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第一部一章 生還
兄と弟
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九月も末に差し掛かり、甲斐府中の空気に、徐々に冬の気配が混ざり始めた頃――。
ようやく、布団の上で身を起こす事ができるまでに体力が回復した信繁は、脇息に凭れながら、開け放たれた襖の向こうに広がる自邸の庭をボーッと眺めていた。
彼の傍らでは、妻の桔梗が、柔らかな微笑みを浮かべながら針仕事をしている。
彼女は、信繁が意識を取り戻してから、ずっと付きっきりで彼の世話に勤しんでいた。
以前に一度、「お前も大変だろうから、儂に付き合わずに、奥で休みなさい」と言ったのだが、それを聞いた桔梗がとても哀しそうな顔をして俯いてしまったので、慌てて前言を撤回した事があった。
桔梗に対して、自分が昏睡している間に献身的な看護を与えてくれた恩と、夫婦の契を結んだ時よりも大きくなった情愛の念を抱いた、信繁の本心からの労りの言葉だったのだが、その言葉で彼女を哀しませるのは本意ではない。
その為、それからは何も言わずに、桔梗の好きな様にさせているのだが、彼女は片時も信繁から離れようとはしない。
……夫婦とはいえ、ここまで二六時中一緒に居れば、さすがに話題も尽きる。
――という事で、ここ数日の信繁は、変化に乏しく退屈な庭の景色を、さも興味深そうに眺めてみせて間を保たせる事が日課となっていた。
(今日も、昼飯時まで、庭の紅葉の葉の数を数えなければならぬのか……)
この日も、傍らの桔梗に悟られぬ様、心中で秘かに嘆息する信繁だったが――、唐突にその“日課”から解放される事となった。
「……ん?」
信繁は、屋敷の表門の方が何やら騒がしい事に気が付き、胡乱げに首を傾げた。
「はて? 誰か、来たのか……?」
「――その様ですね……」
桔梗も、針仕事の手を止め、戸惑った表情を浮かべる。
「主様、ちょっと見て参ります」
彼女はそう言うと腰を浮かしたが、部屋の外に出ようとする前に、ドタドタと騒々しい足音が、信繁の寝室に向かって近付いてきた。
「ち――父上……っ!」
――足音の主は、血相を変えた信豊だった。
彼は、その顔色を青くしたり赤くしたりしながら、立ったまま早口で捲し立てる。
「き――来ました……あ、いや、御出でにな、なら……ッ」
「おい、落ち着け、六郎次郎!」
泡を食った信豊の様子に、思わず吹き出しながら、信繁は彼を窘める。
「何を焦っておるのか知らんが、まず落ち着け! 気を落ち着かせたら、ゆっくりと、要点を抑えて話を――」
「あ、あの! 御出でになられました! お……おやか――」
「――入るぞ。退いてくれ、六郎次郎」
「――ッ!」
父の言葉も聞かず、相変わらずの早調子で捲し立てようとする信豊の言葉は、背後からの低い声によって遮られた。
声をかけられた信豊は、目を真ん丸に見開き、猫のように飛び上がると、そのまま板敷の廊下に平伏する。
だが、彼だけではない。桔梗も表情を強張らせると、慌てて指を畳につき、深々と頭を下げた。
――そして、信繁も、口をポカンと開けて、日を背に受けて部屋の前に立つ人物の顔を凝視した。
「……兄う――お屋形様……」
「……久しいの、典厩――いや、次郎」
信繁の言に、軽く頷き、微かに揺れる声で応えたのは――彼の兄にして甲斐武田家の当主、『甲斐の虎』と近隣にその威名を轟かせる、武田信濃守晴信入道徳栄軒信玄その人であった――。
◆ ◆ ◆ ◆
「いやはや……お元気そうで何よりでござる、次郎兄」
そう言って、僧衣の袖で目を拭ったのは、信玄のやや後方に控えて座った壮年の男であった。
一見すると、信玄と瓜二つの顔つきであったが、垂れ気味の眉と締まりのない口元が、隠しようもない彼の人の好さを示していた。
「――いくら何でも泣きすぎだぞ、逍遥」
そんな彼――信玄と信繁の弟、武田刑部少輔信廉 (先年、信玄と同時に出家して“逍遥軒信綱”と号す)の事を呆れ顔で窘める信玄。彼は、泣きっぱなしの三男とは打って変わって、信繁の布団の横に座ってからずっと、仏頂面で眉根に皺を寄せている。
(……お窶れになられた)
信繁は、信玄の顔を見ながら、自分の事を棚に上げて、そう思った。
出家し、頭を剃り上げた信玄の顔色は良くなかった。以前――二年前よりも、その頬はこけ、目の下のクマも深くなっている様に見え、蓄えた口髭にも白いものが目立つ。
(……ご苦労なされたのだな)
彼は、兄の顔に、改めて二年という年月の重さを実感した。
――そんな感慨を抱きつつ、信繁は長兄に対し、やや緊張の面持ちで話しかける。
「……お屋形様。此度は態々ご足労頂き――」
「……今日の儂は、お前の兄としてここへ参った」
「え……?」
恭しく、威儀を正して紡ごうとした自分の言葉を遮った信玄に、意表を衝かれた信繁は、思わずその目を点にする。
信玄は、そんな信繁を鋭い目でしっかりと見据えながら、ゆっくりと言葉を継いだ。
「――故に、今この場では、儂が武田の惣領だという事は忘れよ。……いや、忘れてくれ」
「……?」
「ちょっと! お屋形さ……ではなかった、太郎兄様」
信玄の言葉の意味を測りかねた様子の信繁を見た信廉が、今度はニコニコと笑いながら、気安く信玄の肩を叩いた。
信玄は、首を廻らせて、訝しげな顔で信廉を見た。
「……なんじゃ、逍遥?」
「それではいけませぬぞ。そのような顰め面で言うものだから、次郎兄は太郎兄の言った事が良くお解りになられていない様子。もっと、それらしい顔をして伝えないと……」
そう言うと、信廉は自分の事を指差して、ニコリと破顔ってみせて、「ほれ、この様に」と言った。
だが、信玄は弟の言葉にその顰め面をますます険しくして、
「……五月蝿い。――正直、どんな顔をすれば良いのか、良く解らんのだ」
と、独りごちる様に呟いた。
信廉は、やれやれとばかりに肩を竦めると、苦笑いを浮かべた。
「やれやれ……先程のお言葉、太郎兄にこそ、そのまま当てはまりますぞ」
そう言うと、信廉は掌で信繁を指して、言葉を継ぐ。
「今日この場では、武田の惣領としてのご自分をお忘れなされ。――ただの兄として、思うままに次郎兄のご快復を喜べば宜しいのですよ」
「……」
信玄は、その言葉に何か言い返しかけたが、思い直したかのように小さく頷く。
彼は信繁の方に向き直ると、真っ直ぐにその顔を見つめながら、噛んで含める様にゆっくりと言う。
「……次郎、――良く生きた。良く……生きていて――くれたな……っ」
言葉の語尾を激しく震わせた信玄は、やおら信繁の体をきつく抱き締めた。
「――!」
信繁は、突然の信玄の振る舞いに驚き、言葉がつげない。兄の温かい体温が、信繁の体へと伝わっていく。
「……一昨年の戦い……勘助や豊後や三枝……数多の臣……いや、知己が命を落とし、……儂の前から消えてしもうた」
弟を抱きしめた信玄は、震え声のまま、静かに言葉を紡ぐ。
「だが、お前は……次郎は、儂の元へと戻ってきてくれた……。儂は、それが…………」
信玄は、そこまで言うと、あとは無言で肩を震わせるだけだった。
「……」
彼に抱き締められた信繁も、胸に熱いものがこみ上げ、半分になった視界がゆらゆらと揺らぐのが判った。
彼も、信玄の背に手を回し、頬を濡らしながら、兄に応える。
「……勿体無きお言葉。そのお言葉ひとつで……この信繁、生き還った甲斐があったというもの。……ありがとうござりまする、――兄上」
ようやく、布団の上で身を起こす事ができるまでに体力が回復した信繁は、脇息に凭れながら、開け放たれた襖の向こうに広がる自邸の庭をボーッと眺めていた。
彼の傍らでは、妻の桔梗が、柔らかな微笑みを浮かべながら針仕事をしている。
彼女は、信繁が意識を取り戻してから、ずっと付きっきりで彼の世話に勤しんでいた。
以前に一度、「お前も大変だろうから、儂に付き合わずに、奥で休みなさい」と言ったのだが、それを聞いた桔梗がとても哀しそうな顔をして俯いてしまったので、慌てて前言を撤回した事があった。
桔梗に対して、自分が昏睡している間に献身的な看護を与えてくれた恩と、夫婦の契を結んだ時よりも大きくなった情愛の念を抱いた、信繁の本心からの労りの言葉だったのだが、その言葉で彼女を哀しませるのは本意ではない。
その為、それからは何も言わずに、桔梗の好きな様にさせているのだが、彼女は片時も信繁から離れようとはしない。
……夫婦とはいえ、ここまで二六時中一緒に居れば、さすがに話題も尽きる。
――という事で、ここ数日の信繁は、変化に乏しく退屈な庭の景色を、さも興味深そうに眺めてみせて間を保たせる事が日課となっていた。
(今日も、昼飯時まで、庭の紅葉の葉の数を数えなければならぬのか……)
この日も、傍らの桔梗に悟られぬ様、心中で秘かに嘆息する信繁だったが――、唐突にその“日課”から解放される事となった。
「……ん?」
信繁は、屋敷の表門の方が何やら騒がしい事に気が付き、胡乱げに首を傾げた。
「はて? 誰か、来たのか……?」
「――その様ですね……」
桔梗も、針仕事の手を止め、戸惑った表情を浮かべる。
「主様、ちょっと見て参ります」
彼女はそう言うと腰を浮かしたが、部屋の外に出ようとする前に、ドタドタと騒々しい足音が、信繁の寝室に向かって近付いてきた。
「ち――父上……っ!」
――足音の主は、血相を変えた信豊だった。
彼は、その顔色を青くしたり赤くしたりしながら、立ったまま早口で捲し立てる。
「き――来ました……あ、いや、御出でにな、なら……ッ」
「おい、落ち着け、六郎次郎!」
泡を食った信豊の様子に、思わず吹き出しながら、信繁は彼を窘める。
「何を焦っておるのか知らんが、まず落ち着け! 気を落ち着かせたら、ゆっくりと、要点を抑えて話を――」
「あ、あの! 御出でになられました! お……おやか――」
「――入るぞ。退いてくれ、六郎次郎」
「――ッ!」
父の言葉も聞かず、相変わらずの早調子で捲し立てようとする信豊の言葉は、背後からの低い声によって遮られた。
声をかけられた信豊は、目を真ん丸に見開き、猫のように飛び上がると、そのまま板敷の廊下に平伏する。
だが、彼だけではない。桔梗も表情を強張らせると、慌てて指を畳につき、深々と頭を下げた。
――そして、信繁も、口をポカンと開けて、日を背に受けて部屋の前に立つ人物の顔を凝視した。
「……兄う――お屋形様……」
「……久しいの、典厩――いや、次郎」
信繁の言に、軽く頷き、微かに揺れる声で応えたのは――彼の兄にして甲斐武田家の当主、『甲斐の虎』と近隣にその威名を轟かせる、武田信濃守晴信入道徳栄軒信玄その人であった――。
◆ ◆ ◆ ◆
「いやはや……お元気そうで何よりでござる、次郎兄」
そう言って、僧衣の袖で目を拭ったのは、信玄のやや後方に控えて座った壮年の男であった。
一見すると、信玄と瓜二つの顔つきであったが、垂れ気味の眉と締まりのない口元が、隠しようもない彼の人の好さを示していた。
「――いくら何でも泣きすぎだぞ、逍遥」
そんな彼――信玄と信繁の弟、武田刑部少輔信廉 (先年、信玄と同時に出家して“逍遥軒信綱”と号す)の事を呆れ顔で窘める信玄。彼は、泣きっぱなしの三男とは打って変わって、信繁の布団の横に座ってからずっと、仏頂面で眉根に皺を寄せている。
(……お窶れになられた)
信繁は、信玄の顔を見ながら、自分の事を棚に上げて、そう思った。
出家し、頭を剃り上げた信玄の顔色は良くなかった。以前――二年前よりも、その頬はこけ、目の下のクマも深くなっている様に見え、蓄えた口髭にも白いものが目立つ。
(……ご苦労なされたのだな)
彼は、兄の顔に、改めて二年という年月の重さを実感した。
――そんな感慨を抱きつつ、信繁は長兄に対し、やや緊張の面持ちで話しかける。
「……お屋形様。此度は態々ご足労頂き――」
「……今日の儂は、お前の兄としてここへ参った」
「え……?」
恭しく、威儀を正して紡ごうとした自分の言葉を遮った信玄に、意表を衝かれた信繁は、思わずその目を点にする。
信玄は、そんな信繁を鋭い目でしっかりと見据えながら、ゆっくりと言葉を継いだ。
「――故に、今この場では、儂が武田の惣領だという事は忘れよ。……いや、忘れてくれ」
「……?」
「ちょっと! お屋形さ……ではなかった、太郎兄様」
信玄の言葉の意味を測りかねた様子の信繁を見た信廉が、今度はニコニコと笑いながら、気安く信玄の肩を叩いた。
信玄は、首を廻らせて、訝しげな顔で信廉を見た。
「……なんじゃ、逍遥?」
「それではいけませぬぞ。そのような顰め面で言うものだから、次郎兄は太郎兄の言った事が良くお解りになられていない様子。もっと、それらしい顔をして伝えないと……」
そう言うと、信廉は自分の事を指差して、ニコリと破顔ってみせて、「ほれ、この様に」と言った。
だが、信玄は弟の言葉にその顰め面をますます険しくして、
「……五月蝿い。――正直、どんな顔をすれば良いのか、良く解らんのだ」
と、独りごちる様に呟いた。
信廉は、やれやれとばかりに肩を竦めると、苦笑いを浮かべた。
「やれやれ……先程のお言葉、太郎兄にこそ、そのまま当てはまりますぞ」
そう言うと、信廉は掌で信繁を指して、言葉を継ぐ。
「今日この場では、武田の惣領としてのご自分をお忘れなされ。――ただの兄として、思うままに次郎兄のご快復を喜べば宜しいのですよ」
「……」
信玄は、その言葉に何か言い返しかけたが、思い直したかのように小さく頷く。
彼は信繁の方に向き直ると、真っ直ぐにその顔を見つめながら、噛んで含める様にゆっくりと言う。
「……次郎、――良く生きた。良く……生きていて――くれたな……っ」
言葉の語尾を激しく震わせた信玄は、やおら信繁の体をきつく抱き締めた。
「――!」
信繁は、突然の信玄の振る舞いに驚き、言葉がつげない。兄の温かい体温が、信繁の体へと伝わっていく。
「……一昨年の戦い……勘助や豊後や三枝……数多の臣……いや、知己が命を落とし、……儂の前から消えてしもうた」
弟を抱きしめた信玄は、震え声のまま、静かに言葉を紡ぐ。
「だが、お前は……次郎は、儂の元へと戻ってきてくれた……。儂は、それが…………」
信玄は、そこまで言うと、あとは無言で肩を震わせるだけだった。
「……」
彼に抱き締められた信繁も、胸に熱いものがこみ上げ、半分になった視界がゆらゆらと揺らぐのが判った。
彼も、信玄の背に手を回し、頬を濡らしながら、兄に応える。
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