147 / 345
第十二章 忍の装甲戦士に、如何に抗うのか
第十二章其の弐 忍者
しおりを挟む
小屋から飛び出したテラは、ゆっくりと近付いてきた不審な影の行く手を遮るように仁王立ちした。
影の姿を見止めた彼は、静かに呟く。
「やっぱり……装甲戦士ニンジャか」
「へぇ……やっぱり、知ってるんだ」
テラに通せんぼされた格好の人影はそう言うと、おどけた様に両手を広げる。
その声は、先ほど、小屋が炎に包まれる直前に聴いた若い男のそれと同じだった。
彼は足を止めると、軽く頭を下げ、言葉を継ぐ。
「――ご名答。己は、装甲戦士ニンジャ。そしてこれは、その基本モードである火遁形態だよ」
そう言うと、装甲戦士・火遁形態は、その場でバク転し、大見得を切るようなポーズをしてみせた。
「――『忍ぶ忍者はもう古い! 時代はニンジャ! 装甲戦士ニンジャ、ド派手に推参ッ!』……ってね。っと、そんな事は、アンタは先刻ご承知かな?」
全身を銀の鎖帷子で覆った上で、左胸や腹部などの急所を真紅の装甲で防護したスーツ。頭部も、いかにも忍びらしい(と言っても、色合いは装甲と同じく、鮮やかな赤だったが)頭巾型のヘルメットで守り、黄色いマフラーを首に巻きつけた姿。
そんな奇抜な格好をした装甲戦士を前にしたテラは、こくんと頷いた。
「……ああ、知ってるよ。テラの前――2019年に放送された『装甲戦士ニンジャ』の主人公だ」
「さすが、現時点での最新装甲戦士さんだねぇ」
テラの答えに、嬉しそうな声を上げるニンジャ。
「いや~、この世界に堕っこちてから初めてだよ! 装甲戦士ニンジャを知ってる奴と遭遇するのは! 何か新鮮で、面白いねぇ」
「そ……そうか……」
「――ところで、どうして『やはり』だったんだい? 己の姿を確認する前から、見当がついていたって感じのリアクションだったよねぇ?」
「そりゃ……」
無邪気な声で訊いてくるニンジャに戸惑いつつ、テラは彼の問いに答える。
「さっきの噴き上がる炎の攻撃……あれは、ニンジャの必殺技の一つの『忍技・劫火封陣』だろう? 炎の属性を持つ装甲戦士は多いが、地面から噴き出す系の攻撃を持っているのは、俺が知る限りでは装甲戦士ニンジャ・火遁形態だけだ」
「なるほどね~」
テラの説明に、感心したかのようにうんうんと頷いていたニンジャだったが、ふと動きを止めると、その頭部装甲の面頬の奥の目をギラリと光らせた。
「……なるほどね。他の装甲戦士達が、みんな己の事を避けたがる気持ち……何となく分かったよ」
「え……?」
突然自分に向けられた剥き出しの敵意に、テラは戸惑いの声を漏らす。
そんなテラを鼻で嗤いながら、ニンジャは言った。
「だって、考えても見ろよ? 完全に初対面で、コッチは相手の事を何一つ知らないっていうのに、相手は逆に、コッチの事を何から何まで知り尽くしてるんだよ? 必殺技や弱点や……決め台詞すらさ」
「……」
「今までは、己が最新の装甲戦士で、自分の事を知っているオチビトに会った経験が無かったから分からなかったけどさ……やっぱり、いい気分じゃないよねぇ。いくら、目的を同じくする同志だって言っても」
「……まあ、そうだな――」
「――ましてや、これから殺し合いしようとしてる敵に、自分の能力や手の内が全部バレてるなんてさぁ。……反吐が出る程嫌な感じだ!」
「――ッ!」
ニンジャの声に更なる剣呑さが加わったと感じ、本能的に危険を察知したテラは咄嗟に横へ跳ぶ。
次の瞬間、直前までテラが立っていた場所を、何かが風を切り裂きながら通り過ぎ、彼の背後の小屋の壁に突き立った。
地面を転がったテラが顔を上げ、壁に突き立ったものに目を遣った瞬間、小さく叫ぶ。
「――シノビ・クナイか!」
「……“爆”!」
黒い手裏剣――シノビ・クナイを投擲したニンジャは、素早く片手の指で印を結ぶ。
直後、シノビ・クナイが眩く光り、轟音と共に爆ぜた。
「グ――ッ!」
凄まじい爆風と高熱に至近距離で曝されたテラは、苦悶の声を上げながら身を屈める。
数秒後、漸く激しい爆発が収まり、そろそろと顔を上げるテラだったが、
「――!」
目の前の光景に愕然とする。
先ほどまで建っていた小屋が、焼け焦げた主柱だけを残して、跡形もなく吹き飛んでいたからだ。
「み……みんなは――!」
「アンタに、他人……いや、他猫の心配をする余裕は無いんじゃないか?」
「――ッ!」
小屋の中に居たはずの碧とヴァルトーら猫獣人の安否が頭を過ぎったが、それを確認する間もなく、彼は自分自身に迫る危険を感知して身を翻した。
「ウルフファング・ウィンド!」
テラは、右手の指を真っ直ぐに伸ばし、真空の刃を伴う手刀を放つ。
「――っと!」
意表を衝かれたようなニンジャの声が、甲高い金属音と共に至近距離で上がった。
「ちっ……!」
右手に伝わる衝撃と音から、自分の真空の手刀が敵に防がれた事を悟ったテラは、思わず舌を打つ。
そんな彼から十メートルほど離れた地面に音もなく降り立ったニンジャは、右手に持った独特な意匠をした直刃の忍者刀を肩に担ぎ上げながら、テラの事を見据えた。
「そういえば、アンタにはその攻撃もあったんだっけな。来島の奴から聞いていたのに、うっかり忘れてたわ」
「……クルシマ? ――薫の事か」
ニンジャの言葉を聞いたテラは、小さく頷いた。
「やはり、ニンジャ……お前は、薫や牛島たちの仲間なんだな?」
「うーん……“仲間”というのとは、ちょっと違うかも」
「……なに?」
微妙に言葉を濁したニンジャに、テラは訝しげな声を上げ、尋ね返す。
「――『仲間とは違う』とは、どういう意味だ?」
「ああ、つまりね」
テラの問いかけに、ニンジャはほくそ笑みが見えそうな声で答えた。
「己は、オチビトのリーダーであるオリジンの命令で、手薄になった牛島たちの所に“助っ人”として送り込まれたのさ。――要するに、己は本社からの出向組だって事だよ」
影の姿を見止めた彼は、静かに呟く。
「やっぱり……装甲戦士ニンジャか」
「へぇ……やっぱり、知ってるんだ」
テラに通せんぼされた格好の人影はそう言うと、おどけた様に両手を広げる。
その声は、先ほど、小屋が炎に包まれる直前に聴いた若い男のそれと同じだった。
彼は足を止めると、軽く頭を下げ、言葉を継ぐ。
「――ご名答。己は、装甲戦士ニンジャ。そしてこれは、その基本モードである火遁形態だよ」
そう言うと、装甲戦士・火遁形態は、その場でバク転し、大見得を切るようなポーズをしてみせた。
「――『忍ぶ忍者はもう古い! 時代はニンジャ! 装甲戦士ニンジャ、ド派手に推参ッ!』……ってね。っと、そんな事は、アンタは先刻ご承知かな?」
全身を銀の鎖帷子で覆った上で、左胸や腹部などの急所を真紅の装甲で防護したスーツ。頭部も、いかにも忍びらしい(と言っても、色合いは装甲と同じく、鮮やかな赤だったが)頭巾型のヘルメットで守り、黄色いマフラーを首に巻きつけた姿。
そんな奇抜な格好をした装甲戦士を前にしたテラは、こくんと頷いた。
「……ああ、知ってるよ。テラの前――2019年に放送された『装甲戦士ニンジャ』の主人公だ」
「さすが、現時点での最新装甲戦士さんだねぇ」
テラの答えに、嬉しそうな声を上げるニンジャ。
「いや~、この世界に堕っこちてから初めてだよ! 装甲戦士ニンジャを知ってる奴と遭遇するのは! 何か新鮮で、面白いねぇ」
「そ……そうか……」
「――ところで、どうして『やはり』だったんだい? 己の姿を確認する前から、見当がついていたって感じのリアクションだったよねぇ?」
「そりゃ……」
無邪気な声で訊いてくるニンジャに戸惑いつつ、テラは彼の問いに答える。
「さっきの噴き上がる炎の攻撃……あれは、ニンジャの必殺技の一つの『忍技・劫火封陣』だろう? 炎の属性を持つ装甲戦士は多いが、地面から噴き出す系の攻撃を持っているのは、俺が知る限りでは装甲戦士ニンジャ・火遁形態だけだ」
「なるほどね~」
テラの説明に、感心したかのようにうんうんと頷いていたニンジャだったが、ふと動きを止めると、その頭部装甲の面頬の奥の目をギラリと光らせた。
「……なるほどね。他の装甲戦士達が、みんな己の事を避けたがる気持ち……何となく分かったよ」
「え……?」
突然自分に向けられた剥き出しの敵意に、テラは戸惑いの声を漏らす。
そんなテラを鼻で嗤いながら、ニンジャは言った。
「だって、考えても見ろよ? 完全に初対面で、コッチは相手の事を何一つ知らないっていうのに、相手は逆に、コッチの事を何から何まで知り尽くしてるんだよ? 必殺技や弱点や……決め台詞すらさ」
「……」
「今までは、己が最新の装甲戦士で、自分の事を知っているオチビトに会った経験が無かったから分からなかったけどさ……やっぱり、いい気分じゃないよねぇ。いくら、目的を同じくする同志だって言っても」
「……まあ、そうだな――」
「――ましてや、これから殺し合いしようとしてる敵に、自分の能力や手の内が全部バレてるなんてさぁ。……反吐が出る程嫌な感じだ!」
「――ッ!」
ニンジャの声に更なる剣呑さが加わったと感じ、本能的に危険を察知したテラは咄嗟に横へ跳ぶ。
次の瞬間、直前までテラが立っていた場所を、何かが風を切り裂きながら通り過ぎ、彼の背後の小屋の壁に突き立った。
地面を転がったテラが顔を上げ、壁に突き立ったものに目を遣った瞬間、小さく叫ぶ。
「――シノビ・クナイか!」
「……“爆”!」
黒い手裏剣――シノビ・クナイを投擲したニンジャは、素早く片手の指で印を結ぶ。
直後、シノビ・クナイが眩く光り、轟音と共に爆ぜた。
「グ――ッ!」
凄まじい爆風と高熱に至近距離で曝されたテラは、苦悶の声を上げながら身を屈める。
数秒後、漸く激しい爆発が収まり、そろそろと顔を上げるテラだったが、
「――!」
目の前の光景に愕然とする。
先ほどまで建っていた小屋が、焼け焦げた主柱だけを残して、跡形もなく吹き飛んでいたからだ。
「み……みんなは――!」
「アンタに、他人……いや、他猫の心配をする余裕は無いんじゃないか?」
「――ッ!」
小屋の中に居たはずの碧とヴァルトーら猫獣人の安否が頭を過ぎったが、それを確認する間もなく、彼は自分自身に迫る危険を感知して身を翻した。
「ウルフファング・ウィンド!」
テラは、右手の指を真っ直ぐに伸ばし、真空の刃を伴う手刀を放つ。
「――っと!」
意表を衝かれたようなニンジャの声が、甲高い金属音と共に至近距離で上がった。
「ちっ……!」
右手に伝わる衝撃と音から、自分の真空の手刀が敵に防がれた事を悟ったテラは、思わず舌を打つ。
そんな彼から十メートルほど離れた地面に音もなく降り立ったニンジャは、右手に持った独特な意匠をした直刃の忍者刀を肩に担ぎ上げながら、テラの事を見据えた。
「そういえば、アンタにはその攻撃もあったんだっけな。来島の奴から聞いていたのに、うっかり忘れてたわ」
「……クルシマ? ――薫の事か」
ニンジャの言葉を聞いたテラは、小さく頷いた。
「やはり、ニンジャ……お前は、薫や牛島たちの仲間なんだな?」
「うーん……“仲間”というのとは、ちょっと違うかも」
「……なに?」
微妙に言葉を濁したニンジャに、テラは訝しげな声を上げ、尋ね返す。
「――『仲間とは違う』とは、どういう意味だ?」
「ああ、つまりね」
テラの問いかけに、ニンジャはほくそ笑みが見えそうな声で答えた。
「己は、オチビトのリーダーであるオリジンの命令で、手薄になった牛島たちの所に“助っ人”として送り込まれたのさ。――要するに、己は本社からの出向組だって事だよ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路―
EPIC
ファンタジー
建設隊――陸上自衛隊にて編制運用される、鉄道運用部隊。
そしてその世界の陸上自衛隊 建設隊は、旧式ながらも装甲列車を保有運用していた。
そんな建設隊は、何の因果か巡り合わせか――異世界の地を新たな任務作戦先とすることになる――
陸上自衛隊が装甲列車で異世界を旅する作戦記録――開始。
注意)「どんと来い超常現象」な方針で、自衛隊側も超技術の恩恵を受けてたり、めっちゃ強い隊員の人とか出てきます。まじめな現代軍隊inファンタジーを期待すると盛大に肩透かしを食らいます。ハジケる覚悟をしろ。
・「異世界を――装甲列車で冒険したいですッ!」、そんな欲望のままに開始した作品です。
・現実的な多々の問題点とかぶん投げて、勢いと雰囲気で乗り切ります。
・作者は鉄道関係に関しては完全な素人です。
・自衛隊の名称をお借りしていますが、装甲列車が出てくる時点で現実とは異なる組織です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる