2 / 77
序章 猫はワシである
第二話 老人と返事
しおりを挟む
――もしかすると、留守?
不気味な静寂に包まれた、202号室の錆びかけたドアの前で佇む俺の頭の中に、ふと一つの推論が浮かんだ。
だとしたら最悪だ。
今はおとなしくしている部屋内の猫が、またさっきのように盛大に騒ぎ始めても、止める術が全く無い事になる。
――と、
(も……もしかして……)
或いは――と、更に不吉な推測が、脳内に浮上した。
「い、いや、まさか、そんな訳ねえよ、ウン」
だが、俺はぶるぶると首を激しく左右に振って、やにわに胸をざわめかせた悪い想像を、半ば強引に頭から振り払う。
……とはいえ、本能的に否定したが、否定するに足るような根拠も無い訳で。
「……確かめるには、もう一度呼びかけてみるしかないか」
そう結論付けた俺は、大きく息を吸い込むと、もう一度、強めにドアをノックした。
「え、えーと……すいませーん。あの、お宅の猫――猫ちゃんが、その、ちょっとやかま……あ、いや、元気すぎる……みたいなんで、黙らせ……い、いや――お、おとなしくさせてもらえ……頂けると……ありがたい、っす。ハイ」
毅然と言い放つつもりだったのだが、勢いが段々と尻つぼみになる俺の声。
しかし、趣旨はきちんと伝わったんじゃないかな――。
「…………」
……うん、返答無し。
依然として沈黙を貫くドアに思わずイラっとした俺は、今度は明確な怒りを込めて拳をドアに強く打ちつける。
ドンドンドンドンドン!
「あの! ちょっと聞いてます? お宅の事なんですけど! あのー……」
勢いに任せてそこまで言った俺だったが、ここで初めて、この家の人の名前を覚えてないという事に気が付いた。
俺は慌てて、扉の脇の壁に付いた表札を確認する。
汚れと経年劣化で黄色く変色した表札には、「初鹿野」と、下手糞な字で書かれていた。
それを見た俺は、訝しげに首を傾げる。
「えー……と、これは何て読むんだ……? うーん……ハ、ハツ、シカ……ハツシカノ……さん?」
「たわけ! ハジカニョ……ハジカニ……あ~、あ~、……ハジ、カ、ノじゃ! 馬鹿もニョ!」
「う、うわっ!」
唐突にドアの向こうから上がった人の声――しかも怒声に完全に不意を衝かれた俺は、驚きの叫びを上げながらのけぞった。
が、すぐ、沸騰した怒りが驚愕を上書きする。
いるじゃねーか、クソジジィ!
「ちょっと! あんた、ハ――ハジカ……初鹿野さんかッ? いるんだったら、さっさと返事してくれよ!」
「……ニャアア……」
「オマエじゃねえよ、アホ猫!」
「シャアアッ! ワシャ、ニャ……ニャホ猫じゃニャい! こニョ若造がぁ!」
また、妙に甲高い人間の声が、ドアの向こうから聞こえてきた。
「大体、ヒト様の名前も碌に読めんニョータリンにニャホ呼ばわりされたくニャいニャあ!」
「――い、いや、別にあなたの事じゃ無いんすけど……初鹿野さん?」
「……ニャア」
「へ?」
「……いや、そうだニャ。こんな事を言い合ってる場合じゃニャいんだ……」
ドア越しの初鹿野老人の声が、先ほどよりも幾分か落ち着いた。
ゴホゴホという咳きの後、老人らしき声が再び上がる。
「あー、そこにいるにょは、204号室の……サンシくんじゃニャ?」
「……サエグサです。三枝悠馬……」
この爺、てめえも人の名前読めてねえじゃねえか……。
思わずムッとする俺の内心にもまったく気づかぬ様子で、老人の能天気な声は更に続く。
「あーそうそう。サエグサ君じゃったにょ。――キミに一つ頼みがあるんじゃが」
「た、頼み?」
「そう。ちょっと、このドアを開けてほしいんニャ」
目の前の扉からテシテシと柔らかい物が当たる音がする。
「このドア……って、家の扉の事ですか? 別にいいですけど――でも、何で?」
「――まあ、自分で開けられれば、わざわざおミャえさんを起こす事もニャかったんだがねぇ。ちと、今のワシ一人の力じゃ、どうしても開けられニャいんでの」
「開けられない……?」
「このまんまじゃ、あまり日保ちもせんだろうしのぉ……悪いが、迷惑ついでにひとつ頼まれてくれんかニャ?」
……日保ち?
「……は、はあ。まあ、分かりました」
初鹿野老人の言葉に引っ掛かりを感じながらも、俺は言われた通りに錆びたドアノブを回してみた。
が、ノブを回そうとしても、途中でガチンという金属音が鳴るばかりで、それ以上はびくとも動かない。
「――すみません、初鹿野さん。このドア、鍵かかってるみたいなんすけど」
「そりゃそうじゃろ、ワシゃそこまで不用心じゃニャいわい」
「……帰っていいっすか?」
「ニャ……ごめんニャさい。ちょっと待ってニャ」
がさごそと室内をかき回す音が続いた後、たっぷり十分ほど待たされた後、ようやく扉の向こうから「お待たせしたニャ」と声がかかった。
「では、三枝君。ワシがドアポストの穴から鍵を渡すから、受け取って開けてくれ」
「……は、はあ……」
わざわざ俺に鍵を渡してドアを開けさせるより、自分で鍵を開ければいいのに……と訝しみつつも、俺は言われるままに、ドアポストに手を挿し込む。
“ふに”
「ふ、うわわっ!」
差し出した手のひらに、固い金属製の鍵の感触と一緒に、それとは全く違う柔らかい感触を感じた俺は、吃驚して変な声を出してしまった。
と言っても、決して不快な物では無い。……否、むしろ逆だ。柔らかくて、温かくて……何となく、ほっこり幸せな気持ちにさせてくれるような――。
「――はっ!」
心地よい感触に、危うくグッドトリップしそうだった……。
俺は慌てて意識を立て直すと、ポストの穴から抜いた掌の上に乗った鍵を鍵穴に挿し込む。
鍵を右に回すと、錠が開く手応えと共に、カチンという乾いた金属音が鳴った。
「初鹿野さん、鍵開きましたよ」
「おお、すまんニャ。扉も開けてくれ」
「あ、了解っす」
初鹿野さんの指示に従って、俺は耳障りなきしみ音を鳴らす扉を開ける。
部屋の中は、照明も消えており、真っ暗だった。
声の近さから、初鹿野さんは玄関の三和土に立ってるのかと思っていたのだが――予想に反して、老人の姿は無い。
「初鹿野さーん……? 開けましたよー。どこっすか?」
俺は、恐る恐る声をかけながら玄関で靴を脱ぎ、手探りで壁を伝いながら、部屋の中央にある室内灯のスイッチを探した。
当然だが、202号室と204号室は、間取りも同じ1DK。当然、たとえ光が無くても、部屋の構造は簡単に分かる。
と、
「――お、オワッ!」
俺は、何か大きな物に躓き、その場に転倒した。
幸い、転んだ先は布団だったので、痛い思いはしなかったが、年単位で太陽に晒された事が無かったとおぼしき、ぺっちゃんこの煎餅布団の巻き起こしたカビ混じりの埃をまともに吸い込んでしまった俺は、その場で激しく咳き込む。
まともに呼吸が出来ない俺は、悶絶しながらも何とか照明の紐スイッチを探り当て、急いで引っ張った。
それまで真っ暗だった部屋の中が、黄ばんだ古い蛍光灯の光によって照らし出される。
「眩しっ……!」
突然の光に目が眩んだ俺は、悲鳴を上げながら目を細めた。
そして――、
「う……」
徐々に光に慣れた俺の眼は、自分が蹴躓いた原因となったそれを発見する。
それは――俯せに倒れ、目を見開いたままぴくりとも動かない、
「ウソだろ……?」
……初鹿野さんの死体だった。
不気味な静寂に包まれた、202号室の錆びかけたドアの前で佇む俺の頭の中に、ふと一つの推論が浮かんだ。
だとしたら最悪だ。
今はおとなしくしている部屋内の猫が、またさっきのように盛大に騒ぎ始めても、止める術が全く無い事になる。
――と、
(も……もしかして……)
或いは――と、更に不吉な推測が、脳内に浮上した。
「い、いや、まさか、そんな訳ねえよ、ウン」
だが、俺はぶるぶると首を激しく左右に振って、やにわに胸をざわめかせた悪い想像を、半ば強引に頭から振り払う。
……とはいえ、本能的に否定したが、否定するに足るような根拠も無い訳で。
「……確かめるには、もう一度呼びかけてみるしかないか」
そう結論付けた俺は、大きく息を吸い込むと、もう一度、強めにドアをノックした。
「え、えーと……すいませーん。あの、お宅の猫――猫ちゃんが、その、ちょっとやかま……あ、いや、元気すぎる……みたいなんで、黙らせ……い、いや――お、おとなしくさせてもらえ……頂けると……ありがたい、っす。ハイ」
毅然と言い放つつもりだったのだが、勢いが段々と尻つぼみになる俺の声。
しかし、趣旨はきちんと伝わったんじゃないかな――。
「…………」
……うん、返答無し。
依然として沈黙を貫くドアに思わずイラっとした俺は、今度は明確な怒りを込めて拳をドアに強く打ちつける。
ドンドンドンドンドン!
「あの! ちょっと聞いてます? お宅の事なんですけど! あのー……」
勢いに任せてそこまで言った俺だったが、ここで初めて、この家の人の名前を覚えてないという事に気が付いた。
俺は慌てて、扉の脇の壁に付いた表札を確認する。
汚れと経年劣化で黄色く変色した表札には、「初鹿野」と、下手糞な字で書かれていた。
それを見た俺は、訝しげに首を傾げる。
「えー……と、これは何て読むんだ……? うーん……ハ、ハツ、シカ……ハツシカノ……さん?」
「たわけ! ハジカニョ……ハジカニ……あ~、あ~、……ハジ、カ、ノじゃ! 馬鹿もニョ!」
「う、うわっ!」
唐突にドアの向こうから上がった人の声――しかも怒声に完全に不意を衝かれた俺は、驚きの叫びを上げながらのけぞった。
が、すぐ、沸騰した怒りが驚愕を上書きする。
いるじゃねーか、クソジジィ!
「ちょっと! あんた、ハ――ハジカ……初鹿野さんかッ? いるんだったら、さっさと返事してくれよ!」
「……ニャアア……」
「オマエじゃねえよ、アホ猫!」
「シャアアッ! ワシャ、ニャ……ニャホ猫じゃニャい! こニョ若造がぁ!」
また、妙に甲高い人間の声が、ドアの向こうから聞こえてきた。
「大体、ヒト様の名前も碌に読めんニョータリンにニャホ呼ばわりされたくニャいニャあ!」
「――い、いや、別にあなたの事じゃ無いんすけど……初鹿野さん?」
「……ニャア」
「へ?」
「……いや、そうだニャ。こんな事を言い合ってる場合じゃニャいんだ……」
ドア越しの初鹿野老人の声が、先ほどよりも幾分か落ち着いた。
ゴホゴホという咳きの後、老人らしき声が再び上がる。
「あー、そこにいるにょは、204号室の……サンシくんじゃニャ?」
「……サエグサです。三枝悠馬……」
この爺、てめえも人の名前読めてねえじゃねえか……。
思わずムッとする俺の内心にもまったく気づかぬ様子で、老人の能天気な声は更に続く。
「あーそうそう。サエグサ君じゃったにょ。――キミに一つ頼みがあるんじゃが」
「た、頼み?」
「そう。ちょっと、このドアを開けてほしいんニャ」
目の前の扉からテシテシと柔らかい物が当たる音がする。
「このドア……って、家の扉の事ですか? 別にいいですけど――でも、何で?」
「――まあ、自分で開けられれば、わざわざおミャえさんを起こす事もニャかったんだがねぇ。ちと、今のワシ一人の力じゃ、どうしても開けられニャいんでの」
「開けられない……?」
「このまんまじゃ、あまり日保ちもせんだろうしのぉ……悪いが、迷惑ついでにひとつ頼まれてくれんかニャ?」
……日保ち?
「……は、はあ。まあ、分かりました」
初鹿野老人の言葉に引っ掛かりを感じながらも、俺は言われた通りに錆びたドアノブを回してみた。
が、ノブを回そうとしても、途中でガチンという金属音が鳴るばかりで、それ以上はびくとも動かない。
「――すみません、初鹿野さん。このドア、鍵かかってるみたいなんすけど」
「そりゃそうじゃろ、ワシゃそこまで不用心じゃニャいわい」
「……帰っていいっすか?」
「ニャ……ごめんニャさい。ちょっと待ってニャ」
がさごそと室内をかき回す音が続いた後、たっぷり十分ほど待たされた後、ようやく扉の向こうから「お待たせしたニャ」と声がかかった。
「では、三枝君。ワシがドアポストの穴から鍵を渡すから、受け取って開けてくれ」
「……は、はあ……」
わざわざ俺に鍵を渡してドアを開けさせるより、自分で鍵を開ければいいのに……と訝しみつつも、俺は言われるままに、ドアポストに手を挿し込む。
“ふに”
「ふ、うわわっ!」
差し出した手のひらに、固い金属製の鍵の感触と一緒に、それとは全く違う柔らかい感触を感じた俺は、吃驚して変な声を出してしまった。
と言っても、決して不快な物では無い。……否、むしろ逆だ。柔らかくて、温かくて……何となく、ほっこり幸せな気持ちにさせてくれるような――。
「――はっ!」
心地よい感触に、危うくグッドトリップしそうだった……。
俺は慌てて意識を立て直すと、ポストの穴から抜いた掌の上に乗った鍵を鍵穴に挿し込む。
鍵を右に回すと、錠が開く手応えと共に、カチンという乾いた金属音が鳴った。
「初鹿野さん、鍵開きましたよ」
「おお、すまんニャ。扉も開けてくれ」
「あ、了解っす」
初鹿野さんの指示に従って、俺は耳障りなきしみ音を鳴らす扉を開ける。
部屋の中は、照明も消えており、真っ暗だった。
声の近さから、初鹿野さんは玄関の三和土に立ってるのかと思っていたのだが――予想に反して、老人の姿は無い。
「初鹿野さーん……? 開けましたよー。どこっすか?」
俺は、恐る恐る声をかけながら玄関で靴を脱ぎ、手探りで壁を伝いながら、部屋の中央にある室内灯のスイッチを探した。
当然だが、202号室と204号室は、間取りも同じ1DK。当然、たとえ光が無くても、部屋の構造は簡単に分かる。
と、
「――お、オワッ!」
俺は、何か大きな物に躓き、その場に転倒した。
幸い、転んだ先は布団だったので、痛い思いはしなかったが、年単位で太陽に晒された事が無かったとおぼしき、ぺっちゃんこの煎餅布団の巻き起こしたカビ混じりの埃をまともに吸い込んでしまった俺は、その場で激しく咳き込む。
まともに呼吸が出来ない俺は、悶絶しながらも何とか照明の紐スイッチを探り当て、急いで引っ張った。
それまで真っ暗だった部屋の中が、黄ばんだ古い蛍光灯の光によって照らし出される。
「眩しっ……!」
突然の光に目が眩んだ俺は、悲鳴を上げながら目を細めた。
そして――、
「う……」
徐々に光に慣れた俺の眼は、自分が蹴躓いた原因となったそれを発見する。
それは――俯せに倒れ、目を見開いたままぴくりとも動かない、
「ウソだろ……?」
……初鹿野さんの死体だった。
3
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
レオナルド先生創世記
ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!
【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら
瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。
タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。
しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。
剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。
負けヒロインに花束を!
遊馬友仁
キャラ文芸
クラス内で空気的存在を自負する立花宗重(たちばなむねしげ)は、行きつけの喫茶店で、クラス委員の上坂部葉月(かみさかべはづき)が、同じくクラス委員ので彼女の幼なじみでもある久々知大成(くくちたいせい)にフラれている場面を目撃する。
葉月の打ち明け話を聞いた宗重は、後日、彼女と大成、その交際相手である名和立夏(めいわりっか)とのカラオケに参加することになってしまう。
その場で、立夏の思惑を知ってしまった宗重は、葉月に彼女の想いを諦めるな、と助言して、大成との仲を取りもとうと行動しはじめるが・・・。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる