136 / 423
エピソード6 勇魔同舟
魔王と氷漬けと三回目
しおりを挟む
「きゃ、きゃあああああああああっ!」
突然のギャレマスの行動に、スウィッシュが悲鳴を上げる。
自分がシュータ目がけて放った究極氷結魔術の夥しい冷気の前に身を投げ出し、彼の代わりにその直撃を受けたギャレマスが、全身がカチコチに凍りついた状態で絨毯張りの床の上に転がったからだ。
「な、何をなさるんですか、陛下ぁっ?」
思わず、驚愕と困惑が入り混じった声で問い質すスウィッシュ。
「う……うぅ……」
それに対して、ギャレマスは身体を蝕む凄まじい冷気に凍え、声を震わせながら呻くだけだった。
さしもの“地上最強の生物”雷王ギャレマスも、氷牙将スウィッシュ最大の氷系魔術の直撃は身に堪えたようで、彼女に言葉を返す余裕は無い様子だ。
そんな彼の様子に、スウィッシュは狼狽の表情を浮かべる。
「ど……どうしよう……。このままじゃ、陛下の身体が完全に凍りついちゃう……」
「あ、いや……し、心配には及ばぬぞ、スウィッシュよ……」
オロオロと狼狽えるスウィッシュに、ギャレマスは懸命に声を張りながら声をかけた。
「さ……最近、何度も冷気に当てられ続けておるから、逆に慣れてきたというか何というか……」
「あ……」
ギャレマスの言葉に、目を見開いて息を呑むスウィッシュ。
「あ~、そう言えばそうですよね!」
そう言いながら、ポンと手を叩いたのは、サリアだった。
「前にもスーちゃんがお父様を氷漬けにしちゃった事があったよね? 確か……ファミちゃんとケンカした時! じゃあ、これで二回目だね」
「……三回目です」
サリアの言葉を、言い辛そうに訂正するスウィッシュ。
ギャレマスに究極氷結魔術を誤射してしまったのは、ファミィの時だけではない。それよりも以前、王の居室に潜入した“伝説の四勇士”のひとりである聖女エラルティスと鉢合わせして、戦闘になった時もだった。
つまり――今回で三回目。
「い……いつもいつも、本当に申し訳ございません、陛下……」
その事に気付いたスウィッシュは、塩を振りかけられたナメクジのような顔になって、ギャレマスに向けて深々と頭を下げる。
そして、キッと顔を上げると、椅子に深々と腰かけ、我関せずといった様子で骨付き肉に齧り付いているシュータを睨みつけ、険しい声で叫んだ。
「ですが――何でここに、我ら魔族の宿敵である勇者シュータが居るんですかッ? しかも、我が物顔で陛下と同じテーブルでご飯を食べてるなんて……!」
「いや、だから、それを説明しようとしたのに、お主が聞く耳を持たずに一方的に攻撃し――べぶしっ!」
「へ、陛下っ、大丈夫ですかっ?」
言葉の途中で大きなくしゃみをしたギャレマスの元に駆け寄ったスウィッシュは、慌てて声をかける。
だが、その顔は真っ青……いや、それを越えて真っ白だった。
「ど……どうしよう。究極氷結魔術の冷気で、すっかりお身体が冷えてしまったのかも……。早く何かで身体を温めないと――」
「やれやれ、世話が焼けるのう……」
冷たくなりつつあるギャレマスの身体を前に、オロオロと狼狽するばかりのスウィッシュを見かねた様子で、「よっこいしょういち……」と言いながら立ち上がったのは、ヴァートスだった。
老エルフは、バンザイした格好のまま凍りつき、絨毯ばりの床の上に転がっているギャレマスの傍らにしゃがみ込むと、
「ほれほれ、すーぐ暖かくなるからの。ちいと辛抱するんじゃぞ、ギャレの字」
と声をかけながら、彼の上に手を翳す。
そして、軽く目を閉じで掌に気力を集中させると、低い声で聖句を唱え始めた。
『――応え給え 我が求めに 火の精霊 この掌に宿りて 舞い踊るべし』
すると、彼の聖句に呼応するようにその掌から真っ赤な炎が噴き出し、彼の手全体に燃え広がる。
だが、ヴァートスは熱がりもせずに、炎に包まれた掌をギャレマスの凍りついた身体に翳した。
ヴァートスの掌の炎に炙られたギャレマスの身体が、白い湯気を立てながらゆっくりと解凍されていく……。
「ああ、良かった……」
だんだんと血色が良くなっていくギャレマスの顔を見つめながら、スウィッシュが安堵の声を漏らした。
その時、彼女に向けて、からかうような軽い調子の声が投げかけられる。
「おいおい、勘弁してくれよ。万が一、そこのクソ魔王が風邪でもひいてくたばっちまったら、困るのはお前らだけじゃなくて、俺もなんだからよ」
「……勇者シュータ!」
その軽薄な声を聞いたスウィッシュが、眉を吊り上げて声の主を睨みつけた。
彼女の剣呑な視線に、シュータも眉を顰める。
「何だよ、お前? 喧嘩を売るつもりか、この勇者シュータ様にさ?」
「……」
「あー、ダメだよ、ふたりとも!」
剣呑な雰囲気になるシュータとスウィッシュの間に割って入ったのは、サリアだった。
彼女は苦笑いを浮かべながら、スウィッシュに向かって宥めるように言う。
「スーちゃん、ちょっと落ち着こ? さっきお父様もおっしゃっていたでしょ? 『これには事情が――』って。まずは、その“事情”っていうのを聞いてみようよ、ねっ?」
「は……はぁ、分かりました。サリア様がそうおっしゃるなら……」
ぎこちなく頷くスウィッシュに微笑みかけながら頷いたサリアは、今度は憮然とした表情を浮かべて深々と椅子に腰かけているシュータの方を見て、諭すように言った。
「あなたもです、勇者シュータ! さっきみたいに、挑発するような事は言っちゃダメですよ!」
「……るせえよ」
意外な事に、叱りつけるようなサリアの言葉に対し、シュータは憮然とした表情を浮かべながら、吐き捨てるようにぼそりと呟いただけだった。
(……? どうしたのだ、シュータの奴……。余が同じような事を言おうものなら、即座に鋼鉄のハリセンで余の頭を張り飛ばすか、“ちーと能力”とやらで余の身体を押し潰すか吹き飛ばすかするというのに……)
ギャレマスは、サリアに対するシュータの反応に小首を傾げたが、すぐに気を取り直す。
彼は、ヴァートスに凍りついた身体を炙られながら、コホンと咳払いをした。
そして、スウィッシュとサリアの顔を順番に見てから、ゆっくりと口を開く。
「――では、お主らにも話すとしよう。なぜここにシュータが居るのか……その事情と理由について、な」
突然のギャレマスの行動に、スウィッシュが悲鳴を上げる。
自分がシュータ目がけて放った究極氷結魔術の夥しい冷気の前に身を投げ出し、彼の代わりにその直撃を受けたギャレマスが、全身がカチコチに凍りついた状態で絨毯張りの床の上に転がったからだ。
「な、何をなさるんですか、陛下ぁっ?」
思わず、驚愕と困惑が入り混じった声で問い質すスウィッシュ。
「う……うぅ……」
それに対して、ギャレマスは身体を蝕む凄まじい冷気に凍え、声を震わせながら呻くだけだった。
さしもの“地上最強の生物”雷王ギャレマスも、氷牙将スウィッシュ最大の氷系魔術の直撃は身に堪えたようで、彼女に言葉を返す余裕は無い様子だ。
そんな彼の様子に、スウィッシュは狼狽の表情を浮かべる。
「ど……どうしよう……。このままじゃ、陛下の身体が完全に凍りついちゃう……」
「あ、いや……し、心配には及ばぬぞ、スウィッシュよ……」
オロオロと狼狽えるスウィッシュに、ギャレマスは懸命に声を張りながら声をかけた。
「さ……最近、何度も冷気に当てられ続けておるから、逆に慣れてきたというか何というか……」
「あ……」
ギャレマスの言葉に、目を見開いて息を呑むスウィッシュ。
「あ~、そう言えばそうですよね!」
そう言いながら、ポンと手を叩いたのは、サリアだった。
「前にもスーちゃんがお父様を氷漬けにしちゃった事があったよね? 確か……ファミちゃんとケンカした時! じゃあ、これで二回目だね」
「……三回目です」
サリアの言葉を、言い辛そうに訂正するスウィッシュ。
ギャレマスに究極氷結魔術を誤射してしまったのは、ファミィの時だけではない。それよりも以前、王の居室に潜入した“伝説の四勇士”のひとりである聖女エラルティスと鉢合わせして、戦闘になった時もだった。
つまり――今回で三回目。
「い……いつもいつも、本当に申し訳ございません、陛下……」
その事に気付いたスウィッシュは、塩を振りかけられたナメクジのような顔になって、ギャレマスに向けて深々と頭を下げる。
そして、キッと顔を上げると、椅子に深々と腰かけ、我関せずといった様子で骨付き肉に齧り付いているシュータを睨みつけ、険しい声で叫んだ。
「ですが――何でここに、我ら魔族の宿敵である勇者シュータが居るんですかッ? しかも、我が物顔で陛下と同じテーブルでご飯を食べてるなんて……!」
「いや、だから、それを説明しようとしたのに、お主が聞く耳を持たずに一方的に攻撃し――べぶしっ!」
「へ、陛下っ、大丈夫ですかっ?」
言葉の途中で大きなくしゃみをしたギャレマスの元に駆け寄ったスウィッシュは、慌てて声をかける。
だが、その顔は真っ青……いや、それを越えて真っ白だった。
「ど……どうしよう。究極氷結魔術の冷気で、すっかりお身体が冷えてしまったのかも……。早く何かで身体を温めないと――」
「やれやれ、世話が焼けるのう……」
冷たくなりつつあるギャレマスの身体を前に、オロオロと狼狽するばかりのスウィッシュを見かねた様子で、「よっこいしょういち……」と言いながら立ち上がったのは、ヴァートスだった。
老エルフは、バンザイした格好のまま凍りつき、絨毯ばりの床の上に転がっているギャレマスの傍らにしゃがみ込むと、
「ほれほれ、すーぐ暖かくなるからの。ちいと辛抱するんじゃぞ、ギャレの字」
と声をかけながら、彼の上に手を翳す。
そして、軽く目を閉じで掌に気力を集中させると、低い声で聖句を唱え始めた。
『――応え給え 我が求めに 火の精霊 この掌に宿りて 舞い踊るべし』
すると、彼の聖句に呼応するようにその掌から真っ赤な炎が噴き出し、彼の手全体に燃え広がる。
だが、ヴァートスは熱がりもせずに、炎に包まれた掌をギャレマスの凍りついた身体に翳した。
ヴァートスの掌の炎に炙られたギャレマスの身体が、白い湯気を立てながらゆっくりと解凍されていく……。
「ああ、良かった……」
だんだんと血色が良くなっていくギャレマスの顔を見つめながら、スウィッシュが安堵の声を漏らした。
その時、彼女に向けて、からかうような軽い調子の声が投げかけられる。
「おいおい、勘弁してくれよ。万が一、そこのクソ魔王が風邪でもひいてくたばっちまったら、困るのはお前らだけじゃなくて、俺もなんだからよ」
「……勇者シュータ!」
その軽薄な声を聞いたスウィッシュが、眉を吊り上げて声の主を睨みつけた。
彼女の剣呑な視線に、シュータも眉を顰める。
「何だよ、お前? 喧嘩を売るつもりか、この勇者シュータ様にさ?」
「……」
「あー、ダメだよ、ふたりとも!」
剣呑な雰囲気になるシュータとスウィッシュの間に割って入ったのは、サリアだった。
彼女は苦笑いを浮かべながら、スウィッシュに向かって宥めるように言う。
「スーちゃん、ちょっと落ち着こ? さっきお父様もおっしゃっていたでしょ? 『これには事情が――』って。まずは、その“事情”っていうのを聞いてみようよ、ねっ?」
「は……はぁ、分かりました。サリア様がそうおっしゃるなら……」
ぎこちなく頷くスウィッシュに微笑みかけながら頷いたサリアは、今度は憮然とした表情を浮かべて深々と椅子に腰かけているシュータの方を見て、諭すように言った。
「あなたもです、勇者シュータ! さっきみたいに、挑発するような事は言っちゃダメですよ!」
「……るせえよ」
意外な事に、叱りつけるようなサリアの言葉に対し、シュータは憮然とした表情を浮かべながら、吐き捨てるようにぼそりと呟いただけだった。
(……? どうしたのだ、シュータの奴……。余が同じような事を言おうものなら、即座に鋼鉄のハリセンで余の頭を張り飛ばすか、“ちーと能力”とやらで余の身体を押し潰すか吹き飛ばすかするというのに……)
ギャレマスは、サリアに対するシュータの反応に小首を傾げたが、すぐに気を取り直す。
彼は、ヴァートスに凍りついた身体を炙られながら、コホンと咳払いをした。
そして、スウィッシュとサリアの顔を順番に見てから、ゆっくりと口を開く。
「――では、お主らにも話すとしよう。なぜここにシュータが居るのか……その事情と理由について、な」
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる