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第十三章 無数の糸は、如何にして絡まり合うのか
第十三章其の伍 忠告
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「……という事で」
と、斗真は、難しい顔をして黙り込んでしまったハヤテに向かって声をかけた。
「どうする? もし、焔良さんの都合が良いようなら、今から己がアンタをオリジンのところまで、エスコートしつつ案内してあげるけど」
「……いや」
だが、そんな斗真の誘いに対して、ハヤテは小さく首を横に振る。
「せっかくの提案だが、あいにくと俺はここを離れられない。建前的には、猫獣人たちに軟禁されている身なものでな」
「軟禁……何だか、そんな風にはとても見えないけどねぇ」
斗真は、三人の事を遠巻きに見守っている猫獣人兵たちの方を、目を眇めて見回しながら言った。
その言葉に、ハヤテも苦笑を浮かべながら答える。
「彼ら……ここオシス砦の守備隊の猫獣人たちには、本当に良くしてもらってる。ただ……王都の方には、やっぱり警戒されているままなんでな……」
「ふぅん……」
斗真は、ハヤテの言葉に然程の関心も抱いていない様な態度を見せた。
と、口を尖らせた碧が、斗真に突っかかる。
「っていうかさ! 本来は、会いたいって言ってる方が出向いて来るもんじゃないの? 『会いたいから来い』って、一体何様のつもりなのよ、そのオリジンって奴は!」
「こ……香月さん……」
「あっはっはっは! 違いない!」
碧の歯に衣着せぬ言葉に狼狽するハヤテとは正反対に、実に愉快そうな笑い声を上げた斗真は、軽く手を横に振った。
「確かにアオイちゃんの言う通りだ。涙が出るくらい正論だよ。――でも、オリジンが動き回ると、色々と面倒な輩が良からぬ事を考えかねないから、彼があそこを離れる訳にはいかないんだ。だから、大目に見てやってくれ」
「……面倒な輩というのは、牛島の事か?」
「……奴も、そのひとりではあるね、確かに」
ハヤテの問いかけに、斗真は曖昧な表情を浮かべながら頷く。
「――とはいえ、アイツにはちゃんと監視を付けてあるから、そうそう軽はずみな真似は出来ないだろうさ。とっても優秀で、とっても強いイケメン忍者がね」
「……自分で言ってれば世話無いわね」
自慢げに胸を張る斗真を白けた目で見ながら、碧は呆れ声を上げた。
そんな彼女にニヒルな笑みを向けてから、斗真は頭上を振り仰ぐ。そして、空に浮かぶ日が傾き始めているのを見ると、ハヤテの方に向き直って口を開いた。
「――ってところで、そろそろ己は退散する事にするよ。オリジンからの伝言も、アンタに伝えられたしな」
「あ、ああ……分かった」
突然の斗真の言葉に戸惑いつつも、ハヤテは頷き、声をかける。
「……じゃあな。気を付けろよ」
「――何だか、随分と人が好過ぎるな、焔良さんは」
ハヤテにかけられた労りの言葉に、大きく目を見開いた斗真は、呆れ混じりの声を上げた。
「ついさっきまで本気で命のやり取りをしてた奴相手に、そんな言葉はかけないよ、普通」
「そうかな……?」
「そうよ! 決まってるじゃない!」
斗真の呆れ声に首を傾げるハヤテを、碧は眉を吊り上げて怒鳴り飛ばす。
そして、怒気を露わにしながら、斗真の事を指さした。
「コイツは、本気で私たちを殺すつもりだったわよ! 私たちの持ってる“光る板”を奪う気満々でね! 結局敵なのよ、コイツも!」
「あっはっは!」
指を突きつけられて糾弾された斗真は、愉しそうな笑い声を上げる。
「まあ、確かに最初はそうだったけどさ。今はそうでもないよ。キミたちふたりを殺し切るのは、なかなか骨が折れそうだって解ったからな」
「コイツ……!」
正直すぎる物言いに、更に眦を上げる碧。だが、斗真は涼しい顔でヒラヒラと掌を振ってみせた。
「ご忠告どーも、焔良さん。ま、森の中を通るって言っても、そう滅多に猛獣系の獣とは遭遇しないだろうから、心配されるには及ばないさ」
「――いいや、俺が言ったのは、それだけじゃない」
「え? ……ああ、そっちの方か」
ハヤテの否定の声に、一瞬キョトンとした斗真だったが、すぐにその言葉の意味を悟り、ニヤリと笑うと大きく頷いた。
「――りょーかい。オチビト界の斎藤一として、せいぜい気を付ける事にするよ」
「……ああ」
「は? サイトウハジメ? ……誰それ?」
おどけた態度で敬礼してみせる斗真と、それに対して真剣な表情で頷くハヤテを交互に見回しながら、碧は頻りに首を傾げる。
――と、斗真はつと表情を引き締めると、ハヤテの顔をじっと見た。
「っつうか……アンタの方こそ気を付けろよ。色々とな」
「ああ……分かってる」
「いいや、分かってないよ」
「え……?」
ハヤテの答えに、キッパリと頭を振った斗真。その反応に、ハヤテは訝しげな表情を浮かべる。
そんなハヤテに、斗真は真剣な表情を浮かべて言った。
「アンタ……随分と恨まれてるぜ。己と同じタイミングで牛島のところに来た女の子――装甲戦士ハーモニーに、な」
「……ハーモニーに?」
斗真の口から出た、意外な名に、ハヤテは戸惑いの表情を浮かべる。
「何でハーモニーに? 俺とハーモニーとは、全く接点が無いと思うんだが……」
「アンタ……アームドファイターZ2――有瀬健一を倒しただろう? だからだよ」
「あ……」
斗真の答えに、ハヤテはハッと目を見開いた。
そんな彼に向け、ふと表情を消した斗真は、静かに言葉を続ける。
「ハーモニーは、健一坊がオリジンの村に居る頃、まるで自分の弟の様に可愛がってた。だから、その健一坊を殺したアンタを憎んでい――」
「それは――!」
ハヤテは、思わず声を荒げ、斗真の言葉を遮った。
が、すぐに何かに気付いたように口を手で覆い、小さく息を吐くと、微かに震える声で斗真に尋ねる。
「ツールズ――薫は、その事……健一の死について、何か言っていなかったのか?」
「……いや。特には」
「――そうか」
「何か、あるのか?」
「いや……」
訝しげに尋ねる斗真を前に、ハヤテは数瞬の間躊躇う様子を見せたが、結局ふるふると首を横に振った。
「何でもない……。分かった。気を付ける事にするよ」
「……」
ハヤテの態度に何かを感じ取った斗真だったが、微かに首を傾げただけで、それ以上追及する事はしなかった。
彼は、くるりと踵を返すと、背中越しに軽く手を挙げてみせながら、ハヤテと碧に告げる。
「――じゃあな、おふたりさん。また、縁があったら会おうぜ」
そして、背中越しに振り返り、ニヤリと笑った。
「……敵としてなのか、それとも味方としてなのかは分からないけど、な」
と、斗真は、難しい顔をして黙り込んでしまったハヤテに向かって声をかけた。
「どうする? もし、焔良さんの都合が良いようなら、今から己がアンタをオリジンのところまで、エスコートしつつ案内してあげるけど」
「……いや」
だが、そんな斗真の誘いに対して、ハヤテは小さく首を横に振る。
「せっかくの提案だが、あいにくと俺はここを離れられない。建前的には、猫獣人たちに軟禁されている身なものでな」
「軟禁……何だか、そんな風にはとても見えないけどねぇ」
斗真は、三人の事を遠巻きに見守っている猫獣人兵たちの方を、目を眇めて見回しながら言った。
その言葉に、ハヤテも苦笑を浮かべながら答える。
「彼ら……ここオシス砦の守備隊の猫獣人たちには、本当に良くしてもらってる。ただ……王都の方には、やっぱり警戒されているままなんでな……」
「ふぅん……」
斗真は、ハヤテの言葉に然程の関心も抱いていない様な態度を見せた。
と、口を尖らせた碧が、斗真に突っかかる。
「っていうかさ! 本来は、会いたいって言ってる方が出向いて来るもんじゃないの? 『会いたいから来い』って、一体何様のつもりなのよ、そのオリジンって奴は!」
「こ……香月さん……」
「あっはっはっは! 違いない!」
碧の歯に衣着せぬ言葉に狼狽するハヤテとは正反対に、実に愉快そうな笑い声を上げた斗真は、軽く手を横に振った。
「確かにアオイちゃんの言う通りだ。涙が出るくらい正論だよ。――でも、オリジンが動き回ると、色々と面倒な輩が良からぬ事を考えかねないから、彼があそこを離れる訳にはいかないんだ。だから、大目に見てやってくれ」
「……面倒な輩というのは、牛島の事か?」
「……奴も、そのひとりではあるね、確かに」
ハヤテの問いかけに、斗真は曖昧な表情を浮かべながら頷く。
「――とはいえ、アイツにはちゃんと監視を付けてあるから、そうそう軽はずみな真似は出来ないだろうさ。とっても優秀で、とっても強いイケメン忍者がね」
「……自分で言ってれば世話無いわね」
自慢げに胸を張る斗真を白けた目で見ながら、碧は呆れ声を上げた。
そんな彼女にニヒルな笑みを向けてから、斗真は頭上を振り仰ぐ。そして、空に浮かぶ日が傾き始めているのを見ると、ハヤテの方に向き直って口を開いた。
「――ってところで、そろそろ己は退散する事にするよ。オリジンからの伝言も、アンタに伝えられたしな」
「あ、ああ……分かった」
突然の斗真の言葉に戸惑いつつも、ハヤテは頷き、声をかける。
「……じゃあな。気を付けろよ」
「――何だか、随分と人が好過ぎるな、焔良さんは」
ハヤテにかけられた労りの言葉に、大きく目を見開いた斗真は、呆れ混じりの声を上げた。
「ついさっきまで本気で命のやり取りをしてた奴相手に、そんな言葉はかけないよ、普通」
「そうかな……?」
「そうよ! 決まってるじゃない!」
斗真の呆れ声に首を傾げるハヤテを、碧は眉を吊り上げて怒鳴り飛ばす。
そして、怒気を露わにしながら、斗真の事を指さした。
「コイツは、本気で私たちを殺すつもりだったわよ! 私たちの持ってる“光る板”を奪う気満々でね! 結局敵なのよ、コイツも!」
「あっはっは!」
指を突きつけられて糾弾された斗真は、愉しそうな笑い声を上げる。
「まあ、確かに最初はそうだったけどさ。今はそうでもないよ。キミたちふたりを殺し切るのは、なかなか骨が折れそうだって解ったからな」
「コイツ……!」
正直すぎる物言いに、更に眦を上げる碧。だが、斗真は涼しい顔でヒラヒラと掌を振ってみせた。
「ご忠告どーも、焔良さん。ま、森の中を通るって言っても、そう滅多に猛獣系の獣とは遭遇しないだろうから、心配されるには及ばないさ」
「――いいや、俺が言ったのは、それだけじゃない」
「え? ……ああ、そっちの方か」
ハヤテの否定の声に、一瞬キョトンとした斗真だったが、すぐにその言葉の意味を悟り、ニヤリと笑うと大きく頷いた。
「――りょーかい。オチビト界の斎藤一として、せいぜい気を付ける事にするよ」
「……ああ」
「は? サイトウハジメ? ……誰それ?」
おどけた態度で敬礼してみせる斗真と、それに対して真剣な表情で頷くハヤテを交互に見回しながら、碧は頻りに首を傾げる。
――と、斗真はつと表情を引き締めると、ハヤテの顔をじっと見た。
「っつうか……アンタの方こそ気を付けろよ。色々とな」
「ああ……分かってる」
「いいや、分かってないよ」
「え……?」
ハヤテの答えに、キッパリと頭を振った斗真。その反応に、ハヤテは訝しげな表情を浮かべる。
そんなハヤテに、斗真は真剣な表情を浮かべて言った。
「アンタ……随分と恨まれてるぜ。己と同じタイミングで牛島のところに来た女の子――装甲戦士ハーモニーに、な」
「……ハーモニーに?」
斗真の口から出た、意外な名に、ハヤテは戸惑いの表情を浮かべる。
「何でハーモニーに? 俺とハーモニーとは、全く接点が無いと思うんだが……」
「アンタ……アームドファイターZ2――有瀬健一を倒しただろう? だからだよ」
「あ……」
斗真の答えに、ハヤテはハッと目を見開いた。
そんな彼に向け、ふと表情を消した斗真は、静かに言葉を続ける。
「ハーモニーは、健一坊がオリジンの村に居る頃、まるで自分の弟の様に可愛がってた。だから、その健一坊を殺したアンタを憎んでい――」
「それは――!」
ハヤテは、思わず声を荒げ、斗真の言葉を遮った。
が、すぐに何かに気付いたように口を手で覆い、小さく息を吐くと、微かに震える声で斗真に尋ねる。
「ツールズ――薫は、その事……健一の死について、何か言っていなかったのか?」
「……いや。特には」
「――そうか」
「何か、あるのか?」
「いや……」
訝しげに尋ねる斗真を前に、ハヤテは数瞬の間躊躇う様子を見せたが、結局ふるふると首を横に振った。
「何でもない……。分かった。気を付ける事にするよ」
「……」
ハヤテの態度に何かを感じ取った斗真だったが、微かに首を傾げただけで、それ以上追及する事はしなかった。
彼は、くるりと踵を返すと、背中越しに軽く手を挙げてみせながら、ハヤテと碧に告げる。
「――じゃあな、おふたりさん。また、縁があったら会おうぜ」
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