128 / 263
第二部二章 駆引
夜襲と応襲
しおりを挟む
「……信濃守様」
鬱蒼と茂る森の木に紛れるように息を潜め、前方にじっと目を凝らしていた矢口茂武に、使番の兵が声をかけた。
顔は動かさぬまま、目だけを向けた茂武に、使番は声を潜めて告げる。
「内蔵助様の別動隊が、所定の位置についた模様です。たった今、合図が」
「うむ」
使番の報告を聞いた茂武は、緊張した面持ちで頷き、再び目を前方に向けた。
彼の視線の先には、下草を刈り払われただだっ広い原野が広がっており、その至る所には、甲斐武田家の家紋である武田菱があしらわれた数十数百にも及ぶ陣幕が張り巡らされている。
陣幕の前には煌々と篝火が焚かれ、大小さまざまな馬印や旗印が林立しており、少し強い夜風に煽られて揺れていた。
そして、陣幕の周囲には――、
「……ふ」
軍陣のあちこちで、生えている木の幹にもたれかかったり、地面の草の上に寝転がって大鼾をかいている雑兵たちの姿を見留め、茂武は思わず口元を綻ばせた。
「物見の報せの通りじゃな。気持ちよさそうに眠り呆けておるわ」
武田軍の陣から離れた距離に潜む茂武の鼻まで、風に乗って熟柿のような匂いが漂ってくる。
そこかしこに転がる酒樽や酒甕も、事前に得た情報通りだ。
未だに酒盛りの真っ最中の者もいるのか、耳を澄ませると、調子外れの下手糞な唄や、それに対する喝采の声が微かに聞こえてくる。
「まったく……ワシらがこうして、藪の中で蚊に食われるのも我慢して潜んでおる事も知らずに、愉しそうな事じゃ」
茂武は、蚊に刺された首筋を掻きながら、忌々しげに呟く。
と、彼の乗騎の轡を握る供廻りが、苦笑交じりに声をかけた。
「はは……とはいえ、もうじき、我らの手にかかって地獄に落ちる事になるのです。今のうちにせいぜい愉しい思いをさせてやるのも慈悲かと」
「ふふ……そうじゃな」
茂武は、供廻りの言葉に頷きながら、手に持った采配を握り直す。
「では……そろそろ始めるか」
「はっ」
茂武の声に、森に潜む苗木遠山の兵たちの間に緊張が走った。
最前方に配置した弓兵が、背中の矢筒から抜いた矢を弓につがえながら、音を立てぬよう一斉に立ち上がる。
そして、武田軍の陣に狙いを定め、きりきりと弓を引き絞った。
その後方に控えた兵たちも各々の得物を構え、号令がかかるやすぐに武田軍の陣内へ攻めかかれるように身構える。
その中央で、茂武はゆっくりと采配を頭上に掲げ、
「弓隊! 放――」
そう、雄々しく下知を下そうとした――その時、
“ブツリ”“ブツリ”
という音を立てて、武田方の陣に張られていた陣幕を吊る縄が次々と断ち切られた。
それと同時に、陣幕は突風に薙ぎ払われたかのように手際よく取り払われ、その陰から、整然と並んだ武田の兵たちが現れる。
彼らが構えているのは、今まさに火縄が落ちようとしている火縄銃――!
「な――ッ?」
想像だにしなかった光景を目の当たりにした茂武は、目を大きく見開きながら絶句する。
――次の瞬間、武田兵たちの構えた火縄銃が、一斉に火を噴き、耳を劈く轟音が原野に響き渡った。
「うわあああああッ!」
「ぎゃあああっ!」
「ヒ、ヒヒイイイイィィンッ!」
「がああッ!」
森の木々に鉛玉が当たって弾ける乾いた音に混じって、苗木兵の上げる悲鳴と苦悶の声と、百雷の如き火縄銃の発射音に驚いた馬の嘶きがあちこちから上がる。
そして、武田軍の陣からも、百万の獣の咆哮のような雄叫びが上がった。
「なッ……?」
茂武をはじめとした苗木衆は、目の当たりにした光景に、皆一様に目を疑い、言葉を失う。
驚いた事に、酔い潰れて前後不覚に眠りこけていると思っていた武田兵たちが俊敏な動きで起き上がると、身体の下に隠していた槍や刀を携えて、鬨の声を上げながら一斉に苗木衆の方に向かって突っ込んできたからだ。
「まさか……ッ!」
それを見た茂武は、ようやく気が付いた。
「武田軍は、初めから我らの計略を見抜いていて、その上で知らないフリをして、逆に我らを罠に嵌めたのか……ッ?」
そう、
武田軍――武田信繁は、苗木衆に二心がある事など、とうの昔に看破していたのだ。その上で、その叛心にあえて気付かぬふりをして、苗木衆を誘い出す為に一芝居を打ち、彼らが夜襲をかけてくるのを準備万端の体勢を整えて待ち構えていたのである。
自分たちが、武田方の策略にまんまと嵌った事を悟った茂武は、接近する武田軍の兵たちを前に、下知を下す事も忘れて呆然としていた。
「――し、信濃守様! 御下知を……!」
「こ、このままでは……」
「――ッ!」
口々に叫びながら、縋るような目で自分を見る兵たちの怯えた表情を前に、茂武はようやく我に返る。
彼は、目まぐるしく視線を彷徨わせながら、上ずった声で兵たちに命じた。
「と、とにかく! ここは一旦退くのだ! 武田の兵を迎え撃ちながら、間道を戻って、苗木の城に――」
「うわああああああああっ!」
命を下そうとする茂武の声は、それに倍する悲鳴と断末魔の声と剣戟が打ち合わされる甲高い金属音によって遮られる。
「こ、後方からも敵襲! 背後に回られました!」
「な……何だとっ?」
悲鳴混じりの報せに、茂武は顔面蒼白になった。
間違いない……。
背後に現れたのは、自分たちが前方の武田軍の陣に気を取られているうちに、本隊から離れ、森の中を大きく回り込んできた武田の別動隊だ。
これで、武田軍を夜襲しに来たはずの苗木衆は、逆に武田軍によって前後から挟み撃ちされる事になってしまう……!
作戦の失敗と敗北を悟った茂武は、唇を戦慄かせながら、信じられないと言わんばかりにふるふると首を左右に振る。
「ば……バカな……! こんな……こんなハズでは……」
自分の手から采配が零れ落ちた事にも気付かず、彼は呆然と立ち尽くすのだった。
鬱蒼と茂る森の木に紛れるように息を潜め、前方にじっと目を凝らしていた矢口茂武に、使番の兵が声をかけた。
顔は動かさぬまま、目だけを向けた茂武に、使番は声を潜めて告げる。
「内蔵助様の別動隊が、所定の位置についた模様です。たった今、合図が」
「うむ」
使番の報告を聞いた茂武は、緊張した面持ちで頷き、再び目を前方に向けた。
彼の視線の先には、下草を刈り払われただだっ広い原野が広がっており、その至る所には、甲斐武田家の家紋である武田菱があしらわれた数十数百にも及ぶ陣幕が張り巡らされている。
陣幕の前には煌々と篝火が焚かれ、大小さまざまな馬印や旗印が林立しており、少し強い夜風に煽られて揺れていた。
そして、陣幕の周囲には――、
「……ふ」
軍陣のあちこちで、生えている木の幹にもたれかかったり、地面の草の上に寝転がって大鼾をかいている雑兵たちの姿を見留め、茂武は思わず口元を綻ばせた。
「物見の報せの通りじゃな。気持ちよさそうに眠り呆けておるわ」
武田軍の陣から離れた距離に潜む茂武の鼻まで、風に乗って熟柿のような匂いが漂ってくる。
そこかしこに転がる酒樽や酒甕も、事前に得た情報通りだ。
未だに酒盛りの真っ最中の者もいるのか、耳を澄ませると、調子外れの下手糞な唄や、それに対する喝采の声が微かに聞こえてくる。
「まったく……ワシらがこうして、藪の中で蚊に食われるのも我慢して潜んでおる事も知らずに、愉しそうな事じゃ」
茂武は、蚊に刺された首筋を掻きながら、忌々しげに呟く。
と、彼の乗騎の轡を握る供廻りが、苦笑交じりに声をかけた。
「はは……とはいえ、もうじき、我らの手にかかって地獄に落ちる事になるのです。今のうちにせいぜい愉しい思いをさせてやるのも慈悲かと」
「ふふ……そうじゃな」
茂武は、供廻りの言葉に頷きながら、手に持った采配を握り直す。
「では……そろそろ始めるか」
「はっ」
茂武の声に、森に潜む苗木遠山の兵たちの間に緊張が走った。
最前方に配置した弓兵が、背中の矢筒から抜いた矢を弓につがえながら、音を立てぬよう一斉に立ち上がる。
そして、武田軍の陣に狙いを定め、きりきりと弓を引き絞った。
その後方に控えた兵たちも各々の得物を構え、号令がかかるやすぐに武田軍の陣内へ攻めかかれるように身構える。
その中央で、茂武はゆっくりと采配を頭上に掲げ、
「弓隊! 放――」
そう、雄々しく下知を下そうとした――その時、
“ブツリ”“ブツリ”
という音を立てて、武田方の陣に張られていた陣幕を吊る縄が次々と断ち切られた。
それと同時に、陣幕は突風に薙ぎ払われたかのように手際よく取り払われ、その陰から、整然と並んだ武田の兵たちが現れる。
彼らが構えているのは、今まさに火縄が落ちようとしている火縄銃――!
「な――ッ?」
想像だにしなかった光景を目の当たりにした茂武は、目を大きく見開きながら絶句する。
――次の瞬間、武田兵たちの構えた火縄銃が、一斉に火を噴き、耳を劈く轟音が原野に響き渡った。
「うわあああああッ!」
「ぎゃあああっ!」
「ヒ、ヒヒイイイイィィンッ!」
「がああッ!」
森の木々に鉛玉が当たって弾ける乾いた音に混じって、苗木兵の上げる悲鳴と苦悶の声と、百雷の如き火縄銃の発射音に驚いた馬の嘶きがあちこちから上がる。
そして、武田軍の陣からも、百万の獣の咆哮のような雄叫びが上がった。
「なッ……?」
茂武をはじめとした苗木衆は、目の当たりにした光景に、皆一様に目を疑い、言葉を失う。
驚いた事に、酔い潰れて前後不覚に眠りこけていると思っていた武田兵たちが俊敏な動きで起き上がると、身体の下に隠していた槍や刀を携えて、鬨の声を上げながら一斉に苗木衆の方に向かって突っ込んできたからだ。
「まさか……ッ!」
それを見た茂武は、ようやく気が付いた。
「武田軍は、初めから我らの計略を見抜いていて、その上で知らないフリをして、逆に我らを罠に嵌めたのか……ッ?」
そう、
武田軍――武田信繁は、苗木衆に二心がある事など、とうの昔に看破していたのだ。その上で、その叛心にあえて気付かぬふりをして、苗木衆を誘い出す為に一芝居を打ち、彼らが夜襲をかけてくるのを準備万端の体勢を整えて待ち構えていたのである。
自分たちが、武田方の策略にまんまと嵌った事を悟った茂武は、接近する武田軍の兵たちを前に、下知を下す事も忘れて呆然としていた。
「――し、信濃守様! 御下知を……!」
「こ、このままでは……」
「――ッ!」
口々に叫びながら、縋るような目で自分を見る兵たちの怯えた表情を前に、茂武はようやく我に返る。
彼は、目まぐるしく視線を彷徨わせながら、上ずった声で兵たちに命じた。
「と、とにかく! ここは一旦退くのだ! 武田の兵を迎え撃ちながら、間道を戻って、苗木の城に――」
「うわああああああああっ!」
命を下そうとする茂武の声は、それに倍する悲鳴と断末魔の声と剣戟が打ち合わされる甲高い金属音によって遮られる。
「こ、後方からも敵襲! 背後に回られました!」
「な……何だとっ?」
悲鳴混じりの報せに、茂武は顔面蒼白になった。
間違いない……。
背後に現れたのは、自分たちが前方の武田軍の陣に気を取られているうちに、本隊から離れ、森の中を大きく回り込んできた武田の別動隊だ。
これで、武田軍を夜襲しに来たはずの苗木衆は、逆に武田軍によって前後から挟み撃ちされる事になってしまう……!
作戦の失敗と敗北を悟った茂武は、唇を戦慄かせながら、信じられないと言わんばかりにふるふると首を左右に振る。
「ば……バカな……! こんな……こんなハズでは……」
自分の手から采配が零れ落ちた事にも気付かず、彼は呆然と立ち尽くすのだった。
2
あなたにおすすめの小説
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
日本が危機に?第二次日露戦争
杏
歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。
なろう、カクヨムでも連載しています。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
電子の帝国
Flight_kj
歴史・時代
少しだけ電子技術が早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか
明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早くレーダーやコンピューターなどの電子機器が登場することにより、戦場の様相は大きく変わってゆく。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる