲兵は、リリーを探していた。しかしリリーは、ユウに言われて、エルフのように地に足をつけて歩いていたので、大妖精だと視止められず街で自由にしている。普通、風の妖精というのは空中をふわふわしているものである。誰も見間違うことはない。その思い込みの為、みんな挨拶しているのに気づかない。フレンドリーなリリーと顔見知りになっている憲兵もいたほどである。実際リリーは、今では自分で風の魔力を生成している妖精より格上の大精霊。とはいえ、よくしゃべるし嘘を言わないので、聞けばすぐばれる。今のところは、そんなことはないが、一度は城に顔を出すことになるだろう。
「これでいい?」
「素晴らしい。人で水の結界をすり抜けられる者のは、ほんのわずか。ハウルカの師になれたことを誇りに思うよ。ここまで綺麗にすり抜けられるなら、術者に気づかれないだろうね」
「本当、うれしい!。じゃあ、明日は、シレーヌのところに行っても平気かな」
「リリーの姿を消す魔法には感心させられる。海の中では光が散光していて、ああはいかない。問題ないだろうね。ユウが話してシレーヌ様は、ハウルカの事を知っているとのこと。いいんじゃないかな」
遥は海中で訓練しているユウとリリーに手を振って、今日の快挙を報告した。明日は、コロシアムがある日なので、練習は休み。城も手薄になるので、竜宮に遊びに行くには、ちょうどいいんじゃないかなと思っている。
「遥さま、最速ですね」
「リリー、様は余分」
遥は、リリーが自分と同格の姫だと知って、普通にしゃべることをリリーに強要している。リリーは、ミラに丁寧に育てられているので、丁寧に話すのが普通。未だに遥に怒られている。
「丁寧言葉はいいの、私を呼び捨てにすればいいのよ」
「はぁーい」
リリーは、手をあげて答えているが、いい加減。
「じゃあ、明日は、二人共シレーヌのところに行くか」
「行く行く。ほら、ユウだってシレーヌに言われて、シレーヌのことを呼び捨てにしているでしょ」
「わかりました」
「ユウ、リリーの話もしてくれた?」
「まだだ。遥の話が難しすぎるんだよ。前世が異世界人で、王家の姫で、もと光の勇者候補だっただろ。悪いけど、二人でしてよ。それと、おれ、途中でコロシアムに行くからな。モームが、ファイナル前のエキシビションで、同族と戦うそうなんだ。見に来てくれって言われた」
「私も見たいです」
「それじゃあ、シレーヌが可哀相過ぎない」
「歌を歌ってもらえよ。もう、2カ月歌っていないんだってさ」
「歌を聞きたいです」
「じゃあ決まりね」
ハウルカの国、イスタル王国は、コラグ海と接している国だ。ハウルカの国民は、魔の海には出て行かないで、コラグの漁民から、魚を買っている。つまり、お得意さんだ。二国は、不可侵条約を結んでいる。元々魚人は陸に上がらない。しかしこの取り決めのおかげで、ゼゲイ魔王国の魔族も、海からイスタル王国にはやってこない。お互いフェアな取り決めをしている。
せっかく、条約を結んでいる国なのに、魔族と人間だけの国という特殊性から、親交を深めたことがない。今回、王女同士が会うというのは、いい機会なのだ。
ハウルカの今の立場という特殊性は、王国の娘同士には関係ないこと。政治が絡まないのだ。何の遠慮がある。事情を聴いたシレーヌは、来て来てと、大歓迎すると言っていた。魔族と仲よくしてくれる大国の姫を悪く思うものはいない。
ハウルカのこの世界への独自の考えも面白い。
「イスカって、みんな魔法が使えるでしょう。人族もそうよね。魔法が使えるなら、人族も、魔法が使える種族。魔族じゃない。いったい、ムーマ大陸の人と、アストラル大陸の人の、どこが違うのかしら」
これが、ムーマ大陸の事を知ったハウルカの見解である。
ユウは、遥の拳士だ。遥の考えに従う。元々遥の家は、古神道を守る剣術の家。そういう、政(まつりごと)は、遥の領分だと思っている。
※昔、政府の決めごとは、神社を通して伝えられていた。だから政治のことを政(まつりごと)と、いう。
遥は、シレーヌと仲よくしたいと考えている。それを応援するのが、遥の拳士の役目。
翌朝、ビヨンド王子に事情を話して、いつもの手紙を貰って、アパートに到着。そこから三人で、竜宮の海上にある白亜の城の後宮、パール宮に向けて出立する。
あの、無敗だったハフマンド王国の戦士モームが、正式の試合ではないが、海上20メートルも吹っ飛ばされる負け方をしたというのだ。それも相手は小さな人魚ではないかという。モームを助けに現れたのが水の巨人だったからだ。つまり、モームは、豆粒のような相手に負けた。相手が、両棲のポーラ族だとしても情けない。
実は、東海王ザザーも、モームと同じ鯨系の巨魚人。モームには一目置いていたが、自分より弱いことが判明した。モームは、ぜひ自分の陣営に欲しい戦士だ。一度、モームを自ら張り飛ばして言うことを聞かせばいいのではないかと、近侍の者も進言している。確かに自らやるのが効果的だ。ザザーは、モームと違って魔法も使える。負ける気が全くしなかった。
コラグ海には、東の海から多くの魚人が出稼ぎに来ていた。ここは、東の海から見たら浅い海で、太陽が降り注ぎ、とても豊かな漁場になっている。海藻類の繁殖もすごい。その魚人たちに紛れて、ザザーの情報方も多数侵入している。彼らはいつも、ハフマンド王の弱みを握れないかと画策しているが、王は、海上にいることが多いのでよくわからない存在。どうしても、ハフマンド王が重用するコラグ海警備隊等のモームが目に付くことになる。しかし、モームは、ザザー王と同族。どうしても、良い目で見てしまう。今回の醜見は、初めてのこととなる。
ザザー王は、モームよりでかい12メートルの巨体。ここに、コラグに送っていた情報方が、息を切らせてやってきた。
「王よ、モームの強さの底が判明しました。彼は、人魚に負けた模様です」
「なんと情けない」
「いや、強さは折り紙付きですぞ」
王は、身じろぎもせず、情報方をにらむ。
「どのように負けたのだ」
「海上20メートルも吹っ飛ばされて気絶したとか。それは陸の人間が多数目撃しております。吹っ飛ばしたのは、モームと同じ大きさの水の巨人。コラグで出来るのは、ポーラ族ぐらいではないでしょうか」
「人魚か。ハフマンドめ、我が同族をコケにしよって」
「王よ。モームを取り込むチャンスです」
「彼奴が、東の海に近づいたら、張り倒しに行きましょう。東の巨魚族は強いものにつきます。きっとモームもそうでしょう」
「モームは、コラグの警備隊長。巡回で、必ずこちら側にも現れますぞ」
「国境付近の監視を増やせ。モームの動きを見逃す出ないぞ」
ハハー
暗い海底にある銀の筒の中の明るい城で、ザザー王とその家臣は、モームを囲い込めるとニヤニヤ笑った。
このような噂は、東の海だけではなく、深海帝国や西の海にも広まった。モームを狙うもの多数。それほどコロシアムの勇者の名は、海の世界に浸透していた。
水魔法の勉強を始めて3日目。遥は、水の大魔石に頼ってではあるが、水の結界をすり抜けることに成功した。その間ユウは、シレーヌ王女とビヨンド王子の部屋を何往復もして、金貨9枚、海露結晶の大結晶を一つ、海露魔石を3つ獲得していた。これは、二人からの報酬である。ユウは、朝は、手紙配達。昼は、拳法と魔法の練習といった日々。お昼前のひと時に、街を散策してアイテム屋に入ったり、3人で食事したりしている。
ハフマンド王の命令で、城の者や憲兵は、リリーを探していた。しかしリリーは、ユウに言われて、エルフのように地に足をつけて歩いていたので、大妖精だと視止められず街で自由にしている。普通、風の妖精というのは空中をふわふわしているものである。誰も見間違うことはない。その思い込みの為、みんな挨拶しているのに気づかない。フレンドリーなリリーと顔見知りになっている憲兵もいたほどである。実際リリーは、今では自分で風の魔力を生成している妖精より格上の大精霊。とはいえ、よくしゃべるし嘘を言わないので、聞けばすぐばれる。今のところは、そんなことはないが、一度は城に顔を出すことになるだろう。
「これでいい?」
「素晴らしい。人で水の結界をすり抜けられる者のは、ほんのわずか。ハウルカの師になれたことを誇りに思うよ。ここまで綺麗にすり抜けられるなら、術者に気づかれないだろうね」
「本当、うれしい!。じゃあ、明日は、シレーヌのところに行っても平気かな」
「リリーの姿を消す魔法には感心させられる。海の中では光が散光していて、ああはいかない。問題ないだろうね。ユウが話してシレーヌ様は、ハウルカの事を知っているとのこと。いいんじゃないかな」
遥は海中で訓練しているユウとリリーに手を振って、今日の快挙を報告した。明日は、コロシアムがある日なので、練習は休み。城も手薄になるので、竜宮に遊びに行くには、ちょうどいいんじゃないかなと思っている。
「遥さま、最速ですね」
「リリー、様は余分」
遥は、リリーが自分と同格の姫だと知って、普通にしゃべることをリリーに強要している。リリーは、ミラに丁寧に育てられているので、丁寧に話すのが普通。未だに遥に怒られている。
「丁寧言葉はいいの、私を呼び捨てにすればいいのよ」
「はぁーい」
リリーは、手をあげて答えているが、いい加減。
「じゃあ、明日は、二人共シレーヌのところに行くか」
「行く行く。ほら、ユウだってシレーヌに言われて、シレーヌのことを呼び捨てにしているでしょ」
「わかりました」
「ユウ、リリーの話もしてくれた?」
「まだだ。遥の話が難しすぎるんだよ。前世が異世界人で、王家の姫で、もと光の勇者候補だっただろ。悪いけど、二人でしてよ。それと、おれ、途中でコロシアムに行くからな。モームが、ファイナル前のエキシビションで、同族と戦うそうなんだ。見に来てくれって言われた」
「私も見たいです」
「それじゃあ、シレーヌが可哀相過ぎない」
「歌を歌ってもらえよ。もう、2カ月歌っていないんだってさ」
「歌を聞きたいです」
「じゃあ決まりね」
ハウルカの国、イスタル王国は、コラグ海と接している国だ。ハウルカの国民は、魔の海には出て行かないで、コラグの漁民から、魚を買っている。つまり、お得意さんだ。二国は、不可侵条約を結んでいる。元々魚人は陸に上がらない。しかしこの取り決めのおかげで、ゼゲイ魔王国の魔族も、海からイスタル王国にはやってこない。お互いフェアな取り決めをしている。
せっかく、条約を結んでいる国なのに、魔族と人間だけの国という特殊性から、親交を深めたことがない。今回、王女同士が会うというのは、いい機会なのだ。
ハウルカの今の立場という特殊性は、王国の娘同士には関係ないこと。政治が絡まないのだ。何の遠慮がある。事情を聴いたシレーヌは、来て来てと、大歓迎すると言っていた。魔族と仲よくしてくれる大国の姫を悪く思うものはいない。
ハウルカのこの世界への独自の考えも面白い。
「イスカって、みんな魔法が使えるでしょう。人族もそうよね。魔法が使えるなら、人族も、魔法が使える種族。魔族じゃない。いったい、ムーマ大陸の人と、アストラル大陸の人の、どこが違うのかしら」
これが、ムーマ大陸の事を知ったハウルカの見解である。
ユウは、遥の拳士だ。遥の考えに従う。元々遥の家は、古神道を守る剣術の家。そういう、政(まつりごと)は、遥の領分だと思っている。
※昔、政府の決めごとは、神社を通して伝えられていた。だから政治のことを政(まつりごと)と、いう。
遥は、シレーヌと仲よくしたいと考えている。それを応援するのが、遥の拳士の役目。
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