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水の王女シレーヌのゆうつ
今日は良き日
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ハフマンド王たちと、別れを告げる日が来た。ザンクトベルグの町から、イモウジ連山を越えて、ジェライド王国を目指す。イモウジ連山を超えたら途中、コルグという巨大なダチョウの馬車に乗り換える。そうしないと、恐竜たちに踏みつぶされてしまう。出立の日まで、ユウと遥は、コロシアムで、水魔法をモーム、ノームの指導で、随分教え込まれた。リリーは、「私、風専用ですから」と、言って飛んで逃げた。リリーも水の大魔石があれば、ちょっとした水魔法が使える。そこは、遥が任せてと言っていた。いまは、この町のエルフや吟遊詩人のイリスと遊ばせたいとも言っていた。今まで、リリーも大変だった。仕方なく暇をやることにした。おれ達は、あの東の大陸棚の戦闘から2週間も、ここに長逗留することになった。
出立の前日は、竜宮やザンクトベルグ城へのあいさつ回り。ギルドで打ち合わせと多忙を極める。
そして夜。リリーが、いい店を見つけたというので、その店に行くことになった。そこは、シャーク船長の別宅に行く途中のあの、ボロボロだった酒場。今はきれいに改装されて、二度目のオープンをしていた。
「ハイデルさん、アルマさーん。二人を連れてきましたよ」
リリーは思いっきり手を振って店の準備をしているアルマと、カウンターの中で、三人の歓迎の準備をしているハイデルに声を掛けた。
「いらっしゃい」
「待ってたよ」
「あれっ、そう言えば今日ギルドにアルマさん、いなかったよな」
「ユウは知らないと思うけど、二人は結婚するのよ。ここは、二人のお店」
こういう世情に疎いユウは、ビックリするばかりだ。
「みんな来るから待ってな」
「夕飯まだでしょう。みんなと話し込んだら食べられなくなるわよ。今食べて」
三人でご飯を食べていたら、どんどん知り合いが入ってくる。この酒場の北側は、コルグ海に通じている。そこにモームもやって来た。お昼に会った人もやって来た。ビヨンド王子は、ここの常連になる気だ。でも、ちょっともて体質なので、カウンターの隅を住処としている。王子は、結構シレーヌ一直線。シレーヌは14歳。酒場なので遠慮した。ハウルカには会いたいが、多分父親が、モームと酒盛りをすると読んで、敬遠することにしている。ビヨンドのことは、まだ、ちゃんと言えていない。
なんとなく、みんな集まったところで、ハイデルが乾杯した。
案の定、その時に、ハフマンド王もこの場に混ざって乾杯していた。
リリーは、「わーい無礼講だ」と、喜んでいる。遥には、「ワインを飲んだ次の日は、頭痛で一日寝てたでしょ。明日は馬車に乗るのよ」と、ワインを止められている。それでも上機嫌。新しい友達をユウと遥に紹介した。
「じゃあ席を作るわね」
ここの酒場は、急ごしらえのせいか、竜宮方式なのか。何もないところに絨毯を引いて小さめの卓を置く。そこに蝋燭がともると、それが席になる。カウンターは椅子。ユウたちは、店の真ん中に席を作ってもらった。そこに、いろいろな人がやってきて、ちょっと挨拶するといなくなる。難しい儀礼は無しの良い夕べとなった。店の北の港側で、二人ほど、ガハガハ言っているが気にしない。
「遥さまー、シュウリン・チャンです。その友達のアンジュとドロシーです」
「シュウリンです。私、遥さまのエルフファッションが気になります」
「私もです」
「私たち、洋服屋をやるのが夢なんです」
「本当!」
「シュウリンは、私の爺やのお孫さんです。いい子たちでしょう」
「うんうんうん」
「最初は小さいですが、妖精の服を作りたいです」
「ザンクトベルグ港には、アストラル大陸から絹糸も来るし、ここで基盤を作りたいんです」
「あのう、リリーナ様の妖精服をお借りしてもいいですか。参考にしたいです」
女子力満点の話になってしまった。遥は、自分のことをハウルカではなく遥と呼ぶ友達を初めて作った。そこで、遥は、「様」付け厳禁令を出した。リリーもまねして、「ナ様」付け厳禁令を出す。やっぱり愛称のリリーで呼ばれたい。そこは、リリーナ姫の執事長をしていた、セバス・チャンの孫娘。シュウリン・チャンが、TPO分けを心得ていて、友達にも使い分けを勧めていた。
ユウは、暇になった。女子は、女子に任せて、移動することにした。まずは、師匠と王の居る港側。ここもいつの間にかいっぱいになっていた。ここに竜宮の兵士やシャーク海賊団が居て、なんの集会だーという感じを醸している。よく見るとギルドから応援がいっぱい来ていて、給仕の女子が、忙しそうに、ここを走り回っている。あいつら、食べもしているが、飲み過ぎだ。
「ユウ、こっちに来い」
「あれっ、シャーク船長もいたの?」
「居ただろ、はじめっから」
シャーク船長には、いいように使われていたので、ちょっと皮肉。後でノームからいろいろ聞いて、それからずっと飯をおごってもらっている。
「モーム、ユウの仕上がりはどうだ」
「良いところまで行きました。ただリリーナの助けがないと出来ないことが多すぎる。あれに暇をやったら、途端、出来ないことが増えた」
「すいません」
「それは、そのうち何とかなるだろう。ユウ、わしとも対戦してみんんか」
「まだ無理です。王は、海の上を走れるんでしょう。そうなったらお願いします」
「ワハハハ楽しみだ」
ここにノームはいない。現在、対岸のアストラル大陸中央山脈に通じる暗河を特定しに行っている。情報源は、元住人のドワーフたち。中央山脈に居たドワーフが、ドワンゴ王国に匿われたのち。少しずつ、セイドン王国を通ってムーマ大陸に帰ってきている。当然、受け入れ先は、ハフマンド王国の森のギルド。なので、ギルドメンバーのノームに大量の情報が入ることになった。
どうやら、遥の国イスタル王国とドワンゴ、セイドン王国を分けている大河、カルガ川上流に、中央山脈の今はダンジョンになっている洞窟に繋がる暗河、地下を通っている河があるらしい。それを確かめに行っている。
この人たちのペースで酒を飲んでいたら悪酔いすると直感したユウは、そそくさと、ここを離れて、カウンターで、一人ちびちびやっているビヨンド王子のところに行った。
「王子、一人でやっているんだったら、うちの席に来ませんか」
「やあ、ユウ。この間はパール宮に連れて行ってくれてありがとう。席の方は遠慮するよ。女子ばっかりだ」
「せっかくもてるのに。一人ってタイプじゃないですよね」
「友達はできたさ。取り合えずハイデルがいればいいかな。今夜忙しいのは仕方ない。今は、女の子より修行だよ。あのお父さんだよ。先が思いやられる」
「お察しします」
「近いうちに、ノームに修行をつけてもらおうと思うんだ」
「ですね、うちの師匠だと死ねますから」
「ははっ・・。そう言えば、過日、東の大陸棚で、シレーヌとハウルカがセッションしたんだって。その時の歌は、聞かせてもらったけど、二人の歌は聞いてない。異国の歌っていいよね。どうだった?」
「あー、あの時は、審判をしてまして、それも、大乱闘でしょう。てんぱっていて、ちゃんと聞いていなかったです」
「そのうちここに戻ってくるだろ。その時、聞かせてよ」
「了解です」
「旅の土産話もね」
カウンターで王子と話し込んでいたら、ハイデルとアルマがやってきて、婚約報告してくれた。
「ビヨンド王子、ユウ、このワインは、おごりだ。自分で言いうのもなんだけど、オレたち結婚することになったんだ。乾杯してくれよ」
「ごめんなさい。ギルドは、辞めていないのよ。でも、ここが結構忙しくて顔を出していないのよ」
「あれじゃないか。アルマは、ここにいた方が、ハイデルと長く一緒に居られる。だからギルドに顔を出さない」
「止めてください。ビヨンド王子」
すごいなビヨンド王子。アルマが真っ赤になった。
「とにかく祝福してくれ。王子頼む」
「時期王を顎で使うなよ。みんな、今日は良き日だ。アルマ嬢とハイデルを祝福して『乾杯』」
「乾杯」
「何なにー私たちも混ぜて」
遥たちがやって来た。ビヨンド王子は、ちょっと苦い顔。でも、すぐ立ち直って対応していた。もう、シレーヌのお尻に引かれ出している感じが微笑ましい。
遥たちを混ぜて乾杯していると、シャーク海賊団がやって来た。そして3回目の乾杯。ビヨンド王子が言う通り、今日は、良き日になった。
出立の前日は、竜宮やザンクトベルグ城へのあいさつ回り。ギルドで打ち合わせと多忙を極める。
そして夜。リリーが、いい店を見つけたというので、その店に行くことになった。そこは、シャーク船長の別宅に行く途中のあの、ボロボロだった酒場。今はきれいに改装されて、二度目のオープンをしていた。
「ハイデルさん、アルマさーん。二人を連れてきましたよ」
リリーは思いっきり手を振って店の準備をしているアルマと、カウンターの中で、三人の歓迎の準備をしているハイデルに声を掛けた。
「いらっしゃい」
「待ってたよ」
「あれっ、そう言えば今日ギルドにアルマさん、いなかったよな」
「ユウは知らないと思うけど、二人は結婚するのよ。ここは、二人のお店」
こういう世情に疎いユウは、ビックリするばかりだ。
「みんな来るから待ってな」
「夕飯まだでしょう。みんなと話し込んだら食べられなくなるわよ。今食べて」
三人でご飯を食べていたら、どんどん知り合いが入ってくる。この酒場の北側は、コルグ海に通じている。そこにモームもやって来た。お昼に会った人もやって来た。ビヨンド王子は、ここの常連になる気だ。でも、ちょっともて体質なので、カウンターの隅を住処としている。王子は、結構シレーヌ一直線。シレーヌは14歳。酒場なので遠慮した。ハウルカには会いたいが、多分父親が、モームと酒盛りをすると読んで、敬遠することにしている。ビヨンドのことは、まだ、ちゃんと言えていない。
なんとなく、みんな集まったところで、ハイデルが乾杯した。
案の定、その時に、ハフマンド王もこの場に混ざって乾杯していた。
リリーは、「わーい無礼講だ」と、喜んでいる。遥には、「ワインを飲んだ次の日は、頭痛で一日寝てたでしょ。明日は馬車に乗るのよ」と、ワインを止められている。それでも上機嫌。新しい友達をユウと遥に紹介した。
「じゃあ席を作るわね」
ここの酒場は、急ごしらえのせいか、竜宮方式なのか。何もないところに絨毯を引いて小さめの卓を置く。そこに蝋燭がともると、それが席になる。カウンターは椅子。ユウたちは、店の真ん中に席を作ってもらった。そこに、いろいろな人がやってきて、ちょっと挨拶するといなくなる。難しい儀礼は無しの良い夕べとなった。店の北の港側で、二人ほど、ガハガハ言っているが気にしない。
「遥さまー、シュウリン・チャンです。その友達のアンジュとドロシーです」
「シュウリンです。私、遥さまのエルフファッションが気になります」
「私もです」
「私たち、洋服屋をやるのが夢なんです」
「本当!」
「シュウリンは、私の爺やのお孫さんです。いい子たちでしょう」
「うんうんうん」
「最初は小さいですが、妖精の服を作りたいです」
「ザンクトベルグ港には、アストラル大陸から絹糸も来るし、ここで基盤を作りたいんです」
「あのう、リリーナ様の妖精服をお借りしてもいいですか。参考にしたいです」
女子力満点の話になってしまった。遥は、自分のことをハウルカではなく遥と呼ぶ友達を初めて作った。そこで、遥は、「様」付け厳禁令を出した。リリーもまねして、「ナ様」付け厳禁令を出す。やっぱり愛称のリリーで呼ばれたい。そこは、リリーナ姫の執事長をしていた、セバス・チャンの孫娘。シュウリン・チャンが、TPO分けを心得ていて、友達にも使い分けを勧めていた。
ユウは、暇になった。女子は、女子に任せて、移動することにした。まずは、師匠と王の居る港側。ここもいつの間にかいっぱいになっていた。ここに竜宮の兵士やシャーク海賊団が居て、なんの集会だーという感じを醸している。よく見るとギルドから応援がいっぱい来ていて、給仕の女子が、忙しそうに、ここを走り回っている。あいつら、食べもしているが、飲み過ぎだ。
「ユウ、こっちに来い」
「あれっ、シャーク船長もいたの?」
「居ただろ、はじめっから」
シャーク船長には、いいように使われていたので、ちょっと皮肉。後でノームからいろいろ聞いて、それからずっと飯をおごってもらっている。
「モーム、ユウの仕上がりはどうだ」
「良いところまで行きました。ただリリーナの助けがないと出来ないことが多すぎる。あれに暇をやったら、途端、出来ないことが増えた」
「すいません」
「それは、そのうち何とかなるだろう。ユウ、わしとも対戦してみんんか」
「まだ無理です。王は、海の上を走れるんでしょう。そうなったらお願いします」
「ワハハハ楽しみだ」
ここにノームはいない。現在、対岸のアストラル大陸中央山脈に通じる暗河を特定しに行っている。情報源は、元住人のドワーフたち。中央山脈に居たドワーフが、ドワンゴ王国に匿われたのち。少しずつ、セイドン王国を通ってムーマ大陸に帰ってきている。当然、受け入れ先は、ハフマンド王国の森のギルド。なので、ギルドメンバーのノームに大量の情報が入ることになった。
どうやら、遥の国イスタル王国とドワンゴ、セイドン王国を分けている大河、カルガ川上流に、中央山脈の今はダンジョンになっている洞窟に繋がる暗河、地下を通っている河があるらしい。それを確かめに行っている。
この人たちのペースで酒を飲んでいたら悪酔いすると直感したユウは、そそくさと、ここを離れて、カウンターで、一人ちびちびやっているビヨンド王子のところに行った。
「王子、一人でやっているんだったら、うちの席に来ませんか」
「やあ、ユウ。この間はパール宮に連れて行ってくれてありがとう。席の方は遠慮するよ。女子ばっかりだ」
「せっかくもてるのに。一人ってタイプじゃないですよね」
「友達はできたさ。取り合えずハイデルがいればいいかな。今夜忙しいのは仕方ない。今は、女の子より修行だよ。あのお父さんだよ。先が思いやられる」
「お察しします」
「近いうちに、ノームに修行をつけてもらおうと思うんだ」
「ですね、うちの師匠だと死ねますから」
「ははっ・・。そう言えば、過日、東の大陸棚で、シレーヌとハウルカがセッションしたんだって。その時の歌は、聞かせてもらったけど、二人の歌は聞いてない。異国の歌っていいよね。どうだった?」
「あー、あの時は、審判をしてまして、それも、大乱闘でしょう。てんぱっていて、ちゃんと聞いていなかったです」
「そのうちここに戻ってくるだろ。その時、聞かせてよ」
「了解です」
「旅の土産話もね」
カウンターで王子と話し込んでいたら、ハイデルとアルマがやってきて、婚約報告してくれた。
「ビヨンド王子、ユウ、このワインは、おごりだ。自分で言いうのもなんだけど、オレたち結婚することになったんだ。乾杯してくれよ」
「ごめんなさい。ギルドは、辞めていないのよ。でも、ここが結構忙しくて顔を出していないのよ」
「あれじゃないか。アルマは、ここにいた方が、ハイデルと長く一緒に居られる。だからギルドに顔を出さない」
「止めてください。ビヨンド王子」
すごいなビヨンド王子。アルマが真っ赤になった。
「とにかく祝福してくれ。王子頼む」
「時期王を顎で使うなよ。みんな、今日は良き日だ。アルマ嬢とハイデルを祝福して『乾杯』」
「乾杯」
「何なにー私たちも混ぜて」
遥たちがやって来た。ビヨンド王子は、ちょっと苦い顔。でも、すぐ立ち直って対応していた。もう、シレーヌのお尻に引かれ出している感じが微笑ましい。
遥たちを混ぜて乾杯していると、シャーク海賊団がやって来た。そして3回目の乾杯。ビヨンド王子が言う通り、今日は、良き日になった。
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