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水の王女シレーヌのゆうつ
無礼講
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ハフマンド王は、妃と姫に、アストラル大陸の難題を突き付けられた。今の状況は、ノイエ法国にいる光の聖獣ロトの仕業だと聞かされ、その上、対岸の国、イスタル王国の姫と夕食を共にしろというのだ。ロト話は、難儀している光教と通じる。紛いなき敵だ。しかし、ロトに勇者候補にされたイスタル王国の姫とは義実を結びたい。とにかく詳しくは明日と言って、酒宴の席に出た。
ハウルカの出席をどうしようかと思ったが、家臣が全員揃っているのは珍しい。仕方なく、ハウルカの同席の中で、無礼講の祝宴となった。
ここには、人間も同席させている。シャーク船長。その部下のハイデル。ハイデルが連れてきたギルドの受つけ嬢アルマ。コロシアムの主モームの一番弟子ユウ。ビヨンド王子は、後日、ザンクトベルグ王、王妃とともに、謁見を許すことにしている。その後、王妃とシレーヌを交えた、ささやかな食事会も用意した。
いずれにしても無礼講の席に、大国の要人である姫を同席させていいものかと、一瞬悩んだが、ハウルカは、ノームの弟子だと聞かされ、気分が変わった。盛大に無礼講のまま、夕食の宴となる。
シャーク船長は、この宴の為に、更にワインを散財させられることになった。もう、泣き笑いである。ハウルカが絡むとワインを散財させられるジンクスがあることをシャークは、知らなかった。
今日のハウルカは、ニコニコ顔。エンジェルスマイルが、さく裂していた。ハフマンド王国の要人が、どんどん謁見してくる。
リリーは、あの恥ずかしい恰好のまま出席。やけっぱちになって堂々と出席した。なぜなら、食事がとても美味しいとミレーネ王妃にささやかれたからだ。堂々としていたら、みんな変に思わないものである。なので、ちょっと調子に乗って、ワインにまで、手を出した。
ユウは、ハフマンド王に謁見。ハウルカの守り手だと聞き感心された。ユウには、大瓶のワインが褒美に供された。ユウは、26歳。16歳だと思っている周りの人に、結構な飲みっぷりを見せて、やんやの喝さいをうけた。
王は、ユウの師であるモームと、その使い魔ノームを労った。良くシャークを助けた。これで、魚人と人が、ぎくしゃくしなくて済む。巨魚人で、海上の城にフラフラやってこれるのはモームぐらいなもの、王は、モームと、とことん酒を飲む気でいる。
リリーが初めて飲んだワインの性で、会場の空中を漂い出したころ、ギルドの受つけ嬢アルマが、エルフのイリスを連れて現れた。イリスは、リリーナ姫を視止めて、大泣きした。ミラの死を聞き、もうダメだと思っていたからである。
「あー、アルマさんも来たんですかー。あれっ、後ろにいるのはイリスひゃんじゃないですか」
「姫、よく生きて・・・わーん、わーん」
イリスが、空中のリリーにすがった。リリーは、イリスの頭をよしよしとなでる。
「ちょっとリリー、ワインを飲んだのね。はいお水。空中を漂ってはいけません」
「すっごい気分いいです。こうなると、水も美味しいんですね」
ワインは、飲み過ぎると悪酔いする。アルマは、明日が大変だと思う。でも、酔っ払いにすがるエルフって絵になるわと、ちょっと感心した。アルマは、この後、ハイデルに求婚されるというイベントが待っているのだが、それを知らないアルマは、それまで二人の面倒を見た。
アルマは、リリーの事を知っていたが、ハイデルに誰にも話すなと止められていた。事は、人と魚人を繋ぐ話し。ユウは、シレーヌ王女の部屋に侵入しなくてはいけない、その使い魔であるリリーの話を大っぴらにすることはできなかった。東の海の巨魚人ゴーザが、ユウに吹っ飛ばされて、シャーク船長の事はなった。今夕、やっとリリーの話が解禁になった。アルマも、ハイデルと同じく、なんだか一区切りついた気分になっていた。明日からは、各ギルドに、リリー達のことを伝達しなくてはいけない。でも、今日は無礼講よねと思っている。
この後イリスは、リリー第一の冒険譚。ジェライド王国の巻を語って、大いに場を盛り上げた。なんせ、その横で、本人が、自分の父親を殴るくだりで、その小芝居をするものだから、面白いやら痛快やらで、拍手喝さい。イリスの心配を吹き飛ばした。その後イリスは、第二の冒険譚をリリーから仕入れることになる。
遥は、イスタル王国に点在している魚市場統括責任者のコラサと、魚を我が国に安く提供できる仕組みがあると、養殖の話を提案していた。いたが、酔っぱらって暴れたうえ、目を回しているリリーを見て、コラサとは、後日話し合うことにして、リリーの介抱に走った。アルマは、ハイデルと、どこかに行っちゃうし、イリスは、吟遊詩人の仕事で忙しかったので、リリーが、一人になっていた。
「はりゅか様、無礼講っていいですねー」
「リリーったら、酔っぱらっちゃって、水を飲んで」
「もう、飲めません。ご主人様のおかげで、冒険が楽しくなっちゃってー・・・。。。」
「リリー寝ちゃダメ、帰ろ」
「はい!、ふーーーー。すーー」
リリーは、一度、ちょっとだけ起きたけど、すぐ寝てしまった。これをミレーネ王妃が見つけて、二人をパール宮のゲストルームに連れて行った。ハウルカは、10歳。やはり、退室の時間だった。
ユウは、ハフマンド王、モーム、ノーム、シャーク船長に囲まれて、次の目的地、ジェライド王国の話を聞いていた。ユウの話を聞いた4人は、闇の聖獣様に会うには、レックス王に認められないと、その場に行くのは無理だと忠告してくれた。
それにしても、王の間だというのに、みんな地べたで胡坐をかいて酒盛りしている。そりゃ、敷物は引いているし、卓もある。もう夜なので、卓上にはキャンドルがともっていて、それなりの雰囲気もあるけど、目の前の王、もっと言うと、水の魔王が、ガハガハ笑って、上品なワインを飲んでいるのには驚かされる。モームは、デカいから、胡坐で樽酒で、いいと思うが、・・・まあいいか。
「わしも、聖獣様に会いたかったぞ」
「ノームは、会いましたよ」
「多分ミレーネさまと同じ話ですよ。光の聖獣ロトが元凶。そんな話です」
「そいつ、わしがぶっ飛ばしていいか」
「今だと、人族と消耗戦になっちゃいます。風竜が、アストラル大陸の中央山脈にあるダンジョンを攻略したら、全ての流れが変わります。それからですよ」
「それなら、わしも、そのダンジョンに行っていいか。地下水脈があるはずだ。我らも参加できる」
「ダンジョンは、アストラル大陸の中心あたりですよ。無理じゃないですか」
「モーム何とかならんか。中央の奴らと直接交易もしたいぞ」
「ノーム、調査してくれ」
「マスターが、頼みごとをしてくるなんて珍しい。まかせてよ」
ノームが上機嫌になった。
「そういや、風竜様が、闇の聖獣様を紹介してくれるんだってね」
「遥の用が済んだら向かう予定なんだ。闇魔法を教えてもらう」
「ティラノ様に会いに行くのか?本人が良くてもレックスがうんと言わないんじゃないか」
「どういうことですか」
「うむ、ティラノ様は、お歳だ。だから、ティラノ様が住まうアララテ山に入るには、レックスの許可がいる。レックスが認めた者でないと入れない」
「風の聖獣様に、レックス王にも口をきいてもらえばいいんじゃないの?」
「それだとレックスは、不要と言う事になる。後々禍根が残るぞ」
「試練と言う事ですか」
「人族か、やはり、力を示せという話になるだろう」
「ユウなら大丈夫だ。風のギガントは、20メートルは、あるんだろ。行ける行ける。奴らを吹っ飛ばしてやればいい」
「師匠!」
「いや、良いんじゃないか。わしも推奨する」
「ハフマンド様まで」
「ダンジョンは、こっちに任せて、ユウは、ジェライド王国で頑張んなよ」
「ダンジョンいいなー」
ワハハハ
ガハハハ
「まあまあ」
後でシップウに話しておこう。水中からの支援と、ハフマンド王国との友好。旨く行ったら、一石二鳥かもしれない。それにしても、ジェライド王国は、恐竜の世界。強敵の予感。ここでもっと修行がしたくなった。
「それじゃあユウ、そろそろ東の大陸棚で手合わせするか」
「よろしくお願いします」
「何の話だ」
「マスターが、本気で魔法を使うってことです。ユウも簡単に負けないようマスターが、鍛えました」
「おいおい、お前ら、面白そうなことを、やっているじゃないか。わしも見学させろ」
「王よ、見学だけだぞ」
「わかっとる」
この話を、周りが聞き逃すはずがない。モームの声は大きい。当日、とんでもない数のギャラリーが付くことになる。なんせ、ノームは妖精、嘘を吐くのが下手だ。ノームから詳細が、駄々洩れになったからである。
ハウルカの出席をどうしようかと思ったが、家臣が全員揃っているのは珍しい。仕方なく、ハウルカの同席の中で、無礼講の祝宴となった。
ここには、人間も同席させている。シャーク船長。その部下のハイデル。ハイデルが連れてきたギルドの受つけ嬢アルマ。コロシアムの主モームの一番弟子ユウ。ビヨンド王子は、後日、ザンクトベルグ王、王妃とともに、謁見を許すことにしている。その後、王妃とシレーヌを交えた、ささやかな食事会も用意した。
いずれにしても無礼講の席に、大国の要人である姫を同席させていいものかと、一瞬悩んだが、ハウルカは、ノームの弟子だと聞かされ、気分が変わった。盛大に無礼講のまま、夕食の宴となる。
シャーク船長は、この宴の為に、更にワインを散財させられることになった。もう、泣き笑いである。ハウルカが絡むとワインを散財させられるジンクスがあることをシャークは、知らなかった。
今日のハウルカは、ニコニコ顔。エンジェルスマイルが、さく裂していた。ハフマンド王国の要人が、どんどん謁見してくる。
リリーは、あの恥ずかしい恰好のまま出席。やけっぱちになって堂々と出席した。なぜなら、食事がとても美味しいとミレーネ王妃にささやかれたからだ。堂々としていたら、みんな変に思わないものである。なので、ちょっと調子に乗って、ワインにまで、手を出した。
ユウは、ハフマンド王に謁見。ハウルカの守り手だと聞き感心された。ユウには、大瓶のワインが褒美に供された。ユウは、26歳。16歳だと思っている周りの人に、結構な飲みっぷりを見せて、やんやの喝さいをうけた。
王は、ユウの師であるモームと、その使い魔ノームを労った。良くシャークを助けた。これで、魚人と人が、ぎくしゃくしなくて済む。巨魚人で、海上の城にフラフラやってこれるのはモームぐらいなもの、王は、モームと、とことん酒を飲む気でいる。
リリーが初めて飲んだワインの性で、会場の空中を漂い出したころ、ギルドの受つけ嬢アルマが、エルフのイリスを連れて現れた。イリスは、リリーナ姫を視止めて、大泣きした。ミラの死を聞き、もうダメだと思っていたからである。
「あー、アルマさんも来たんですかー。あれっ、後ろにいるのはイリスひゃんじゃないですか」
「姫、よく生きて・・・わーん、わーん」
イリスが、空中のリリーにすがった。リリーは、イリスの頭をよしよしとなでる。
「ちょっとリリー、ワインを飲んだのね。はいお水。空中を漂ってはいけません」
「すっごい気分いいです。こうなると、水も美味しいんですね」
ワインは、飲み過ぎると悪酔いする。アルマは、明日が大変だと思う。でも、酔っ払いにすがるエルフって絵になるわと、ちょっと感心した。アルマは、この後、ハイデルに求婚されるというイベントが待っているのだが、それを知らないアルマは、それまで二人の面倒を見た。
アルマは、リリーの事を知っていたが、ハイデルに誰にも話すなと止められていた。事は、人と魚人を繋ぐ話し。ユウは、シレーヌ王女の部屋に侵入しなくてはいけない、その使い魔であるリリーの話を大っぴらにすることはできなかった。東の海の巨魚人ゴーザが、ユウに吹っ飛ばされて、シャーク船長の事はなった。今夕、やっとリリーの話が解禁になった。アルマも、ハイデルと同じく、なんだか一区切りついた気分になっていた。明日からは、各ギルドに、リリー達のことを伝達しなくてはいけない。でも、今日は無礼講よねと思っている。
この後イリスは、リリー第一の冒険譚。ジェライド王国の巻を語って、大いに場を盛り上げた。なんせ、その横で、本人が、自分の父親を殴るくだりで、その小芝居をするものだから、面白いやら痛快やらで、拍手喝さい。イリスの心配を吹き飛ばした。その後イリスは、第二の冒険譚をリリーから仕入れることになる。
遥は、イスタル王国に点在している魚市場統括責任者のコラサと、魚を我が国に安く提供できる仕組みがあると、養殖の話を提案していた。いたが、酔っぱらって暴れたうえ、目を回しているリリーを見て、コラサとは、後日話し合うことにして、リリーの介抱に走った。アルマは、ハイデルと、どこかに行っちゃうし、イリスは、吟遊詩人の仕事で忙しかったので、リリーが、一人になっていた。
「はりゅか様、無礼講っていいですねー」
「リリーったら、酔っぱらっちゃって、水を飲んで」
「もう、飲めません。ご主人様のおかげで、冒険が楽しくなっちゃってー・・・。。。」
「リリー寝ちゃダメ、帰ろ」
「はい!、ふーーーー。すーー」
リリーは、一度、ちょっとだけ起きたけど、すぐ寝てしまった。これをミレーネ王妃が見つけて、二人をパール宮のゲストルームに連れて行った。ハウルカは、10歳。やはり、退室の時間だった。
ユウは、ハフマンド王、モーム、ノーム、シャーク船長に囲まれて、次の目的地、ジェライド王国の話を聞いていた。ユウの話を聞いた4人は、闇の聖獣様に会うには、レックス王に認められないと、その場に行くのは無理だと忠告してくれた。
それにしても、王の間だというのに、みんな地べたで胡坐をかいて酒盛りしている。そりゃ、敷物は引いているし、卓もある。もう夜なので、卓上にはキャンドルがともっていて、それなりの雰囲気もあるけど、目の前の王、もっと言うと、水の魔王が、ガハガハ笑って、上品なワインを飲んでいるのには驚かされる。モームは、デカいから、胡坐で樽酒で、いいと思うが、・・・まあいいか。
「わしも、聖獣様に会いたかったぞ」
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「多分ミレーネさまと同じ話ですよ。光の聖獣ロトが元凶。そんな話です」
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ノームが上機嫌になった。
「そういや、風竜様が、闇の聖獣様を紹介してくれるんだってね」
「遥の用が済んだら向かう予定なんだ。闇魔法を教えてもらう」
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「風の聖獣様に、レックス王にも口をきいてもらえばいいんじゃないの?」
「それだとレックスは、不要と言う事になる。後々禍根が残るぞ」
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「ユウなら大丈夫だ。風のギガントは、20メートルは、あるんだろ。行ける行ける。奴らを吹っ飛ばしてやればいい」
「師匠!」
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「ダンジョンいいなー」
ワハハハ
ガハハハ
「まあまあ」
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「それじゃあユウ、そろそろ東の大陸棚で手合わせするか」
「よろしくお願いします」
「何の話だ」
「マスターが、本気で魔法を使うってことです。ユウも簡単に負けないようマスターが、鍛えました」
「おいおい、お前ら、面白そうなことを、やっているじゃないか。わしも見学させろ」
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